その場で断れなくても大丈夫。いらないものをもらったあとにできること

ミニマルな日常

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いらないものを、その場で断れなかった。自分への情けなさと、今後は、はっきり断るという決意のお便りをいただきました。

全文、紹介しますね。差出人は柚の茶さんです。

不意打ちで、ものをもらったときどうしたらいいのか。いっしょに考えましょう。

これからは断る!

件名:いらないものを断る勇気を持つ(決意表明)

筆子さん、初めまして。

私は30代で、生後5ヶ月の子どもがいます。

先日、友人から「今から使わなくなったおもちゃを渡しに行っていいかな。うちの子が気がつかないうちに!」と連絡がありました。

まだまだミニマリストには程遠いとは言え、ものを減らしているところだったので、どれぐらいの量があるのか聞いたところ、1個!との回答でした。

普段なら事前にものの詳細や画像を送ってくれ、不要だったら遠慮なく言ってねと言ってくれる人なので、少し嫌な予感がしました。

せめてもの抵抗で「大きいものじゃなければ…」と返信した瞬間に家のチャイムが鳴りました。

友人の手には、床置きのかなり大きいピアノジムがありました。

どのパーツも派手な色で、電池でピカピカ光ったり、色々な音が出るものです。はっきり言って、全く私の好みではありませんでした。しかも、一つパーツが欠損しているのです。

いらないものを押しつけられたという感情が真っ先にわき起こりました。

しかし、その場で「いらないから持って帰って」と言うことができませんでした。後から、今後は何もいらないことを伝え、ピアノジムはこちらで処分する許可を得ました。

友人の家で見かければ、かわいいおもちゃだと思ったことでしょう。

友人はマキシマリストで、家には子どものおもちゃ部屋があり、他の部屋も絵本やぬいぐるみでいっぱいです。

しかし私は、スペースの限られた自宅をおもちゃであふれた「子どもの家」にしたくないのです。使わない時はきちんと片づけて、広々とした空間をキープできるようにしておきたいのに…

ピアノジムをしまう場所がないので一旦リビングに置いてみましたが、落ち着いたリビングの一角をこの派手な招かれざるおもちゃが占拠している状況が、思った以上に不快でたまりません。

すぐに捨てようかと思いましたが、子どもが少し興味を持ったようなので、数ヶ月後、ハイハイができるようになったら手放すと決め、使用しない時は部屋の隅のローテーブルに載せて布をかけておくことにしました。

視覚的にはこれでずいぶん静かになりましたが、それでも心の中の負担感が消えません。

いらないものをいらないとはっきり断れなかったこと、私にしてみればだまし討ちのような形で持って来られたことで、情けない気持ちやら腹立たしい気持ちやらが次々とわき起こってきて、意に反して不要なものに家を占拠されることがこんなに不快でたまらないんだと改めて思った次第です。

自分の至らなさも含めて、とても勉強になった出来事でした…はっきりと断れる人間になります。

決意表明したくて、お便りを書きました。引き続き、片づけも頑張ります。

柚の茶さん、はじめまして。お便りありがとうございます。

決意表明、しっかり受け取りました。

今回、記事にもしましたので、決意が揺れそうになったら、ときどき読み返してください。

不愉快だった体験から学んで、今後の方針を立てた柚の茶さんはもう大丈夫です。

断るのはそんなに簡単ではない

まず、柚の茶さんに伝えたいのは、そんなに自己嫌悪に陥る必要はないということです。

好意で持ってきてくれたものを、その場で「いらない」と言える人は、そんなにいません。

相手が親しい人なら、なおさらです。

ここで断ったら気を悪くするだろうか、これまでの関係にひびが入らないだろうか。

そう考えているうちに、なんとなく受け取ってしまいます。

もし、友達の子どものほうが少し大きくて、お下がりをもらう流れがあるなら、それを止めるのは勇気がいります。

相手は好意でくれるわけだし、自分も、助かるもらいものもありますから。

子どもはすぐに大きくなるので、親同士で、ものを回しあったほうが合理的です。

不要な贈り物はその場で断るのがベストですが、断れなかったとしても、思い詰めることはありません。

⇒断るのが苦手な人へ:関係をこじらせずにNOを伝える方法

⇒断りきれず、嫌な気分になったり、罪悪感を感じたりすることが多い人へ。

考えて動けたことが、何より大きい

柚の茶さんをすごいと思うのは、断れなかったけれど、その後、お友達から処分の許可を得たことです。

多くの場合、不快な気持ちをそのまま飲みこんで、なかったことにして終わります。

もやもやを抱えたまま、波風を立てないほうを選んでしまうのです。

でも柚の茶さんは、自分の不快感と向き合って、お友達に伝えるべきことは伝えて、これからはむやみにもらわないと決めました。

しかも、決意表明を筆子に送っています。

本気度が伝わってきました。

こうした行動は、その場でうまく断ることよりも、ずっと値打ちのあることではないでしょうか?

自分の暮らしは自分で決めるという心構えがあるからこそできると思います。

家に何を置くかは、自分で決めていく。この調子で生活してください。

次は、連絡が来た時点で決める

今後、同じ失敗をしないために、いくつかアドバイスします。

まず、できるだけはっきり断ること。

今回つまずいたのは、「大きいものじゃなければ…」と返信した瞬間だったと思います。

柚の茶さんとしては、条件をつけたことで、遠回しに断ったつもりだったかもしれません。

ですが、その気持ちは相手には伝わりません。

大きくなければいい、という返事は、小さければもらう、という意味です。しかも、大きい・小さいの判断は人によって違います。

次に同じような連絡が来たら、中途半端な返事をする前に、もらうかどうかをしっかり決めてください。

幸い、お友達はもともと、事前に写真や詳細を送ってくれる人ですよね。

いつもそのパターンで連絡を入れてもらうようにしましょう。

見てから決めたいので、先に写真を送ってほしいと頼んでください。

そして、写真を見て、もらうかどうか決めます。

いらないときは、気持ちはうれしいけれど、今はものを増やさないことにしている、と伝えてください。

もしくは、本当に必要になったらこちらから声をかける、と先に言っておくと、お友達も簡単には申し出ないでしょう。

心の準備をしていても、つい受け取ってしまうことはあります。

そのときは、相手に返すか、今回のように自分で処分すれば大丈夫です。

もらった瞬間に終わりではありません。

それでは柚の茶さん、これからもお元気でお過ごしください。また何かありましたら、お気軽にメールくださいね。

⇒ストレスを招く贈り物にNOと言う:友人関係のリセット法。

⇒義理の両親の贈り物で子供のおもちゃがどんどん増える問題の解決法

*****

日本はものを贈り合う文化が根強いため、ちょっとしたことをきっかけにものをもらってしまうことはよくあると思います。

本当はいらないのに受け取ってしまうことは、失敗とも言えます。

ですが、柚の茶さんのようにできごとを振り返り、今後の方針を考えれば、望む暮らしに近づくチャンスになります。

その体験をうまく活かしてください。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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