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12月も半ばをすぎました。ちまたでは贈り物が飛び交う季節です。
筆子ジャーナル読者のイチオシ企画。今回は時期的にタイムリーな、クリスマスプレゼントと無料プレゼントに関する記事を紹介します。
まずクリスマスプレゼントから。
みんな、プレゼントを買い過ぎ・あげすぎ
もとは、宗教的なお祝いだったはずのクリスマス。最近、日本は不況だと言われていますが、クリスマスの頃は不用な贈り物を買ったり、もらったりする人が多いのではないでしょうか?
実は、そんなに贈り物はいらないのだ、という思いを込めて、去年の今頃、私はこんな記事を書きました⇒クリスマスプレゼント考:あげないことが最高の贈り物だと言いたい理由。
「クリスマスプレゼントはいらない」なんて記事に賛同する人はあまりいないだろう、と思っていたのですが、お2人の方が、この記事を一押ししてくださいました。
コメントを紹介しますね。まずもんきちさんのメッセージです。
プレゼントを強制される行事が多すぎる
このイベントにはこんな物を、というようにプレゼントの雛型まで指定され、毎年商業主義にうんざりします。
学生時代は特に同調を求められるので、無駄と分かっていても買わなければならなかったり、いらない物をもらってゴミを増やしていました。
今、街や店はハロウィン一色ですが、毎年毎年あの大量のハロウィングッズはどうなるんでしょうか。
クリスマスの記事ですがどの行事にも当てはまり、今読んでも考えさせられます。
メッセージ:もともとミニマリスト思考でしたが、このブログに出会ってより合理的に断捨離できるようになりました。
意識しないと大量に物が増えてしまうので、定期的に見ています。
もんきちさん、ご参加ありがとうございます。
イベントに合わせて、物を売り出すのは、よくある販売促進活動ですね。
どんなイベントも楽しいムードが盛り上がり、ふらふらと買ってしまう人が多いのかもしれません。
日本では、横並び主義というか、人と同じことをしないと安心できない人が多い気がします。
誰かが買い出すと、自分もどんどん買ってしまう、という集団に属したいと思うがゆえのムダな買い物が増えてしまいがちです。
そんなにやたら買わなくても、それはそれで楽しく暮らせます。周囲で人がぼんぼん物を買っていても、冷静でいたいものです。
プレゼント企画をやったのは10月でしたから、その頃はハロウィングッズが店頭に並んでいたのですね。
カナダでは、ハロウィンは子供が仮想してお菓子をもらいに歩く(トリック・オア・トリーティング)だけなので、グッズが出回るとしたら、仮装関係か、庭をお化け屋敷みたいに演出する品々だと思います。
日本ではお菓子をもらいに行かないと思うので、いったいどんなグッズが売られているのか、ちょっと想像つきません。
飾り物は次の年も使うんじゃないでしょうか。我が家もまだ、小さいダンボールに一箱分、ハロウィングッズが残っています。
先日、夫に「捨てていいか」と聞いたら、捨てるな、と言われました。
この家に引っ越してきてから3年間、ハロウィンはやっていないのに。
次は、海外にお住まいのじゅんこさんからです。
プレゼントにお金をかけすぎる風潮が嫌い
私も筆子さんと同じく国際結婚をして外国に住んでいるので、バースデーとクリスマスのお金の掛け方に最初びっくりしました。
バースデーだと5万円位。子供のバースデーだと小さいうちは学校のクラス30人全員招待です。
大人だと30歳、35歳40歳という節目の年は親戚、友達とレストランへ。クリスマスだと10万円以上でしょうか。
親戚、お世話になっている人へのプレゼント、そしてクリスマスの食料品。装飾品。
住んでいる以上この国に馴染もうと思い15年くらいお金と時間を沢山無駄にしました。結果お金はないし家はグチャグチャ。
でも2年位前から、こういうイベント毎に囚われずに今は自分のペースで頑張っています。
自分なり、我が家なりのやり方で周りに囚われずに生きています。そして筆子さんのこの記事を読んで自分のやっている事は正しいんだなーと再確認しています。
メッセージ:私も国際結婚をして2児(7歳、2歳の子)の母として外国で頑張っています。
筆子さんは私より一回り半先輩で、海外で暮らす日本人の断捨離アン、シンプルライフをしている人なので、いつもブログを見て元気を貰っています。
そして家を片付けようというパワーを貰っています。
私は子供を預かってくれる環境が無いため、毎日次男と一緒で育児を楽しみつつもストレスが溜まります。
家も片付けてはすぐにグチャグチャになります。
旦那は仕事で忙しく、子供は私が世話をするのが365日毎日です。長男の学校、習い事の送り迎えでいつも時間に追われている生活です。
少しでもホッとできる時間が欲しいです。
私が住んでいるのは日本人が少ない国、日本人が全くいない地域なので筆子さんのブログを見て自分を見失わないようにしています。これからも毎日ブログを楽しみにしています‼︎
じゅんこさん、ご参加ありがとうございます。
誕生日にお金をかけるのはアメリカ合衆国でしょうか。
バースデーのお祝いは、もともとは、それぞれの人間の命、存在、ユニークさを称える日、「あなたがいてくれてうれしい」といった気持ちを伝えるために、やっていたと思います。ところが、年々商業主義にまみれていきました。
