スマホを持っている手

ミニマルな日常

デジタルなガラクタをためると起きる5つの問題。

デジタルデータをためこみすぎると生じる問題を5つ紹介します。

シンプルライフを目指して、写真や本をどんどんデジタル化する方も多いでしょう。

しかし、不用なものまでデジタル化し、クラウド、パソコン、スマホにためこんでおくのは、部屋にガラクタをためこんでいるのとたいして変わりません。

むしろ、デジタルデータは、際限なく保存できてしまうため、物理的なガラクタより始末が悪い面があります。



デジタルなガラクタとは?

デジタルなガラクタとは、不用なデジタルデータのことです。

代表的なものは

・パソコンやクラウドにためこんでいるだけの写真や動画

・ずっと受信箱に入っている未読メール

・読んだのに、万が一のときのためにとってあるメール

・とっくの昔に用が済んだ古いドキュメント

・無料だからと軽い気持ちでダウンロードした未読のドキュメント

・これまた軽い気持ちでダウンロードした電子書籍やそのサンプル

・意味なくたくさんあるブックマーク

・なぜかたくさんある会員サイトのアカウント

・パソコンで仕事中、なんとなくたくさん開けているタブ

・いつのまにかスマホにたまってしまったほとんど使わないアプリ

・惰性で使っているSNS

・パソコンのデスクトップの上にやたらとあるショートカットのアイコン

・やたらとうるさいスマホの通知音

過去記事も見てください⇒月に1度は、ためこんでいるデジタルなゴミを捨てよう。

要するに、家の中のガラクタと同じで、保存しておく理由など1つもない不用なデータなのに、「もしかしたらあとでいるかも?」という理由から、持ち続けているデータファイルやプログラムがデジタルなガラクタです。

デジタルなガラクタをたくさんためても、部屋の中は散らかりません。しかし、頭の中はとっちらかるので注意が必要です。

では、デジタルなガラクタの問題点を見ていきましょう。





1.デジタル機器の動作が遅くなる

パソコンやスマホにデータを入れすぎると、処理速度が落ちるのは、皆さん、よくご存知でしょう。

不用なデータがたまっていたり、今やってる仕事と全然関係ないアプリやソフトが裏で動いていると、パソコンやスマホの演算速度やら、データのやりとりやらに負荷がかかるので、全体的に動作が重くなります。

これは、服がありすぎると、着るものを選ぶのに時間がかかり、部屋の中にガラクタがありすぎると、手に取りたいものをすぐに見つけられないのと同じです。

「パソコンやスマホは、ちょっとインターネットを見るのに使うだけ、ほかのアプリやソフトはほとんど使わないのよ」。そんな人なら、処理速度が遅くても、気にならないかもしれません。

しかし、仕事に使っていたら、処理速度が遅いと、仕事をする時間が増え、下手すると残業になります。

2.ストレスが増える

パソコンやスマホは、今や私たちの生活に大きく入りこんでいます。

もうすぐ89歳になる私のは、スマホを持っているのに全くインターネットをやらない(使えない)変わり種ですが、インターネットを全く使用しない人は、一部の後期高齢者だけではないでしょうか?(あくまで私のイメージです)。

小学生でも、自分でスマホは持っていなくても、パソコンを授業で使ったりしますよね?

ほとんどの人が、パソコンやスマホを日常的に使っており、デジタル機器の調子が悪い、処理に時間がかかる、つながるはずのワイファイがつながらない、なんて時に、大きなストレスを感じます。

このストレスは、日常生活でパソコンを使っていなかった時代にはなかったストレスです。

私もパソコンの調子が悪い場面によく遭遇しますが、パソコンの不調の場合、いったい何が原因で調子が悪いのか、すぐにわからないので、ますますストレスが増えます。

スマホから頻繁に通知音を受け取っていると、それもストレスになるし、デスクトップやスマホのトップ画面に、アイコンがわーっと並んでいても、視覚的なノイズになります。

探しているファイルや写真にすぐにたどり着けないときも、もちろん、イライラします。

SNSやニュースメディアのタイムラインをえんえんと眺めるのも、脳にとってはあまり心地いい刺激ではありません。

ソーシャルメディアはこころの健康によくないか?(TED)

