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ちょっとしたスキマ時間にさささっとやってしまう小さな捨てプロジェクトを紹介しています。
きょうは趣味グッズを捨てましょう。
趣味を持つことはいいのですが、材料ばかり持ちすぎても気持ちの負担になるばかり。
もう2016年もあと2ヶ月とちょっとです。今年使わなかったものは思い切って断捨離してはどうでしょうか?
あなたの趣味は趣味の材料を集めることですか?
スクラップブッキングが趣味なのか、スクラップブッキングの材料を集めることが趣味なのか、その点をはっきりさせたほうがいいでしょう。
もちろん、「私は材料を集めることが趣味なんです」という人は、コレクションが楽しいのですから、無理に捨てることはありません。
ですが、以下のような状況ならたまりすぎた材料は捨てたほうがいいです。
●理想はその趣味に従事することであるが、時間がないので、材料を買うことで、その趣味を楽しんでいるかのような気分になっている。
●たまっていく材料が場所をとり、気持ちの負担になっている。
よけいな素材を捨てたほうが、よっぽどすがすがしい毎日を送ることができます。
自分の本当にやりたいことは何であるのか?。
自分が真に楽しみたい趣味はどれなのか?
この2点をはっきりさせて、もう使いそうにない道具や材料は捨てましょう。
コレクションが趣味だけど、集めすぎて息苦しい状態になっているなら、間引きすることをおすすめします。
マステを集めすぎている方はこちらを参考にしてください⇒集めすぎたマスキングテープを捨てる3つの考え方。やめる勇気を持て。
人の趣味グッズを捨ててはいけない
さて、趣味の物を捨てるさいに注意したいことがあります。
趣味グッズに限らないのですが、人のものを勝手に捨てないでください。
ご主人の鉄道の模型、プラモデル、ミニカー、アイドルグッズなどを、「全然使ってないし」「全然見ている様子がない」「ほこりをかぶっているだけじゃない」と自己判断で勝手に捨てる奥様がいます。
邪魔に思う気持ちはよくわかります。
私の夫も、本当にどうでもいい物をいつまでも持っており、私もできることならずべてバッサリ捨てたいと思っています。
けれども、自分の目から見たらしっかりゴミでも、ご主人にとっては心の拠り所であったりするのです。
勝手に捨てるとこんなトラブルになります⇒後片付けをしないだらしない夫とケンカせず仲良く暮らす3つの秘訣。
人の物を捨てたくなったら、断捨離をする究極の目的を思い出してください。
断捨離とは自分のものを捨てることによって、自分の暮らしの質をあげること。
「人の物を捨てると、自分の人生がよくなる、暮らしがよくなる」と考えてしまうのは間違いです。
それは他人軸で生きています。
「旦那のファングッズがあるからきっちり断捨離できない、だから家はいつまでもぐしゃぐしゃで、私は不幸だ」と考えるべきではないのです。
他人を自分の意のままに動かすことはできません。
自分でコントロールできることに注力してください。
趣味グッズを捨てる方法。思考を変えるだけ。
趣味グッズがたまってしまうのは、「いつか作ろう」「いつかやろう」と思っているからです。
ですが、その「いつか」は来ません。
「いつかは来ない」と納得すれば、ほとんどの趣味グッズは捨てられます。
よく考えてほしいのですが、本当に作りたいと思っていたのなら、とっくの昔に作っていたのです。
これだけ、趣味グッズが豊富に出回っており、しかもほかの楽しみ、娯楽、エンターテイメントがたくさんある世の中です。
「いつか作るかもしれない」と思ったぐらいでは作らないのです。
今、amazonのKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)など雑誌や本(電子書籍)の読み放題サービスがあります。
映画や動画もストリーミングで見放題、音楽もアップルミュージックなどで聴き放題です。
テレビ番組も、ケーブルテレビを導入すれば、いきなりチャンネルが増えます。数え切れないほどです。
インターネットでは、さまざまな情報や動画をいくらでも見ることができます。無料で楽しめるスマホのゲームも星の数ほどあります。
あまりに娯楽がありすぎて、どちらかというと「楽しむ」というより「消化する」ことに忙しく、それがストレスになっている人がいるぐらいです。
