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自分は怠け者で、いろいろなことが長続きしません。どうしたら、怠け者体質が治り、物ごとを長続きさせることができるでしょうか?
この質問に回答します。
まずメールをシェアしますね。おんさんからいただきました。
休みの日にダラダラしてしまいます
件名:怠け者が動けるようになるには。
はじめまして、おんと申します。
47歳バツイチで、昨年娘が就職し子育てが終了しました。
いつもブログを、楽しみにしています。ありがとうございます。「それって、必要?」も買い、参考にさせていただいています。
毎日ブログを更新し、色々なことにチャレンジを続ける筆子さんをとても尊敬しています。
私は昔から、自分でも呆れるほどの怠け者かつ三日坊主なのです。
色々なことに興味を持ち、時には大金をかけてスタートするのですが、すぐに興味が薄れてしまい投げ出してしまいます。
まず本を読んで情報収集するため、本も沢山あります。そのため、部屋も雑然としています。
筆子さんのブログで教えてくださっていることも、「なるほど!」とすぐやってみるのですが、長続きしません。
平日は仕事と言い訳をし、休日になると「◯時になったら起きて行動しよう」と決めるのに、ちょっと起きてはすぐに布団に戻り、結局一日中布団の中でダラダラ過ごしてしまいます。
筆子さんに質問です。
こんな私が怠け者体質が治り、物事を長続きさせる事ができるようになるには、どうしたら良いでしょうか。
今まで沢山の記事の中で教えていただいているにも関わらず、改めて質問をしてしまいすみません。
長い文を読んでいただき、ありがとうございます。
これからも、ご活躍を応援しています!
おんさん、はじめまして。いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
本まで買っていただいて、とてもうれしく思います。
以下に10個、アドバイスします。
1.目標の立て方を変える
おんさんがお聞きになりたいことって、怠け者体質でなくなる方法と物ごとを長続きさせる方法ですね。
この2つ、似ているようで、違いますよね?
あまり勤勉じゃない人でも、何かをやり始めたら、だらだらとだけど、ずっと続いている、という人はいます。
勤勉じゃないから、いつまでも終わらないのかもしれません。
一度に、2つの目標をかかげると成功しにくいので、どちらか1つにしぼってください。
さらに、その目標が具体的でないと、実行に移せません。
目標を立てるときは、結果ではなく、行動にフォーカスするといいでしょう。
結果:怠け者じゃない人になる
行動:休みの日は、朝、10時に布団から起きて、やりたいと思っていたこと(ここも具体的に設定する)をやる
とりあえず、この記事では、休みの日に、だらだらと布団の中で過ごすのをやめるヒントを書きますが、自分が本当に変えたい部分、その1つだけにフォーカスしたほうがいいです。
おんさんは、「いろいろなことに興味を持つ」と書かれています。
好奇心が強いのはいいことですが、何かをやるときは、1つひとつこなしていくほうが、結局は達成しやすいです。欲張らずに、1点集中を意識してください。
参考記事⇒新年の誓いをより効果的に立てる7つのコツ。確実に実現に近づくために。
2.自分を三日坊主だと思わない
おんさんは、自分でもあきれるほどの怠け者であり、三日坊主だそうですね。
このセルフイメージを捨ててください。
人間は、自分のセルフイメージどおりの行動をします。頭の中で、想像もつかないようなことはまずやりません。
自分で自分を怠け者と決めつけていると、そのセルフイメージに合致した自分になります。「ああ、やっぱりね、私は自分が思ったとおりの怠け者なんだ」という証拠を探して生きるのです。
そもそも、怠け者と決めつけているその根拠、たいしてないんじゃないですか?
これまで、何かを怠けたことがあるし、長続きしなかったこともある程度だと思います。
おんさんは、シングルマザーですよね?(バツイチだからといってシングルとは限りませんが)。会社で働いて、娘さんを就職させるまでがんばってきました。とても怠け者とは思えませんが。
今後、自己紹介するときは、怠け者や三日坊主という言葉を使わないでください。意見や思い込みではなく、客観的な事実だけを伝えるようにするといいですよ。
セルフイメージの重要性⇒自己認識を変える方法。「私は片付けられない人」というセルフイメージが汚部屋を作る。
3.1日中布団の中にいる理由を考えて解決する
休みの日は、ダラダラと1日中、布団の中で過ごしているそうですが、これは、本当のことですか?
