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先週の記事では、火曜日を「活用日」とし、週に1度、普段使わないものを意識的に使ってみるチャレンジについてお話しました。
誰しも、ついつい棚の奥にしまい込み、存在を忘れてしまったものがあると思います。
これらの死蔵品は、場所をふさいでいるだけでなく、気持ちの負担にもなっています。
今回は、実際に活用できそうなものを10個紹介します。
「活用日」をきっかけに、あなたの生活にちょっとした変化を起こしてください。
1.読んでいない本を読む
これは私がずっと行っているチャレンジで、ひたすら未読本を読みます。
積読本がたくさんあるなら、新しい本を買わず、未読本中心に読書を楽しむのを1年間ぐらいやってみてください。
新しい本も読みたいなら、火曜日だけは、読んでいなかった本を手に取って、5ページ/5分は読むという挑戦にしてはどうでしょうか?
2.未使用の食器を使う
ギフト(引き出物や粗品として)でもらって、押入れにしまいっぱなしだった食器を取り出して使います。
これは難しくありません。
メインで使っている食器に混ぜればいいのですから。
食器として使いづらいなら、プランターや小物入れとして使ってみるのもいいですね。
3.使っていないアクセサリーを身につける
衝動買いしたアイテムや、特別のときのためにに取ってあってめったにつけないアクセサリーをつけます。
装身具は小さいので簡単に使用できます。指輪をペンダントトップとして使うなど、使い方にバリエーションもつけやすいです。
アクセサリーもリメイクしやすいので、べつの用途に使ってもいいかもしれません。
パーツにばらして新しいものを作るとか。
私は、使わないアクセサリーをぬいぐるみの装身具にすることが多いです。
おまけでもらったブレスレットをぬいぐるみの首に巻く、片方だけ残ったピアスをリボンに刺して、ぬいぐるみの首に巻くなど。
ぬいぐるみの首に巻いてからじっと眺めて、ふふふ、と乾いた笑いを発するのが趣味です。
4.放置している手芸・工作キットに挑戦する
買ったり、もらったりした未使用のクラフトキットを今日こそ作ってみます。
手芸キットは、最後まで作らないと、挫折感が残るので、作れそうにないと思ったら、処分したほうがいいと思います。
私も、もらった手芸キットをいくつか持っていました(手芸は苦手なので自分では決して購入しない)。
自分でも作れそうだと思って挑戦したのは、シナモロールのすなえセット。これは娘と作りました。
絶対ムリだと思ったのは、ビーズ刺繍で作る何か。これも子供用だったと思いますが、見るからに細かい作業だったので、開封せず寄付しました。
5.古いゲームをプレイする
しばらく遊んでいないボードゲームやビデオゲームを引っ張り出してゲームします。
ゲームはゲームとしてしか使えないので、ゲームするしかありません。
ものによっては工作の素材になるかもしれませんが。
ゲームも手芸キットと同じでまとまった時間の投資が必要ですし、そもそも楽しむためにするものだから、やる気にならないものは未開封のまま寄付したほうがいいです。
40年近く前、友人と東急ハンズに行ったとき、「これ、おもしろいよ」と言われ、うっかり水道管ゲームを買ってしまったことがあります。
このゲーム、私、開封すらしませんでした。
私はもともとゲームをしないタイプで(ゲームをするタイミングがないというか、必要がないというか)、大勢で旅行に行ったときに、何ひとつゲームを知らなくて、1人だけ参加しないか、参加しても皆についていけないことがよくありました。
これが少しコンプレックスになっており、ゲームができる人になりたいと思っていたことがあります。
東急ハンズでは、UNO(ウノ)も買ったことがありますが、これも開封しませんでした。
先ほども書きましたが、ゲームは楽しむためにするものだから、無理にするものではないんですよね。
6.使っていないスポーツ用品を使う
身体を鍛えるために買ったスポーツ用品を実際に使います。
ヨガマットやダンベルなどは、日々のトレーニングに使えるのですぐに利用できます。
フリスビーや縄跳びがほこりをかぶっていたら、近所の公園に行って、投げたり、飛んだりしましょう。
スポーツ用品はインテリアになるものもあるので、そうした使い道を開拓するのもいいでしょう。
7.使っていない香水をつける
ギフトでもらってそのままになっている香水、めったにつけない香水をつけます。
香水をつけて外出してもいいし、在宅ワークを始める前につけるのもいいでしょう。好きな香りであまりきつい匂いでないのなら、寝る前につけてもいいかもしれません。
そのぐらいしないと、未使用の香水はなかなか使うことができません。
甘い香りの香水は、おやつを食べた気にさせてくれるので、ダイエットにもいいかもしれませんね。
8.古い保存食を実際に食べる
緊急時のために保存食を常備している人も多いでしょう。
量が多すぎたり、何年も放置しているものがあったりするなら、火曜日が来たら1つだけ食べてみるのはどうでしょうか?
