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実家の片付け

高齢の母親に無駄な買い物をやめさせる3つの方法

73歳のお母さんが、いらない物を買いすぎて困る、というメールを読者のよりいただきました。買い物やめさせるヒントを3つ書きます。



買い物でストレスを発散する母

きょうこさんより。

筆子さん、はじめまして。

現在、東北に住む73歳の母がいるので、「実録・親の家を片付ける」はいつもうなずきながら読んでおります。

内縁の夫が急死し、(本人いわく)狭いマンションに引っ越したのですが、80平方メートルもあるんです。一人暮らしなのに。

遺品はどんどん捨て、本人のものも引っ越しを機に捨てたそうなんですが、私の目からすればかなりまだ物を持っております。食器棚は3つ、洋服ダンスは5つもあるんです。

しかも、「これ、一度も着なかったけど高かったのよ~20万したんだから」とカシミアの重たいコートを押し付けられたり、買ったばかりのブランドバッグを私によこしたりします。

子育て中の自分には、重たいエレガントなコートも、大きな石の指輪も、飾り大皿も必要がないのですが…

それでいて、お金がない、ないと電話でぼやきます。

もともと買い物でストレスを発散する傾向がありましたが、東日本大震災後はそれに拍車がかかったようです。心の空洞をもので埋めているのでしょうね。

かといって、70過ぎの人にいまさら買い物以外の生きがいを見つけなさいというわけにもいかないので、たまの帰省ではありがたくもらって、こっそり処分しております。

筆子さんは、めったに名古屋に帰省しないとのことですが、筆子さんが見ていない中、お母さまが物を増やす可能性はありますか?

また、コミュニケーションはどのようにとられているのでしょうか?

物の多さが豊かさの指標でない、と自分は思うのですが、意識の転換は自らの意思でないと難しいですね。

長文失礼しました。

きょうこさん、メールありがとうございます。

特に相談を受けたわけではありませんが、メールを拝見していろいろ思うところがありました。お母さんに買い物をやめてもらう方法を3つ提案します。

1.お母さんにお金の使い方を変えてもらう。
2.お母さんのむなしさをを解消してあげる。
3.お母さんに生活を変えるきっかけを与える。

以上です。

方法を説明する前に、私と母についての質問にお答えします。

私の母は、単に不用品を捨てない人である

私の母はきょうこさんのお母さんのように、毛皮のコートやブランド物のバッグを買ったりはしません。

しかし、いったん買ったり、もらったりして家に入った物が、もう不用になってもなかなか捨てないのです。

私がたまに里帰りすると、何か新しい物が増えているわけではないです。「まだこんな物、持っとるの?」と言いたくなるような古い物がいつまでもあります。

母はテレビショッピングが好きなので、雑貨などをチマチマと買うこともありますが、散財はしません。昔に比べれば、物は減っていっているような気がします。

2年前に、2人でかなり捨てましたからね。

その様子は、実録・親の家を片付けるシリーズでお読みいただけます⇒「実録・親の家を片付ける」のまとめ

3月に私が出した本を母に送ったところ、「これを読んでまた少し捨てたよ」とメールに書いてきました。

私が出した本の紹介⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」3月5日より予約開始

実家は母の家なので、基本好きにやってもらえばいいと思ってますから、特に何も言ってません。

ふだん母とはメールでやりとりしています。実家にはインターネットの環境がありませんが、母は携帯電話(ガラ携)でメールを打つことはできます。

それでは、先に書いた3つの改善方法について詳しく書きます。





1.お母さんにお金の使い方を変えてもらう。

きょう子さんのお母さんはお金に恵まれています。そのお金を物ではなく、体験に使うように促してはどうでしょうか?たとえば、旅行に行くとか。

また、お金を自分のためではなく、人のためや、チャリティに使ってもらいましょう。

結局、自分のためにいくらお金を使っても、人は幸せにはなれないようです。詳しくはこちらの記事をごらんください⇒幸せになるための、賢いお金の使い方(TED)

実際、お母さんは、自分のために使っても、生活は特に楽しくなっていないようです。

お母さんのお住まいは確かに広いです。80平方メートルは、畳にするとだいたい50畳ぐらい。

1人暮らしには充分すぎるスペースです。73歳でそんな暮しができるのは恵まれていますよね。年を取ってからお金がないと、みじめである、とはよく言われることです。

ですが、お母さんは、せっかくの経済力を自分を不幸にするほうに使っているようです。

広いスペースをタンスや食器棚で埋めてしまっています。娘に買ったものをプレゼントしても、実際のところ喜んでもらえていません。

今はまだ73歳なので、物がいっぱいあっても、普通に暮らせているかもしれません。しかし80歳すぎると、物がありすぎると、今度は危険になります。

早めに手を打ったほうがいいでしょう。

2.お母さんのむなしさを解消してあげる。

お母さんは、心の空白を埋めるために、買い物をしているのかもしれない、とメールに書かれています。それならば、その空白を埋めてあげてください。

なぜ、お母さんがそんなに買い物をしてしまうのか?理由を追求して、元になっている原因をクリアしてみてはどうでしょうか?