たまに、すごく大げさにメールに書いてくる方や、たった1つの事象をもとに、それが普遍的な事実であると決めつけている方がいます。
仮に、本当に、休みはいつも布団の中で過ごしているとしましょう。
なぜ、そんなことをしているのか、その理由をお聞きしたいものです。
ずっと布団の中にいるのは、それはそれで苦痛じゃないですか? 人間は、昼間は活動するようにできていますから。
考えられる理由は
・平日の仕事が忙しすぎて、睡眠不足。疲労がたまっている
・うつ病など心の病
・貧血など、肉体的な病気
・起きる用事がない(やるべきこともやりたいこともない、無気力)
これぐらいです。
理由をご自身で考えて、1つひとつ解決してください。病気なら治療します。疲労がたまっているのなら、平日に疲れすぎないようにします。
平日の睡眠時間は大丈夫でしょうか? 夜更かししているなら、早めに寝るようにしてください。
仕事が忙しすぎて、早く帰れないなら、仕事のやり方を改善してください。
無気力のせいで、起きられないなら、こちらの記事を参考に⇒何もしたくないのは物が多いから? 無気力になる7つの理由とその対策。
4.前の晩にTo-doリストを書く
休日に、「◯時になったら起きて行動しよう」と決めているそうですね。
これを、前の晩にやってください。紙にしっかり書くことをおすすめします。
To-doリストを書くときも、具体的な行動を書いてください。
「起きて行動しよう」はあいまいです。 起きて、何をするのか前の晩に決めてください。
やることが決まっていると、いちいち考えなくてすむので、さっと行動に移せます。
おんさんは、平日の朝はちゃんと起きて、職場に行ってますよね。職場に行くという用事があるから起きられるわけです。
休日にもその方法を取り入れてください。
さらに、やりたいことをすぐやれるようにちょっとした準備をしておくといいです。
起きてすぐウォーキングに行きたいなら、玄関にウォーキングシューズを出しておく、枕元に、ウエアを置いておく、といったことをするのです。
翌日着る服を決めておくと、さっと着替えることができるから、ふとんに戻りにくいんじゃないでしょうか?
最低でもパジャマから昼用の服に着替えるのはやってください。
To-doリストの書き方はこちらを参考に⇒効率よく家事をするために私が心がけている7つのこと
5.寝る前に頭の中でシミュレーションする
休みの前の晩、布団に入ったら、「明日は朝起きたら、あれをやって、これをやって、それからこれをやろう」と考えつつ、自分が実際やっているところを想像してください。
このように、頭の中で一度シミュレーションしておくと、実際行うとき、スムーズにできます。
これをイメージトレーニングといいます⇒イメージトレーニングを利用して断捨離に成功する方法(汚部屋改善)
ひととおり、シミュレーションが終わったら、充実した休みをとれることを感謝して、眠ってください。
6.本当にやりたいことを予定に入れる
人間はもともと楽なほうに流れる生き物ですが、自分が本当にやりたいことは、多少の障害があっても、どんどんやってしまうものです。
楽しいことや好きなことなら、自然に始めてしまうし、勝手に長続きします。
他人がすすめることや、義務感からやったほうがいいと思うことではなく、自分が本当にやりたいことを、予定にいれて行ってください。
本当にやりたいこと、わかっていますよね?
7.ダラダラ時間も予定にいれる
休みの日は、リラックスして、休息する日なので、そんなに勤勉に何かをやる必要はありません。
ただ、なし崩し的にダラダラしていると、罪悪感を感じます。
そこで、To-doリストを書くときに、明日は、思いっきり休む日にしよう、と決め、ダラダラする時間もスケジュールに入れてください。
布団の中でダラダラするのが好きで、その行動がおんさんの人生の充実に貢献しているのなら、「◯時から◯時は、布団の中でダラダラする」と書いてください。
しっかり休息しないと、活動もできないので、メリハリをつけることが重要です。
8.未来予想をしてみる
もし、これからも、休みが来るたびに、布団の中でダラダラし続けたら、1年後、3年後、5年後、10年後にはどんな人生になっているのか考えてください。
未来予想をして、「まあ、こういう人生でも別にいいや」と思うなら、それはそれでいいんじゃないですか?
その瞬間、その瞬間の意思決定が、自分の人生を決めていく、という考え方をしてください。
そうすれば、もっと真剣に、やるべきこと、やりたいことを、ちゃんとやっていこう、という気持ちになり、実際にそうできるようになります。
9.小さなことから始める(行動することにフォーカスする)
おんさんは、何かを始めるとき、いきなり大金をかけて、準備をしたり、情報収集をがんばってしまうようです。
今度、何かをやりたいと思ったら、お金をかけなくてもすぐにできる、ごく小さなことから始めてください。
準備に意識を向けるのではなく、実際に行動することにフォーカスするのです。
小さなことから始めれば、長続きしなくても、最初の投資が無駄になりませんし、ガラクタも増えません。
情報収集や準備に時間をかけるのは、ある意味、行動することを先延ばししています。
自分が本当にやりたいことって、どっち? 準備なの? それとも実際に行動することなの? と自問自答してください。
そして、本当にやりたいこと、やるべきことをやっていきます。
準備にフォーカスしすぎるから、余計な物が増えるのです。
道具がなくても、すぐにできることってないかな、と考えてください。
どうしても、道具が必要なときは、最低限の道具のみを用意してください。
道具に関してはこの記事が参考になります⇒お菓子作りの道具を断捨離したきっかけとそのプロセス
10.日頃から断捨離を心がける
いま、家の中に、物がいっぱいあるそうですね。
雑然とした部屋にいるより、スッキリした部屋にいるほうが、気が散らないし、ストレスも軽減されます。
今日から、1日15分でいいので、毎日、不用品を捨ててください。
不用品を捨てる要領は、「それって、必要?」にも書いていますし、このブログの過去記事にもたくさん書いています。
読んで終わりにするのではなく、実際に行動に移してください。
こちらに、簡単な片付けプロジェクトを集めています⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次
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きょうは休みの日に布団の中でダラダラしている方の質問に回答しました。
いまの自分の生活を変えたいと思ったら、まず、現状を客観的に観察することをおすすめします。
すると、いろいろな思い込みに気づき、改善ポイントも思い浮かぶものです。いずれにしても、楽しんでやってくださいね。