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今回は思い出の品の片づけのコツを紹介します。
写真や記念品は捨てにくいですよね。
私も娘が小さいころにくれた手紙やカードを、バサバサとは捨てられませんでした。
そうした品物を手にしたときに、よみがえる気持ちをなくしたくないからです。
ただいつも書いていますが、思い出は心の中にあります。
今日紹介する方法で淡々と手を動かすと、たくさんの思い出の品を抱え込まなくて済みます。
捨てるか残すかの二択をやめると片づけが進む
大切にしてきたものを手放すときに止まってしまうのは、捨てるか残すか、という二択で考えているからです。
この二択だと、捨てるほうを選んだ瞬間に、思い出そのものを失う気がします。
そこで、もう一つの道を用意してください。
思い出の品を、そのまま残す・デジタル写真で残す・手放す、の3つに分けます。
写真という選択肢をもうけると、現物を手放すことに強い抵抗がある人も整理を進められます。
写真に撮る方法は、小さなものから大きなものまで使えます。かさばらないから取っておこうと思ってしまう、手紙、カード、紙焼き写真にも有効です。
紙ものは、想像以上に劣化しやすいです。
現物を持ち続けていても、いつか読めなくなる日が来るかもしれません。
数年前、母からもらった絵手紙を整理したときも、私は3つに選別しました。
母は絵手紙を描くのが趣味で、季節の便りをまめに送ってくれていたので、ずいぶんたまっていました。
全部は残せないので、現物で残すもの、写真にして残すもの、手放すもの、と仕分けていきました。
デジタル写真にしたら、しまい込んでいたときより見る機会が増えました。
⇒思い出系の本と絵手紙の断捨離をする:ミニマリストへの道(96)
現物で残すのは、厳選した少しだけ
現物を残すのは、本当に手元に置きたいものだけです。
それは、ちゃんと自分の目で見たいもの。そして、手触りや匂い、重みなども取っておきたいものです。
丸ごと残すものは、できるだけ厳選してください。これが増えてしまうと、一つ一つの価値が下がってしまいます。
場所も取るし、管理も大変です。
大きなものや紙類は、写真に撮ってから手放す
大きなものや思い出すきっかけがあればいいだけのものは、写真に撮ってから手放します。
たとえば、家具や本、子どもの大きな工作はこの方法が向いています。
私も、娘の工作はまとめて1枚の写真にしました。
子どもがいままさに育っている時期なら、年に1度ぐらい、子どもと作品を一緒に写真に撮るのもいいでしょう。
複数の作品を入れてもいいし、これぞ、と思う作品だけ選んでもいいです。
画像はフォルダを一つ作ってまとめておくと、あとで見返しやすいです。
思い出せないものや、数が多すぎるものは手放す
見てもそれが何か思い出せないものや、数がたくさんありすぎるものは手放します。
このとき、それを取っておいてどうしたいかも考えてみてください。
結局手元に残すと、どこかにしまい込むことになってしまいます。
写真を整理するとき、似たような構図のものは1枚残せばいいのと同じで、思い出すきっかけが似たものも、一つに選ぶといいです。
年を取ったらまた見たくなるのでは、と思う人もいるでしょうが、67歳の私の実感では、昔を懐かしむより、今日を楽しく過ごしたい気持ちのほうが強いです。
実際、思い出の品を引っ張り出して、一つ一つじっくり見ることはしません。
先に箱を用意して、そこに入る分だけを残す
厳選しましょう、といっても、なかなか手放せないかもしれません。
私の提案は、先に入れものを用意することです。
ここに入るぶんだけ、と区切って、半ば強制的に絞り込むのです。
思い出の品に限らず、服でも本でも、人は置き場所を考えずに、どんどん手元に残してしまいます。
だから、あとで整理に苦労します。
でも、ながめる時間にも、しまう場所にも、限りがあります。
入れものを先に一つ決めておくと、これは箱に入れるほど大事か、と優先順位をつけて選べます。
無理に捨てさせられるのではなく自分で選ぶので、罪悪感も残りません。
厚さ2.5センチのバインダーにまとめている
私は、娘が小さいころにくれた手紙の中から、母の日のカードと、歯の妖精からの手紙、その他娘の作品や母の手紙などを厚さ2.5センチのバインダーにまとめています。