以前、私が買い物していた理由を記事にしています⇒何があなたを買い物に走らせるのか?私の買い物が止まらなかった5つの理由

私の場合
1.ひまで退屈だった
2.無力感の解消のため
3.ピア・プレッシャー
4.自分の生活に満足していなかった
5.クレジットカードの使用

こんな理由から無駄遣いをしていました。

お母さんの場合、ひまで退屈なのと、1人でさびしい、という理由があるのではないでしょうか?

さらに、セルフエスティーム(self esteem)が低い人も、買い物に走る傾向があります。セルフエスティームとは自己肯定感です。

「自分が好きだ」「私はこれで大丈夫」というような感情です。

自分に自信がない人は、なりたい自分になるために、野望ガラクタを買い込むし、洋服や物で自分をランクアップさせようとします。

野望ガラクタについて⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法

もし、お母さんにこんな傾向があるなら、メールや電話をまめにして、様子を気遣ってあげたり、実家に行ったときに、2人で何かを一緒にやってみたりするといいのではないでしょうか?子育て中で忙しいかもしれませんが。

あと、時々頼みごとをするといいと思います。私の母は、私のために何かするのがうれしいようで、足りないものなどをリクエストすると、いそいそと送ってくれます。

3.お母さんに生活を変えるきっかけを与える。

きょうこさんは、「70過ぎの人にいまさら買い物以外の生きがいを見つけなさいというわけにもいかない」と書いていますが、それは違います。

人間、いくつになっても変わることができます。

ただし、自分が変わりたい、と思わなければなりません。ですが、ほんのちょっとしたことがきっかけで、人はやる気になるものです。

お母さんは、電話で、「お金がない」とこぼしているのですよね?今度、お母さんが愚痴をこぼしたら、きょうこさんが考えていることを、率直に話してみては?

捨てるつもりで、物をもらい続けても何も解決しません。お母さんに、「物にお金を使わなくても、楽しく暮らせる方法がある」と教えてあげてください。

お母さんが、何かくれようとしたときに、
●もらっても迷惑であること
●無駄な買い物はやめたほうがいいこと
●物が多ければ豊かな生活になるわけではないこと

この3つについてざっくばらんに話してみてはどうでしょうか?正直に、率直に話せば、お母さんもわかってくれると思います。

お母さんは、「お金がない」と言っているのですから、「よけいな物を買わなければお金が残るよ」と教えてあげればいいのです。

当たり前のことですが、買い物が習慣になっている人は、意外とこの事実に気づいていません。

理屈としては知っているかもしれませんが、腑に落ちていないのです。

まあ、最初は、まったく受け付けないかもしれません。

ですが、同じことを別の角度から繰り返し話し、きょうこさんが、物のない暮しを楽しんでいる様子を見せれば、「そういう生き方もあるのか」と新しい考え方になじんでいきます。

今のお母さんは、シンプルライフの良さとか、そういう暮らし方があるなんて、全く知らないだけなのです。

人は環境に影響を受けます。時には、きょうこさんの家に呼んで、「物のない暮し」のいいところを体験してもらうと、お母さんの脳に新しい回路ができます。お孫さんの世話をしてもらえば、自己肯定感もアップします。

お母さんに新しい考え方を導入する方法は、こちらを参考にしてください⇒物をためこむ母親にスッキリ断捨離してもらう方法。実録・親の家を片付ける番外編

ポイントは上から目線で言わないこと、サラリと言うこと、しつこく言わないこと、しかし、時間をあけて、何度も説得を試みることです。

そして、「無駄な買い物をやめるメリット」をお母さんに教えてあげてください。人は、自分にメリットがあると思うことなら、実践します。
~~~~~~~
もし、お母さんがインターネットをやる人ならば、ぜひ、私のブログをご紹介ください。手前みそではありますが、このブログには、シンプルライフのよさをいろいろな角度から書いています。毎日読んでいるうちに、絶対意識が変わります。

こんな記事を書いてしまったから、無理でしょうか?





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