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おまけ、粗品、景品、サンプルなど、無料でもらえるものをもらいすぎない方法の続きを書きます。
前回は、
1.おまけに対する考え方を変える
2.ニーズとウォンツを知っておく
3.断れるようにする
4.おまけをもらう傾向の分析と対策
この4つを紹介しました。
4つともちゃんとできれば、ガラクタになってしまうおまけをもらいすぎることはないと思います。
まずこの4つをちゃんとやったうえで、今回紹介する方法も取り入れると、家の中におまけがあふれることはないでしょう。
5.プロモーションに参加しない
プロモーションは、売り手側が繰り広げる販売活動のことです。
おまけは、販促品として差し出されるものですから、プロモーションから距離をおけば、おまけをもらってしまう確率も下がります。
「購入先着1000名にオリジナルトートバッグをプレゼント」とか、「誕生日に来店すると粗品をプレゼント」みたいなイベントには行かないでください。
あなたが本当に求めているものはおまけではないはず。
トートバッグが欲しいなら、買えばいいんです。というか、家の中を探せば、使ってないトートバッグの1つや2つ、出てくるんじゃないですか?
プロモーションになびかないために
安易にプロモーションに参加しないために、損得について、一度、考えてください。
おまけをもらうのは、得したいからですよね? しかし、本当に得になっているでしょうか?
私が若い頃、ドーナツをたくさん買って、使いもしないランチバッグを集めた話を以前書いています。⇒ドーナツをたくさん食べて使わない弁当箱を集める不思議:ミニマリストへの道、番外編7
この行動をした結果、私が得たのは、「得」ではなく、ガラクタです。
私がもらった弁当箱は、非売品だから、ものすご~く貴重に思えたのかもしれません。
しかし、所詮弁当箱です。
店でふつうに売っている弁当箱と非売品の弁当箱を比べたとき、弁当箱の機能を果たすという意味では、どちらも変わりはありません。
むしろおまけでもらえる弁当箱より、店で買う弁当箱のほうが、希望の大きさやデザインに近いはずです。
前回の記事で、おまけをもらう傾向の分析をおすすめしましたが、もし、あなたが、バッグやポーチ、弁当箱といった、「何かを入れるもの」にすごく魅力を感じて、ついついもらってしまうなら、大事なのは、中身だということを思い出しましょう。
まともな中身がちゃんと入っていたら、入れものはそこまで重要ではありません。
人一倍、損得勘定にこだわる人が、不用品を手放す気になる方法。
6.メンバーシップの管理
企業のロイヤルティサービスの会員やメンバーになっているなら、一度、そのままでいいのか検討しましょう。
ロイヤルティサービスは、企業が顧客のロイヤルティ(忠誠心)を高めるために提供するサービスです。
ありがたいサービスですが、こうしたサービスに参加していると、今後、この企業のものを購入することや、企業からいろいろなプレゼントをもらうことが増えます。
会員になっている意味のあるものだけ、会員でいてください。
会員登録は、たいてい無料で、ネットで簡単にできるため、軽い気持ちで会員になって、そのまま、ということもよくあります。
会員になっているサイトからメールが来るたびに、会員でいるかどうか検討するといいでしょう。
新たにどこかに会員登録するときは、別のサービスに個人情報を共有しない設定にしてください。
必要なメンバーシップだけにしぼりこめば、セールのお知らせも減るので、おまけのみならず、無駄な買い物によるものの流入を防ぐこともできます。
15年以上前の話ですが、私は、インターネットでよく懸賞に応募していたため、とてもたくさんのサイトに会員登録していました。
筆子の物を増やした3つの危険な習慣とは?~ミニマリストへの道(10)
懸賞応募をやめたとき、会員登録の削除を開始しましたが、たくさんあったので、とても時間がかかりました。
このような場合は、1日5分~15分、登録解除作業を粛々と進めることをおすすめします。
ある程度、解除し終わったあとは、向こうからメールが来たときに、退会しました。
パスワードを忘れてしまったサイトも多く、パスワードを作り直して退会という面倒なことを何度もしました。
しかし、どんなにたくさんあってもいつか終わります。
メンバーシップを絞り込むと、メールの受信箱にメールがたくさんたまることもありません。
今は、サイトで会員登録をするより、ソーシャルメディアでフォローすることのほうが多いかもしれませんね。
SNSでフォローするサイトも、厳選してください。
7.おまけが多い店の利用はやめる
おまけやサンプル、カタログの配布が多い店を最初から利用しないという手もあります。
アマゾンでサードパーティから買い物した経験から言えることですが、総じて、アジアの売り手のほうが、おまけをつける確率が高いです。
手書きの手紙なども入っていたりします。
手書きのメモをもらうと、感激する人が多く、アマゾンのレビューでも、喜びの声を見ることがあります。
しかし、おまけや手紙をもらうことより、配送や商品に不備があったとき、ちゃんと対処してくれるセラーのほうがいいですよね?
ものを捨てることが苦手な人は、おまけでもらったものですら、捨てるのに苦労します。
ものをくれる人イコールすぐれたセラー/売り手だと思い込まないようにしましょう。
おまけが欲しくて、ものを買うわけではありません。
8.ごみを減らすことを意識する
ふだん自分が出しているゴミに意識をむけて、なるべくゴミを出さない生活を心がけてください。
すると、「どうぞ」と差し出されたおまけたちが、限りなくガラクタに見える確率があがります。
自分が欲しくて購入し、ちゃんと使ったものでも、使い終わればゴミになります。つまり、私たちは、十分すぎるほどゴミを出しており、これは一生続きます。
使わないものまでもらってゴミを作る必要はありません。
最近、ゼロウエイストなライフスタイルが人気ですが⇒ベア・ジョンソンに学ぶゼロ・ウェイスト・ホームを作る5つのルール(TED)
ゼロウエイストを徹底させるのはかなり大変です。
ですが、今よりは少しゴミを減らし、所有したものはちゃんと使うことを意識すれば、おまけという名のガラクタは家に入ってこなくなります。
ゼロ・ウェイスト(ゴミなし)生活の始め方。1回しか使わない物の使用をやめてみる。
それと、不用品を捨て、できるだけミニマルに暮らすことを心がけることも、おまけの流入を止めるのに役立ちます。
過去記事に何度も書いていますが、私は生まれてから、40年ぐらいは、本当に、ただでものをもらうことが好きだったんです。
安売りとか懸賞とか付録とか。
しかし、今は、そういうものには全くなびかなくなりました。なびかないどころか、むしろ警戒しています。
不用品をひとつひとつ、全部自分で捨てたから、そういう境地に立てたと思います。それはもうたくさん捨てたので、これからは、手に入れたものをちゃんと使う生活をしたいと思ったのです。
■前回の記事はこちら⇒おまけや景品の流入を止める方法~ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その2)
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おまけの流入を止める方法を紹介しました。
日本のおまけには、キャラクターグッズが多いですから、いわゆる「かわいいもの」に免疫をつけるのも効果があります。
かわいいものが身の回りにあると楽しいかもしれませんが、そんなに数はいりません。
1つか2つのお気に入りだけ手元におき、その他のものは、ネットの動画や写真で鑑賞する。そんな暮らしも一度試してください。