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不用品を捨ててお金を残す:知らないうちにお金が貯まる行動案(その9)

日々の買い物を記録したり、予算を立てたりなんて面倒でできない。

そんな人でも、ごく自然にお金を残すことができる行動を提案しています。

12個めの行動は不用品を捨てること、つまり、断捨離です。

断捨離すると、お金が残ります。どんなふうにお金が浮くのか、7つの項目にわけて説明しますね。

「うそよ、まだ使える物を捨てたら、かえってお金を損するんじゃない?」なんて思う人は、ぜひ、続きを読んでください。



1.余計な物を買わずに済む

物は友達を連れてきます。何かを買うと、それを買ったせいで、また別の物を買うことがよくあるんです。

所有している物を見て、それを買ったきっかけを思い出してみてください。

こんなことが起きているんじゃないですか?

- 最初にAを買ったけど、Aが今いち使いにくいから/気に入らないから、わりとすぐにBを買った

- 最初にAを買って、Aのカバーやケースを買った

- 最初にAを買って、Aと一緒に使うためにCを買った

新しく買ったものに合わせて、ほかをグレードアップしたくなる心理⇒止まらない買い物を止める方法。ディドロ効果のワナを知れ。

- 最初にAを買って、Aを使うのにどうしても必要だったからDを買った

- A、B、C、Dが散らばらないようにまとめておくものとして、Eを買った

すべての買い物のきっかけは、Aを買ったことです。もし、Aが、自分にとってひじょうに有用で、持たざるを得ないものだったら、その後、B~Eを買っても、ガラクタにはなりにくいでしょう。

しかし、Aがべつに必要でも欲しくもない、ただ、衝動的に買ってしまった物だったとしたら?

B~Eを買うまえに、Aを捨てておけば、その後の買い物は発生しません。





2.メンテナンスの費用が浮く

物を買うと、その後、何がしかの管理が必要です。

洋服を例にあげれば、虫除けやクリーニング、アイロンなんかが必要ですよね?

1996年の春、私はカナダに来ましたが、所有していた「高くて質のいい服」は、すべて実家の洋服だんすに残してきました。

どれも会社で着るためのちょっと改まった服だったからです。

カナダでは、学生生活を送るのだから、Tシャツにジーンズみたいな軽装のほうが都合がいいです。

残してきた服が、「いい服」だったので、母はときどきクリーニングに出していました。

虫除けも買っていました。

その後、私がこれらの服を着ることはなく、里帰りしたときに全部リサイクルショップに売りました。

「これはいい物だから」「これは、上等な物だから」。こんな理由で、使わない物を残しておくと、私の母のように余計なメンテナンスにお金を支払うことになります。

ほとんど手入れをしなくてもいい物もあるかもしれませんが、そういう物でも、ずーっとため込んでおくと、後年、まとめて断捨離するとき、捨てるのにお金が必要かもしれません。

今はまだ不用品を廃棄するのに、そこまでお金はかからないでしょう。

ですが、10年後、20年後はどうなっているかわかりません。

たとえ、自分が処分しなくても、自分の遺族が大金を払って処分するのではないでしょうか?

3.新たに収納スペースを買わなくてすむ

断捨離をして、不用品を減らしておけば、収納にお金を使わずにすみます。

不用品は、日々、使わないから、どこかに静かに眠らせることになります。

収納雑貨、収納家具、収納スペースが必要ですが、不用品があればあるほど、収納スペースにお金を払うことになります。

それは、100円均一ショップで買うプラスチックのケースやかごかもしれないし、ニトリで買うシューズラックかもしれません。

無印良品で買う、スチールユニットシェルフかもしれないし、リフォームして増やす新しい部屋かもしれません。

月々3000円で借りるトランクルームかもしれないし、土地代と合わせて4500万円ぐらいする収納スペースが豊富な注文住宅かもしれません。

4.すでに持っているものを活かしきれる

不用品を捨てて、持ち物を減らすと、すでに持っている物をちゃんと使うことができます。

節約したいと思うなら、すでに持っている物をしっかり使い切るべきですよね?

