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なんとなく周りに流されていると感じる人に見てほしいTEDトークを紹介します。
タイトルは 5 Practical Ways to Take Control of Your Life(人生をコントロールする5つの方法)。
スピーカーはジャーナリストで起業家の Jim VandeHei(ジム・バンデハイ)さんです。
人生をコントロールするとは、自分でどうにかできることに目を向けて選択を変えていくこと。
そう教えてくれるトークです。
自分のことは自分がコントロールできる
収録は2025年11月。動画の長さは11分です。
■TEDの説明はこちら⇒TEDの記事のまとめ(1)ミニマリスト的生き方の参考に
ジムは、ウォール・ストリート・ジャーナルやワシントン・ポストで記者を務め、その後、自身のニュースメディアを立ち上げた人。
今は第一線で活躍していますが、20代前半は違いました。
大学の成績は低空飛行で、たばこを1日1箱吸い、夜はピザの配達をしていました。
ところがこの10年のあいだに、大統領にインタビューし、ホワイトハウスを取材する記者になり、起業家に転身。
どうやって変わることができたのか?
ジムは、成功している人たちを観察し、ある共通点に気づきました。
成功者は自分の力ではどうにもならないことではなく、自分でコントロールできることに集中しているのです。
ジムのメッセージは一つです。
You control you.
(自分を動かせるのは、自分だけ)
親も、生い立ちも、運も言い訳になりません。
すぐに選べる5つのこと
ジムがシェアするのは、お金もかからず、今日から始められて、誰にでもできる5つです。
コントロールといっても、人生を思いどおりに動かすことではありません。
一日の中の小さな選択を、人任せにせず自分でする。それだけです。
ジムの話を、ルールの形にするとこうなります。
- 今日を自分で決める。朝起きてから夜寝るまでの選択は、すべて自分のものだ。
- 反応を自分で選ぶ。何が起きても、次の正しいことをする。
- 入れる情報を自分で選ぶ。読むもの、見るもの、聞くものが、自分の世界をつくる。
- 見られ方を自分でつくる。緊張した場ほど、人の目に映る自分を想像する。
- 行き先を自分で決める。流されず、向かう先は自分で選ぶ。
今日という一日は、朝起きてから夜寝るまで、意思決定の連続です。
スマホを延々と眺めるか、静かに過ごすか。
砂糖だらけの朝食にするか、体にいいものを食べるか。
誰かにきつく当たられたとき、言い返すか、ひと呼吸おくか。
選択によって、いい気分にもなれば、滅入る気分にもなります。
ジムが変われたのも、いい選択の積み重ねのおかげでした。
自分より優れた人をよく観察して、まねをしました。
相手が読んでいる本を読み、知らない単語を書き留め、生活習慣までそっくり取り入れました。
どう反応するかも、自分で選べます。
これまででベストの助言だとジムが言うのは、たった5つの単語です。
Do the next right thing.
