しわに悩む人。

健康・アンチエイジング

最終更新日: 2017.09.19

顔のシワを防ぐ5つの方法。高い化粧品を使うだけが能じゃない。

ページに広告が含まれる場合があります。

 

老化のせいでできてしまう顔のシワ。このシワをできるだけ自然な方法で予防する方法をお伝えします。

年をとってくると、誰でもシワができます。なんとかしてこれを取りたい、伸ばしたい、なくす方法を知りたい、と願っている人はたくさんいます。

多くの人は、シワ取りクリームなど、高い化粧品に手をのばすでしょう。エステサロンでフェイシャルマッサージを受けたり、整形という手段をとる人もいるかもしれません。

ですが、このようにお金を使う解決法に頼るまえに、やれることがたくさんあるのです。

まず、なぜシワができてしまうのかごく簡単に説明しますね。



シワができる理由

私たちの肌は、外側から表皮、真皮、皮下組織というレイヤーになっています。一般に「お顔のシワ」と言うとき、それは真皮にできます。

真皮はコラーゲン(線維状の硬タンパク質)とそのほかのタンパク質でできています。

お肌のはりや弾力性はコラーゲンのおかげです。

残念ながら年をとってくると、体はもうあんまりコラーゲンを作らなくなってしまうのです。そのため、肌のはりがなくなって、重力のせいで、下にたれさがり、しわができてしまいます。

誰でもこの現象は起きますが、加齢以外でも、以下の要因がシワを悪化させます。

●日焼け
●喫煙
●乾燥
●栄養不足、栄養のアンバランス
●表情(笑ったり、むくれたり)
●寝相(横向きになって、枕にほっぺたを押し付けるとしわができます)

このような理由から、シワができるのですから、原因となる行動をしなければいいわけです。年をとることは避けられませんが、他のことは生活習慣の改善である程度解決できます。

では、シワを作らないライフスタイルを紹介します。どれもシンプルなことです。

1.喫煙しない

喫煙が健康に及ぼす悪影響は多数ありますので、当然、美肌を損ないます。まず心身の健康があり、次に美容が来ます。

不健康なのに、美しくは見えません。

たばこのニコチンが表皮の血管を収縮するため、お肌にじゅうぶん酸素や栄養が行き渡りません。大事なビタミンが肌に到達しないので、肌がいきいきしないのです。

たばこに含まれている、ほかの毒性のある薬物が、コラーゲンやエラスチンをこわします。

エラスチンはコラーゲン同士を結びつけているタンパク質です。いくらコラーゲンがあっても、エラスチンがないと結合しないので、お肌はきれいになりません(実際はコラーゲンがたっぷりあれば、エラスチンもそれに応じて豊富にあります)。

エラスチンのスペルはelastinですが、これは elastic protein (エラスティックプロテイン)という言葉からできたのだと思います。文字通り、弾力性のあるプロテインです。

その名のとおり、エラスチンはお肌の伸縮性の鍵を握っているので、たばこでだめにしてしまえば、当然、お肌がたるんでしまいます。

さらに、たばこを吸うとき口をすぼめるので、口のまわりに独特のしわができます。また、いつも顔のそばに、火があるわけですから、この熱によって、肌が痛みます。

たばこのせいでシワができるのは顔だけではありません。上腕の内側にできるシワも喫煙によるものです。

きれいな女優さんの中にも喫煙者はいます。小泉今日子、黒木瞳、桃井かおりなど。みなさん、おきれいな方で、化粧品のCMに出たりしていますが、真似しないほうがいいです。

「顔はきれいだけど、肺はどうなんだろう?」と想像してください。

顔は化粧品でカバーできても、肺はどうしようもありません。

2.水を飲む

肌が乾燥するとしわができるのは、ドライフルーツがしわくちゃなことからもわかります。そこで水分補給を心がけてください。

もちろん、水を飲んだからといっていきなりシワが消えたりしません。

しかし適度に水を飲んで、健康を心がけることは、長期的にみて、シワの予防に威力を発揮します。

水の効用はこちら⇒こんなに水はからだにいい~今すぐ水を飲むべき7つの理由~ミニマリストへの道(32)

