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私の個人的なプロジェクト、「買わない挑戦」についてお伝えしています。今回は、買わない挑戦に成功する秘訣を5つ紹介します。
最大のポイントは、目的意識を持つこと、そして、少しぐらい失敗してもやめないことです。
では順番に説明しますね。
1.日々断捨離を続ける
買わない挑戦を始める前に、断捨離することをおすすめしました⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
実際に、挑戦を始めてからも、不用品を捨て続けると、自分はたくさん物を持っていることが、身にしみてわかるので、買い物の格好の抑止力になります。
暇になるとすぐにショッピングに行ったり、目的もなくネット通販のサイトをだらだら眺めるクセがあるなら、その時間を断捨離にあてるようにしてください。
私に買わないクセがついたのも、しつこく断捨離を続けたからだと思います。
特におすすめなのは、ワンインワンアウト(one in one out 1つ入ったら1つ出す)に代表される、家に入れたものと、同じ数だけ物を捨てる(外に出す)やり方です。
これをやっていると、だんだん家に物を入れたくなくなります(本当です)。
もし、洋服など特定のものだけ買わないようにしているなら、そのカテゴリーの物を集中的に断捨離してください。
タンス、クローゼット、押入れに入っている服を、しらみつぶしにチェックすると、持っていたことを忘れていた服が出てくると思います。
それは自分にとって「新しい物」なので、新たに買ってきたのと同じと言えなくもありません。外に買い物に行かなくても、自分の家でショッピングできます。しかも無料です。
2.できるだけ誘惑を避ける
私が買い物の誘惑を避けるためにやったことで一番効果があったのは、ショップのメールをすべて解除することでした。
全部解除です。例外はありません。
テレビも雑誌も見ない私の最大の誘惑はメルマガだったのです。
楽天市場のショップのメール、アマゾンのタイムセールを知らせるメール、Kindle日替わりセールのメール、このようなメールに抵抗できる人は少ないのではないでしょうか?
セールが嫌いな人はまずいません。私も、どうせ買うなら割引値段で買うほうがいいと思うほうです。
しかも、私は、きわめてまめにメールをチェックしていました。誰よりも早くセール情報をゲットして、店にアクセスし、別に必要でもないのに買ってしまう、という行為を繰り返したものです。
今は、メールチェックする回数もぐんと減らしました⇒メールチェックしすぎていませんか?メールに支配されないシンプルな暮しのすすめ
店のメルマガを解除したら、毎日届くメールが減って、よけいな仕事が減っただけでなく、買い物がぐんと減りました。
もし、ネット通販で無駄遣いをしているのなら、すべてのメルマガの解除を強くおすすめします。
「セールを知らせるメールをとっていないと損をする」と思うかもしれませんが、それは幻想です。
なぜなら、いつでもどこかでセールがあるし、どんなにセールで安く買っても、ろくに使わずに、ガラクタ化してしまったら、費やしたお金は浪費になるからです。
それに、メルマガを解除したぐらいでは、セール情報から自由になることはできません。セールを知らせるメールを購読していなくても、楽天市場で商品を探すときは、値段を見比べるのではないですか?