時間を埋めるものが腐るほどある現代。「いつか時間ができて作れたらいいな~」なんて思っているだけでは、絶対そんな時間はできません。
これまで作っていなかったのは、ほかに優先したいことがあったから。この優先順位は自分で意識しないと変わりません。
趣味の素材を引っ張り出し、「どうしてもこれを作るぞ」と思う分の材料だけ残してください。
ほかは、潔く捨てても体制に影響はありません。
趣味グッズに未練が出て、捨てられない人はこちらをどうぞ⇒持たない暮しをめざすなら知っておきたい~趣味に使う道具や教材をスパッと断捨離する方法
こんな趣味の道具や材料はもう処分する
まずは、15分で片付けられそうな分だけ引っ張り出します。
趣味グッズがたくさん入っている引き出し、箱、棚などターゲットを決めてもいいです。
次に、タイマーを15分にセットして捨て始めます。
きょうはこんな物を捨ててください。
もう作りそうにないキット、使いそうにない材料すべて
買ったけど、難しすぎて手が出ず、そのまま放置しているキットは、リサイクルに出すなどして、ちゃんと作ることができる人の手に回るようにします。
また、貰い物で趣味に合わないものも捨ててください。作っても誰も身につけそうにない不思議なレジンアクセサリーのキットなどです。
私は先日、娘が全然作らない羊毛フェルトのキットを捨てました。里帰りしたとき、東急ハンズでねだられて買いましたが、作ったのは小さなペンギン一匹のみでした。
もう大きくなった子供のキットがあったら、それも捨ててください。
娘が子供のとき、ビーズ細工がはやっていたのか、日本の知り合いから、よくビーズで作る財布やワッペンのキットをもらいました。
娘は作り方(日本語)が読めないし、わたしは手芸が苦手なので、まったく活かせませんでした。
「いつか作るかも?」と思って持っていましたが、気づくと、子供だった娘は高校生になっていたのです。あきらめて捨てました。
今、100円ショップでも、レザークラフトのキットなんていう、昔は800円ぐらいしたものが普通に売っていますね。
キットの値段は安いかもしれませんが、それを作る時間を見越して買わなければなりません。
もう使えないもの、使わないもの
反り返ったギター、さびたはさみ、乾燥した接着剤やのり、こわれたミシン、折れた針、編み針など。
素材で言えば、しみだらけのファブリックや流行遅れの布地。接着剤が弱くなった接着芯。
この日、わたしは、ほとんど使っていなかったお針箱を捨てました⇒「いつか使うかも」の「いつか」は来なかった:ミニマリストへの道(66)
ずっと使っていない道具
私は何十年も使わない編み針を持っていました。
買っただけで、使わずそのままになっている物は野望ガラクタの可能性が高いです⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法
ダブっているもの、大量にあるもの
花切狭をいくつも持っていたり、やたらと大工道具を持っていたら、ダブっている物は捨てて、本当に使うもの、使いやすいものだけを残してください。
大量にある布、刺繍糸、毛糸、りぼん、ボタン、シールも捨てます。
もちろん使うあてがあるなら捨てなくていいです。私が長年溜め込んでいた大量のシールは、幼かった娘が、あれよ、あれよと言う間に消費しました⇒くさらない物も賞味期限を過ぎるとガラクタに~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白
作りかけのままそこで時間が止まっているもの
編みかけのセーターなど。
もう作る気がないなら、持っていてもしかたがないです。編みかけたからといって最後までやらなければならないわけではありません。
さっさと手放して、今を生きましょう。
☆もっとプチ断捨離を読みたい方はこちらをどうぞ⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。
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きょうは趣味の道具や材料を捨てる提案ですが、趣味そのものを捨てる、という選択もあります。
いろいろ欲張っても、人間、一度にできることは1つだけです。
マルチタスクより、シングルタスクするほうが、より深く人生を楽しめます。