水をたくさん飲む工夫はこちらに書いています⇒水を飲む習慣をつける5つの方法。こうすればたくさん水が飲める。

年をとってくるとすべての機能が衰えるため、若いときのように、体の中に水分をキープすることができなくなります。

まめに水を飲んだほうがいいです。

ふだんコーヒーや清涼飲料水を飲む量が多かったら、少しずつ水に切り替えてください。





3.肌にいいもの(植物性のもの、抗酸化物質やオメガ3脂肪酸が豊富な食品)をたくさん食べる

プラントベースダイエット(plant base diet)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

植物をたくさん食べる食事法です。植物とは、野菜や果物、種(たね)など。野菜や果物には、ビタミンやミネラルが豊富なので、美しいお肌を作ります。

逆に、動物性食品や加工食品の食べ過ぎは、お肌によくありません。

コラーゲンの生成にはビタミンCが必要というのは有名な話です。

ビタミンCが豊富な食べ物は

●柑橘類(みかん、オレンジ、グループフルーツ、ゆず、レモンなど)
●ピーマン(特に赤や黄色いピーマン)
●キウイ
●イチゴ
●芽キャベツ
●パセリ
●柿

ビタミンCと聞くと、レモンやオレンジを思い浮かべる人が多いと思いますが、ピーマンはとてもビタミンが豊富です。

ビタミンCは熱に弱いので、生食してください。

日本ではあまりピーマンを生で食べないと思いますが、食べやすい大きさに切って、そのままポリポリ食べてください。

オーガニックストアのピーマンはえらく値段が高いのですが、私は赤、オレンジ、黄色いピーマンを常備して、自分よりも娘に食べさせています。

ビタミンCについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ⇒柿の葉茶はここがすごい、ビタミンC効果で美容と健康の救世主

抗酸化物質が豊富な食品も意識して食べてください。肌の老化を防ぎます。たとえばこんな食品です。

●さつまいも
●にんじん
●トマト
●緑色の葉物野菜(ほうれん草やケールなど)
●ナッツ(アーモンドやくるみ)
●ブロッコリ
●かぼちゃ
●グレープフルーツ
●豆類
●ブルーベリー

まあ、野菜や果物はみんなよいので、意識して摂取してください。毎日コンビニスイーツを食べているなら、3度に1度は果物やナッツにするとよいでしょう。砂糖は美肌の大敵です。

その理由⇒砂糖がお肌にとても悪い理由。アンチエイジングしたいなら抗糖化ケアもすべし

こちらでもお肌によい食べ物を紹介しています⇒美肌を保ちたいあなたへ。アンチエイジングにとても効果のある食べ物4つ

アンチエイジングを心がけることがそのままシワ対策になります⇒きれいな肌を保ちたいなら。続・アンチエイジング効果のある食品、4つ

ほかに肌にいいのは、オメガ3脂肪酸が豊富な鮭やマグロ、かぼちゃの種、くるみです。オメガ3はしわやたるみを予防します。

4.肌に悪い物質の入っていない保湿剤をぬる(または肌断食)

乾燥を防ぐために、保湿剤を顔に塗布します。個人的な意見ですが、高い化粧品とはいえ、さまざまな化学物質が入っているので、自然なものを塗っておいたほうがいいと思います。

たとえば上質のココナッツオイルやオリーブオイル、ヘンプオイルなど。

または、化粧品を使うのをやめるという方法もあります。

私は、保湿剤はまったく塗っていません。

化粧品を全部やめたら乾燥しなくなったのです。これは本当です。

私がカナダに来たのは37歳になる直前。

3月半ばで、まだ雪が残っていました。日本よりずいぶん空気が乾燥しており、寒風吹きすさぶ中を歩いていたら、すっかり肌が乾燥しほっぺたが痛くなりました。

湿度の高い日本ではオルビスの安いローションと乳液だけですませており、それで大丈夫でした。

痛さに耐えきれなくなった私は、ドラッグストアで適当にローションを買い、しのぐ日々。

そのうち、だんだん肌が慣れてきて、痛みはなくなったもの、冬になるとかなり乾燥するため、いつも保湿剤に頼っていました。

私が行き着いたのはアビーノ(Aveeno)とういオートミールの入っている製品です。香料なしで(香料入りもありますが)、刺激が少なくお気に入りでした。

乾燥がひどいときは、アビーノのハンドクリームを顔にぬったのものです。また通年でアビーノのハンドローションを使っていました。

ところが、化粧品を全廃したら、もう乾燥しなくなったので、アビーノも不用になったのです。

現在は日焼け止めだけ使っています⇒肌断食中のミニマリストの私が使っているたった1つの化粧品

これまで何十年も化粧品を使っていた人が、その使用をやめるのは勇気がいると思います。ですが、私の経験では何もぬらないほうが乾燥しません。

5.過度の日焼けを防ぐ(肌によい日焼け止めを使う)

