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買うものを決めるとき、たいてい今の自分の気分や都合で決めています。
ですが、実際にそれを使ったり、手入れしたり、捨てたりするのは未来の自分ですよね。つまり、買い物は今の自分が独断で決めて、その処分を少し先の自分に押しつける作業になる可能性があります。
そこで、未来の自分に相談しながら買い物をする方法を提案します。
まず、今の自分が安易に決めて買い物をすると、将来、自分がどんな苦労をするか見ていきましょう。
未来の自分に片づけを押しつける買い方
今の自分は良かれと思ってやっているのに、未来の自分が後始末することになるパターンが4つあります。
ストック買い
多くの人は、安いから、なくなると困るからという理由でまとめ買いをします。
今の自分は「たくさんあっても、損しない。むしろお得!」と思っていますが、1年後の自分は棚の奥で賞味期限の切れた食品を見つけて、捨てることになります。
もっといい商品を見つけて、せっかく買ったものを使わないこともあるでしょう。
使い切れないまま処分するのは損です。
まとめ買いが節約にならない4つの理由。むしろガラクタを増やす危険な買い方。
セット買いや福袋
1個あたりが安い、お得だという理由でセット商品や福袋を買います。
ところが、入っているものが全部必要とは限りません。半年後の自分は、使わないものを持て余しています。
未来の自分を過大評価する買い物
機能がたくさんある調理器具、難しい教材、立派な手帳。
少し背伸びしたものを買うとき、人は自分がちゃんと使いこなしている未来を思い描きます。ただ、今の自分と半年後の自分の生活は、たいして変わりません。
結局使いこなせず、ああ、ちゃんと使えなかったなと思いながら、少し先の自分が片づけることになります。
いつかのための買い物
持っていればいつか役立つかも、いつか特別なときに使おう、こんなふうに思って買います。
残念ながら、そのいつかはなかなか来ません。しまい込んだまま何年も経ち、未来の自分は、なぜこんなものを買ったのかと首をかしげながら処分します。
昔、私は福袋を買うのが好きでした。何が届くかわからないわくわく感があるし、1つあたりの単価は下がるのでお得だと信じていました。
しかし、袋の中には必ずいらないものが入っており、それが不用品になります。
これまでの人生で、福袋の中身を完全に使い切った経験はありません。
少し反省して、中身がわかる福袋や、全部お香の福袋を選んでみたこともあります。とはいえ、中身が見えるといっても画像での確認にすぎないので、実物はわかりません。
このときも使わないものが出てしまい、余ったものは断捨離しました。
買ったあとがラクになる買い方
逆に、あとになって、「あのときの私、ありがとう」と思える買い方もあります。
使い切れる量だけ買う
一人暮らしなら、一人分の量を基準にして買います。
1か月で使い切れる量だけ買うと、在庫管理がラクです。まとめ買いのほうが安いという理由でつい多く買いがちですが、使い切れなければ意味がありません。
手入れが簡単なものを選ぶ
手洗い指定のニットより、洗濯機で洗える衣料品。複雑な機能がたくさんついたものより、シンプルな構造の調理家電。
質や見た目がほぼ同じなら、使ったあとの手間が少ないほうを選ぶと、日々の小さなストレスが減ります。
置き場所を先に決める
買う前に、家のどこに置くかを考えます。
置き場所が思い浮かばないなら、今の暮らしに合っていないかもしれません。
とりあえず買ってしまうと、未来の自分が収納場所を探す羽目になります。持て余した家具を、あちこちに動かして悩み続けます。
手放すときを想像する
処分が面倒な大型家具、分解しにくい素材、リサイクルが難しいもの。
買うときはあまり考えませんが、捨てるときに初めてその手間に気づきます。
買う前に、手放すときにしなければならないことを少し考えるだけで選び方が変わります。
私は一人暮らしをしているので、引っ越しや手放すことを意識して買っています。
自分では持ち運べないような大型の家具は買いません。もちろん数も増やさないようにしていて、雑貨などは1年単位で見直しています。
もう使わないと思ったら、こまめに寄付センターに持っていきます。
この先、引っ越すときに、あるいは家を片づけるときに、なるべく身軽でいられるように工夫しています。
未来の自分に聞く3つのこと
買い物を決める前に、買ったあとの自分に確認するようにしましょう。次の3つの質問をしてください。レジに進む前、注文ボタンを押す前、ほんの少しの時間でできます。
1.半年後の自分は、これをまだ使っている?
今は絶対に使うと思っていても、半年後はわかりません。
流行のもの、衝動的に欲しくなったもの、家にまだたくさんあるものは、半年後には使っていないことも多いです。
すぐに答えが出ないときは、いったん立ち止まって必要性を考え直してください。
2.これを処分するとき、手間がかかりそう?
ものはいつか手放すときが来ます。
使い切る、壊れる、飽きる、不要になるなど、終わったときのことを考えてください。
処分が面倒そうなら、手を出さないほうがいいかもしれません。
特にこれから、ものの処分はどんどん面倒になり、お金もかかるようになります。
3.これを買うと、未来の自分の時間は増える? それとも減る?
買えば私の生活がよくなると思って買ったものが、管理の手間を増やすことがあります。
機能が多すぎるもの、特別なメンテナンスが必要なもの、置き場所を取るもの。
これからの自分の手間が減るなら買う価値があります。一方、生活が複雑になるかもしれないものは、慎重に導入しましょう。
なぜ未来の自分のことは他人事に感じるのか
人は、自分の未来を、まるで他人のことのようにとらえる傾向があるそうです。
今の自分のことはありありと感じられるのに、半年後の自分、1年後の自分のことになると、急にぼんやりした他人みたいに思えてしまうのです。
だから、「半年後の自分のために、今日、賢く選びましょう」と言われても、うまくできないかもしれません。
それでも意識して数カ月先の自分に呼びかけてみてください。
特に、買おうかどうか迷ったときに将来の自分に聞きましょう。
たとえばスーパーで、特売だからとシャンプーを3本まとめてカゴに入れそうになったとき。
半年後の自分が、洗面台の下を片づけながら、古くなったシャンプーを発見してうんざりしている様子を想像してみてください。
その姿がありありと思い浮かべば、3本目をそっと棚に戻したくなるでしょう。
買い物は、今の自分が一人で決めるものだと誰でも思っています。
でも、半年後の自分、1年後の自分と打ち合わせをして決めてもいいのです。
買う前の短い打ち合わせが、無駄な買い物を減らします。
未来の自分が何を求めているかなんて今の自分にはわからない(TED)
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今の気分だけで買うのをやめて、未来の自分の意見も聞きながら買うことをおすすめしました。
早速、今日から買う前にやってみてください。これからの自分が「これは要らないよ」と先に教えてくれるので、不用品は確実に減ります。
将来の自分に喜んでもらえるように選んでいけば、本当に必要なものを入手できるようになります。
無駄遣いが減り、買い物の満足度が上がり、今より暮らしの質が上がるので、やってみる価値はありますよ。














































