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もっとシンプルな暮らしをしたい人のために、今すぐできる実践的なテクニックを7つ紹介します。
「何をどうしたらシンプルライフになるかわからない」「いつも部屋が片付かなくていらいらしている」「忙しすぎて疲れが取れない」。そんな悩みがあるなら、まずはこんなことから始めてみては?
いずれもごく簡単なことばかりです。
アクション1:ダイニングテーブルの上からガラクタを取り除く
ガラクタはガラクタを引き寄せます。テーブルの上にはできるだけ何も置かないほうが、いつもきれいにしておけます。
我が家のテーブルにはフルーツがのっています。他に置くところがないからです。テーブルの上に何も置きたくない私ですが、これはよしとしています。
というのも、果物を置いておいても、ガラクタが集まってこないからです。
なぜか?
果物はガラクタではないので、引き寄せの法則が働かないからです。
どうしても、ダイニングテーブルの上に何か置きたいならこんなものがいいのでは?
●シンプルな入れ物に入ったフルーツ
●小さなプラント(サボテンとか)。
私はプラントを置くのは好きではありませんが、プラントの周りにガラクタは集まらないはずです。
●シンプルな花瓶。花が入っていても入っていなくてもよいです。
●ランチョンマットやテーブルランナー
私は置きたくありませんが、テーブルのデザインによってはよいと思います。テーブルランナーとは、テーブルの上で走る人ではなく、テーブルの真ん中におく帯みたいなものです(下の写真参照)。
●キャンドル
私は置きませんが、大きくて素敵な部屋に住んでいる場合、キャンドルを置いてもいいでしょう。
ちなみに、この写真のテーブルには、テーブルラナー、花瓶、キャンドルが置かれています。ちょっと物がありすぎですが、ガラクタがのっているよりはいいと思います。
アクション2:シンプルな食器を使う
ダイニングテーブルつながりで食器のお話をします。手持ちの食器を少し断捨離して、シンプルなもの、そこそこ質のいいものだけを残してください。わざわざ買う必要はありません。
欠けた食器、薄汚れた食器、バラバラな食器は捨てて、統一感のある、きれいな食器を少しだけ使うようにすると、暮らしがシンプルになります。
もし、お客さん用にきれいな食器をしまってあるのなら、日常使いにしてください。カトラリーやお箸もちょっといい物を使ってください。
お気に入りの食器は毎日使ったほうが、気分がいいものです。
せっかくいい食器があるのに、今いちな食器を使うなんてもったいないです。「持たない暮らし」だからといって、皆が、私のような貧乏路線を取る必要はありません。
シンプルライフは自分を大事にする暮らしです。
アクション3:家中の紙ゴミを集める
1枚1枚はたいして場所を取らない紙類。しかしそれがあだとなり家のあちこちにひそんでいます。
チラシ、学校からのお便り、デリバリーピザのメニュー、保証書、パンフレット、マニュアル、レシート、クーポン券、メモ書き、DM、子供のお絵かき、お菓子の包み紙など、ありとあらゆる紙を拾い集めて一箇所にまとめてください。
そして、ゴミは捨ててください。
近藤麻理恵さんは、書類は全捨てが基本と言ってます。家の中にある8割の紙は不要なゴミである、という説もあります。
「書類全捨て説」が書かれている本について⇒近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」の英語版の感想~ベストセラーの秘密は東洋の神秘にある?
紙ゴミを拾い集めて、しかるべき処置をするだけで、毎日がかなりシンプルになります。
紙ゴミを増やさない方法⇒紙類をためこまない7つの方法。まめな断捨離に増やさないシステムをプラスする
☆2016/05/17追記:「家や土地の権利書や登記簿は処分しても本当に大丈夫でしょうか?確かこれらの書類は再発行は不可能もしくは困難と、聞いたことがあります。
家、土地の売買や相続の手続きには必ず必用な書類ですが、それらの書類を処分していた場合、こんまりさんはどう対処されるおつもりなのでしょうか?」
という質問が届きました。
もちろん、必要なものは取っておいてください。こんまり先生だって、パスポートやら種種の契約書はちゃんと取ってあるはずです。
私だって、必要なものまで捨てろと書いておりませんよ。
アクション4:余白を作る
家の中でどこか一箇所だけ何もない場所を作ってください。シンプルな生活には余白が必要です。
余白はどこに作ってもいいのですが、たとえばこんなところはどうでしょうか?
