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ふだんから、ちょっと片付けたい、不用品を捨てなきゃ、断捨離しなきゃ、と思っているが、なかなかきっかけがつかめない。
そんな方が、うまくきっかけをつかめるように、「捨てるタイミング」をいくつか紹介します。
まず、この記事を書くきっかけになった読者、睦月さんのメールをシェアしますね。
ようやく捨てた
件名:捨てられました
明日に持ち越したら、また捨てられなくなると思って、寝る前に。
もう9年も更新していないホームページ用フォルダを、バッサリと。
子どもが生まれる前まで、生活の中心になるほど好きな趣味だったのにね。
案外、きっかけがあればアッサリ捨てられるものですね。
睦月さん、はじめまして。メールありがとうございます。
9年放置していたものを捨てられてよかったです。
睦月さんが捨てたきっかけは、こちらの記事ですね⇒昔の原稿を捨てたいけど、思いきれない。そんな時はこう考えよう。
「きっかけがあればあっさり捨てられる」
確かにそうです。
睦月さんのメールを見て思ったのですが、「漫画の原稿を捨てる背中を押してくれ」とメールを送ってきた方も、捨てるきっかけが欲しかったのかもしれません。
実は、捨てるきっかけは毎日、たくさんあります。
ただ、アンテナを立てていないと、見逃してしまいます。
そこで、捨てるとっかかりになるできごとをリストアップすることにしました。今回は、前編で7個です。
1.朝、着るものに迷ったら
出勤前、通学前、お出かけ前に、「着るものがない!」と思ったり、着ていくものが決まらなかったりしたら、洋服を捨てるタイミングです。
その日、外出から戻ったら、あまり着ていない服を数枚捨ててください。
着るものが決まらないのは
・服が多く、選択肢がありすぎて迷う
・どんな服を持っているのか把握していないため、着ていく服をさっとイメージできない
こんな理由からです。
ある程度、制服を決めてしまうと楽ですが⇒どうしても服が捨てられない。そんな人は、先にユニフォーム(定番)を決めればいい。
そこまでする気がない人も、数をしぼると、もっと早く決められます。
これは、洋服だけでなく、バッグ(とその中身)、靴、アクセサリー、メイク用品、すべてに言えることです。
「女性は支度に時間がかかる」と言われますが、こまごまとしたものをたくさん持っているから、決めて、よりわけて、取り出すのに時間がかかるのです。
物が少ないと、もっと早く身支度できます(私は、家族の中で一番、出かける支度が早いです)。
タイム・イズ・マネー、さっそく衣類を捨てましょう。
2.何かを探したら
鍵、傘、めがね、大事なはがき、財布など、何かを探したら、捨てるときが来たと思ってください。
探しものを見つけ、用事をすませたら、できるだけ早く、増えすぎたものを捨てます。
探し物(鍵など)を見つける効果的な方法。10のステップで着実に探す。
物がそんなに多くなくても、どこかに置き忘れ、探すことはあります。
めがねを頭にかけて、「めがねがない、ない」と探すこともあります(体験済み)。
目の前にあるのに、「あれがない、ない」と探すこともあります(これも体験済み)。
けれども、毎週、何か探している、同じものを何度も探している、なんてことがあるなら、物の管理方法がまずい、と考えていいでしょう。
物の管理で一番大事なことは、
本当に必要な物を必要な数だけもつ
これです。
必要ないもの、どうでもいいもの、自分の生活に関係ないものまで持っているから、必要なものをさっと見つけることができないのです。
3.ごちゃつきが気になったら
机の引き出しの中、車のダッシュボード、ダイニングテーブルの上、本箱、部屋のコーナーなど、ごちゃつきが気になったら、捨てましょう。
なんとなくごちゃごちゃしている、ぐしゃぐしゃだ、めちゃめちゃだ、カオスだ、こう思った、その瞬間に、そこにある物を捨ててください。
角をそろえて並べ直すことで、ごちゃごちゃ問題を解決しようとする人がいます。
確かに、きれいに並べ直せば、ごちゃごちゃは一時的に解消されます。
しかし、これはあくまで応急処置であり、対症療法です。
原因療法をほどこさないと、またすぐに、ごちゃごちゃが戻ってきます。
そこにある物を、いくつか取り出して、別のもっと、奥深い収納スペース(押入れやクローゼット)に持っていく人もいるかもしれません。
このようなことをすると、ガラクタの存在を忘れてしまい、先日メールを紹介した方のようにあとで苦労します⇒物はそんなにないはずなのに、思わぬ不用品を発見し、断捨離に格闘した私の記録。
奥にしまい込むのではなく、家の外に出しましょう。
4.物が落ちてきたら
地震でもないのに、上から物が落ちてきた!
捨てるチャンスです。
物が落ちてくるということは、上のほうに不安定に積み重なっているということです。
何かを取り出そうとしたら、関係ないものが落ちてくることもあります。
背の高い家具の上に、あまり物を積み重ねない方が安全ですから、さっそく断捨離をしましょう。
何かが落ちてきた⇒何かを捨てなければ、こう考えてください。
5.家族に指摘を受けたら
「ちょっと、ここ、片付けてよ」「ごちゃごちゃしてるよ」「ママ、あれはもう捨てたら?」
そんなふうに家族に言われたときは、即座に不用品を捨ててください。
人から言われると、「何よ、そういう自分だって、部屋の中、くしゃくしゃでしょ?」とか、「そっちのほうが物をたくさん持ってるじゃない」と反発しがちです。
しかし、こうした家族の指摘は、捨て時を教えてくれる、とてもありがたいお告げなのです。
素直に断捨離すると、そのへんが片付くだけでなく、家族仲もよくなります。それに、結局は自分のためなのです。
6.片付け番組を見たら
以前、近藤麻理恵さんのNetflixのショーのことを書きましたが⇒近藤麻理恵が欧米で人気がある理由
この番組以外にも、汚部屋を片付けるリアリティショーみたいなものがたくさん放映されています。
そうした番組を愛好している人も多いでしょう。
片付け番組を見たら、番組の中で、誰かが物を捨てたのと同じくらい、がっつり不用品を捨ててください。
ありがちなのは、「いやあ、我が家はあそこまで物は多くないわよ。あの人も大変だわね~」と他人事で終わらせることです。
確かに、テレビ番組に出てくる人は、よりすぐりの汚部屋や汚家の持ち主です。
物がたいしてなかったら、番組は成立しないし、汚部屋や汚家であればあるほど、ビフォー(片付ける前)、アフター(片付けたあと)のインパクトがあるので、エンターテイメント性が増し、視聴率アップに貢献します。
こういう家と比べて、「うちは、まだ物がないほうよ」と安心するのは禁物だし、愚かなことです。
誰かが不用品を捨てているのを見たら、必ず自分も捨てると決めて、せっせと断捨離しましょう。すると、自分の生活が向上します。
片付け番組の中では、近藤麻理恵さんやらが、捨てるコツや考え方を話しているはずです。
そうしたコツを1つでいいからメモをして、番組が終わったら、早速自分の片付けに応用してください。
人が家の中を片付けるのを見ているだけでは、自分の家の中はきれいになりません。
自分もガッツリ捨てるまでは、次の番組を見ない、と決めてもいいでしょう。
7.物をどこかに押し込もうとしたら
収納容量いっぱいか、下手したら120%ぐらい入っているところに、新たに物を押し込もうとしている自分に気がついたら、すぐに不用品を捨てましょう。
「いや、がんばれば、まだ入るわ」と、東京の地下鉄や電車の駅で、ラッシュ時に活躍する押し屋のようなことをしてはいけません。
押入れや食器棚だけでなく、財布、化粧ポーチ、筆立てみたいな小さなものも、「収納容量」を意識してください。
「パンパンだ」と思ったら、それ以上入れるのではなく、そこにあるものを出して、捨てることです。
収納容量を無視して、どんどん押し込んでいると、一番大きな収納スペースである家が、どんどん狭くなります。
逆に、いつも、容量の6割ぐらいにとどめておけば、そんなに苦労しなくても、スッキリ暮らせます。
☆後編はこちら⇒捨てそびれる生活から抜け出したいあなたへ。不用品を捨てるタイミングはこれだ!(後編)
捨てるきっかけ、過去記事もどうぞ
3年使っていない物はもう捨てるススメ。物の捨て時は自分で決める。
収納に困るものを捨てるススメ。片付けにくいと思った時が捨てる時:プチ断捨離26
物、持ちすぎじゃないですか? 捨てるタイミングがわかる12のチェックポイント。
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捨てるきっかけを7つ紹介しました。
今年もあと2ヶ月、捨てそびれている物があったら、しっかり始末しておきましょう。