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好きなことをして過ごしたはずなのに、なんとなく疲れている。
そんな日はありませんか。
それは消耗する時間が多かったせいかもしれません。
疲れと後悔が残る時間と、満たされて自分が育つ時間があります。
同じ長さでも、過ごし方しだいで残るものが違うのです。
今回はすり減る時間を満たされる時間に変えるコツを紹介します。
楽しいはずなのに、心が満たされない
時間の質は、2つにわけることができます。
そのときは楽しい、もしくは楽なのに、終わったあとに疲れや後悔が残る時間。
もう1つは、終わったあとに満たされて、自分の中に何かいいものが残ったと感じる時間です。
たとえば、ちょっと手間でも丁寧に食事を作った日や、本を1冊読み終えた日は、夜、充実感がありますよね。
今、私たちは消耗する時間を過ごしやすくなっています。
以前私は、夕方に塗り絵のYouTube動画をよく見ていました。
ほかの人が色を塗っているのをただ眺める動画。リラックスするつもりで再生していました。
ところが、見すぎて神経が疲れました。
おまけにYouTuberが持っていた、画材や塗り絵の本をそのままAmazonで注文することがしばしばありました。
楽しいはずの1時間で、残ったのは疲労と余計な買い物だけです。
こうした時間は、その最中は楽しいので、自分がすり減っていると気づきにくいもの。
気づくのは、たいてい終わってからです。
あとに何が残ったものを見れば、消耗する時間だったかどうかを見分けられます。
楽しいことと、満たされることは、別ものです。
見るのをやめて、手を動かす
私の経験では、受け身でいる時間は疲れやすく、実際に手を動かす時間は豊かです。
今は、動画など見るだけのコンテンツがたくさんあります。
意識していないと、流れていくものを見ているだけの時間が際限なく増えます。
同じ塗り絵でも、動画を見ているだけのときと、自分で塗るときとでは、終わったあと気分が違います。
自分で塗っているときは、色を選んだり、薄く塗り重ねたりしているうちに、頭の中のざわざわが静かになっていきます。
塗り終わると、1枚仕上がっています。
リラックスできて、しかも形が残る。
動画を見ていただけに残ったもやもやした疲れとは大きく違います。
これが満たされる時間だと思います。
ネットをだらだら眺める時間は、その逆です。
スクロールしているあいだは退屈しませんが、画面を閉じたあとには何も残りません。
見たかったわけでもない動画を次々に再生して、気づけば1時間が過ぎている。
あとに残るのは、時間を無駄にしたという後悔だけです。
受け身の時間が多いと思ったら、少し何かを作る時間をもうけてください。
レシピ動画を10本見るより、そのうちの1品を実際に作ってみるほうが、満足感があります。
SNSで収納アイデアを眺めるより、小さな引き出しの中を整えるほうがすっきりします。
語学の上達法を何本も見るより、1フレーズでも実際に声に出すほうが身につきます。
⇒疲れやすい理由はこれかも? エネルギーを消耗する7つの悪習慣。
好きなことでも、だらだら続けない
好きで始めたことも、ずるずる続けると消耗に変わります。
好きなことなら、長く続けるほど元気になれそうな気がします。
しかし、やりすぎると逆にエネルギーを奪われます。
3年前に韓国語の勉強を始めてから、韓国ドラマを見ることを日課にしています。
以前は、おもしろいと夜中まで何話も続けて見て睡眠不足になり疲れました。
日中も、ネットで見終わったドラマの感想を読みあさったり、そのうち出演者について調べたりして肝心のことができず、ストレスになりました。
楽しい韓ドラタイムが、すり減る時間になっていたのです。
これは韓ドラにかぎりません。
ゲームでも、趣味が同じ人のSNSのチェックでも、長々とやりすぎると消耗する時間に変わります。
よさそうなことでも、切り上げどきを見失うと、かえって自分を疲れさせるのです。
好きなことは、やめどきがわかりにくいので、自分で律することが必要です。
私は寝る時間から逆算して、その30分前は画面を見ないと決め、夜9時をドラマの終了時間にしました。
また、1話まるごと見なくてもいいと決めました。
中途半端なところで終わっても、時間が来たらスイッチを切ります。
早く寝ると翌朝すっきり起きられて、一日じゅう体が軽い。
同じ韓ドラタイムが、今度は充電の時間になりました。
いいところでスイッチを切るのは残念です。ですが、続きは次の日の楽しみにとっておくと考えれば、ここでやめておくほうが得です。
切り上げどきに迷ったら、寝る時間を基準にするといいと思います。
あとで自分が楽になることに時間を回す
今は少し面倒だな、嫌だなと思うことでも、将来、満たされる時間になります。
たとえば、こんなことです。
・散らかったところを片づける
・10分、散歩する
・家計簿をつける
・寝る前に明日の準備をする
どれも、やらなくても今すぐ困るわけではありません。だから、後回しにしたり、まったくやらなかったりします。
しかし、こういうことに時間を使うと、あとで自分を助けてくれます。
私は今67歳。この年になると元気に動ける時間は無限ではないと実感します。
そんな私が今、できるだけ元気で好きなことをするために、体のメンテナンスをすることが増えました。
年4回、歯のクリーニングに通っています。
1回ごとに時間もお金もかかりますが、歯を失ってから悔やむより、今手をかけておくほうがいいです。
カナダは歯の治療費が高いので、悪くしてしまうと大きな出費になります。
毎日1時間ほどの散歩とスロージョギングも健康を考えてのこと。
冬はとても寒いので、家の中でミニトランポリンを跳びます。
おかげで、体が重いと感じることが減りました。
ただ、歯医者も散歩も、出かける前におっくうに感じるときはあります。
それでも、未来の自分のためになるとわかっているから、よし!と出かけます。そして、やったあとは気分がいいです。
こんな時間も少しずつ増やしたいと思っています。
⇒50歳の私がスロージョギングを始めたらみるみる健康に~そのメリットとは?
消耗する時間を、1つ手放す
時間をうまく使えていない、なんだか流されている。そう感じたら、時間の質について考えてみてください。
そして、エネルギーを奪っていると思う時間を手放していきましょう。
一日のなかから、後味が悪かった時間を1つ見つけて、満たされる時間に置き換えます。
昨日、終わったあとに疲れや後悔が残ったことはありませんでしたか?
いくつも浮かぶなら、いちばん簡単に手放せそうなことから変えていきます。
特に何も思い浮かばないけれど、なぜかいつも疲れている。そう思うなら、マルチタスクをする時間を手放すことをおすすめします。
実際、私もシングルタスクを心がけるようになってから、疲れ方が変わりました。
あれもこれもと同時に進めると、効率がいいと思うかもしれません。
ところが、メールを打ちながら料理をして鍋を焦がしたり、何の話をしていたか忘れたりで、失敗とイライラが増えるものです。
料理なら料理だけに向き合うと、気持ちが落ち着きます。
ケアレスミスが減るので、時間そのものも余裕ができます。
⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。
⇒自由時間を増やしても幸せになれない~幸せになるための時間の使い方(TED)
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なんか時間が足りない、やりたいことができないと悩む人は多いと思います。
そんなとき、効率よく時間を使おうと思うのではなく、時間の質に目を向けてみてください。
すきま時間の活用を考えるより、後味の悪い時間を減らします。
嫌な疲れ方が減っていきますよ。














