使わずに置いておくのは、その商品の購入やメンテナンスに使ったお金をどぶに捨てるようなものです。

物を捨てられない人だって、こう言います。「これ、高かったし、まだあまり使ってないし、捨てるなんてもったいないわ」と。

物がたくさんあると、どれもしっかり使いきれません。

洋服のことを考えてみればわかるでしょう。

アウターやコートを何着も所有しても、よく着る服はだいたい同じです。しょっちゅう違うアウターを着ていたとしても、たくさんあればあるほど、着用頻度は落ちます。

数年たつと、「あまり着ていない服」で、クローゼットの中がいっぱいになるんじゃないですか?

どれも活かしきれず、「なんのためにお金を使ったんだろう」と思いませんか?

最、は衣類は安いから、「気分転換代として3000円払っただけよ」と割り切れる人もいるかもしれませんが、2番に書いたように、いったん物を所有すると、管理にお金を使うので、想像以上に無駄にお金を使っていますよ。

5.片付け産業に支払うお金が浮く

不用品をたくさん持っているのに、捨てずになんとかきれいに整理したいと思っている人は、片付け産業のお得意様です。

整理収納アドバイザーやハウスクリーニング業者を雇ったり、不用品買い取り業者にお金を払ったり、業者に遺品整理を頼んだり。

収納雑貨や家具、筆子の片付け本を買うのも、トランクルームを利用するのも片付け産業にお金を払うことです。

やましたひでこさんの断捨離セミナーも、近藤麻理恵さんの巨大ビジネスもそうです。

メルカリの社長は一代で資産1000億円以上を築き上げたそうですが、私たちが、すぐに不用になる物ばかり買わなければ、メルカリだって、e-bayだって、ここまで大きくなっていません。

「だけど、私はメルカリでただでいらない物を売っているよ」とあなたは言うかもしれません。

メルカリのユーザーは、不用品を売ったお金で、メルカリで物を買うことがよくあります。

メリカリの収入源は、購入金額の10%にあたる手数料です。皆が物をたくさん買えば買うほど、フリマアプリはもうかります。

6.今後の買い物が減る

不用品の片付けをすると、いかに、自分が無駄なものを買っているかよくわかります。

セールでバッグや服ばかり買っている。送料無料にしたり、ポイントをもらったりするために、つまらない雑貨をたくさん買っている、友だちB子と、ディズニーランドに行くたびに、ネズミのついた雑貨を買っている、など。

何も気づかなかったとしても、捨てるのはつらいし大変だから、「これからは少し、考えてから買うようにしよう」と決心するでしょう。

多くの人は、今後の買い方が変わり、無駄遣いしなくなります。

中には、捨てて買うことを繰り返す人もいるかもしれませんが、エコロジーや、持続可能な社会が叫ばれている今、そういう人は少数派でしょう。

7.その他の節約できるポイント

ほかにもお金が残るポイントがあります。

ダブって買わなくなる

物が多いと、必要な物を必要なときにさっと見つけることができず、ダブって買ってしまいます。

お金を発見する

片付けている最中に、お金や金券を発見します(よくあります)。

住宅費、光熱費の節約

物が少なければ、小さな住まいに住めるので、住居費が下がります。住まいが変わらなかったとしても、物だらけの家より、物が少ない家のほうが、効率的に冷暖房できます。

こころの健康を得られる

不用品をたくさん抱え込む生活は、精神面に悪影響があります。

きのうの記事、参照⇒物が多い実家にいる両親に、「なぜ捨てなきゃいかんのだ?」と聞かれたときの答え方~メンタル編。

メンタルが不調な人は、ストレスが多く、衝動買いをしやすいです。先日ある動画を見ていたら、人の買い物のうち20%が理性や必要性によるもので、残りの80%は感情によるものだと言っていました。

ストレスの多い人は、90%近く、気分で物を買ってしまうかもしれません。

無駄な外出・外食が減る

家にガラクタが多いと落ち着かないので、無駄な外出が増えます。不用品の管理や片付けに追われていると、忙しいので、食事の手間を省くため、買わなくてもいいお惣菜を買ってしまいます。キッチンのカウンターが物だらけだと、料理をする気になれず、デリバリーや外食で済ませます。

■このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒お金が貯まりやすくなるためのざっくりした行動案~予算とか考えたくないあなたへ(その1)。

*****

お金が残る行動案として、不用品の片付けを紹介しました。

シンプルライフにしたほうが、お金は残ります。

とくに、節約や貯金が、あなたにとって重要なことであるならば。





実家にある大量の傘物が多い実家にいる両親に、「なぜ捨てなきゃいかんのだ?」と聞かれたときの答え方~メンタル編。前のページ

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