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去年の9月~10月にいただいたメールから、最近捨てた物を教えてくれた読者のお便りを3通シェアします。
内容:
・毎日15分捨て続けた
・断捨離効果
・最近私が捨てた物
まず、ねぼすけさんのお便りです。
出窓を開けることができるようになった
件名:やりきりました!
私は、三兄弟の母で専業主婦の、ねぼすけと申します。
四月から末っ子が幼稚園に通い始めたので、昼間の空き時間に少しずつ片付けを進めているところです。
コツコツやっているのに、なぜこんなに片付かないのだろうと途方に暮れていた時たどり着いたのが、筆子さんの『15分で27個捨てましょブギ』の記事でした。
「そうか、もっと捨てなきゃ進まないんだ」とはっとしました。
そこから半月ほどですが、毎日続けてやってきました。
たまっていたレシートを捨てただけ、携帯の古い連絡先を削除しただけの日もありますが、毎日とりあえず15分は集中して捨てることと向き合ってきました。
途中からは、10月末まで続けられたら筆子さんにお便りしようと、それを目標にしていました(笑)
そして今日、ようやくやりきりました!!
まだまだ家の中は雑然としていますが、少しずつすき間ができてきたように思います。
何より、ずっと気になっていたダイニング東側の出窓が開けられるようになってからは、自分の気持ちまですごく明るくなったような気がします。
捨てることの効果を実感しました。
これからもコツコツ続けて、捨てるものが見つからない! というくらいまでいけたらと思っています。また来月末を一区切りに、がんばります!
ねぼすけさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
出窓を開けることができるようになってよかったです。
そうなんです。毎日15分、せっせと捨てていると、すき間が現れます。
断捨離しているつもりでも、「なんとか収納で解決したい」と思っている人はわりといて、家の中で不用品をぐるぐる移動させているだけだったりします。
それだけ、私たちは、物を手放すことが嫌いなんです。
しかし、物を外に出さないと解決しません。
断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)
この原則に気づいたねぼすけさんの家は、どんどんきれいになっていくでしょう。
それでは、ねぼすけさん、これからもご家族仲良くお暮らしください。
次はNさんのお便りです。
暮らしに起きたいい変化
件名:改めまして、お礼です
今日は、改めまして、本当は最初に送りたかったお礼のメールです。
筆子ジャーナルに出会ってから、私の生活には良い変化が起きて、筆子さんには感謝するばかりです。
いろいろな変化がありますが、大きな2つの変化をお礼かたがた伝えさせてください。
家が片付きお金が貯まった
まずは、断捨離を続けることで、家が片付き、しかもお金が貯まったことです。
1年かけて1000個捨てチャレンジを完了し、今もまだ、少しずつ断捨離を続けてます。
断捨離を続けていると買い物に慎重になり、ふと気づいたらかなりの金額が貯まっていたのです。
その金額を見て、自分がどれだけ無駄遣いしていたのかと痛感しています。
その反省にも拘わらず、ネットショッピングにはまりかけたのですから、まだまだ道半ばです。でも、一進一退しながらでも、生き方の模索をしていくのは楽しいです。
ラクに生きられるようになった
もうひとつは、他人の考えや行動はコントロールできないのだから自分のことにフォーカスする、と教わって、生き方がラクになってきたことです。
単純なことなのになかなか実践できなくて、母や夫の言動に(勝手に)振り回されてきましたが、ブログの中で、繰り返し、呪文のように書かれていることで、少しずつ自分の中に浸透してきました。
実家の田舎の大きな家も物が溢れかえっていて、片付けについて母の意思と格闘してきました。
でも、母の生き方に私の気持ちを押しつけるのをやめることにしたら、すごく気が楽になりました。母が旅立ったら、私ができない分は業者に依頼するつもりです。
筆子さんおかげで、違う価値観に目覚めることができ、本当に感謝しています。
昨日も、年齢で制限を強制することへの弊害を説いてくださって、気づきがありました。もうすぐ老年期だから、と思っていましたが、まだまだこれからよ、と思えました。
自分がやりたいことを選択していきたいと思います。
これからも、筆子ジャーナルを楽しみにしています。カナダの冬は厳しそうですね。お体に気をつけてお過ごしくださいますように。
Nさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
よいことがたくさんあってよかったです。
家の中の余剰品は、お金と交換して手に入れた物だから、「お金とゴミ予備軍を交換すること」をやめれば、当然、貯金できますよね。
多くの人は、小さな時から、気軽に物を買う暮らしをしており、すっかりそれが普通になっているので、買い物習慣を見直すことができたのは本当によかったです。
さらに、生き方もラクになったとのこと。
他人をコントロールしようとする思考のクセは、そんなに簡単に変えることはできませんが、自分が相手をコントロールしようとしていることに気づくことが第一歩なので、Nさんは、大きく前進しましたね。
これからもお元気でお暮らしください。
