スマホをチェックする若い女性

ミニマルな日常

ポイ活で疲れたら、立ち止まる合図

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節約のために良かれと思って始めたことが、かえってストレスを増やしてしまう。

そんな体験を寄せてくれた読者、キースさんのお便りを紹介します。

ポイ活に熱中したあと、望む暮らしに気づいたそうです。

ポイ活に夢中になってものや情報に振り回された

件名:ポイ活を通して気づいたこと

筆子さんより少し年下の、キースと申します。

コロナ禍で断捨離に目覚めた頃、筆子さんのブログに出会い、毎日読むのが日課になっています。

おかげさまで少しずつ断捨離も進み、シンプルな暮らしができるようになってきました。

そんな中で、自分自身を見つめ直す出来事がありましたので、メールさせていただきました。

今年に入り、長年勤めた会社を退職しました。

時間に余裕ができたこともあり、以前から興味のあったポイ活を始めました。

急速な物価高のなか、少しでも家計の足しになればという思いからです。

私の年代には難しいかと思っていましたが、今はSNSでお得な方法を手取り足取り教えてくれる人がたくさんいます。

実際にポイントも貯まり、そのポイントで買い物ができるので、お得感にすっかり魅了されてしまいました。

しかし、その一方で情報を集めるためにスマホを見る時間が増え、お得なタイミングで買い物をするため、必要なものではあっても在庫を抱えるようになりました。

もともと何事にも夢中になりやすい性格もあり、だんだんと疲れを感じるようになったのです。

せっかく断捨離を進め、シンプルに暮らす心地よさを実感していたのに、気がつけばものや情報に振り回されていました。

そこで立ち止まって考えてみたのです。

私が本当に求めている暮らしは何だろう、と。

お得に買うことやポイントを貯めることは確かに楽しいのですが、それ以上に、ものに縛られず、必要なものだけに囲まれて穏やかに暮らすことのほうが、自分には合っているのではないかと感じています。

今回の経験を通して、自分が大切にしたいものが少し見えてきた気がしています。

いつもブログから多くの気づきをいただき、ありがとうございます。

これからも、筆子さんのブログを楽しみにしています。

キースさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

いつもブログを読んでいただき、うれしいです。

自分が大切にしたいものが見えてきたんですね。とてもいい変化だと思います。

お便りを拝見し、自分のポイ活時代を思い出しました。といっても、20年以上前の話で、当時は「ポイ活」という言葉はまだありませんでした。

キースさんと似ていて、私も、やり始めたら徹底的にやるほうなので、かなり時間を使っていました。

今のポイ活は上手にやって実際にお金が貯まる人もいるでしょう。

ただ、自分の時間を使うのは同じですから、どこまでやるか見極める必要があると思います。

ポイ活は意外と疲れる

私がポイ活を始めたのも、キースさんとまったく同じ理由です。

家計の足しにしようと思っていました。

まずインターネットで懸賞に応募していて、そのうち、ポイントサイトを見かけるようになりました。

当時の我が家は貧乏で、少しでも収入を増やしたくて、外で働こうとあちこちに履歴書(レジュメ)を送っていましたが、なかなか採用されなかったんです。

そこで、家でできるお小遣い稼ぎを開始しました。

朝、家族を送り出して家事を終えると、パソコンを立ち上げて、大量に届いたメールをチェックするところから始めました。

好きでもないルーレット(ポイントが貯まるゲームです)を毎日回したり、さして興味のないアンケートに答えたりして、わずかなポイントを集めていました。

キースさんはスマホを見る時間が増えたそうですが、私もパソコンの前にいる時間が、とても長かったです。

お金にならないし自分も育たない

こんなことを何年やっていたのかすでに忘れましたが、時間の無駄だと思ったのできっぱりやめました。

ポイントが貯まったら換金していましたが、ほとんど貯まりませんでした。

というのも私、もうものを増やしたくなかったので、サンプルや資料を請求する、新しいクレジットカードを作る、何かを買うという活動は避けていたからです。

時給に換算したら(しなかったけど)、どれだけ低賃金だったろうかと思います。

もうひとつ嫌だったのは、いくらゲームをしたり、クイズやアンケートに答えても、自分はまったく成長しないということでした。

スキルが身につくわけでも、誰かの役に立つわけでもありません。

そんなことに毎日時間を費やすのはおかしいと気づきました。

やめたあとに残ったのは、大量のメールと会員登録でした。

浮いた時間を、人の役に立つことに回した

その後、娘が幼稚園に入ったのを機に、幼稚園や小学校のボランティアをよくするようになりました。

同じ時間を使うなら、たとえお金にならなくても、誰かの役に立ったほうがいいと思ったからです。

私は単純な事務作業が好きなので、教科書やプリントをコピーしてホッチキスでとじたり、遠足に付き添ったり、できる範囲で手伝いました。

先生たちにはとても感謝されました。

お金はまったく貯まらなかったけれど、終わったあとの気持ちはまるで違いました。

ずっと満たされた気分になれたのです。

学校での子どもの様子を見るのも楽しかったです。

ポイントを集めることに時間を使っていたときは、むなしさがありました。

たぶん、自分がエネルギーや時間を注いでやっていたことが、たいしたリターンを生まなかったからでしょう。

今思うと、毎日アンケートに答えるのは、私が本当にやりたいことからかけ離れていました。

今も、やはり朝からパソコンに向かって文章を書いていますが、自分の伝えたいことを書いているので、手応えが違います。

生活全部がポイ活になるリスク

キースさんがお便りに書いていた、「ものに縛られず、必要なものだけに囲まれて穏やかに暮らす」というのは、私が目指している暮らしとぴったり重なります。

今のポイ活は、私がやっていたころよりずっと仕組みが複雑ですよね。

クレジットカードやスマホ決済、共通ポイントを組み合わせて、できるだけ得になるように考えてやっている人が多いと思います。

歩いた距離やレシートの写真、アンケートに答えることなど、ふだんの生活の細かい行動までポイントに変えられるので、ポイ活のためにスマホを見る時間が増えるのも当然です。

お得になる場面は増えましたが、そのぶん、いつもポイントのことを考えている状態になりやすく、時間や意識をかなり持っていかれます。

キースさんは、その問題に気づいて、軌道修正できてよかったです。

しばらくポイ活に熱中していたことも、自分の暮らし方を見直すきっかけになったと言えますね。

これからもマイペースで、シンプルライフを楽しんでください。

ポイ活に関する過去記事

ポイ活の光と影〜シンプルに暮らしたいなら、ポイント集めはおすすめしない。

節約疲れの対処法、10選。先の心配より、いまの生活の充実を。

レジの立場から見たポイ活と、モーニングページを書くコツ。

*****

お得な買い物や節約は、心地よく暮らすための手段です。

お金を増やすこと自体が目的になってしまうと、本末転倒です。

ポイ活をやめろとは言いませんが、ゴールを見失わないように、ほどほどのところで折り合いをつけてください。

ポイ活に疲れたと感じたら、いったん立ち止まる合図だと思います。

それでは、記事の感想などありましたら、お気軽にメールをください。

こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。

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