ものすごくまずいかもしれませんが、保存食と言えど、回転させたほうがいいと思います。
9.土産でもらったお茶を飲む
旅行のお土産やイベントの記念品としてもらったお茶の口を切って飲みます。
お茶を使い切るのは意外と簡単です。新しいお茶の流入を止めるだけでOKです。
日本茶なら、味にそんなに差はないので、好き嫌いなく飲めるでしょう。
問題は、好みでないフレイバーティーです。
フレイバーティーは香りだけのぞけば、味は似たようなものです(安物は味がないとも言えます)。
ただ、香りが苦手で飲めないものがあると思います。
その場合は、鼻をつまんで飲むか、茶香炉で炊いてみるか、細かく粉砕してケーキやクッキーに焼き込んでみるといいでしょう。
そこまでする気になれないなら、人に譲ったほうがいいです。
10.使っていない文房具を使う
特別なときのためにとっておいたノートやペンをおろして使います。
ノートもペンもモーニングページを書けばすぐに消費できます。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
実際私も、家にあったノートは使いかけ、新品にかかわらず、すべてモーニングページで使い切りました。
絵葉書やレターセットがたくさんあるときも、しまっておかずに使いましょう。
コレクションとして持っている人もいるかもしれませんが、紙ものは思いのほか劣化するので、中身の確認をしたほうがいいですよ。
本来の使い方をしてもかまいませんが、メモ紙にすればあっというまになくなります。
必死で絵はがきの使い道を考える日々:ミニマリストへの道(54)
11.とっておきのお風呂グッズを使う
女性は入浴に関するものをプレゼントすることが多いので、入浴剤やタオル、バスボム、ボディシャンプーなどが眠っているかもしれません。
入浴剤は、お風呂に投入すればすぐに使い切ることができるので、「冬の寒い日のために」などと言わず、きょう使ってしまいましょう。
ターゲットを選ぶコツ
最後に、死蔵品使い切りチャレンジを起動にのせるコツを紹介します。家の中に眠っているものなら何を使ってもかまいませんが、以下のものから始めるとはずみがつきます。
1)使いやすいものを使う
使い道を考えないと使えないものより、使い道がはっきりしているものを使いましょう。
たとえば、お茶は、お湯を注いで抽出して飲むという明らかな使い道があるので、取り組みやすいと思います。
2)使うのに時間がかからないものを使う、もしくは時間をかけすぎない
さっと使って、さっと消費できるものを選んでください。
たとえば、エキゾチックなスパイスがいろいろあるとき、ふだんは使わない料理を作れば、使うことができますが、いつもしないことをするには、精神的エネルギーが必要です。
慣れない料理に使うより、味噌汁やスープ、チャーハンにちょっと混ぜてみるといった使い方をしたほうが、とっかかりやすいです。
3)使う頻度が多いものを使う
1回使って使い切れればそれでいいのですが、そうでないアイテムは、何回も使えそうなもの、継続して使っていけそうなものから始めましょう。
4)処分したほうがいいときもある
無理に自分や家族で使わず、処分(寄付)したほうがいいものもたくさんあります。
ときどき、何のために使い切りチャレンジをしているのか考えてください。
家の中のものを減らすというゴールがあるなら、捨てたほうが早いときも、多々あります。
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使えば価値を引き出せそうな死蔵品を11個紹介しました。
使い切ったほうがいいもの、使い切れそうなものはまだまだたくさんありますが、まずは、この記事で紹介したものが家にないか探してみてください。
使ってみようとすると、そのアイテムが本当に必要かどうかを見極めることができますし、思わぬ発見や楽しみが見つかるかもしれません。
どうしても使えないと思うものは、無理に抱え込まずに処分することも1つの選択です。
大切なのは、自分にとって本当に価値があるものだけを残し、シンプルで心地よい暮らしを実現すること。
「活用日」を取り入れて、生活に新しい価値をプラスしましょう。