迷っている女性

ミニマム思考

最終更新日: 2020.05.20

あれこれ迷う時間を減らして、シンプルライフをめざすススメ。

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ここ数年、がんばって物を捨てているが、いまだ、部屋の中がごちゃついている。

そんな人は、発想を変えて、迷う時間を減らすことを心がけてください。

物が多いと迷う時間が増えるので、迷う時間を減らせば、必然的に物も減ります。

迷う時間を減らすために、最初にタックルしたい分野を3つ紹介します。まず、いかに、迷うことに、時間を取られているか、ここから説明します。



探しものと、迷うことが貴重な時間を奪う

きのうも書きましたが、私は毎朝、台紙と付せんを使ってTo-doリストを作っています。

スケジュールには余裕をもたせ、1日のあいだで、キャッチアップする時間も盛り込んでいます。

それでも、時間が押す時や、全部終わらない時があります。どんなときに、時間が押すのか考えたところ、予定外のこと(突然の家族からの頼まれごとなど)をのぞくと、探しものと、迷いごとに、時間を奪われていると気づきました。

探し物が時間を奪うことは、どなたも自覚していると思います。

しかし、迷っているから時間がなくなることは、なかなか気づかないのではないでしょうか?

私も、毎日、スケジュールを割り振るようになってから、どうでもいいことで迷うことに、ものすごく時間を取られていると気づきました。

たとえば、次にどんな映画(動画)を見るか、どの本を読むか、どの本(オーディオブック)を聞くか、どの教材をやるか。

1日に、映画(映像作品)を見る時間は、30分から多くても60分ですが、この時間に、「次に何を見ようかな」と迷っていると、あっという間に30分、すぎてしまうのです。

私は、わりと決断が早いほうだと思っていましたが、そうでもないようです。

なぜ、こんなに迷うのかというと、選択肢が多すぎるからです。

Netflixしか、ストリーミングサイトを利用していなかったとしても、けっこう選択肢がありますが、私には、これ以外にもカナダのアマゾンプライム(カナダ)や、YouTubeなどがあります。

一時期、迷って決められず、疲れることが多かったので、いまは、迷わないように、意識的に選択肢を減らし、テーマを決めて見ています。

このブログにとりあげるTEDトークも、どれにするか迷うことがあります

どのTEDトークにするか決めるため、いろいろ見ていると、肝心のブログを書く時間がなくなるのです。

1日の時間の使い方をしらべてみると、思いのほか、迷っていることに気づくのではないでしょうか?

たとえば、こんなところで、迷っていませんか?





食べ物に関する決めごと

生活が豊かになって、食品の種類が増えたので、迷う局面も増えています。

調味料ひとつ、飲み物ひとつとってもいろいろな種類があります。

何を買うか、どれを食べるか、何を作るか、どれを注文するか。

どれぐらい作るか、いつ食べるか、どこで食べるか、誰と食べるかといった決断をするのに、時間がかかる人もいるでしょう。

食事は毎日することなので、食べ物に関する決めごとが多いと、決断疲れが重なります。

決断疲れとは⇒決断疲れを回避する方法。ミニマリストになるのが1番です

健康にいい食生活をしたいと望んでいる人は、「どれを食べたら体によいのだ?」という迷いと意思決定が生じるかもしれません。

ものごとをシンプルにするため、私は、毎日食べる物も、食べる時間も、購入する店もほぼ決めています。

新型コロナウイルス感染防止措置が始まってから、2ヶ月半、外で食べ物を買っていません。いつも利用しているオーガニックフードの食品店に、2週間に1度、注文し、配達してもらっています。

3月半ばから、今までそうしたところ、食品の供給は、この店1つで充分用が足りる、とわかりました。

この店でナッツを買うと、破産するので、ナッツだけは、3週間に1回ぐらい、バルクバーンでバイトしている娘に買ってもらっています。

量り売りの店、バルクバーンは節約主婦の味方、おまけにエコだよ

料理好きの人は、いろいろな食材を試したい、新しいレシピに挑戦したい、変わったものを食べたい、目新しい食器を使いたい、テーブルコーディネートにこりたいという気持ちがあるかもしれません。

しかし、そうした気持ちが、決めごとや管理の手間を増やし、時間やエネルギーを奪っています。

私の好きなシンプル貧乏節約料理~料理の手間もミニマムに

情報の取得と選択

インターネットとスマホのある現代、情報はくさるほどあります。というよりも、エンドレスです。

ニュースサイトやSNSのライムラインは、スクロールしてもしても、どこまでも続きます。

情報をたくさん取得しすぎると、選択や決断しなければならない機会も増えますから、迷いたくないなら、情報はとりこみすぎないほうがいいです。

とくにSNSは時間を奪います。

私はSNSの使用は最小限ですが、それでも、たまにコメントが入ると、返事をしているうちに、5分、10分と時間が過ぎていき、次の予定にずれこみます。

そこで、SNSを使用する時間は30分と決め、その時間に返事しきれなかったら、次の日にするようにしています。

そのうち投稿が下のほうにいってしまうので、返事をしないままになったりもしますが仕方ありません。一生を左右するような重要な質問ではないので、いいことにしています。

もう1つ、時間を奪うのは各種検索です。

ふと思いついた、あることを調べたついでに、どうでもいい記事を読みふけり、今調べなくてもいい、別のことを調べたているうちに、思いのほか、時間がたつことがありませんか?

私はたまにあります。特に、前の晩の睡眠が少なかったときに。

ネットで、いろいろ調べられるのは、大変ありがたく、便利な時代になりました。しかし、明確な目的意識のない調べごとは、エンドレスのアリ地獄で、恐ろしい時間泥棒です。

本当に必要なときだけ、調べるようにすれば、アリ地獄にはまりません。

どんなに検索しても、本当に知りたいことは、ネット上にはないことが多いです。

これから自分はどう生きていったらいいのか、自分の人生のテーマって何? 自分が大事にしたいものは何だろう、私の夢って? ということは調べてもでてきません。

なぜデジタル機器の画面を見て過ごしていると幸せから遠のくのか?(TED)

増えすぎたタスクや行動

日々の行動を増やしすぎると、決めごとが増え、それに伴い、迷うことも増えます。

あれもやりたい、これもやりたい、あれもやらねば、これもやらねば方式で生きていると、持ち歩くものや、管理しなければならないものが、増えるんじゃないでしょうか?

きょうやることがたった1つであれば、分厚いスケジュール帳も、Googleカレンダーもいりません。

実際は、何もやらなくていい日や、その日の用事が1つだけといった、ぜいたくな日はそうそうありません。

ですが、人は、本当はやらなくてもいいことをたくさんやっています。

私は、やりたいことや、やったほうがいいと思うことがあったら、とりあえず、付せんに書いて、スケジュール帳に貼っています。

いま、使っているスケジュール帳は、ウィークリーページの一番左に、TOP GOALS THIS WEEK, TO DO LIST, END OF WEEK REVIEW という欄があるので、ここに付せんを貼って、タスクを完了したら、その付せんははずして、別の紙(日々やったことを貼ってある紙)にうつします。

私のスケジュール帳はこちらで紹介⇒買わない生活に慣れてきた。買わない挑戦、10月の振り返り。

1週間終わっても、残っている付せんは、次の週のページの左側に張り替ますが、毎週のように張り替える付せんに書いてある用事は、別にやらなくてもいいことなのです。

1ヶ月たって、残っている付せんは、見直して、もうあきらめる(捨てる)か、別の形(細分化)にできないか考えています。

タスクを減らすために、やりたいことは、いったん、全部リストアップしてはどうでしょうか?

箇条書きにするか、付せんに書いて、その中から、やらなくていいことを選んで捨てるか、本当にやるべきことを3つ選んで、残りを捨てる(またはウエイティングリストにのせる)ようにすると、決めごとをしなければならない時間も減らせるでしょう。

ウェイティングリストは、順番待ちの案件のリストです。

■関連記事もどうぞ

どうでもいいことで迷って時間を無駄にするのはもうやめる。

バリー・シュワルツに学ぶ『選択のパラドックス』(TED)~所持品をミニマムにすると生きやすくなる理由とは?
*****

迷う時間を減らすことをおすすめしました。

今回は書きませんでしたが、使う化粧品、シャンプー、毎日着る洋服、持つバッグなども、女性が迷うことが多い物です。

数を減らしたり、定番を決めれば、迷う時間は確実に減ります。

日常生活における、ささいな、しかし大量にある迷いごとや決めごとに、時間とエネルギーを注いでいると、肝心なことを決める時間とエネルギーが残らなくなります。

迷うことが多い人は、たいして重要でない決めごとに、エネルギーを取られすぎているのかもしれません。





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