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きょうは12月24日。クリスマス・イブです。
今回はよりシンプルにクリスマスをお祝いするコツを7つお伝えします。
クリスマスやお正月に向けて、物を買い過ぎてガラクタを溜め、お金がなくなることに疲れた末に私がたどりついた境地です。
1.あげるプレゼントの数はできるだけ減らす
私は基本的に夫と娘にしかプレゼントをあげません。夫にはあげない年もあります。
前の家にいるときは、近所の人にあげることもありましたが、ここに引越してきてから、近所付き合いがなくなってしまいました。
昔は日本にいる家族にもプレゼントを送っていましたが、これもやめました。
夫と娘にあげるのは、ここ数年、ギフトカードとささやかなチョコレートです。
購入場所は近所のドラッグストア。
ギフトカードを買うときに、ついでにチョコレートも買っています。
買い物はすべて12月の最初にします。クリスマスが近づくと、どこもすごく混むからです。
チョコレートの銘柄も決めており、フェレロ ロシェ(FERRERO ROCHER)という日本でも売っているイタリアのチョコレートです。
私は全然興味がありませんが、娘が好きなのでこれにしています。
去年は娘と夫に16粒入りぐらいのをあげました。ところが夫は私のあげたチョコレートをそのままゴミの収集場所に置きました
捨てたわけではありません、ゴミを収集する人にあげるつもりだったようです。
うちのゴミを出す場所の写真はこちら⇒モノはいつかゴミになるからゴミ処理問題に無関心は禁物
しかし、ごみ収集エリアに置くと、必ずしもゴミ収集の人がチョコレートを食べるとは限りません。
ここには毎日のように人のゴミ袋をあさる人たちが来ます。リサイクルにもっていくと1本10セントぐらいになるボトルを集めているのです。
実際、もう使わない家具や家電を出しておくと、数時間後にはなくなっています。
こちらで紹介しているこわれたミニトランポリンも、ゴミを出す場所に置いたら、すぐに誰かが持っていきました⇒ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果
無料で粗大ゴミを収集してくれるようなものなのでありがたいです(とはいえ、壊れたタンスのように限りなくゴミに近いものは誰も持っていきません)。
チョコレートの話に戻ります。
考えてみると、夫は職場であちこちからチョコレートをもらい、それを1人で食べているのです。だから今年は夫にあげるチョコレートはものすごく小さいものにしました。そもそもチョコレートの食べ過ぎは、身体によくありません。
こちらからプレゼントをあげないと、向こうからもそんなにもらえませんが、ミニマリストとしては好都合です。
娘は、わざわざ、私に、ほしいものがあるか聞きました。「付箋か5本指ソックスがほしい」と言ったら、嫌そうな顔をしていました。
娘も夫も私が利用しているドラッグストアでギフトカードを買うことが多く、結局、家族3人が同じ場所でギフトカードを買い、交換しているだけです。
プレゼントを買わないすすめ⇒クリスマスプレゼント考:あげないことが最高の贈り物だと言いたい理由。
2.飾り付けは最小限
数年前にクリスマスツリーを飾るをやめました。以来、デコレーションは減少の一途をたどっています。
前の家では、夫がクリスマス用の電飾を玄関周りにほどこしていましたが、今の家では、半地下に住んでいるため、それもできません。
よって現在の我が家にはクリスマスらしいものは何1つ飾ってありません。壁に日本の友だちが送ってくれたクリスマスカードが1枚だけ飾ってあります。
マスキングテープを使用してくっつけています⇒マスキングテープのミニマリスト的活用方法、これ1つあればアレンジは自由自在
毎年、日本から5~6枚クリスマスカードをもらうのですが、いつもクリスマスが終わったあとに届きます。カードをくれる人は、私が物理的なカードをあげるから、それでお返しをくれるのかもしれません。
