福袋を持つ人

買わない

最終更新日: 2021.12.23

年末年始のセールで買いすぎない5つの心得~これ以上ガラクタを増やさないために。

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年末年始に買い物をしすぎない心得を5つ紹介します。

この時期、福袋、初売り、バーゲンセールなど、買い物の誘惑がたくさんあります。

しかし、そういう時期だからこそ、買い物や物との付き合い方を見直せますね。

毎年、暮れや年始に無駄な物を買いがちな人は、改めて、物の買い方について考えてみましょう。

そして、暮れから新年にかけて、これまでとは違った消費を心がけてください。



1.本当に使う物を買う

家に不用品がたくさんたまってしまうのは、ふだん、「実際は使わない物」を買いすぎているからです。

今年、断捨離で苦労した人、今も、せっせと片付けている人は、今後は、できるだけ、本当に使う物だけを買ってください。

そして、買った物はちゃんと使うようにします。

物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ

そうすれば、ガラクタが増えないし、買い物に対する満足度もあがります。もちろん、断捨離の手間を省くこともできます。

セールで物を買うときは、「数千円~数万円の得をすること」ではなく、買った物から実際に何らかの価値を得ることを目指してください。

価格の安い商品ではなく、その商品から価値が得られそうな物を、購入しましょう。

価格と価値の違いを知れば、余計な物も浪費も減る。

その商品を、今後、どれぐらい使う考えてみると、価値を測りやすいです。

たった1回着るだけの、特別なイベント用の服に、大枚をはたくのに、ふだん自分が使うものは、とことんけちって安いものですませることがあります。

これは、バランスのいいお金の使い方ではありません。





2.自分へのプレゼントは買わない

「自分へのプレゼント」や「自分へのごほうび」を買うのはやめましょう。

ふだんニーズとウォンツを検討して、必要なものや欲しいものを計画的に買っていれば、自分で自分にプレゼントする必要はありません。

ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること

「プレゼント」や「ごほうび」という枠を作ると無駄遣いが増えます。

ある消費を、「プレゼント」と呼んでしまうと、自分で稼いだお金を使っているのにもかかわらず、サンタクロースか神様みたいな、自分以外の誰かが贈ってくれるような錯覚を起こし、無責任にお金を使いすぎる結果になります。

実際は自分のお金を使っているわけですから、半月後ぐらいに、クレジットカードの明細書を見て、暗い気持ちになるでしょう。

私が若い頃、フェリシモでお金を使いすぎた話は何度も書いています。

当時はネットがなかったので、カタログ通販です。来月届けてもらうものを注文し、忘れた頃に、赤い箱に入った雑貨が届くと、ドーパミンがあがりました。

買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。

その赤い箱は、誰かからのプレゼントのような気がしたのです。

しかし、もちろん、自分で注文したので、支払いは自分持ちです。

自分以外の誰かからの「プレゼント」「贈り物」という感覚を持ち込むと、無駄遣いに気づきにくいもの。しかも、頒布会のように毎月、コンスタントに買い物していると、確実に、お財布にダメージを与えます。

どうしても、自分にプレゼントをしたい人は、「プレゼント用」「暮れの衝動買い用」に予算を組んでおくといいでしょう。

3.先に借金を返す

クレジットカードや消費者金融に借金があるなら、買い物より借金を返すことを優先してください。

ここで言う借金は住宅ローンや、ビジネスに対する融資など、ある程度の信用がないと貸してもらえない借金ではありません。

誰でも簡単に借りることができ、借金なのに、借金であるように思わせない借金、それも金利が高い借金を問題にしています。

たとえば、クレジットカードのリボ払い。

リボ払いは、返済期間をずるずるとのばすことができ、その結果、返済総額や支払っている金利がわかりにくくなります。

カードによるローンやリボ払いがある人は、「借金している現実」に直面するのが嫌で、毎月の請求分をなんとなく支払いながら、その一方で、やはりカードで、好きな物を買ったりします。