(次の正しいことをする)
立派な人間であり続けるのは難しくても、次の行動で正しいことをするだけなら、わりとできます。
そんな行動を重ねるうちに、いつのまにかまともな人になっています。
ジムには、最悪なことが起きたときこそ輝く、という座右の銘もあります。
自分で立ち上げたメディアのひとつを、ごたごたの末に去ることになったとき、相手をなじることもできました。
けれど、あとで自分を苦しめる言動はしないと決め、つらい時期を乗り切りました。
何を取り込むかも、自分しだいです。
ポッドキャスト、YouTube、ニュースレター、付き合う友達。
入ってくる情報のすべてが、その人の現実をつくります。
暗い話ばかりだと気分が沈み、どうでもいい話ばかりだと中身がうすくなります。
今は、質の高い情報が、無料で手に入ります。
入れるものを選び直すだけで、見えている世界が変わります。
人からどう見られるかも、自分でコントロールできます。
特に緊張する場面では、人の視点から自分を眺めてみます。
人が自分をどう感じているかを思い描くと、残したい印象に近づけます。
7年ほど前、ジムは親を亡くしたティーンエイジャーの男の子を養子に迎えました。
家にはすでに2人のティーンがいて、迎えた子も難しい時期にいました。
ジムは、子どもたちも妻も自分を見ている、と考えます。
愛情と、許しと、粘り強さを見せれば、それがみんなの受け取り方に響く。
取り乱して悲観すれば、逆の結果になると考えたのです。
今その子は、感謝を忘れない大学のスポーツ選手に育っています。
最後は、自分がどこへ向かうか。
流されるのではなく、向かう先は自分で選べます。
トークの終わりで、ジムは聴衆に宿題を出します。
自分が死の床にいると想像して、これでいい人生だったと言うために必要な3つのことを書き出す。
さらに、その人生を実現するために、今からやる3つのことを書き出す。
これが、自分の進む先を照らす北極星になります。
5つのルールに共通するのは、自分を動かせるのは自分だけという信念です。
どれも、知らないうちに誰かや何かに明け渡していた決定権を、自分の手に取り戻す作業です。
流されない生き方のヒントになるプレゼン
同じテーマが気になる方は、以下の記事もごらんください。
スマホやYouTubeがクセになってしまう行動様式を知り、悪習慣を改める(TED)
セルフコンパッション(自分にやさしくする)の実践で人生を変える(TED)
小さな選択が一日を決める
トークで紹介されたルール、どれも効果的だと思いますが、私がいちばん意識しているのは一つ目の、その日一日をどう過ごすか、です。
特に、一日の始まりと終わりの時間の使い方に気を配っています。
たとえば、起きてすぐは、スマホを見ない。
そもそも寝室に持ち込まず、メールやニュースを開くのは午後、パソコンでします。
朝起きたら、簡単な体操、モーニングページ(頭に浮かんだことをノートに書き出す日課)を書き、そのあと散歩です。
夜は、寝る前の30分はスクリーンを見ず、読書や語学、塗り絵をして過ごします。
ニュースの見方も変えました。
映像のニュースを見ると気が滅入るので封印し、1日10分〜20分、ポッドキャストで情報を拾っています。
以前は遅寝遅起きで、目の前のできごとに反応しながら暮らすことが多かったのですが、こうして一つずつ見直してから、自己肯定感があがりました。
自分で選ばないと、流されてしまう
時間を主体的に使わないと流されます。
なんとなくYouTubeやSNSを見ていると、おすすめが際限なく流れてくるので、あっという間に時間が経ってしまいます。
私も日曜の午後、ソファに座ってぼーっとYouTubeを見ていると、なかなか立ち上がれません。
食べるものも同じです。
ナッツが好きなのですが、つまみ始めると止まらず、おなかがいっぱいになって、夕食の時間になってもおなかがすかないことがよくあります。
けれど、よく考えると、以前はそんなにナッツばっかり食べていなかったんですよね。すっかり習慣になってしまったわけです。
こうした自分のまずいパターンは意識して改善するようにしています。
まずはひとつ習慣を変えてみよう
多くの人は、トークを見て、いい話を聞いたと思うだけでとくに新しい行動はしません。
しかし、主体的に生きるために必要なのは行動です。
ジムも最後に、望む人生のためにやることを書き出して、今日から動こうと勧めていました。
ただ、人生のゴールを考えるのは難しいものです。
私のおすすめは、ひとつでいいので、まずい習慣を改めてみることです。
たとえば、朝一番にスマホを見るのをやめる、嫌だけど断れずやってしまっていることをやめるなど。
悪習慣をいい習慣に置き換えていくと、もっと自分で人生を動かせるようになります。
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コントロールできないことに気を取られても、ストレスが増えるだけで、何も前に進みません。
私たちが本当に変えられるのは、目の前の一日です。
今日、一日をどう過ごすかは、自分で決められます。














































