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買い物をした後、思ったより使うことがなく、「これ、本当に必要だったかな?」と後悔したことはありませんか?
シンプルライフを目指すなら、ものを捨てるのと同じくらい、何を買うかを意識することが重要です。
この記事では、計画的な買い物がどれほど生活を整え、満足度を上げるか、その具体的なメリットを7つお伝えします。
買い物習慣を変えるためのモチベーションにしてください。
1.無駄遣いを防止できる
計画的に買い物する一番のメリットは無駄遣いが減ることです。
無駄遣いの本質とは、そのときの自分にとって本当に必要で価値のあるものを見極められないことにあると私は思います。
衝動買いを重ねている人は、必要なものを見極めようとすらしていないかもしれません。
物やサービスを買うことで一時的な満足感を得られても、それが長期的な幸福や充実感につながらないなら、結果的に無駄な支出になりますよね?
今、必要なものを見極めるためには、多少なりとも事前に考えることが必要です。
たとえば、手に入れたいと思っている商品の具体的な用途、今すぐ必要か、もう少しあとでもいいか、それを手にいれることが、今の生活や今後の自分にどんな影響を与えるかなど。
私は何かを買う前にこのようなことを考えるようになってから、食料品や日用品以外はめったに買わなくてもよくなりました。
無駄遣いや衝動買いの頻度が減れば、余計な出費も減るので節約も貯金もできます。
2.時間の節約になる
無駄遣いが減れば、これまでそうした消費に使っていた時間が浮くので、時間も節約できます。
時間が浮くことは、実際に無駄遣いをやめてみないと気づきにくいポイントです。
買い物時間が短縮される
あらかじめ必要なものをリストアップして購入すれば、よけいなものを買うことに時間を使わなくてすみます。
私は若い頃、勤めの帰りに、地下街やファッションビルをうろうろしていることが多かったのですが、そのとき明確に「これが必要だから買いたい」と思っていたわけではありません。
ひまつぶしにウインドウショッピングをしていただけです。さっさと家に帰って休息や勉強、家事、アルバイトをしていれば人生は変わっていたかもしれません。
買い物後の時間も浮く
間違って買ってしまったものを使うためにあれこれ試行錯誤しなくてよくなります。
私たちは、損をするのを避けたいと思っているので、一度買ったものはなかなか手放しません。なんとか自分の生活で使いこなしたいとがんばります。
私も付録を使うこなそうと無駄に時間とエネルギーを使うことがよくありました。
2度と付録目当てで雑誌を買わないと誓った日:ミニマリストへの道(53)
使いこなすのをあきらめて、押入れなどに入れてしまえば、日々の整理整頓や後日「捨て活」をするのに時間を取られます。
3.持ち物を把握しちゃんと使える
計画的に買い物をしていると雑多なものが家の中に入ってこなくなるので、時間が経つうちに、所持品の数は減っていきます。
その結果、すでに持っているものを把握しやすくなるため、生活の質があがります。
買ったものを忘れてしまったり、同じものを何度も買ってしまったりといった失敗はしなくなるでしょう。
ものが減れば、収納スペースが満杯になることもありません。
着ない衣類でクローゼットやタンスが埋まらず、整理整頓をしやすくなり、結果的にすでに持っている服をちゃんと着ることができます。
若い頃、私はたくさん衣類を持っていて、自室のファンシーケースや洋服ダンスだけでは収まらず、母の部屋の押入れにあったケースにも入れていました。
こんなふうに、自分の衣類を家のあちこちに分散して置いてしまうと、どんな服を持っているか、記録でも取っておかない限り忘れてしまいます。
実際、私は、箱やケースの中身を箱の外側やメモ帳に書こうと試みたこともありますが、数が多すぎてすぐに挫折しました。
4.自分に合ったものを選べる
購入前にじっくり検討すると、買ったあとちゃんと使うもの、本当に好きで大切にできるもの、長く使えるものを手にいれる可能性が高くなります。
断捨離をしたことがある人はわかるでしょうが、捨てるものの中に、事前に必要性をしっかり検討して買ったものは少ないと思います。
私はミニマルライフを志す前は、たくさん買い物していましたが、「必要性」についてはろくに考えず、「あ、これ、あるといいかも」「これ便利かも」「私に合うかも」程度の軽い動機でものを買うことがよくありました。