切手代もどんどんあがる昨今。来年からはカードはすべてデジタルにしようかと考えています。
3.買わなくていい物は買わない
通年で買わない挑戦をしていますが、年末年始は、特に気を入れてよけいな買い物をしないようにしています。
ホリデーシーズンになると、店にクリスマス仕様の物がたくさん並びます。そういうのを見るのは私も嫌いではありませんが、ほとんど買わなくなりました。
以前、クリスマスのヒイラギ柄の布製のコースターとか、クリスマスっぽいキャンドルを買ったことがあります。また、クリスマスモチーフのクッキー型もたくさん買いました。
コースターは結局出番がなく新品のまま断捨離しました。アロマキャンドルも、匂いがだんだん鼻につくようになったので、使えなくなりました。
大量にあったクッキー型はすべて捨てました⇒捨てても大丈夫だった6つのもの(写真つき)~キッチンの断捨離編 2つめの写真です。
今になって思うと買わなくてもよかった物ばかりです。
すべて捨てたのですから。
あまりに大量の物を無駄にしたので、今はクリスマス、バレンタインデー、イースターといった季節のイベント特化商品はまず買いません。
ふだんほとんど買い物をしていないのなら、特別なときに買ってもいいと思いますが。
4.スケジュールを入れすぎない
ほんの5、6年前まではクリスマスはけっこう忙しかったです。
・プレゼントの準備(買い物、ラッピング、発送)
・クリスマスカード書きと発送
・クリスマスの飾り付けと後片付け
・クリスマスのベーキング(お菓子作りが趣味だったので)
・学校関係のクリスマス行事
・コミュニティのボランティア
こんなことを短い間にやっていました。我が家は近所に親戚がいないため、あちこち行く必要はないし、大勢にプレゼントを送るわけでもないのでその点は負担が少ないです。
クリスマスの料理(七面鳥かチキン)も夫が作ります。
それでも「なんか、クリスマスって忙しいなあ」と思っていました。
ミニマリストになって、スケジュールを入れすぎることをやめたので、ホリデーシーズンだからといって、むやみやたらと忙しくなることはなくなりました。
主婦の中には年末年始、とても忙しい人がいると思います。ですが、あまりに忙しすぎて、ストレスになるようなら、やらなくてもいいことは、どんどん手放したほうがいいです。
働きすぎたり、疲れすぎて病気になってしまったら、せっかくのお休みを楽しめません。
私の友だちの中には、年末年始は海外に行ってしまうから何もやらなくていい、という人もいます。
そういうのもいいなあ、と思います。しかし家にいるほうが好きなので、家にいます。
主婦のストレス対処法はこちら⇒年末年始が大嫌いな主婦のための7つのストレス対策。
5.伝統や慣習にこだわらない
カナダに来た時、クリスマスってこんなことするもんなんだな、と学び、私なりに慣習に従っていました。しかし、そういうことをやめました。
クリスマスはもとはといえばイエス=キリストの誕生を祝う日です。
ところが、いつのまにか商業主義に汚染されました。
人によってはクリスマスにこんなことをするかもしれません。
西洋だと
・クリスマスには親戚一同とプレゼントを交換する。
・クリスマスには親戚を呼んで手作りのごちそうを食べる。品数もけっこう多い。
日本だと
・子供にはたくさんのプレゼントをあげる。
・恋人とカップルでディナーを食べ、プレゼントを交換。
・友だち同士でプレゼントを交換。
この時期、右を見ても左を見ても、プレゼント、プレゼントです。でも、みんな自発的にそうしているわけではありません。そのように仕向けられているのです。
クリスマスはぐらい心おだやかに暮らすために、プレゼントの贈りすぎは控えたほうがよいと思います。
自分で「これは伝統だから」「これは慣習だから」「そういうもんだから」と思っていることは、単なる幻想かもしれません。
そもそも、今のようなプレゼントの交換をするようになったのは、ほんの100年ぐらい前のこと⇒なぜクリスマスにプレゼントを贈る習慣があるのか?
