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お金の心配がたくさんある読者から、人は人、私は私とどうしたら割り切ることができるか、という質問をいただきました。
この記事で回答しますね。
まずメールをシェアします。rikachinさんからいただきました。
周りと比べてしまいます
件名:元気もらいました
最近、お金につきまとまわれていて、自分でも嫌になっていて(住宅ローン、どんぶり勘定の生活がたたりカードローン返済など、、)
生活のダウンサイジングしたりとがんばってるのですが、なかなか効果がでず、行き詰まってたところ筆子さんのブログにたどり着き、、読みまくり。。
頑張ろうという気にまた、なりました。
60代になってのお金に使い方、友人との付き合い方など、気にかけてることもっと発信してください。
私は周りがみんなもう子供も手から離れ、悠々自適な友人が多いのですが、自分は色々あり、家は手放すは住宅ローンかかえるわで、まだまだ、元気で働くことになり。。
どうしても周りと比べてしまいます。そういう場合はどうしたら自分は自分と、、割り切れるようになりますか?
まだまだ、悩みがつきない61歳です
rikachinさん、はじめまして。メールありがとうございます。
rikachinさんは、お金の悩みが尽きないんですね。
筆子のブログを読んで、多少は前向きになれたみたいでよかったです。
お金に関してはけっこう記事を書いていると思います。
こんな本も出していますよ⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。
私の場合、60代になってからのお金の使い方は、50代のときとべつに変わっていません。
年金生活になると、働いていたときとはお金の使い方が変わると思いますが、私は年金はもらわないから、特に何も変わりません。友だち付き合いも、全然変わってないので、発信することはべつにないです。
60代といっても置かれている状況は人それぞれなので、「60代だからこうすべき」なんてものはないんです。
今回は、人は人、自分は自分と考えるコツを紹介します。
1.他人と自分を比較するのをやめる
「どうしても、まわりと比べてしまいます」とメールにありますが、この行動は自分でやめることができます。
やめ方は、過去記事に書いているので読んでください。
幸せそうな人を見ると落ち込むあなたへ。他人と比べるのをやめる7つの方法。
人と自分を比べるのをやめる方法。比較をやめれば物を減らせる。
オレンジ対バナナ:人と比べることで生じるダメージとその修復(TED)
人間は社会的な動物だから、常に、周囲にいるほかの人間、特に自分と属性が似ていそうな人間と自分を比べて、自らの行動を決めています。
でも、これは本能的な反応なので、たとえ一瞬、「あの人は、ああだわ。なのに私はこうだわ。なんで私はこうなの、うじうじ」と思ったとしても、その次に考えることは、自分で選択できるんです。
参考記事⇒心のパフォーマンスを最適化するには?~チンプパラドックス(TED)
なにも、夜のリラックスタイムや食事中、友だちと会っているときなどに、他人と自分を比べて落ち込む必要なんてないわけです。
誰もrikachinさんに、そんなことをしろとは言っておらず、それはrikachinさんが勝手にやっていることです。
つまり、まわりと自分を比較して落ち込むのは、自分が選んでしていることなので、「もう私はそういうことはやめよう」と思えば、やめられます。
rikachinさんは、すでにお金のことで、いろいろ悩んでいるわけですから、さらに、自分を落ち込ませるようなことはしないほうがいいでしょう。
長年、人と自分を比較して生きてきたら、そういう思考パターンがくせになっているので、最初は意識して、気持ちを切り替えるようにしてください。
毎日、日記やモーニングページを書いて振り返るといいと思います。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
「きょう私は、誰かと自分を比べて、うじうじ考えることはなかったか? それは、いつ、どんなことだったか? 比べたあと、私はどんな気持ちになったか? 不愉快な気分になったのなら、すぐに気持ちを切り替えよう」。
こんなふうに書くことを続けてください。
2.悩みを全部書き出す
悩みが尽きないそうですが、いったい、いま、どんな悩みがあるのか、1度すべて書き出してください。
おすすめはブレインダンプです⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
15分~20分かけて、「今私が悩んでいること」というタイトルで、悩みを全部書き出してみましょう。
全部出してみると、意外とそんなに多くないと思います。
少なくとも、「尽きない」と表現できるほど、無限には出てこないはずです。
今、頭の中で、「あ~、悩みがいっぱい、尽きない」とぼんやり思っているから、悩みがいっぱいあるように思えるだけで、実際書き出してみると、「あれ? これっぽっち?」と思うんじゃないでしょうか?