特に、アメリカの子供のバースデーは派手な傾向がありますね。
もちろん、コマーシャリズムが嫌いな人や、子供に過剰なプレゼントをあげたくない、と考えている親もいます。その場合は、プレゼントはなくて、映画や、レストランでの食事に招待したりしますね。
我が家は貧乏だったということもあり、バースデーのお祝にはたいしてお金をかけてきませんでした。
いまの私は、プレゼントを受け取るのは辞退していまるし、娘には何かあげますが、夫には何もあげません。
1年のうち、1日だけ、大々的に注目せず、ふだんから、存在を大事に思っていて、認めていれば、子供は普通に育つでしょう。
おもちゃをあげすぎない方がいい話⇒子供のおもちゃが増えすぎて片付かない?極論を言えば買ったおもちゃは必要なし
次は、無料プレゼントをもらいすぎてはいけない記事を推してくださったnako@smnさんのコメントを紹介します。
nakoさんのイチオシ記事はこちら⇒⇒無料プレゼントをほしがる気持ちが貧乏神を引き寄せる
無駄物買いをきっぱり断捨離できた
そしてそうやって手に入れたものは、やっぱりすごく気に入って買った訳ではないのであまり使わずにしまい込まれてしまい、もったいないことをしました。
その追加で買った商品分で、十分送料を払えたのに。むしろ送料を払う方が安く済んだのではと思います。
また、雑誌の付録に惹かれて、買ったものもたいして使わず、雑誌もたくさんある記事の中からきちんと読むのは3、4記事くらい。
結局無駄にものを増やして、処分する手間も増やしていました。
筆子ジャーナルのこの記事を読んで、ハッとしました。
おかげできっぱり無駄物買いを断捨離できました。
今は送料かかっても欲しい物だけを買っています。
おかげで、無駄に費やすお金と、送料無料になるように選ぶ時間も減りました。
その分の時間で掃除機をかけたり、なかなか取りかかれなかった季節仕事(今なら栗の渋皮煮作りやフルーツジャム作りなど)に時間をまわすことができるようになりました。
メッセージ:昨年、筆子ジャーナルを知り過去記事も全て読ませていただきました。
毎日更新楽しみにしています。
このブログに出会い、テレビやシェルフなど大物家具の断捨離もかなり進みました。
何より時間の使い方を考えるようになり、いろいろチャレンジしたり、気持ちを整える時間を持てるようになりました。
30代でこのブログに出会えたことを感謝しています。
これから日々寒さが深い時季になります。お身体に気をつけてお過ごし下さい。
nakoさん、コメントありがとうございます。
無駄な物を買うのをやめて、時間ができてよかったですね。
無駄な物を買えば、時間という有限で貴重なりソースを失ってしまうんですよね。
nakoさんの体験は、「無料プレゼントにつられて不用な物を家に入れるという行為をやめれば、それだけで、暮らしは豊かになる」いい例だと思います。
nakoさんが推薦してくださった記事には、おまけや景品が好きすぎて、無駄な物を溜め込んだ私の顛末を赤裸々に書いています。似た傾向のある方は一度読んでみてください。
人間は「ただの物」が好きなので、無料のワナにひっかりやすいです。
無料の何かをもらいそうになったら、「お金と時間をかけても私はこれが欲しいのか?」と自問自答するといいでしょう。
ほとんどの場合、答えは「ノー」です。
無料だから、お得に思えて、「欲しい!」と思ってしまうのです。
人間の脳は、相対的にしか損得勘定ができないので、「お得だ。だからもらおう」という決断はたいていの場合、間違っています。
人間のお金に関する意思決定がよく間違っている話⇒私たちがお金に関して愚かな決断をしてしまう理由(TED)
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今回は、プレゼントに関する記事を2つ紹介しました。
特に、子どもにはプレゼントをあげすぎないようにしたほうがいいと思います。
たまたま、先日、娘と娘の同級生の話になりました。
娘はとても小さい小学校に行きました。娘の学年は12人ぐらいで、6年間、ほぼおなじ顔ぶれでした。
だから、私はわりと、それぞれの子供のことをよく覚えています。
小学校を卒業して7年ほどたってわかったことは、親がものすごく一生懸命に、お金や時間をかけて、エネルギーを注いでいた子どもは、思ったほどうまく自立できていない、ということです。
さまざまなお稽古ごとに通わせたり、特別な学校に行かせようと親ががんばっていたわりには、不幸な結果に終わっているのです。
まあ、ごく少ないデータからの考察なので、これが真実とはいいません。それにまだ18~19歳なので、これからどうなるかもわかりません。
ですが、子どもには物を与えすぎないほうがいいし、変なプレッシャーもかけすぎないほうがいい、という点で娘と意見が一致しました。
少子化が進んでいる日本でも、「子どもがやりたいと言ってるから」と、山のようなお稽古ごとをさせる親がいます。やめたほうがいいと思います。欲張るとろくなことがありません。
レス・イズ・モアです。
子どもは親を喜ばせたいという気持ちがあり、親の気持ちを先取りして、親がやってもらいたいと思っているお稽古ごとを、さも自分が興味があるかのようにふるまってしまう、ということがあります。
バースデーパーティなども、地味にしておいたほうが、堅実な人間に育つのではないでしょうか?
それでは次回のイチオシ記事の紹介をお楽しみに。