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無駄遣いをしていると、老後のためのお金は貯まらないし、家の中のガラクタはいつまでたっても減りません。
結局、どうでもいいものにお金を使うのも生活習慣の1つ。
今回は、四六時中買い物をしている人から、たまにしか買い物をしない人になるきっかけになりそうな習慣を4つ紹介します。
買い物が止まらなくて悩んでいる人は、できそうなものからやってみてください。
1.セールでは実際に払うお金だけを見る
買い物するつもりはなかったけれど、たまたま別の用事で入ったデパートでタイムセールが始まりました。
値段が下がっているのは、自分が好きなアイテムのバッグ。
こんなときどうしたらいいのでしょうか?
店側は定価とセール価格の差をアピールします。通常9800円のバッグが、今から30分だけ、ポッキリ5000円、などと言うでしょう。
セールに弱い人は、「え?4800円も安いの?」と浮足だってしまいます。
しかし、こんな計算をしてはいけません。あなたが見るべき値段は、今の売値の5000円だけ。
セールで買ってもいいですが、元の値段からセール価格をひく計算は絶対しないでください。チェックするのは売値だけです。
売値を確認したら、こんなふうに考えてください。
「その値段は、今の自分がバッグに払ってもいい価格なのか?」
予算外なら、買ってはいけません。もし予算内なら、次の質問に行ってください。すなわち、
「そのバッグは本当に必要なのか?」
イエスなら、買うしかないでしょう。だって必要なのですから。しかし、そこまで必要でもないなら、買うのをやめてください。
多くの人は、セール商品を見ると、「そういえば、前からバッグがほしかったんだ」と言い訳して買います。でも、こんな理由で買ってはいけないのです。
いくらセールでも、買えばお金が出ていきます。それが本当に必要なものであるか、売値が自分の予算内におさまるかチェックしてください。
ふだん予算をたてていないと、買ってもいい値段なのかどうかもわかりません。月々、自分が使ってもいいお小遣いを予算に計上しておくことをおすすめします。
基本的な予算の立て方⇒経済観念のない人がお金を貯められる人になる8つのステップ
繰り返します。いくら値引きされていても、買えばお金が出ていき、よけいな物が1つ家にはいるという事実を忘れるべきではないのです。
2.1つの店だけ、利用するのをやめてみる
100均、コンビニ、ユニクロ、無印良品、ヤマダ電機、しまむら、amazon、楽天。自分がふだん利用している店の中から、1つだけターゲットを決めて利用するのをやめてください。
できれば、自分が頻繁に行く店がいいです。
一生行くな、とは言いません。1ヶ月だけでいいです。やめるのは1つだけなのですから、1ヶ月行かなくても、ちゃんと生活できます。
ネット通販が多い人は、amazonあたりをやめるといいでしょう。オンラインショッピングは、空き箱もたまるので、ミニマリスト的にはあまり利用したくないショッピング方法です。
確かに、オンラインで買うと、外に出なくていいので、すごく便利です。それは私もよくわかります。
私も以前はちょくちょくamazonを利用していました。
ですが、この「便利さ」がくせものなのです。
買い物のハードルが下がれば下がるほど、買う量が増えてしまいます。できるだけ、「便利な店」をターゲットにして、行くのをやめるといいでしょう。
その店を利用しなければ利用しないで、なんとかなっていくものです。
なぜ1つだけ行くのをやめるのか?