日焼けしすぎると肌が痛むので、これを防止します。日焼け防止とくれば、日焼け止めクリームです。

化粧品を全廃した私ですがサンスクリーンだけはたまにぬっています(毎日ではありません)。

ですが、日焼け止めをぬったほうがいいかどうかは、難しいところです。なぜなら、市販の日焼け止めのほとんどは、体によくない毒性のある成分が入っているからです。

紫外線吸収剤に含まれているオキシベンゾンは、ホルモンのアンバランスやアレルギーをおこします。

紫外線散乱剤に使われている酸化チタンも、刺激は少ないものの、発がんの可能性があると言われています。

日焼けしないために配合されているケミカルな成分は、みんな体にとっては異物ですから、何らかの悪影響があるのは当然といえば当然です。

こうした薬剤は年々、とても細かい粒子になっているので、肌から浸透し、血管に入ると考えられています。

とはいえ、紫外線にあたりすぎると肌にダメージがあるので、夏場、長時間外にいるときは、オーガニックの店で買った、比較的ヘルシーだと思われるサンスクリーンをぬっています(4番でリンクした記事で紹介しているロートの製品は使い切りました)。カナダの日差しはとても強烈です。

どちらかというと、帽子やシャツなどで日焼け防止を心がけています。

わたしはシワはあまり気にしていませんが、あまりにシミが多いのでこれ以上増やしたくないのです。

=====
本日は書きませんでしたが、睡眠も大切なのでしっかり寝てください。夜しっかり寝て、成長ホルモンを出し、肌の細胞を修復することで、シワを緩和したり予防することができます。

シワを予防する基本は、健康的な生活をすることです。





空と海捨てる生活が夢を叶える。ミニマリストに学ぶ手放す技術(TED)前のページ

やればできる。断捨離後のスッキリ片付いた部屋を維持する3つの鉄則。次のページ捨てる女。

ピックアップ記事

  1. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  2. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  3. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  4. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  5. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

関連記事

  1. 老眼鏡

    健康・アンチエイジング

    老眼鏡がないとモノが見えない、そんな時私は1番年を感じます

    私はどんなときに年を感じるか? 今日はそんなお話です。私は昭和…

  2. 雑巾がけ

    健康・アンチエイジング

    室内の空気をきれいにする3つの方法。心身の健康に役立ちます。

    家の中の汚れた空気のせいで、アレルギーになったり、体調が悪くなります。…

  3. 砂糖

    健康・アンチエイジング

    白砂糖はこんなに体に悪い~私が砂糖をやめた理由とは?

    私は去年(2014年)のクリスマスに白砂糖の摂取をほぼやめました。とは…

  4. クッキー作り

    健康・アンチエイジング

    砂糖が入っているのは「甘いもの」だけではない。加工食品の砂糖を見逃すな。

    外掘りを埋めるように、ゆるやかに行う砂糖断ちのアイデアを紹介しています…

  5. プラスチックボトル

    健康・アンチエイジング

    環境ホルモンに気をつけよう。BPAが健康に及ぼす影響とは?

    環境ホルモン(内分泌かく乱物質)について書いています。今回は環境ホルモ…

  6. スマホ

    健康・アンチエイジング

    座りっぱなしが健康によくないなら、寝ながらスマホをするのはいいの?←質問の回答

    座りっぱなしは体に悪いそうですが、寝ながらスマホをするのは大丈夫ですか…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,822人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. のんびりしている女性
  2. 考え事をしている女性
  3. 思い出品を捨てられない女性
  4. 顔にクリームを塗る女性
  5. 収納しすぎてかえって片付かなくて困っている女性
  6. 自分を許す女性
  7. Tシャツにジーンズ姿の女性。
  8. 買い物日記をつけている人
  9. 贈り物をいっぱいもらって困っている女性
  10. 服を買っている女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 考えごとをしている女性
  2. 野菜を切っている人
  3. ゲームをしている子供
  4. 大丈夫
  5. 断っている人
  6. ごみ袋を持っている女性
  7. 舗道に立っている足
  8. サザエさんうちあけ話
  9. スマホを見ている人
  10. 鏡を見る若い女性

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP