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いつ行っても、家の中がきれいな人の3つの共通点をお伝えします。たとえ現在、汚部屋でも、このような掃除上手な人の真似をしているうちに、綺麗部屋の住人になれます。
1.コンスタントに掃除すれば汚れないことを知っている
家がきれいな人は、すみからすみまで掃除をしている人ではありません。ズバリ、汚れをためない人です。家事上手な人たちは、汚れはたまる前に取ってしまえば、あとで大変な目に遭わないことをよくわかっています。
つまり、家がきれいな人は、毎日小さな家事をコンスタントにやっているのです。
たとえば
●朝起きたら、ベッドメーキングする(ふとんをちゃんとしまう)。
●何かを出して使ったらすぐにしまう。
●料理をしながら、鍋や調理器具を片付けている。
●料理をしたら、ざっとコンロをふいておく。
●食事をしたら、必ず食器を洗い、しまうところまでやる。
●食料品を買ってきたら、すぐに所定の位置にしまう。
●洗濯物を取り入れたら、すぐにたたんでしまう。
●その日のうちに、家計簿をつける。
●郵便が届いたら、中身を見て、すぐにやるべきアクションを起こす。
「婦人之友社」の友の会では、すぐに後片付けすることを、一仕事一片付け(ひとしごとひとかたづけ)と呼んでいます。
これは、断捨離ルールの「One In One Out (ワンインワンアウト 1つ入れたら、1つ出す)と同じ考え方です。
掃除をする、もっとも基本的な目的は、元のきれいな状態に戻すこと。だから、1つ状態を変えたら、即座にその1つを元通りにすればいいのです。
できるだけ早く、後始末をする。これをコンスタントに続ければ、散らからないし、汚れもたまりません。
たとえ、すぐに片付けられなくても、その日の夜のうちに、片付ければ大丈夫。これさえできれば、どんな人も家をきれいに保てます。
「それができないから苦労しているのよ」。
そんな人のために、私が思う、すぐに片付けられない典型的な理由と、その対処法を書いておきます。
●現在あまりに汚部屋なので物理的に片付けられない⇒とりあえず汚部屋を少しずつクリアしながら、新たに出したものは、その都度片付ける。
汚部屋を1日でクリアする方法⇒ものすごく散らかった部屋を1日で片付ける方法(汚部屋改善)
●「めんどくさいから後にしよう」と先延ばしする⇒先延ばしするクセを改める。
なんでも先延ばしするのは、単なる生活習慣。必ず改善できます。こちらを参考にしてください⇒今すぐやる人になる6つの方法。先延ばしグセを手放して今度こそ汚部屋を脱出
●すぐに別のことに目移りしてしまう⇒シングルタスクに徹する。
1つの仕事を完了する前に、別のことが気になって、そっちをやり始め、また、別のことが気になりだし、そっちをやろうとして、結局3つの仕事とも、中途半端になってしまう。
こういう人は、シングルタスクに徹してください。
マルチタスキングはかえって効率がよくありません。
その理由⇒マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう
時々、「私はいろいろなことを同時進行するほうが、仕事がはかどる」という人もいます。
まあ、中にはそういう人もいるのかもしれません。ですが、もし部屋がぐしゃぐしゃで、掃除に苦労しているのなら、あなたは、多くの人と同じく、シングルタスクで恩恵を受けられる人です。
2.100%掃除しなくてもいいことを知っている
家事上手な人は、1年365日、完璧に掃除をすることなど不可能だし、そんなことをする必要はない、ということを知っている人たちです。
現代の主婦は忙しいです。朝から晩まで掃除をするなんて無理。仮に持てるすべての時間とエネルギーを掃除に注ぎこんだとしても、粛々とつもり続けるほこりとの戦いに勝つことはできません。
部屋をきれいに保てる人は、ポイントを絞って掃除をしています。
パレートの法則を応用すれば、家の中で特に散らかっている2割の場所を片付ければ、8割方、きれいに見えるものです。
パレートの法則について⇒80対20の法則を利用してミニマリスト的な生活をする方法
たとえば、キッチンなら、シンクの中、ダイニングテーブルの上、カウンターの上をきれいにしておけば、スッキリ見えます。
寝室なら、ベッドの上。リビングルームなら、テーブルとソファの上です。
All Aboutのシンプルライフのガイドである金子由紀子さんも、同様のことを「シンプルライフ的最低限家事のススメ」で書いています。
こちらの記事で紹介しています⇒断捨離に非協力的な夫にはこう対処した~ミニマリストへの道(33) 家の中の5箇所だけ物がなければ快適に暮らせる、とのこと。
フライレディが提唱している、ホットスポット(特に物がぐしゃぐしゃになりやすい場所)の片付けも、考え方は同じです。
ホットスポットについて⇒汚家脱出計画。31日でものにする小さな片付け習慣(2)
家がなかなか片付かない、きれいにならない、と嘆いている人は、力の入れどころを間違えているのかも。
特に鍵になる場所でもないのに、ばかに丁寧に掃除を始め、時間切れになり、家全体としてみると、全く片付いていない、なんてこと、ありませんか?
翌日は、前日の「ばか丁寧掃除」のためにすっかり疲れて、何もできず、家はますます散らかっていきます。
もし、「ちゃんと掃除しているのに、片付かない…」と悩んでいるのなら、「木を見て森を見ず」状態になっていないか、振り返ってみてください。
☆関連記事:部屋をきれいに見せる方法⇒意外と知らない部屋をスッキリ見せる7つのコツ
3.物があればあるほど掃除が大変になることを知っている
一般に家の中に物があればあるほど、掃除の手間が増えます。部屋をきれいに保っている人は、この事実を身をもって知っています。
リビングルームに置物をたくさん並べれば並べるほど、掃除する置物の量が増えます。
落ちるほこりの量は同じですが、棚の上をさっとはたきでなでるのと、置き物1つ1つにはたきをかけるのと、どちらが大変かといったら、置物がたくさんある方です。
居間の置物は、ほこりをためるだけですが、台所のカウンターの上の調味料には、ホコリと油がつきます。
部屋の中に、家具や小物があればあるほど、掃除をするとき、移動させなければなりません。
今、ルンバのような便利な自動掃除機がありますが、掃除機を使う前に、床の上にある障害物を撤去しなければならないのです。
もし、毎回掃除に苦労している部屋や場所があったら、物が多すぎるのかもしれません。
私自身、物を減らして、小さな部屋に引っ越したら、劇的に掃除が楽になりました⇒小さな暮しを満喫中~生活をダウンサイジングしてやらなくてもよくなった7つのこと
今の家は、たいして掃除する場所はないので、自動掃除機を導入すると、かえって手間がかかるレベルです。
物の量と、掃除の手間は強い相関関係があります。物が減れば、掃除の負担も減ります。
髪の毛を切るとシャンプーが楽になるのと同じ理屈です。これは、髪を切ってみるまで、実感できません。掃除に苦労している人は、ぜひ「持たない暮らし」を選択肢に入れてください。
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この3つを心がければ、どんなに家事が苦手でも、きれいな部屋で寝起きできます。
ズボラ主婦の私でもできていますので、安心してお試しください。