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調理中にできるだけ台所を汚さないコツを10個お伝えします。
キッチンが汚れる主原因は料理の仕方にある
台所が汚くなる理由はいろいろありますが、一番の原因は料理をするからです。特に油を使った料理をすると、コンロとその周りはどんどん汚れます。
しかし、キッチンは料理をするための場所なので、料理をしないわけにはいきません。
それならば、料理をしているとき必要以上に汚さないようにすれば、キッチンもきれいになるのではないでしょうか?
というわけで、私がしている調理中にキッチンをできるだけ汚さない工夫をお伝えします。
私は料理が得意ではないし、好きでもありません。料理が大好きな人や、ごちそうを食べることが生きがいの人、こった料理をする人には使えないワザもあると思います。
あくまでも節約系ミニマリスト主婦の工夫です。
尚、私の家にはディッシュウォッシャー(食器洗い乾燥機)はないので、ふつうにシンクで洗い物をすることを想定しています。
◆前準備
クッキング中に台所を汚さないためには、準備が大切です。何ごともそうですが、何も考えずいきなり料理をし始めると、盛大に汚れてしまうかもしれません。
1.キッチンにある物の数を必要最低限にする
衣類がたくさんあると、洗濯物をためてしまうように、鍋やスパチュラ、スプーンなど調理道具がたくさんあると、洗い物が増えます。
我が家ではサンクスギビングデーやクリスマスには夫がよく七面鳥やチキンのローストを作ってくれます。調理が終わったあと、台所はとんでもない惨状です。
夫は、料理しながら道具を片付けるということは夢にも思わないため、家中のスプーンやヘラが汚れてカウンターの上に放り投げてあります。
もしスプーンやスパチュラが1個しかなかったら、誰でも1つのものを、時に洗いながら使い続けるでしょう。
余計な道具を持っていると、調理中にどんどん使ってしまい、汚れ物が増えてしまうのです。
2.シンクとカウンターをきれいにしておく
作業スペースをきれいにしておかないと、作業がやりにくいし、脳内も混乱するので、さっさと片付けながら調理することができません。
机の上が散らかっていると、他のものをちょい置きしても、すぐに目の前の風景になじんでしまいます。それと同じで、作業環境が汚いと、新たに汚れた鍋や包丁を仲間入りさせても違和感がなくなってしまうのです。
目障りでない物は、洗おうとか片付けようという気になかなかなれません。そこで開始前に流しとカウンターをきれいにします。
足元には何もないと思いますが、もし余計なもの(子供のおもちゃとか)があったら取り除いてください。
やたらとずれるキッチンマットは、かえって作業を難しくすると思います。
マットはないほうがいいかもしれない話⇒その玄関マット、本当に必要?マットを捨てるとこんなものが手に入る
3.汚れた物や廃棄物を置く場所をあらかじめ考えておく
食べものを調理すると、おいしい物ができますが、副産物も生まれます。具体的には汚れた鍋やフライパン、スパチュラ、フライ返しなどです。
また、野菜の皮、肉の食べない部分(脂身とか骨とか)など食品の廃棄分も出ます。
缶詰を使うときは空き缶が出るし、箱に入っているものを使えば空き箱が出ます。
調理中にこのような副産物をどこに置くのか(捨てるのか)、あらかじめ考えておいてください。
何もかも、カウンターに放置したら、後片付けがしんどいです。
私はまな板の向こう側に木製の小さいサラダボールをおき、調理中にでる野菜の皮などの生ゴミはすべてここに入れます。最後にまとめて、背後にあるゴミ箱に捨てています。
三角コーナーは使っていません⇒水切りカゴは使わない、三角コーナーと洗い桶もなくても大丈夫
作る料理によっては大きめの器を使うこともあります。
汚れたもの(洗い物)はシンクに入れます。
缶詰の缶が大量に出るときは、ゴミ箱を自分のすぐ隣に置いて、ぼんぼん捨てることができるようにしています。
4.ふきんやクロスを用意
当たり前ですが、手がぬれたり、汚れたときにふける物も用意しておいてください。
私はリネンのクロスをすぐ手にとれる場所に置いてます。
クロスはこれ⇒ミニマリストが教えるワンランク上のふきん~リネンのキッチンクロスの使いやすさの秘密
5.シンプルなメニューにする
使う素材の数が少なく、道具も少ないほうが、洗い物も汚れも少ないです。
手のこんだ料理はたまの楽しみにして、ふだんはシンプルな料理にしておいたほうが、キッチンはきれいに保てるし、食費も節約できます。
私のシンプル料理⇒シンプルライフの秘密は、ズボラ主婦の超お手軽料理にある
シンプル料理に徹すると、持つべき食器や調理器具の数も減らせます。
「それでは栄養がとれません」と思うかもしれませんが、こった料理が必ずしも栄養があるとは言えません。
特に私のように料理が苦手な人は、あまりあれこれこねくりまわさず、シンプルな料理に徹し、調味料の数も欲張りすぎないほうがいいのではないでしょうか?
