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ここ8年ぐらい、自宅で自分で髪を切るセルフカットをやっています。美容院に行かなくていいから、湯シャンと肌断食の合わせ技で、相当美容代は節約しています。
この記事ではセルフカットについて詳しくお伝えします。
私がセルフカットに使っている道具
まず髪を切るのに使っている道具を紹介します。
右からパックンクラブ、カットばさみ、すきばさみ、散髪用マント、ダッカールです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
赤ちゃん用ヘアカッター(ナショナルパックンクラブ)
赤ちゃん用のマイルドなバリカン。娘が小さいとき、このカッターで髪を切っていました。15年ほど前のものです。外側がカメで、ぱっくんと口をあわせると髪を切ることができます。長い髪をざっくり切る時は、このカッターで。
左はスキバサミ用カッター。通常、これは外側のカメの中に入っていますが、とりはずすことができます。髪をすきたいときはこれで適当にすきます。電動だから早くできます。
赤ちゃん向けとはいえ、けっこう使いやすいので、いまだに持っています。多少刃の切れが悪くなってきたかもしれません。
ちなみに、現行の製品はパックンカットという名前で、もっと洗練されたデザインです。
カットばさみとすきばさみ(セニングシザー)
ごくふつうのステンレスのはさみです。3年前に楽天の杉山刃物店という刃物の専門店で購入。
カットばさみが1600円、すきばさみが1740円でした。
この店には、いろいろな刃物や包丁があります。海外にも発送してくれます。はさみだけでなく、爪切りとデスクで使う洋ばさみも買いました。
散髪用ケープとダッカール
オレンジ色のはケープです。もとは、刈った芝生を入れるゴミ袋で、通常のゴミ袋より厚手です。片方の角を切って使っています。
とても大きいので、小柄な筆子のからだがすっぽり包まれ、服に髪がつきません。洗濯バサミは子供用のケープとして使っていた風呂敷を留めるのに使っていたものです。
銀色のはダッカールで、これで外側の髪を上にあげて、内側の髪を切ったりします。子供の髪を切るときはよく使っていました。
セルフカットのやり方
セルフカットのやり方やコツは、YouTubeにたくさん動画があがっています。2つサンプルで貼っておきます。海外の動画です。この人達と日本人の髪質は違うのですが、セルフカットってこんなに簡単なんだ、と思えることでしょう。
☆5分でするセルフレイヤーカット
☆ロングヘアからボブに
メンズのセルフヘアカットの動画もたくさんあります。自分の髪の毛なので自分の好きなように切ればいいでしょう。
私がセルフカットを始めたきっかけ
もともとセルフカット指向はあった
今年でカナダに来て20年目ですが、カナダで美容院に行ったのは3回だけ。日本に里帰りしたときに4回行っていますので、19年で7回行ったことになります。
日本でOLをやっていたころは、2ヶ月~3ヶ月に1回美容院に行っていました。
私のスタイルはずっとボブです。
美容院に行っていた当時から、前髪やサイドの髪が、ちょっと伸びたり、気になったら、自分でチョキチョキと切っていました。
私は、数年前までは、赤がつく貧乏でしたから、子供はもちろん夫の髪も切っていました。
最後に娘の髪を切ったのはいつだったでしょうか? 中学生のときはもう切っていなかったような気がします。
夫はあまりに注文が多いので、筆子のほうから切るのをやめました。
そんな私が本格的にセルフカットを始めた理由は、こちらの美容院でひどい目にあったから。
いわゆる白人というかアジア系でない美容師は、「直毛に慣れてないから、めちゃめちゃにされる」といううわさをよく聞いていました。カナダに来てしばらくは髪をずっとのばしていて、たまに、夫に切ってもらっていました。
夫は特にカットがうまくはないのですが、要するに髪が短くなればいいのであり、サイドなど気に入らないところは自分で修正していました。