悩みを書き出したら、まず、自分がいくら悩んでも結果が変わらないことや解決できないことに、線を引っ張ってください。
これは、自分でコントロールできないことですから、悩むだけリソースのムダです。
リソースとは?⇒私たちが持っているいろいろなリソース~たっぷりあるから、そんなに買わなくても大丈夫。
暇ならこういうことをえんえんと考えてもいいと思いますが、rikachinさんは仕事やお金の工面で忙しいでしょうから、考えるのはやめましょう。
ご自身の悩みリストからはずしてください。
すると、自分で解決できる問題が残ります。その中から、重要度の高いもの、もしくは、今すぐ解決したほうがいいものから、番号をつけてください。
そして、重要な問題から解決してください。すぐにできることを考えて、実際に行動し解決していきましょう。
悩んでばかりいると、頭の中で不安や心配が増大してストレスが増えます。それは、何のためにもならないので、書き出して、いま、自分が抱えいてる問題を整理してください。
rikachinさんは、住宅ローンとカードローンの支払いが大変みたいですが、返済計画をチャートなどにまとめてみるのもおすすめです。
たぶん、書くだけで気分がスッキリするはずです。
3.自分の人生の価値は自分が決める
自分や自分の人生の価値は、他人の評価ではなく、自分のものさしで決めてください。
たいていの場合、自分の価値観にそって暮らしていたら、他人がどんなふうに暮らしているかは、たいして気になりません。
自分の価値観に沿った暮らしをするには?:心を満たす方法(その2)
シンプルに暮らしたいなら物にこだわらず、価値観にこだわるべき。
そもそも、ほかの人が悠々自適だろうと借金まみれだろうと、さしあたって、rikachinさんの生活は何も変わりませんよね?
友人の生活に対する満足度と、自分の生活に対する満足度は、相対的に決まるわけではありません。
rikachinさんに住宅ローンがあるのは、友だちのせいじゃないです。
自分が家を買ったからそうなっただけ。
住宅ローンを払うのが嫌なら、家を売ればいいんです。カードローンがたくさんあって払えないなら、低金利のローンに借り換えるとか、プロに相談して、法的オプション(任意整理とか)を検討するとかすればいいですよね?
私はカードローンに詳しくありませんが、よく銀行から、うちのクレジットカードにローンをまとめると、利率が安くなるとか、返済が楽になるというプロモーションのメールが届きます。
rikachinさんが、今の自分の状況に不満があるなら、少しでも望む方向になるよう手を打つべきであり、そのとき、友だちが悠々自適だとかいったことは、全く関係ありません。
それに、幸せに見えても、みな、その人なりの悩みや屈託があります。
rikachinさんは、友人たちが皆、幸せに見えているだけ。それは幻想です。
・・・このような考え方がごく自然にできるようになれば、人は人、自分は自分と思うことができます。ぜひやってみてください。
こんな記事もあります
⇒他人がうらやましい、私は不幸、という気持ちを手放す3つの方法。
⇒アパート暮らしが恥ずかしいし、結婚後、独身時代より生活レベルが落ちたのがつらい。
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他人の幸せがうらやましい人は、外側ばかり見ていて、意外と自分の中や自分が置かれている状況は見ていません。
外を見るほうが簡単なんでしょうね。たまには、中を見てください。