私の調味料⇒買わなくてよくなった調味料~食事をシンプルにすれば調味料も減らせます
◆調理中にやること
6.先に材料を全部用意しておく
使う材料は全部最初に出して切っておきます。
テレビの料理番組の要領です。
ただ、計量はそんなにしっかりせず、目分量が多いです。
先に全部材料を用意するのは、長らくお菓子作りが趣味だったときのなごりです。
お菓子を作るときは、小麦粉、砂糖、バター、その他材料をすべて計量し、テーブルに出して作ります。そうしないと入れ忘れるからです。
お菓子の場合、作る前にレシピも読んで工程を頭の中でシミュレーションします。
作り慣れたものはシミュレーションしなくてもいいのですが、材料だけは全部出しておかないと、途中で「あ、あれが切れてる」ということも起こります。
料理の材料はもっと融通がきくので、別に先に出しておかなくてもいいのですが、すべて目の前に切った状態で揃っていると、後々の作業が格段にラクになるし、冷蔵庫を何回も開け閉めしなくてすみます。
この方法のデメリットは、切った材料を入れておく場所や器が必要なことです。
私はまな板を皿代わりにしてのせておくことが多いです。私が使っているまな板は薄くてしなるタイプです。
入れ物としておなべのフタを使うこともあります。
よけいな洗い物を出したくないので、食器を使うことはあまりありませんが、場合によっては、サラダボールやおわんも使います。ですが、そこまで数は必要ありません。
大昔は、チラシで作る箱を使っていたこともありますが、箱がなくても、まな板のそこかしこにのせておけば、なんとか料理できます。
7.調理中の汚れはすぐに拭き取る
料理をしているとき材料をボトっと床に落とすことがあります。そういうときはすかさず、流しの下に常備しているウエスでふきとります。
ウエスとは?⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
コンロの上が汚れたときもすぐに拭きます。
台所が汚れてしまうのは、汚れが出たときにすぐにふきとらないからです。時間がたてばたつほど拭き取るのが難しくなります。
YouTubeでシェフと呼ばれる人が料理をしている姿を見ると、汚れても、すぐそばにあるふきんや腰にぶらさげているクロスでまめに拭いている人が多いです。
8.汚れ物は調理中にどんどん洗う
使い終わった鍋などは、料理をしているあいだにどんどん洗うようにしています。
婦人之友社の「シンプルライフをめざす基本の家事」という本には、「時間を生かす5つのキーワード」がのっています。1つめは「一仕事一片付け」という言葉です。
何か仕事を終えたら、その後すぐに片付けをすることです。
私はこの一仕事一片付けをモットーとしております。
料理をしている時に、使い終わった道具をどんどん洗っておくと、あとの片付けが簡単です。
本はこちら。
9.待っている間に片付ける
8番のバリエーションです。お湯を沸かしたり、何かに火が通るのを待っている間に、洗い物や片付け物をするようにしています。
上で紹介した本では「重ね仕事」と呼ばれる作業です。
まあこれは誰でもやっていることでしょう。私の夫以外は。
夫は調理の待ち時間はテレビを見るために、わざわざリビングルームに戻ってきます。
作っている物がターキーのローストなど調理時間(待ち時間)が長いものだけでなく、わりとすぐにできそうな物を作っているときも、いちいち居間に戻ってきます。
ちなみにキッチンのすぐとなりが居間です。
私はシングルタスクを心がけているので、キッチンでする仕事はキッチンで最後まで終わらせてから次の仕事場(リビングルーム)に戻ります。
しかし夫はやたらとキッチンとリビングルームをのそのそと往復します。
10.ゆっくり料理する
夕方、どうしても忙しいので手早く料理をしようとする人が多いと思います。しかし、急げばそれだけ、物を落としたり、鍋と食器をぶつけたり、醤油をこぼしたり、油が飛び散らせたりして、キッチンが汚れます。
私はそもそも料理が嫌いなので、できるだけ早くすませたいと思い、時短を追求したこともあります。けれども、早くしようとするより、ゆっくり作ろうとするときのほうが、キッチンが汚れないことがわかりました。
料理が得意な人、料理好きな人は別のことを言うかもしれません。あくまで私は気持ちのうえで、ゆっくり落ち着いて1つ1つの動作を確実に行ったほうが、台所はきれいに保てるという結論に達したのです。
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ライフスタイルによっては1週間分の料理を土曜の午後に一気に作って冷凍しておくのもいいかもしれません。
大々的な調理とその後片付けが週に1回だけになりますから。
私は、ちょこちょこ歩いて買い物に行くのが好きなので、まとめて作ることはしていませんが。
たとえまとめ作りするにしても、料理をしているとき汚さないポイントは変わりません。
・ふだんからキッチンに置く物の数を増やさない。
・料理をしているとき、どんどん片付ける。
・汚れが出たらすぐに拭く。
この3つをやれば、キッチンをきれいに保てると思います。