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年末年始に疲れすぎないコツを7つ紹介します。
今年も残すところあとわずか。この時期はイベントや帰省、パーティーなど、楽しい計画がたくさんある方が多いかもしれません。
逆に、世間がにぎわっている横で、寂しさを感じる人もいるでしょう。
こんなふうに年末年始は何かと気持ちの負担が増える時期です。行事が重なれば、本当は楽しいはずのイベントもストレスのもとになることがあります。
少し工夫すれば、忙しさに振り回されず、自分のペースを保って過ごせます。
1. 予定を詰め込まない
疲れないために一番効果的なのは、控えめに予定を入れることです。
大掃除、買い出し、帰省、年賀状づくり、親戚づきあい。この時期はやることがたくさんあります。
全部きっちりこなそうとすると疲れます。
今の自分にとってそこまで重要ではないタスクはやらないことにしましょう。
たとえば:
・大掃除はやらない⇒春に回す
・大掃除をやるけれども、家中ではなく気になるところだけにする
・年賀状は書かない、もしくは枚数を減らす
・帰省の日数を短くする
・必要最低限のものしか買わない
・飾りもののボリュームを減らす
こんなふうに、いつもより少し規模を小さくするといいでしょう。
もちろん、自分にとって重要なタスクや、やりたいことをやめる必要はありません。
なんとなく惰性や義理でやっていることを見直してください。
2. 予算を決めておく
年末に使うお金は先に予算を決めます。
お年玉、帰省の交通費、ギフト、忘年会や新年会など、年末年始はお金がたくさん出ていきます。
イベント費や特別費として、最初から予算を決めているならいいのですが、特に枠を作っていないなら、先に心づもりしておきましょう。
このとき、あまりお金を使いすぎないほうがいいと思います。
年末年始は、多くの人が「特別な時期だからたくさんお金を使わなければならない」「いつもより豪華に過ごすべきだ」というプレッシャーを感じています。
セールも多いので、「今こそ買い物する時期だ」と思う人も多いでしょう。
でも、お金をたくさん使うとかえってストレスが増えます。あとで後悔したり自己嫌悪を感じるからです。
あえて予算やルールを作って、自分の価値観に沿ったお金の使い方をするよう意識してください。
次のような工夫をすればお金を使いすぎません。
・お年玉は無理のない範囲で渡す
・プレゼントの交換は参加しない
・帰省費の日数を短くする・時期をずらす
・外食の回数を絞る
・セールでものを買いすぎない
周りの雰囲気に合わせたり、見栄を張ったりする必要はありません。
3. スマホを見すぎない
この時期は、スマホを見すぎないほうがいいです。
スマホを見ると、つい、人と自分の生活を比較してしまいます。また、買い物の誘惑にもさらされます。
年末年始は、SNSには他人の華々しい投稿が増えます。
私の娘が中高生のとき、クリスマスになるたびに、友人がフェイスブックに、「こんなプレゼントをもらった!」とか、「ここに旅行している」と写真を投稿していました。
我が家は貧乏だったので旅行はなし、しかも親戚もいないのでプレゼントも親からもらうだけ。
娘はどんな気持ちで友人の投稿を見ているんだろうと、隣で娘を見ていた私が落ち込みました。
誰かの充実した生活を見ると、「自分は何もしていない」「うちの年末は地味だな」と、つい比べてしまって、不要なストレスが増えます。
この時期はデジタルデトックスを心がけてください。
・SNSを見る時間を1日30分などと決めてしまう
・年末年始だけアプリを削除する
・通知をオフにする
他人のペースに惑わされず、自分の生活を静かに楽しんでください。
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
4. 疲労や違和感のサインを無視しない
ストレスがあるとき、体がサインを出します。このサインを、「気のせいだ」と流さないようにしましょう。
たとえば、こんな兆候があったら、ペースを落として休んでください。
・よく眠れない
・全身の倦怠感
・目が疲れた
・イライラする
体が出している合図を無視すると、ストレスが増大するし、休暇が終わったあとにどっと疲れが出て、なかなか元のペースに戻れません。
日頃からストレスマネジメントを心がけるといいでしょう。
・深呼吸する
・温かい飲み物をゆっくり飲む(ポイントは、ゆっくり飲むところ)
・のんびり散歩する
・1人の時間を過ごす
・気持ちを書き出す
・昼寝する
短い時間でいいので、毎日休息する時間を持ってください。
5. 自分の気持ちを伝える
ホリデーシーズンは家族や親戚と過ごすことが多く、気をつかう場面が増えます。
こんなとき、自分の心の声を押し込めないほうがいいです。
・その話はしたくない
・本当は早く帰りたい
・断りたい
こんなふうに感じたら、差し障りのない範囲で、自分の気持ちを相手に伝えてください。
べつに長い説明をする必要はありません。一言でいいです。
・少し疲れているので、先に帰ります
・今年は年賀状をお休みします
・今は静かに過ごしたいです
こんなふうに言ってみましょう。
とはいえ、状況によっては本音を言いにくいと感じることもあるでしょう。そんなときは親しい友人や家族に、自分が思っていることを話す機会を作ってください。
6. 「理想の年末」から距離を置く
年末年始に対して、「こうあるべき」という理想像を抱くことが多いものです。
この理想像にこだわらないようにしましょう。
きれいに飾り付けた部屋、手作りのおいしい料理、家族が笑顔で団らんする風景。
どれも素敵なイメージですが、そのイメージの再現にこだわるとストレスが増えます。
こうした理想像は、メディアの刷り込みであることが多いと思います。
そんなふうに年末年始を過ごしてもらえば、ものを売ることができるので、マーケティングの影響も大きいと思います。
つまり、あまり現実的なイメージではないので、理想に合わせる必要はありません。
あくまで自分らしく年末年始を過ごしてください。
・おせちは全部作らなくていい。市販品を組み合わせる
・テーブルコーディネートや盛り付けにこだわりすぎない
・「家族全員で仲よく過ごさなきゃ」という思い込みを手放す
・イベントの計画がいっぱいなくても不幸だと思わない
「みんなこうしている」「こうするのがあたりまえ」という基準をいったん手放して、今年の自分にとって楽なやり方を優先しましょう。
7. 生活リズムをくずしすぎない
イベントや外出が増えて、いつもと違うスケジュールで生活することが増えますが、生活のリズムをくずさないようにしましょう。
夜更かしや食べすぎが続くと、体調が悪くなります。生活が大きく乱れると、生活の主導権を失ったように感じ、焦燥感や無力感が生まれることもあります。
いつものスケジュールで動けないときも、基本のリズムだけはキープしてください。
・寝る時間をいつもより1〜2時間以上ずらさない
・暴飲暴食を避け、胃腸を休める日をつくる
・疲れがたまってきたら早く寝る
・軽い運動を毎日する
体のリズムが整っていると、気持ちも安定します。生活のリズムを整えることは、自分のペースを守るのにとても役立ちます。
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年末年始に疲れすぎないコツをお伝えしました。
年末はやることが増えるだけでなく、人混みや渋滞もひどくなるし、慣れない場所への移動も増えます。
いつも以上に疲れないようにすることが重要です。
無理をせず、マイペースで年末年始を楽しんでください。
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