Nさんがネット通販にはまりかけた話はこちらで紹介⇒ネット通販で買い物しすぎないための私のちょっとした工夫。
1000個捨てとは? ⇒ 持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
最後は、Jackieさんのお便りです。
親にもらった物を捨てて思うこと
件名:親がくれたモノを捨てる
このところ捨てているものは、「親がくれたモノ」ばかりだなあ、と気づきました。
またしても、なんだか「罰当たり」に聞こえますね(笑)
モノをあげよう、と思ってくれる親がいてくれたこと自体は、本当にありがたいことだった、と感謝してはおりますが。
前にお話ししました、母が用立ててくれた着物と傘のほかに、親が持たせてよこした、こんなものを捨てました。
1.子どもの時の写真
写真が貴重な時代だったので、撮ったものはみんなアルバムに貼っていたようですが、かわいくないものもたくさんあって、それが「子どもの時はかわいくなかった」証拠になってしまっていた、と今回気づいて、はがして捨てました。
残した写真だけ見ていたら、「ほんとは、けっこう、かわいかったかも」と思えて、長年コンプレックスに悩んでいた自分を、いまさらながら、なぐさめたくなりました)
2.非常用品
ポータブル・トイレ、非常用リュックを、母は何種類も送ってきていて、狭いマンションの中で長年とても場所を取っていました。トイレ1種類のほかは全部捨てました
3.食品
レトルトのおかゆ、かつおぶし、お菓子。
母が自分の食生活で大量に消費するものを、そのペースで送ってくれていましたが、私も家族も嫌いだったり、食べきれない量だったりしていました。
4.アクセサリー、原石
似合わなかったり、色が好きでなかったり。ダイヤの指輪1つだけ残して、あとは全部売りました。
結局、そのまま残しているのは、母子手帳だけです。(これもいらないかも、と思ったりしていますが)
こうしてみると、決して母を嫌いだったわけではないのですが、母がくれたモノは嫌いなものが多かったなあ、と気がつきました。
そして、母は決して「怖い」タイプではなかったのですが、自分は母に、けっこう思ったことを言えていなかったんだなあ、とも気づきました。
5.美術全集
小学生の時に、父が安月給なのに、毎月1冊ずつ、月賦で買ってくれました。
毎月楽しみで、中学では美術部に入り、いまも美術史に関わる仕事もしています。
でも、50年経って、ものすごくカビ臭くなってしまっていたので、衛生上・健康上の理由を最優先に、恩に感謝して、捨てました。
母も父も、リビングの遺影でニコニコ、毎日私と家族の暮らしを見守っています。そのことだけで十分で、モノはもうなくてもいい、と思えます。
そしてなにより、自分は娘に、モノを押しつけないようにしなくては! と強く思いますし、そのことを父と母は教えてくれた、と思うようにします。
筆子さんと娘さんの、モノをめぐる関係も、いつも興味深く拝読しています。
これからも学ばせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
Jackieさん、こんにちは。
いつもお便りありがとうございます。
今回、Jackieさんが捨てたものは、すべて思い出の品ですね。
思い出の品は捨てにくいのですが、しまいこんでいた物を捨てようと思って手にすると、いろいろなことを思い出し、心の整理がつきます。
捨てれば捨てるほど思い出が豊かになるカラクリとは?~カセットテープを断捨離して気づいた真理
捨てることで、前に進めるので、ほかの方にも、どんどん捨てることをおすすめしたいです。
それにしても、非常用のリュックを何種類も送るって、別の読者の方の、いらないのに服を買ってくれるお母さんもそうですが、ずいぶんお金と時間と体力が余っているお母さんもいるものだ、と感心します。
親には、命をもらい、大人になるまで育ててもらったので、それだけで十分です。
それでは、Jackieさん、これからもシンプルライフを楽しんでください。
*****
娘と私の物をめぐる関係と言えば、きのうこんなことがありました。
数年前、娘に、ティファニーのオープンハートのペンダント(もらい物の新品)をあげて、すっかり忘れていました。
こんな感じのもの
昨夜、娘から、「私、最近、宝石のこと学んでいるんだけど、ティファニーのアクセサリーみたいなの、他にもある?」と写真つきでメッセージが届き(スナップチャット)、こんなやりとりが続きました。
私:あったかもしれないけど、みんな捨てたから。だって、あんた、いらないって言ったじゃん。
娘:え~~~~っ! そのとき、私は宝石ことなんて何も知らなかったんだよ。なんでそういう価値ある物を捨てるの? ミニマリズムは、価値ある品をゴミ箱に捨てることではない!!!
私:ゴミ箱になんて捨ててないよ。ちゃんとGoodwill(スリフトショップ)に寄付しました。
娘:もう~~~~っ!!!、売ればお金になったのにぃ。アクセサリーなんて邪魔にならないのにぃ。
私:不用品は私にとって価値のないものだし、捨ててよかったんだよ(I’happy with it)。
娘:それはよかったですこと(Good for you 皮肉)。
人って、他人が捨てた物まで、もったないって思うんだなあ、と笑ってしまいました。
それでは、あなたも質問、感想、その他伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。