北米でよく売っている、3つ穴バインダーに綴じて使う透明のクリアポケットに、がさっと入れてあるだけです。
ポケットそのものは10枚入れてあり、バインダーにはまだ余裕がありますが、もともとそんなに思い出の品がないので、これで十分間に合っています。
これぐらいの量なら、かさばらないし、見るのも大変ではありません。
量が多い人は、靴箱などを使ってください。
自分のものは、過去ではなく今で選ぶ
さて、一口に思い出の品といっても、中身はさまざまです。
自分のものもあれば、ほかの人が関係するものもあります。
このうち手放しやすいのは、自分のものです。
記念品やお土産、昔の趣味の道具のように、自分のものは、残すのも手放すのも、自分ひとりで決められます。
ここは、思い切って減らしましょう。
今の気持ちを重視しましょう。
今の自分が大事に思うか、見て気持ちが動くか。
若いころにどれだけ思い入れがあっても、いまの暮らしに響かないなら、もう役目を終えています。
過去の自分に義理立てするより、これからの自分のために選んでください。
私はもともと、思い出の品にあまり未練がないほうです。
思い出や記憶を形で残そうとはあまり思わないのです。
これまで整理らしい整理をしたのは、写真くらいです。
カナダには36歳の終わりに来ましたが、そのとき、持ってきた自分の写真は5枚だけ。
赤ちゃんや幼児のときの写真、学生時代、そしてOL時代。
残りは捨てようとしましたが、母が「捨てるな」と言うので、全部母に渡しました。
筆子は執着が薄いから減らせるんだ、と感じる人もいるでしょう。
ですが、執着の濃い薄いは関係ありません。
今の自分が見て嬉しいものを数枚選んで、あとは手放す。
こうして選んでいくと、自分のものはかなり減らせます。
遺品や子どもの作品は、ひとりで抱え込まない
遺品や子どもの作品のように、ほかの人がからむものは、自分ひとりで決めなくていいです。
もうすぐ夏休みやお盆で、ふだん離れて暮らす兄弟や、叔父叔母と顔を合わせる人も多いと思います。
久しぶりに会って思い出話をするついでに、こうした品物をどうするか、話してみてください。
親の遺品は、全部を持ち続けなくていい
親の遺品は、捨てると申し訳ない気がして、そっくりそのまま残しがちです。
ですが、すべてを形見として残す必要はありません。
心から残したいものを一つか二つ選んで、あとは手放してください。
ものを手放しても、その人と過ごした日々が消えるわけではありません。
私は、本格的な遺品整理をした経験はありません。
父は私が中学生のときに突然亡くなりましたが、その遺品で今も手元にあるのは、一つだけです。
父は、昔、商社に勤めていて、家には事務用品がたくさんありました。
私はその大半を使い切りました。
ただ、古い金属の定規は今も使っています。
しまい込んで眠らせるより、こうして使って役立てるほうが、供養になると思います。
子どものものは、いつか本人に返す
子どもの作品や手紙は、親がずっと持っていなくていいものです。
本人に渡すか、写真に残して現物は手放すか。
どちらにしても、すべてを手元に置いておく必要はありません。
何度も見たいなら、写真に撮ってアルバムにするといいし、そのアルバムを子どもにあげるのもいいでしょう。
帰省は、現物を手渡すまたとない機会です。
たまった思い出の品は、本人に持っていってもらいましょう。
お知らせ:エッセオンライン更新
エッセオンラインに新しい記事がアップされました。今回は筆子の節約の話です。
興味のある方はお読みください⇒「思ったより難しい…」60代ひとり暮らし、固定費を見直した結果。使っていないのに支払っていたサブスクも | ESSEonline(エッセ オンライン)
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分けて、絞って、手放す。
これが、思い出の品の整理です。
ためこんでいると、かえって見返しません。
押し入れの奥にしまったまま、あることすら忘れてしまいます。
数を減らしておけば、見たいときにすぐ取り出せます。
思い出の品は、落ち込んだ日や、誰かが恋しい日に、自分を支えてくれるもの。
見たいときにさっと手が届くよう、いま、整理しておきましょう。














