できれば全面的に買物をスケールダウンするのがおすすめです。こんなふうに⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
けれども、買物大好き人間が、いきなり買物をやめてしまうと、リバウンドしてかえってうまくいかないでしょう。
習慣を変えるときは、小さなことから始めたほうが成功しやすいのです。
全面的に買い物をやめなくてもいいので、自分がしょっちゅう利用する店を1つだけ選んで、そこへお金を落とすのをやめてください。
うまくいったら、翌月は別の店も行かない店の仲間に入れます。こうして、少しずつ、買物の頻度をさげていきます。
うまくいかなくても、ちょっと制限することで、ふだんは気づいていなかったことに気づくことができます。
「ああ、私、単に習慣で買っていたんだ」ということに。
3.毎日所持品リストを書く
「自分には足りないものがある」と思っていると余計な物を買ってしまいます。
しかし、実のところ、家の中にはすでにたくさんの物があるのに、それがわかっていないだけなのです。
きょうから、家の中にあるものをすべてノートに書きだすようにしてください。
とは言え、たぶん家の中に1万個ぐらいの物があるでしょうから、全部書き出すのは大変です。
自分が特にたくさん持っているものから、1日15分だけ時間をあてて、書いていってください。
家具(家具だけでもけっこうあります)、家電、洋服、書籍、寝具、ガジェットあたりが書きやすいです。
私も暇なときに書いていますが、まだまだうんざりするほどあります。
所持品を書き上げるのはお金のかからない暇つぶしにもなるし、いらないノートやボールペンを使い切ることにも使えます。
関連⇒三日坊主なあなたに~ノートをきっちり使い切る方法はこれだ
多くの人は、退屈だからなんとなくパソコンに向かって、ネットショッピングしたり、スマホでゲームをして課金したりするのです。
「ああ、なんか暇だ、退屈だ」と思ったら、すかさずノートを取り出し、持ち物をずらずらと書いていってください。
持ち物リストを書いていると、買物の抑止力になるだけでなく、よけいな物を捨てたくなるので、その点でもおすすめです。
衣類をすべて記録すれば、ワードローブを把握することもできるから、コーディネートを考える参考にもなるでしょう。
自分の持ち物の現状がわかれば、ダブって買うこともなくなります。文字を書くことは脳にもいいのですよ⇒健康的な生活が嫌いな人に贈る、楽しみながらボケない脳をつくる7つの方法。
その日の分を書き上げたら、必ず、「自分はこんなに持っている。ありがたいことだ」と感謝してください。
感謝することで、セルフイメージが、「足りない自分」から「こんなにいろいろ持っている自分」に変わります。
4.買い物をやめる方法についてブログで発信
私はあまり買い物をしないし、最近はお金を貯めています。
「その理由は何か?」と考えてみると、さまざまなことが貢献していますが、1つは、今、私がやっているように、定期的に、「衝動買いをしない方法」「買わない挑戦の仕方」「無駄遣いを防ぐ方法」をブログに書いているからです。
あなたも、私と同じように、「どうでもいい買い物をやめる方法」を知恵をしぼって考えて、ブログに書いてください。
すると、常に自分の意識を、「買い物しないにはどうしたらいいのだろうか」という問題に向けておくことができます。
他の人のノウハウを見ても、その通りにするのは難しいのです。なぜなら、それは人ごとだからです。
「私は何があっても買い物グセを直してみせる」と心に誓い、買い物しない方法を考え、実際に自分でやってみて、その結果をどんどん世間に発信してください。
そうすれば、次々と、無駄なショッピングをしない方法を思いつくし、自分でもそのやり方を実践するわけですから、嫌でも、買物しない人になります。
買物好きな人は、「今月の給料で何を買おうかな」、「今、買わなきゃいけないものって何があったかな」「今度、コストコで何を買おうかな」「ユニクロの秋物から、どれを買おうかな」と、脳内で、買うことばかりプランニングしています。
しかし、いったん「買わない暮らしの始め方」について発信を始めると、これまでとは真逆の、「冬のボーナスで衝動買いしない方法」「楽天スーパーセールの買わせるワナ」「一生ものの買い物なんてない理由」「100均ですぐにこわれる物を買わないテクニック」「買わなくてよいもののまとめ」という思考が脳内を占拠し始めます。
そうすれば、もういらない物を買うことはなくなるのです。
ブログを書くのは面倒だ、という人はTwitterでもいいでしょう。「買わない人のbot」とか「365日の買わないライフハック」みたいな名前をつけて、毎日、買わないテクニックを発信してください。
それもできない場合は、家族に無駄遣いしないコツをレクチャーしてもいいでしょう。話し相手がいない場合は、日記につけてもいいです。
単に、「買わない習慣を身につける方法」をインプットしているだけではだめなのです。アウトプットするようになって、初めて買わない人になります。
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先にも書きましたが、新しい習慣は一度に1つ身につけるのがコツです。1つ1ヶ月ぐらいやってみて、抵抗なくできるようになったら、次の習慣に移ってください。
暮れのボーナスが出る頃までには、「買わない人」に変身できていることでしょう。