プレゼントの量がどんどん増えていったのは1990年代以降でしょう。
こんなにたくさんのプレゼントを交換するのは、歴史上、とても特異なことなのです。
6.人と比べない
クリスマスのお祝いは個人的なことなので、人と比べず、マイペースで過ごしています。クリスマスはまだしも、うちはお正月らしいことは何1つしません。
冬休みで夫と娘が何日も家にいるので、多少忙しくなりますが、ふだんとの違いはそれだけです。
クリスマスやお正月の過ごし方は人それぞれ。
あまり人と比べなくてもいいと思います。
最近の日本のクリスマスの様子がさっぱり想像つきませんが、ケンタッキーフライドチキンやクリスマスケーキを食べるのでしょうか。
私は以前、ケーキ(ビュッシュ・ド・ノエル)を作っていましたが、砂糖を控えるようになってからは、スポンジタイプのケーキは作らなくなりました。
しかし、特に家族からクレームは出ていません。
テレビや映画に出てくるクリスマス、自分が幼いときにやっていたクリスマス、すぐ隣の人がやっているクリスマス、SNSで見るクリスマス。
他人のクリスマスの過ごし方と自分のそれを比べて、落ち込む必要はありません。隣の芝生は限りなく青いのですから。
今の自分の気持ちにフィットしたお祝いをするのが一番ですね。
☆お金のかからないクリスマスはどうですか?⇒お金をかけず、物を増やさず、シンプルにクリスマスを祝う方法
7.ネットはあまりやらない
パソコンの前に座ってブログを書いていることが多い私ですが、ネットサーフィンなどはあまりしないことにしています。
メールチェックはしますが、やりすぎないように気をつけています⇒メールチェックしすぎていませんか?メールに支配されないシンプルな暮しのすすめ
先日、「ミニマリズム」という映画で、「人は1日150回、スマホや携帯電話をチェックしている」というコメントを聞き、自分はどれぐらいさわっているのか考えてみました。
すると、けっこうちょこちょこ、メールを見たり、天気見たり、娘のメッセージ見たりしていることに思い当たりました。どうしても必要なときもありますが、別に必要でないのに、なんとなく見ていることもあります。
自分はスマホのヘビーユーザーではない、と思っていましたが、意外とヘビーユーザーなのかもしれません。電話としては全然使っていないのですが。
私が携帯電話を持ったことがなく、2年半前にいきなりスマホを買いました。それ以前は別に持って歩ける電話など必要なかったのです。今スマホでやっていることは、スマホがあるからことやっていることである、と考えられます。
このクリスマスは、スマホをさわるのは1日5回以内を目指したいと思います。
映画、「ミニマリズム」について⇒ミニマリズム(Minimalism)というドキュメンタリー映画の感想
年末年始はデジタルデトックスによいチャンス⇒スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
番外:何か人のためになることをする
ホリデーシーズンはできるだけ人に親切にすることを心がけています。
結局のところ、クリスマスは周囲の人に愛を分け与える時期です。
オンラインでチャリティ団体に寄付したりもします。
以前の家やその前の家にいたときは、冬場はできるだけ隣の家の前のサイドウォーク(歩道)の雪かきもしていました。
しかし、今の家に引っ越してきてから雪かきという労働を提供できなくなりました(上に住んでいるアンディが、家主からお金をもらってやっています)。
雪かきのかわりに意識してゴミ捨て場のまわりの清掃を行っています。ゴミをあさりに来るひとたちが、とんでもなくゴミを散らかすからです。
最初はものすごく頭にきていましたが、「いや、もしかしてこれは私に奉仕の場を与えてくださっているのかもしれない」と思い、掃除をしています。
もともと掃除や片付けは好きですからちょうどいいです。厳寒の日にはやりたくありませんが。
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こんなふうに私はきわめて地味なクリスマスを過ごします。しかし、ストレスはほとんどありません。
ストレスフリーでシンプルなクリスマス、よかったらあなたもお試しください。