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初心者が31日かけて身に付ける片付け習慣を紹介しています。アメリカのフライレディの提案です。
フライレディは人々に家事や片付けのアドバイスをするサイト、flylady.net (フライレディネット)の運営者の名前(ニックネーム)です。
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この記事で紹介しているのは、始めたばかりの人むけの小さな習慣付けのアイデアです。
4回めの今回は12日目からです。
12日目:受信箱に入っているフライレディからのメールをすべて削除する
朝のルーティン
●朝起きたらすぐに足元まで身支度をする。髪を整え、化粧をする人はする
●台所と、浴室に貼った付せん(自分で書いたリマインダー)を見る
●フライレディから届いたメールを読む
●ネガティブな感情がわいてきたら、ポジティブなものに変える
●ホットスポットを2分片付け
●5分断捨離(five-minute room rescue フィアヴ ミニット ルーム レスキュー)☆タイマー使用
●15分断捨離
寝る前のルーティン
●台所の流しをきれいにする
●翌日着る服をレイアウトする
●ホットスポットを2分片付け
●付せんに、コントロールジャーナルを見るようにリマインダーを書き、台所と浴室に貼る
「ネガティブな感情をポジティブなものに変える」というのは、否定的なことを考えている自分に気づき、それを肯定的なものに言い換えることです。
たとえば、朝起きて、相変わらず部屋がぐしゃぐしゃなので「ああ、やっぱり私は片付けられない女なんだ、だめ主婦だ」と感じたとします。これを前向きな言葉に変えるのです。
「今はくしゃくしゃだけど、これから15分断捨離するからきれいになる。私だってちゃんと片付けられるよ」というように。
ホットスポットは特にくしゃくしゃになりやすい場所。
コントロールジャーナルは自分のルーティンなどを書き留めておくノート(ルーズリーフ)です。
詳しくは前の記事を読んでください。
初回⇒家は1日では片付かない。汚家をきれいにする31の小さな習慣(1)
2回め⇒汚家脱出計画。31日でものにする小さな片付け習慣(2)
3回め⇒今度こそ汚家と決別。31日かけて身につける小さな片付け習慣(3)
原文はこちら⇒31 Beginner BabySteps | FlyLady.net
12日間、片付け習慣が続いたので、まずは自分をほめます。
この習慣を身につけるコツは、たくさんやりすぎたり、早く進み過ぎたりしないことです。小さな歩み(ベイビーステップ)を一歩一歩積み重ねます。
この日は、メールの受信箱にたまっているフライレディからのメールをすべて削除します。
どうせまた明日から届きます。
フライレディは、メールをフィルタリングしたりラベルをつけて整理するようにすすめています。
私の場合、フライレディのメールはざっと見たらすぐに削除しました。もともと受信箱はからっぽにしておくのが好きなのです。
特にフライレディのメールは、新聞のように日々届きますし、同じ習慣を何度も身につける仕組みになっているので、即捨てで問題ありません。
13日目:フライレディのミッションから任意のものを1つやる
朝、夜とも12日目と同じですが、コントロールジャーナルを見て何をやるべきかチェックします。
この日はフライレディが毎日メールに書いて送ってくるミッションのうち好きなものをやります。
ミッションはローンチパッドで確認できます。
⇒FlyLady.net: Launch Pad
Missions (ミッションズ)というところをクリックすると、その週の掃除メニューがすべて書かれています。
2015年の10月25日~31日は第5ゾーン(Zone 5 ゾーンファイブ)です。第5ゾーンはリビングルーム。
フライレディでは家の中をいくつかのゾーンにわけて、毎週ローテーションして掃除をします。
今週のターゲットゾーンはリビングルームなので、月曜から金曜までリビングルームばかり掃除します。1回の所要時間は基本的に15分です。
月曜日:15分で27個捨てましょブギをする
タイマーを15分にセットして、27個断捨離します。詳しいやり方はこちらに書いています⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
「27個捨てましょブギ」はいろいろなバリエーションがありますが、この日は27個、捨てるもの(寄付したり売るものではなく)を袋に集め、捨てます。
火曜日:電灯のそうじ
水曜日:リビングルームにあるべきでないものを見つけてしかるべき場所に戻します
木曜日:ホットスポットの断捨離
居間で特に散らかっているところを片付けます。この日は15分のセッションを2回やってもいいとあります。
アメリカはもうすぐサンクスギビングデー(感謝祭、11月の第4木曜日)。今ぐらいからホリデーシーズンに向けて、心づもりする主婦が多いです。
ゆううつになる人、イベントのプランニングをする人などいろいろです。そこでこの時期は、特にリビングルームをきれいにしておくといいのです。
ちなみに、カナダのサンクスギビングデーは10月の第2月曜日です。
金曜日:掃除機をかける
動かせる家具は動かしてできるだけ丁寧にかけます。月曜から木曜日にかけて、ガラクタを排除しているので、最後の掃除機がけが楽に効果的にできる仕組みです。
このように週ごとに違う場所を掃除するのがライレディのやり方。こうするとわざわざ大掃除(アメリカの場合、春にやるので、スプリング・クリーニングと呼ばれます)をする必要はなくなるのです。
13日目は上に書いたミッションのうち、好きなことをやります。それぞれのゾーンについてはまた出てきたときに説明します。
14日目:カレンダーの使い方を読む
朝と夜のルーティンは13日目と同じ。ミッションはしなくていいです。
この日は、フライレディがカレンダーの使い方について書いているエッセイを読みます。
フライレディによれば、片付けができない人は、たいていカレンダーを使いこなしていないそうです。
「カレンダーの使い方(How to use a calendar)」はこちらに書いています⇒上手なカレンダーの使い方。スケジュール管理のコツを押さえて汚家を脱出
☆15日目はこちらから⇒日々の積み重ねが大切。初心者向け31日で身に付く片付け習慣(5)
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フライレディの場合、土日は朝と夜のルーティンだけやって、ゾーンの掃除はしません。土曜日は Family fun day (家族で楽しむ日)ですし、日曜日は Renew your spirit (心をリフレッシュする日)です。
日曜日は自分自身のために時間をとって、散歩したり、好きな本を読んだり、趣味に打ち込んだり、ゆっくりバブルバスに入ったりしてのんびりと心身の充電をする日なのです。
余談ですが、英語には「心、気持ち、感情」を表すのに、4つの単語があります。heart(ハート), mind(マインド), spirit(スピリット), soul(ソウル) です。
このうち mind と spirit は微妙に似ているので、違いがわかりにくいのですが、mind は知性的な心の動き、spirit は精神状態と言えるでしょうか。
マインドは頭にあるけど、スピリットは心にある感じです。
スピリットは、キリスト教の文脈で使えば「魂」です。語源はラテン語の spiritus (呼吸、貴重なもの)。日曜日は、ゆっくり自分の好きなことをしてリフレッシュします。そうすれば、また月曜日から生き生きとした毎日を過ごせるのです。