3.無駄なことをしてしまう

必要な写真やファイルにすぐにアクセスできないと、ストレスも増えますが、仕事や家事の生産性も落ちます。

山のようにある写真を、いちいち見て、タグをつけたり、整理したりするのは大変な作業です。時間がかかるし、目も疲れます。

最初から、本当にいる写真を少数だけ持っていれば、こんな作業をする必要はありません。

かつて、私は、CDロムに入っていた写真をPCに入れたり、入れた写真のサムネイルを印刷したり、複数の写真格納サイトにある写真を、1本化しようとしたりする作業に、無駄にエネルギーを使っていたことがあります。

デジタルなガラクタをためこむ恐ろしさとは?:ミニマリストへの道(61)

相当暇だったんだな、と自分でもあきれますが、この時間、もっとほかの有意義なことに使えばよかったと思っています。

大事な書類が見つからなくて、パソコンの中をあちこち探したことがある人もいるのではないでしょうか?

物理的な物と同様に、データが増えれば増えるほど、それを整理したり、探したりといったことに時間とエネルギーを使うことになります。

そのデータが大事なものなら、管理するのに時間を使ってもいいでしょう。

しかし、いらないものまで管理するのは、私ならやりたくありません。

4.セキュリティリスクがあがる

いろいろな会員サイトに、個人情報を登録していればいるほど、その情報がもれるリスクがあがります。

一昨年だったと思いますが、私の娘は、利用しているいくつかのサイトで、不正にログインされる被害に遭いました。

順番は忘れましたが、まずクレジットカードを勝手に使われ、次に、食事のデリバリーサービス(SkipTheDishes)のアカウントを勝手に使われ、Snapchatのアカウントも乗っ取られてしまいました。

たぶん、娘は、どのサイトも同じパスワードを使いわましていたのだと思います(娘は、はっきりそうだとは言いませんが)。

ずっとインターネットを使って仕事をしている私と違い、大学を出たばかりの娘は、あまり危機感がないので、セキュリティソフトなんて入れてないか、入れていても、まめに更新などしていないのでしょう。

これは、外部のサーバーから個人情報がもれた例ですが、誰かとインターネットを使って通信している限り、自分のパソコンやスマホからだって個人情報はもれます。

パソコンやスマホの中に、プロテクトしていないデータがたくさんあればあるほど、つまり、自分が管理しなければならないデータがあればあるほど、セキュリティリスクはあがるのです。

5.環境に負荷がかかる

目に見えないから、ピンと来ないかもしれませんが、オンラインで情報を送受信すればするほど環境に負荷がかかります。

情報のやりとりをしているとき、どこかのデータセンターでサーバーが動いていますが、そのサーバーを適切な状態に保つのに(熱くなりすぎないよう冷やすために)、電気が大量に使われます。

スマホの使用の環境への影響を伝えているカナダのニュースクリップを紹介します。

2分49秒。英語ですが、映像だけでなんとなくわかります。

近年技術があがって、データセンターで、そんなに電気を使わなくても、よくなっている、という見方もあります。

たとえばこの記事⇒人が想像するほどデータ・センターが環境に負荷を与えない理由 | シュローダー – Asset Management – Schroders Japan – Schroders

ですが、この記事には⇒データセンターの電力問題: データセンターはヒーローか、はたまた悪党なのか? | Western Digital® Japan BLOG

データセンターの電力消費量は、さまざまな消費者の中でも最大級で、世界の電力の2%を消費しており、航空業界全体とほぼ同量のCO2を排出

とあります。

データセンターで効率よくエネルギーを使う技術が開発されていったとしても、電気は使わないにこしたことはありません。

今後、データのやりとりはますます増えます。コロナ禍のとき、在宅ワークが増えましたが、今も、ウクライナで戦争をしているせいで、カナダでは、ガソリン代がすごく上がっていますので、出勤せず、自宅で仕事をする人が増えています。

送らなくてもいいメールやメッセージを送ったり、読むつもりのないドキュメントをダウンロードしないほうがいいのではないでしょうか?