●壁
●棚を1段だけ
●小さなテーブル(ベッドサイドテーブルとか)。もちろん大きなテーブルでもいいです。
●冷蔵庫の外側
余白を作る場所を見つけたら、そこから何もかも取り去ります。次に表面をきれいに拭きます。
その余白を最低1週間はキープします。
毎日その余白を見て、自分がどんな気持ちになるか、その気持ちに意識を向けてください。きっととてもいい気分だと思います。
1週間たって余白を何かで埋めてもかまいません。ですが、時々、また余白を作ってみてください。
冷蔵庫の表面をきれいにする方法⇒シンプルライフ、何から始める?~まずは冷蔵庫の表面をきれいにするとうまく行く
アクション5:寄付箱を作る
家の中から、箱を見つけてください。靴箱でもいいし、もっと大きな段ボール箱でもいいです。
通販を利用する人なら、どこかに箱が余っているはずです。
その箱がいっぱいになるまで、寄付したいもの、バザーに出したいものを入れてください。
箱がない人はトートバッグやエコバッグなど、ふだん全然使っていないバッグを寄付袋としてください。
アクション6:モニターの電源を半日切ってみる
モニターとは、スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機のことです。
本格的なデジタルデトックスをやってもかまいませんが、まずは数時間、あらゆるモニターやスクリーンから離れてみてください。
デジタルデトックスのやり方⇒スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
モニターの電源を切ると暇になると思います。その時間は、これまでやりたいと思っていたけど、なかなかやれなかったことをやります。
たとえば、読みたくて買ったけど、読んでなかった本を開いてみる。やりかけのクラフト(編み物とか)をやってみる。子供とプラバン作りをやってみる。
最近、なぜかプラバンアクセサリー作りが、大人の間ではやっているようです。
プラバンとはプラ板のことです。プラスチックの板に、マーカーで絵を描き、カットし、オーブントースターなどで加熱して、縮ませてアクセサリーや飾りを作ります。
作りすぎるとガラクタになるのでほどほどに。
流行りといえば、大人の塗り絵をしてもいいです。
そのように、アナログな遊びをしてください。ほかには、家族や友達に手紙を書いたり、創作したり、楽器を演奏したり、歌を歌ったり。散歩やハイキングなど外で自然と親しんでもいいです。
もちろん料理や掃除などの家事をしたり、昼寝や早寝をしてもOK。
モニターを半日切るだけで、いきなり時間がゆっくり流れるのを感じることでしょう。特に、夜間、モニターを切ると、ぐっすり眠れるのでおすすめです。
アクション7:シングルタスクをする
マルチタスクをする傾向がある人は、1日だけ、シングルタスクに徹してください。
シングルタスクとは、たった1つのことだけをやることです。
よくよく考えてみると、現代の人は、かなりの頻度でマルチタスキングをしています。
たとえば、パソコンやスマホを見ながら、ランチを食べたりしていませんか?喫茶店で本を読みながら、軽食をとったりしませんか?
おやつを食べながらテレビを見ていませんか?
物を食べるか、本を読む(テレビを見る)かのどちらかにしてください。
パソコンを使用中、やたらブラウザのタブを開くクセのある人は、1つだけにしてみます。
開けたタブにのっているものをじっくり見ます。
テレビを見ながらチャンネルをザッピングするクセがある人は、今日だけ、あらかじめ見る番組を調べ、その番組だけを見るようにします。
ザッピング(zapping)とは、リモコンでやたらとチャンネルを切り替えながら、テレビを見ることです。
家の夫もよくやっています。見たい番組がないなら、テレビを切ればいいのに。ちなみに、テレビばかり見ていると、自分で物事を考えることができなくなるので、見過ぎないほうがいいです。
テレビというのはあくまで受け身で楽しむものです。多くの人がテレビを習慣的に見るのは、何も考えなくてすみ楽だからです。考えるのはけっこう労力がいることですから。
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ほかにも、瞑想などをして、リラックするのもいい方法です。暮らしをシンプルにするのはそんなに難しくないし、お金もかかりません。
自分が何をしたいのか、自分の心の中の声に素直に従いさえすれば、単純な喜びを感じることができるのです。