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「断捨離をして、物を減らしてみたいけど、時間がないよ」、こんなふうにあなたは悩んでいませんか?きょうは、忙しい人でも確実に断捨離ができる「ついで捨て」をお伝えします。
「ついで捨て」の話に行く前に、断捨離にはどのぐらい時間がかかるのか、考えてみましょう。
たとえば近藤麻理恵さんのやり方(こんまりメソッド)に従って洋服を捨てる所要時間はどのぐらいか、シミュレーションしてみます。
コンマリ流洋服の捨て方
家中から1つ残らず洋服をかき集め、ある部屋の床に積み上げます。1つ1つ衣類を手に持って、「ときめく、ときめかない?」と自問自答しながら、捨てるものを右、残すものを左、と仕分けしていきます。
全部終わったら、捨てるものの行き先を決めます。ゴミ箱か、リサイクルショップか、はたままオークションで売るのか?
捨てるものの処分方法は先に考えておいたほうがいいかもしれませんね。
ゴミにするものはゴミ袋に入れ、収集場所へ。リサイクルショップに持っていくものはそれ用の箱なり、袋へ入れ、とりあえず部屋のすみに置きます。
オークションに出すものは、いったんどこかにまとめておくことにします。
残す洋服は、カテゴリーごとにわけて、それぞれクローゼットなり、たんすに戻します。
たんすに戻すときは、コンマリ流のときめくたたみ方をするとたくさん入るそうです。
基本的に立ててしまいます。
たたみ方をご存知ない方はこちらをどうぞ。Tシャツ、キャミソール、ソックスのたたみ方です。
Tシャツを何度も上からなでつけているので、時間がかかっています。
私的には、「こんなに何度も布地をなでなでしなければならないのか」と思うのですが、こうやって洋服にさわって手からエネルギーを送り込んでいるのです。
そうすると、洋服が元気になってしわがのび、生地がいきいきしてくるので、着たときの輝きが違うとか。
くしゃくしゃに丸めて入れるよりはいいと思いますが。
そんなわけで、たたんで収納するのにもちょっと時間がかかります。
全ての所要時間は、もともとの洋服の所有量、残す服の数によって違います。
近藤麻理恵の著書「人生がときめく片づけの魔法」によると、「最初の段階のトップス平均所持数は160着前後」だそうです。
最初の段階とは、捨てる前、服を全部床に全出しした段階です。トップスだけで160着というのは、いくらなんでも多すぎるのではないでしょうか?
これは片付けコンサルタントのこんまりのお客さんたちの平均枚数だから、特別多いのかもしれません。ふつうの人は、プロに片付け相談をすることはあまりしません。一般人はこの半分ぐらいですかね。
すべて終わるのに1時間から2時間。人によっては半日ほどかかってしまうかも。「ときめくか、ときめかないか」でいちいち迷う人は、さらに時間がかかるでしょう。
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確かに、忙しい人はこんなこといちいちやっていられませんね。ですが、忙しい人こと、断捨離をすべきです。
というのも、物が減れば、物の管理に費やす時間が減って、時間の余裕ができるからです。
参考⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
私は忙しい人は全出しをせず、毎日少しずつ間引きするように捨てていったほうがよいと思います。
もちろん有給をとって、一気に捨てる手もありますが。それをするにしても、トップスが160着もあってはしんどいでしょう。
その前に少しばかり捨てておくと負担が軽減されます。
忙しい人におすすめしたい「ついで捨て」
「ついで捨て」は私の作った言葉です。文字通りついでに捨てることです。何かやったついでに、そのへんのものをゴミ箱へポイッと捨てたり、リサイクルショップに持っていく箱に投げ込むやり方です。
日常生活の節目節目で、ちょこちょこ捨てるわけ。
たとえばこんな時に、捨ててみてはどうでしょうか?
1.朝起きたら捨てる
2.出かける時に捨てる
3.戻ってきたら捨てる
4.夜寝る前に捨てる
ひとつずつ説明します。
1.朝起きたら捨てる
あなたが、朝起きてすぐにやることは何ですか?
窓を開ける?トイレに行く?顔を洗う?布団をたたむ?もう1度寝る?
筆子は、パソコンのスイッチを入れます。パソコンデスクの隣に寝ていますので。
寝床の写真⇒ミニマルな寝床を実現~床に毛布をひいて寝るようになって4ヶ月、こんな変化あり
人によってやることは違うでしょうが、朝起きたら、何か捨てて、1つ身軽になって、1日をスタートするのです。
寝室にころがっているお菓子の袋をゴミ箱に捨てたり、台所に水を飲みに行ったついでに、テーブルの上を少し片付けたりします。
2.出かける時に捨てる
我が家では、「出かける人は必ずゴミ袋を外に持って出る」というルールがあります。といっても、ごみ箱の中の袋にゴミがある程度たまっている時だけですが。
台所がせまいので、ゴミをためておくことができないので、ゴミ箱の袋がいっぱいになったら、どんどん外のゴミ箱に運んでいます。
我が家のゴミ捨て事情はこちら⇒モノはいつかゴミになるからゴミ処理問題に無関心は禁物
このルールを守っているのは筆子だけですけど。
出かけるというのは、外に出る、ということですから、家の中にある不用品を外に持ち出す絶好のチャンスです。
3.戻ってきたら捨てる
会社や学校、買い物から帰ってきたらソファにどさっと座りこむまえに、ひと捨てします。バッグの中や財布の中身を点検し、いらないものが入っていたら、捨てます。
財布やバッグはいつもきれいにしておくと、忘れ物やなくし物が減りますので、特におすすめです。
4.夜寝る前に捨てる
1日の終わりに、戸締まりや火の元を点検するついでに、居間に散らかっているものを拾って、所定の場所に戻したり、不用品を捨てます。
特に台所の流し、テーブルの上、デスクの上をきれいにしておくと、翌朝、スッキリとした気分で、1日を始められます。
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いかがですか?
ついで捨てをするために、4つのきっかけを提案しましたが、これをすべてやる必要はないです。
人によってはもっと捨てやすいタイミングもあるでしょう。
自分の捨てやすいタイミングで、毎日少しずつ断捨離していけば、物は確実に減っていきます。
断捨離は何も一気にやる必要はないのです。時間がない人は、毎日、ほんの数分、捨てることを習慣にしてしまえばいいのです。
そうすれが、家の中はだんだんきれいになって、暮らしやすくなっていきますよ捨てれば捨てるほど加速がつくので、まずは何か1つ、ポイッ捨ててみましょう。ポイッとね。