割引品やセールが氾濫する世界からの脱却はそんなに簡単なことではないのです。私たちは毎日、「これ安いですよ」「お得です」という刺激をたくさん受けています。
メルマガはこういう刺激の集中砲火なので、買わない挑戦をするなら、最初から排除しておくべきなのです。
どうしてもセールと手が切れないなら、この記事を読んでください⇒断捨離の天敵、無料サンプルや値引き品の誘惑に打ち勝つ5つの方法
もちろん排除するのはメルマガだけではありません。もし、服を買わない挑戦をしているのなら、やたらと服を買うことをすすめているファッション雑誌や、ブログも見ないほうがいいでしょう。
3.手持ちのもので乗り切る工夫を楽しむ
「買わない挑戦」は窮乏にあえぐライフスタイルではありません。すでに持っているものを実際に使う豊かな生活です。
買わない習慣をつけたい人が皆、必ずしもミニマリストになりたいとか、持たない暮らしをしたいと思っているわけではないでしょう。
たぶん、家にはたくさん物があると思います。
私なんて、ずっとシンプルライフを目指してきたのに、ほんの2年前は、まだまだたくさんの物を持っていました。
「あ、あれがいる」と思ったとき、家にあるもので代用できないか、考えてみてください。
何かが必要だ、と思ったとき、手持ちのもので間に合わせる工夫ができると、買わない挑戦が楽しくなります。
洋服を買わないようにしているなら、ミニマルワードローブにしてしまうのも1つのやり方だし、これまで思いもつかなかった組み合わせをしてファッションを楽しむ道もあります。
服をミニマルにしておしゃれを楽しむ方法⇒自分のユニフォームを決める12のヒント。おしゃれミニマリストになる道もある
人間は、自分が意識して探している物しか見えません。家に使える物がたくさんあるのに、「あれが足りない、これが足りない」「あれも買わなくちゃ、これも買わなくちゃ」と思っているから、家の中にあるものの真価に気づけないのだと思います。
足りないものに意識を向けるのではなく、自分が持っているものに、フォーカスするのです。
この記事に、すでに持っている物に意識を向ける方法を書いています⇒家族に片付けを促す一番いい方法は、自分ができることにフォーカスすること。
4.人と比べない
「ほかの人が素敵な服を買っているのに、私は持っていない」という思考は捨てたほうがいいです。
人と比べるから、物が増えてしまうのです⇒人と自分を比べるのをやめる方法。比較をやめれば物を減らせる。
誰かが素敵な服を着ていたら、「素敵な服だなあ」と思い、その服を思う存分、愛でればいいのです。ついでに着ている人を、ちょっとほめたりすれば、人間関係が円満になるでしょう。
ですが、「人の着ていた服が素敵である」という事実と、「自分は買わない挑戦をしている」ということは、全く関係のないことです。
たとえ友達全員が、今シーズン出た新しくておしゃれでかわいい服を着ていたとしても、それはそれ、これはこれです。
他の人の買い物にひっぱられて、買わない意志がぐらぐらしたら、なぜ今、買わない挑戦をしているのか、その目的をもう一度思い出してください。
もっと意識的な買い物ができるようになりたいから、必要な物だけを持つ暮らしがしたいから、物にふりまわされる人生はもうやめるから、無駄遣いをやめてお金をためたいから、こんな理由から「買わない挑戦」を始めたのだと思います。
友達が着ているかわいい服を買うことが、買わない挑戦をして手にいれる暮らしより大事なら、買うのもありかもしれません。
5.失敗しても投げない
細心の注意を払い、買わないようにしていても、時にはうっかり、つまらないものを衝動買いすることがあります。
私も、今年、買い物の失敗をいくつかしています。
私が今年の上半期に買ったもの⇒買わない挑戦の途中経過、2016年上半期に私が買った103個のもの。
たとえばヨガパンツは安物すぎて、もう穴があいたし、歯垢を染め出すタブレットは、上の記事を書いてから、まだ1度も使っておらず、死蔵品への道をゆっくり歩いています。
必要である、と判断して物を買っても、使ってみたら、思ったのと違った、ということはよくあります。
すべての買い物に成功することは不可能ではないでしょうか?
うっかり不用品を買ったり、無駄なものを手に入れても、そこで、挑戦をやめないことが大切です。
私が買わない挑戦を始めたばかりのころは、まだまだたくさん余計な物を買っていました。
「買わないこと」も、断捨離と同じように、やっているうちに、だんだんうまくなる、1つのスキルではないでしょうか?
買わないためには、
– 世の中の情報に惑わされない
– 自分に必要な物はなんであるのか考える
– どんな暮らしが自分にあっているのか検討する
– 状況に応じて臨機応変に微調整する
– 手持ちの物を工夫して使う
– 人に何か言われてもいちいち気にしない
– 自制心をもってことにあたる
こんなことをやる必要があります。どれもなかなか難しいことです。いきなりすべてがうまくいくわけはないのです。
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私は段階的に、物を買わない習慣を身につけてきたので、そこまで苦しいことをしているとは思いませんでした。
ですが、きのうまでばんばん買い物していた人が、いきなり買わない挑戦をすると、まるで禁煙をするかのように苦しいかもしれません。
それでも、挑戦する価値があると思ったら、短期間でいいのでやってみてください。
たぶん人生が変わります。