そのうち夫が切りたがらなくなったので、10年前の冬、初めてこちらの美容院に行きました。たまたま夫がある店の無料お試し券(クーポン)を持っていたので、それを使ったのです。
33ドルの店でひどい目にあう
当時はまだ完全湯シャンではなかったので、ふつうに髪をシャンプーしてもらいました。まずこのシャンプーの仕方にギョッとしました。シャンプーをつけてちょっと髪を洗ったあと、ほとんどすすがないのです。
その年の夏に名古屋の美容院でショートボブにしてもらって、ちょっとのびてきたところだったので、スタイルはそのままで短くしてくれるように頼みました。しかし、できあがった頭は違っていました。
この店の当時の正規の料金はシャンプー・カットで33ドル+チップ。クーポンを使ったので、チップ代だけ払えばよかったものの、これで33ドルは不当だ、と思いました。
筆子はずっとおかっぱですが、おかっぱというのはシンプルなスタイルゆえに技術がいる奥の深いスタイルなのかもしれません。
しかも、私は後ろのはえぎわにクセがあり、ちょっと盛り上がるらしいのです。自分ではよくわかりませんが、これまでいろいろな美容師に何度も言われました。
16ドルの店でさらにひどい目にあう
33ドルの店でこりたので、その次は、夫御用達の安いスーパーカッツ(Supercuts)に行きました。「どうせ今いちのスタイルになるなら、安い店でいいや」、と思ったのです。ところが、ここでは、さらに素人くさいカットをほどこされました。
スーパーカッツは当時、カットのみを16ドルで提供。純粋にカットだけでブローはなし。ここへは2回だけ行きました。
1度めは、スタイリストがやたら水をスプレーしてから切ったので、半分頭が濡れた状態のままサービスが終了しました。夏だったので、びしょびしょ頭のまま(Tシャツの襟口もびしょびしょ)帰宅しましたが、冬なら凍りついているところです。
2度目もやはりスプレー攻撃にあい、頭がびしょびしょになったので、スタイリスト(別の人)が気の毒に思ったのか特別にドライヤーで乾かしてくれました。
この人はいい人でしたが、腕がとんでもなく悪かったのです。「まっすぐに切ってください」、と頼んだら、白い幅3センチぐらいのテープを髪の上から渡して、このテープにそって切っていました。
私はこんなふうにカットする人を初めて見ました。しかもカットだけに30分もかかりました。
このとき筆子は、「自分のほうが彼女よりうまくカットできる」と確信したのです。
もしかしたら、中国系の美容師のいる美容院に行けば、もっとまともな仕上がりになるのかもしれませんが、この日以来セルフカットをしています。
自分で切れば時間もお金も節約できます。
ちなみに、私の美容法はすべてチープです:
白髪染めはヘナを使用⇒ヘナ歴15年の私が、白髪染めにヘナを使うメリット、デメリットを徹底解説
湯シャンなのでシャンプーいらず⇒私が湯シャンにした理由(1)~ある女性ミニマリストの場合
肌断食で化粧品いらず⇒ミニマリストの私が使っているたった1つの化粧品
セルフカットしないまでも、美容院に行く回数を減らうとか、1000円カットなど、よぶんな作業を削ぎ落としたサービスを利用するのもいいかもしれません。
こちらでは、1000円カットを利用した読者の声を紹介しています⇒マイペースで楽しむ私なりのシンプルライフ(スッキリ生活をめざす読者の体験)。
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私は、いつも前下りのボブカットにしています。日本でお世話になっていた美容師も、去年行った美容院の美容師も、「え、自分で切ったんですか、うまいですね」と言ってくれました。
お世辞かもしれませんが、何度も切っているうちに、そこそこうまくなってきます。
細かく観察すると、微妙にアラがあるのですが、人はそこまで細かくチェックしません。人は、自分のことばかり考えていますから。
いきなり全部をセルフカットするのはハードルが高いかもしれませんが、スキバサミを手に入れて、前髪やサイドなどを自分で切れば美容院へ行く回数が減って、おおいに節約になります。
失敗しても、髪の毛はまたのびてきます。ゴールデンウィークやお盆休み、シルバーウィークなど連休中に試してみてください。