デジタルなガラクタをためない生活に

ここまで書いたように、デジタルなガラクタをためると、あちこちで困った問題が起きます。

いいことは1つも起きません。

時々、たまったゴミを捨てるのはもちろん大事ですが、

私のデジタル断捨離15の方法~50代主婦ミニマリストの場合

最初からためないように、いらないメルマガは申し込まない、読みそうにないドキュメントはダウンロードしない、しなくていい登録はしない、作らなくていい書類は作成しない、送らなくていいメールは送らない、撮らなくてもいい写真は撮らない、といったことも心がけたほうがいいと思います。

撮る必要のない写真まで撮っていませんか? 写真を撮りすぎる問題について。

*****

デジタルなガラクタをためる問題をお伝えしました。

人間が生活すれば、どうしても老廃物、ゴミ、ガラクタは出ます。これは避けられません。

出るものは仕方ありませんが、無頓着にどんどんゴミを生産するのではなく、出さなくてもいいゴミを減らす工夫もしたほうがいいと思います。

そうすることは、自分の心の平安につながります。

最後にお知らせです。エッセオンラインに新しい記事がアップされました。

今回は、片付けがおっくうで、着手できないときにやってみるといいことを書いています。

片づけが苦手な人へ。60代ミニマリストが実践する「片づけエンジン」のかけ方 | ESSEonline(エッセ オンライン)

やる気のないときに、お試しください。





運ばれる棺死について私達が信じる4つの物語(TED)前のページ

自分を不幸にするお金の使い方~無意識でやっているので時々チェックしよう。次のページお金をわたしている女性

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  2. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  3. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

関連記事

  1. 郵便受け

    ミニマルな日常

    シンプルライフは人の数だけある~読者のお便りご紹介

    このブログの読者の方からいつもたくさんお便りをいただいています。ありが…

  2. ギフト

    ミニマルな日常

    贈り物を捨ててはいけないという思い込みを捨てたら生活が快適になった。

    読者のリアルな断捨離体験を紹介するお便り紹介コーナーです。2017年1…

  3. 段ボール箱を持つ女性

    ミニマルな日常

    持ち物も頭の中もスッキリさせてスムーズに退職できた話。

    読者からいただいた、仕事に関するお便りを2通紹介します。内容:…

  4. 散らかったキッチンカウンター

    ミニマルな日常

    『万引き家族』の汚い家を筆子ならどう片付けるのか? などの質問に回答。

    この週末にいただいた質問3つにまとめて回答します。内容は…

  5. ドラッグストアで買い物

    ミニマルな日常

    もう買わなくてもすむようになった物(読者の体験談)

    持たない暮らしに切り替えたら、買わなくてよくなったものを教えてくれた読…

  6. ガラスのジャーやコップがたくさん

    ミニマルな日常

    こんな思い込みが、あなたの所持品を増やしてしまう。

    家の中に物がたくさんあるのは、物を買いすぎているか、用が終わったのに捨…

新刊「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,467人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 下駄箱
  2. サブスクを利用する女性
  3. カメラ
  4. 寝ている人
  5. 読書
  6. 履き古した上履き
  7. 湖にたたずむ女性
  8. 宅配便
  9. 海を見ている女性
  10. 春の野菜

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. お金
  2. 海岸にいる女性
  3. 散らかった部屋
  4. テディベア
  5. フォトアルバム
  6. 小銭入れ
  7. 物はいらない
  8. 寝ている人
  9. やる気のある女性
  10. 散らかっている

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP