仕事にとりかかれない人。

ミニマルな日常

最終更新日: 2017.09.24

何でもすぐやる習慣をつける5つの具体的な方法。

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物ごとを後回しにせず、さっさとこなせるようになりたいですか?

今日は、すぐやる人になるために、私が試した方法で特にうまくいったことをお伝えします。

私は重度の先延ばし体質を持つずぼら主婦でしたが、かなりましになりました。先延ばしをやめて、何でもすぐに処理できれば、もう部屋は散らかりません。

それだけでなく、自分がやりたいと思っていることも、どんどんやっていけるようになるでしょう。

すぐやる習慣をつけるために、私はこんなことをしてみました。



1.週に1度、後回しにしている用事を片付ける日をつくる

これは昔、私が参考にしていた、アメリカのお片付けサイト、Flylady.net(フライレディネット)で提案されていることです。

Flyladyが初耳の方はこちらへ⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ

フライレディでは、1週間、7日間すべてにデイリーフォーカスというのがあります。

月曜日の目標はこれ、火曜日の目標はこれ、と、曜日ごとに家事のターゲットを変えて取り組みます。

詳しくはこちら⇒家事の週間プランで綺麗部屋の住人へ~ミニマリストへの道(29)

リンク先の記事に詳しく書いていますが、

月曜日:ディープクリーニング(しっかり掃除)
 
火曜日:特になし

水曜日:指定ゾーン(毎週場所がローテーションします)の掃除とデスクワーク、冷蔵庫の中のものを食べ切る

木曜日:外でする用事を一気にすませる

金曜日:ペーパーワーク(事務処理)など。夜はデートナイト(、夫やパートナーと外出)

土曜日:家族で楽しむ

日曜日:心と体をリフレシュ

このように曜日ごとにやることが違っています。

水曜日はAnti-Procrastination Day(先延ばしをしない日)でもあります。この日は、1週間(でも1年でも10年でもいいのですが)、先延ばしにしていたことを意識して片付けます。

フライレディはこんなことをやれ、と書いています。

●医者に予約の電話を入れる

●仕事で必要なレポートを仕上げる

●子供の宿題を一緒に終わらせる

●水槽を洗う

私の週間プランは、フライレディのそれから大きく逸脱していましたが、水曜日の「後回しにしていたことを片付ける」のはかなり忠実にやっておりました。

それまで何でも後回しし放題でしたが、水曜日だけはぐっとがまんして取り組む、ということを始めたら、次第にできるようになっていったのです。

今、いろいろと先延ばししていることがある人は、まず1週間に1日だけ、先延ばし案件を片付けていく日を作ってみてはどうでしょうか?

徐々に、「すぐやる体質」に変わっていきます。

2.毎日気になっていることを3つだけ処理する

以前、部屋を片付ける方法として紹介した「5捨て3処理(ゴステサンショリ)」の3処理の部分です。

本田健さんの本を読んでいたら、毎日3つ、未完了になっていることを完了させると、夜、よく眠れると書いてありました。

別のところには、毎日いらない物を5つ捨てると幸せな金持ちになれる、とあったので、両方を合体させてみました。

詳しくはこちら⇒梅雨で気分がスッキリしないあなたに~毎日5つだけ捨てて暮しを変える

未完了のこととは、やらなければいけないこと。つまり後回しにしていることです。

5捨て3処理をやっていた間は、せっせと片付けしたり、気になっていることを終わらせていたものです。

ただし、ずっと続けていると、捨てるほうはともかく、「今日は何をやったらいいんだい?」となってきますので、状況に応じて、期間を決めてやるとよいです。

1ヶ月だけやってみる、毎月第1週だけやってみる、3の倍数の月(3月、6月、9月、12月)だけ取り組んでみる、といった方法をお試しください。

何もやらないより、部屋はきれいになっていくし、用事や気になっていたことも片付けられるようになっていきます。





3.寝る前にやる

昼間「そういえば、あれをやらなければならないんだよね」と思い出したら、とりあえず、To-doリストや付箋に書いておき、寝る前に1つずつ片付けていく作戦です。

「明日」や「いつか」ではなく、夜寝る前、つまりその日のうちにやることが大きなポイント。

通常誰でも、毎日、夜寝るので、「夜寝る前」という時間は必ずやってきます。このタイミングで今日やるべきだったのにまだやっていないことや、ずっと後回しにしていたことを少しだけやります。

– 寝る前にちょっとだけ財布やバッグの中身を整理する

– 寝る前に家計簿をつける

– 寝る前に明日の仕事に必要なものを出しておく

こんなことです。

医者の予約をとるのは寝る前にはできませんが、翌朝すぐにできるように、電話番号をメモに書いておくとか、自分や子供のスケジュールを調べて、予約をとりたい日を考えておくとかします。

今日のうちにやってしまうのがポイントです。

私は最近寝る前というか、お風呂に入る前に、ずっとやりたいと思っていたことを15分間だけやっております。まだ始めて数日間しかたっていませんが、なかなかいい方法だと感じています。

マット・カッツさんも、30日間チャレンジで「小説を書く」挑戦をしていたとき、「小説を書くまでは寝ないのがコツ」と語っています⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

きょうが終わる最後に、気になっていたこと、やりたいと思っていたことを少しだけやると、達成感があるので、ストレスが減って、夜よく眠れます。

4.2分間ルールまたは数分間ルール

2分間ルールとは、2分で終わりそうなことはすぐにやってみる、というルールです。もっと時間がかかりそうなタスクは2分でできるところまで細分化してやります。

この方法は、デビッド・アレンさんというアメリカの生産性向上コンサルタントでありタイムマネジメントの専門家の書いた、Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity (邦題は「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」)に書かれています。

この本は、15年ぐらい前に出た本す。GTD(Getting Things Done 仕事を効率よくすること)の技術がたくさん書いてあって、そのとおりにやろうとするとかえってストレスがたまるかもしれません。

ですが、すぐに終わりそうなことを、今すぐやる、というのはよいアイデアだと思います。

別に2分にこだわることはなくて、全部で5分で終わりそうだったら、やってみるとよいでしょう。

人が先延ばしにしていることの中には、ものすごく大変なこともあるかもしれませんが、やってみると5分以内に終わることもたくさんあります。

私がなかなかできなかった医者の予約とか、玄関の掃除とか、書類の整理なんて、そんなに時間はかかりません。

以前、「ずっと保険の減額をしたいと思っていたが、知人相手ということもありなかなかできなかった、しかしやってみたら、どうってことなかった」という読者のお便りを紹介したことがあります⇒お金を貯められない私だったけど50歳近くなって初めて貯金に成功。

物ごとが後回しにされる理由は、自分が勝手に、「すごく難しいこと」と思い込んでいたり、「手間がかかりそうだから今はやらない」という言い訳を作っている場合が多いのです。

何の偏見もなく、そのタスクを1つのタスクとして見た場合、たぶんそんなに所要時間はかかりません。1日24時間のうちのほんの数分です。

そういうタスクはこのさい、どんどんやっていくようにしてください。

すごく大きなプロジェクトは、今の自分がすぐにできるところまで細分化して、少しだけでも手をつけると、心が軽くなります。

すぐに行動する思考を身につける方法はこちら⇒今すぐやる人になる6つの方法。先延ばしグセを手放して今度こそ汚部屋を脱出

5.5分だけやってみる

先延ばししていることがあったらい、このさい理屈抜きでとにかく始めてみます。「5分だけやろう」と思えば、ぐっとハードルがさがります。

タイマーを使ってください⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?

物ごとは何でも、始めるときがもっとも難しいのです。人はいろいろな言い訳を考え出して、「今ではないいつか」それをやることを選んでしまいます。

今は、忙しいから、もう少し落ち着いたらやろう、もう少し暖かくなってからやったほうが効率がいいよね、子供がもう少し大きくなってからやろう。

こうした言い訳は一見、理にかなっているように思えるかもしれません。

ですが、人は、言い訳を作るのがすごくうまいのです。

片付けや宿題など、気になっていることになかなか取り組めないのは、不安や恐怖を感じているからです。この点についてはこちらの動画をごらんください⇒なぜ人は嫌なことを後回しにしてしまうのか?(TED)

ずっと前からやりたいと思っているのに取り組めないのは、未知のことに対する恐怖からです。「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」と思ってしまうのです。

このような不安や恐怖のせいで、私たちはもっともらしい言い訳を考えつきます。

もしいろいろな言い訳が頭の中でぐるぐると渦巻いたら、その時こそ、スタートする時なのです。

四の五の言わずに、とにかくやる、スタートする。細かいことはやりながら考えればいい、と思って始めてください。

実際やり始めてみると、想像していたより簡単だとわかることも多いし、始める前に気になっていたことはまったく見当違いの心配だったと気づくものです。

始めないほうを選んでも、始める方を選んでも、生きている限り、心配や不安の種(たね)は尽きません。それならば、やりたいことをやったほうがずっと楽しい人生になりますね。





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