こんな状態にあるなら、しばらく買い物はやめて(買わないと生きていけない物やサービスだけを買う)、一度、きれいに借金をクリアしましょう。

ストレスレベルが大きく下がりますよ。

クレジットカードの借金を返して、お金に振り回される人生から抜け出す。

4.すぐに使う物を買う

「あると便利そう」「いつか使うかもしれない」。そんな気持ちから購入する「近い将来使うかもしれない物」の買い物を減らしましょう。

使うかもしれない物は、「使わないかもしれない可能性」が同じぐらいあります。

と言うより、使わない可能性のほうが高いです。

買い物が好きな人たち(現代人の大半がそうです)は、何かが必要になったら、即購入しているはずです。

だから、「買っておくといいかもしれないわね」と思う物は、今すぐ必要な物ではありません。

それが、本当に必要になるときまで待ちましょう。

ふだん、断捨離をしているとき、捨てようとしている物が、なぜ、ガラクタになってしまったのか、考えてみるといいですよ。

「そのうち使うから安い時に買っておこう」「あると、便利かもしれないわね」と思って、買った物がたくさんあるんじゃないですか?

必要に迫られていないのに何かを買ってしまうのは、その品物が欲しいというより、その品物がもたらしてくれそうな未来に期待して買っています。

そうした品物は、野望ガラクタになりやすいもの。 家にガラクタがたくさんある人ほど、注意が必要です。

半期に1度の野望ガラクタ捨て祭りのススメ。今日こそ現実と折り合いをつけよう。

5.買う前に考える

店舗やネットショップで見て、すぐに買ってはいけません。

たとえ、一目惚れだったしても、購入まで、30分は待ちましょう。

たまたま入った雑貨屋さんで、ガラス製の素敵なティーポットを見つけたとしましょう。

「ああ、こういうの、ずっと前から欲しかった」

こうあなたは思うかもしれません。

ずっと前から欲しかったわりには、そのティーポットを見るまでは、ティーポットを買う予定など何もなかったのに。

こういうときも、すぐに買わないでください。

いったん店を出て、そのへんの休憩所やベンチに腰を落ち着けて、買ってもいいかどうか考えてみましょう。

考えるべきことの例:

・いつ、どこで、どんなふうに使うのか?

・何回ぐらい使うのか?

・使わないときは、どこにしまっておくか?

・そもそも、買うお金はあるのか?

・30日間待つノートに書いてあった品物か? 書いてなかったとしたら、例外にするその理由は何?

・これを買うと、生活がどんなふうに変わるか?

・これを買うことで、増える負担はないか?

・これを買うと、新たな買い物が増えはしないか?

止まらない買い物を止める方法。ディドロ効果のワナを知れ。

・家に似たような物はないか?

・これを買うお金を、ほかのことに使えるのではないか?

全部で10項目出してみました。

最低でも、このぐらいは検討してから買ってください。

断捨離に苦労している人は、これまであまりにも、気軽に買い物をしすぎたのです。

あなたはお金に余裕があって、「お手軽な買い物」を繰り返したとことで、銀行残高にたいしたダメージはないのかもしれません。

しかし、経済的な余裕があろうとなかろうと、無駄な物を家に入れると、ストレスが増えるのは全員に共通します。

「ガラクタにはしない」という強い確信があるときだけ買いましょう。

年末年始の買い物の暴走防止、関連記事もどうぞ

初売りセールで無駄遣いをしないための7つの心得。

もう買うのやめたら?福袋の失敗のダメージは想像以上に大きい

お金の無駄だけじゃない。使い切れないほど買い込むことが心を疲れさせている。

いかに自分が無駄遣いをしているか思い知る方法。

続・人がセールで物を買うのが好きな理由とそれをやめる方法。

エッセオンライン

エッセオンラインに新しい記事がアップされました。

今回はミニマルライフのメリットについて書いています。

ぜひ、お読みください⇒60代は小さく暮らす。ミニマルな生活に変えてよかった3つのこと | ESSEonline(エッセ オンライン)

*****

年末年始の買い物の失敗を防ぐ心構えを紹介しました。

このブログをよく読んでいる人は、すでにやっていると思いますが、ネットショップやリアル店舗からの、お知らせメールは極力、解除してください。

ショップのメールを日常的に読むのは、いつも誰かに、「これ、買うといいよ」「あれ、買うといいよ」「これは絶対買わなきゃ」「あれを買わずにどうやって暮らすのだ?」とリマインダーをもらうことです。

これだけ、毎日うるさく言われたら、たとえ、買わないように心がけていても、「買ったほうがいいよね」と思ってしまいます。

知らせがないと生活に支障があるのものだけを残し、残りはきれいさっぱり解除しましょう。





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