さらに、おまけ欲しさに買ったものも多かったのですが、そうしたものはすべて断捨離するはめになりました。
計画的に買うと、すぐに捨てることになるものより、長期的に使えるものや満足度の高いものを購入できます。
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5.環境に配慮できる
必要以上に買わないことが資源の節約や廃棄物の削減に役立つので、エコに貢献できます。
本来なら美しい自然が残っているはずのバリ島の海岸にプラスチックのゴミが打ち上げられているのをうれしいと思う人はいないはずです。
意識的にものを消費することは、このような状況を積極的に防止する行動です。
買う前に考える時間を取ると、売り場で「安いことだけが取り柄の商品」を衝動買いすることは減って、もっとサステナブルな選択ができるようになるでしょう。
私も昔は、「ただでもらえるもの」や「割引されているもの」が大好きで、そうしたものを優先的に買っていました。
でも、そうやって、「限りなく安価な商品」を追い求める生活を何年もした結果、たくさんのものをろくに使わず断捨離するという、環境に負荷がかかる行動をしてしまったのです。
今はどちらかというと「買わない生活」なので、これまでの罪滅ぼしができていると思います。
6.自分のことがわかるようになる
買う前に本当に必要なものを考えることは、自分の価値観やライフスタイルを見直す作業につながります。
買う決断をするプロセスで「自分にとって何が大切なのか」「どんな暮らしを望んでいるのか」「人生に何を求めているのか」という根本的な問いに向き合うことになるからです。
たとえば、「なぜこれが必要だと感じたのか?」を考えると、自分が買い物に何を求めているのか見えてきます。便利さ、快適さ、見栄、流行を追うこと、金銭的に得をすることなど、何かを買う背景にはいろいろな思惑があります。
さらに、買ったあとの使い方や置き場所を想像する時も、今の生活や部屋の使い方を客観的に見つめることになります。
家族全員が使うものの購入を検討しているなら、家計管理や家族としてこれからどんな生活をしていくか考えることになりますよね。
このように、ものを計画的に買えば、自分の価値観や優先順位が明らかにする助けになります。
充実した人生を送りたいと思うとき、価値観を明らかにするのは欠かせない要素です。人は自分の価値観に沿った行動ができたとき幸せを感じますから。
大事なものがわかっていないと、大切にしたいものに優先的にリソース(時間、お金、意識、体力など)を配分できません。
7.ストレスを軽減できる
事前に考えて、落ち着いて買い物する生活にシフトすると、生活全般のストレスが減ります。
買い物のプレッシャーが減る
まず買い物で頭を悩ませることが減ります。
オンラインでよく買い物をしていると、店からメールが来ますよね?
私も一時期、楽天ショップのメールを受け取っていました。
セールのお知らせが来ると、「買いたい!」と思いますが、その「買いたい!」という気持ちは、純粋な楽しい気持ちというより、「セールだから何か買っとかないと損をする」という気持ちのほうが強いのではないでしょうか?
「買っておかなければならない」なんて、まるでノルマのようです。
このように、セールや割引は消費者に「買うプレッシャー」を与えていると私は考えています。
生活全般のストレスの軽減
必要なものだけを手に入れるため、家の中がスッキリし、片付けや掃除の手間が減ります。
衝動買いや無駄遣いを避けられるので、経済的な不安も和らぐでしょう。クレジット・カードの請求を見ておびえなくてもすむようになるのです。
さらに、物の管理が簡単になるので、「探し物が見つからない」「収納が足りない」といった日常の小さなストレスもなくなります。
買い物に対する満足感が高まり、後悔も減少します。結果として、自分の生活をちゃんとコントロールできていると感じられ、心が穏やかになります。
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今回は、計画的に買い物をするメリットを7つ紹介しました。
クレジット・カードで借金がある人はもちろん、借金はなくても、不用品をたくさん抱えて、定期的に断捨離しているなら、ものを買いすぎています。
買いすぎない生活をするために、事前に次の買い物について検討してみてください。
計画的な買い物にはいいことばかりを運んでくれます。