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部屋の中がくしゃくしゃになるのは1日にしてならず。汚部屋もきれい部屋も、日々の小さな習慣の積み重ねの結果です。
今回は、物がない暮らしをめざす過程で私が1つ1つ身につけてきた小さな片付け習慣や物を増やさない工夫を7つ紹介します。
こんまりメソッドで、1度に、完璧に徹底的に片付けることは難しいというのが実感です。それよりも私は習慣の力を信じています。
1.毎月ワードローブを点検
4、5年前にできるだけ洋服は買わないと決めました。去年、あまり着ない服を大幅に断捨離。残り20着ぐらいにしたあとは、毎月1度、自分のワードローブを全出しして、捨てられそうなものはないかチェックしています。
服はこんなふうに断捨離しました⇒必ず知っておきたい洋服を減らすコツ~私はこんなふうに衣類を断捨離しました
現在のワードローブはこちら⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)
服が20着以下だと全出しは、しごく簡単です。段ボール箱1つあれば収納に困ることもありません。しかし勤めている人はここまで減らすのは難しいかもしれませんね。
50着ぐらいにすると、格段に服の管理が楽になるので、まずはこのあたりを目標にしてはどうかな、思います。
2.いらない紙は家の中に入れない
ポストに入っているチラシやジャンクメールは家の中に持ち込まず、ポストから、外に置いてあるゴミ箱に直行させます。
封書で私宛に届くものは、家に入る前に、封筒をびりびりと破いて、中を確認。「これはいらないな」と思ったら、ゴミ置き場まで歩いて捨てに行くのです。
ただ、冬場、マイナス20度以下だと、あまり長く外にいたくありません。そこで、玄関のドアを開けてすぐのスペースに、レジ袋を設置。そこに紙ゴミを入れ、ゴミの日に捨てています。
3.ゴミの収集日の前の集中断捨離
ゴミの日といえば、収集日の前の集中断捨離も長年の習慣です。
現在、毎週木曜日がゴミの収集日。私の住んでいる場所ではゴミは3種類に分別します。
A.燃えるゴミ
B.リサイクルするゴミ(紙、缶、瓶など)
C.収集に出せない粗大ごみ、危険物
このうち、収集に出すのはAとB。そこで水曜日の夜は特に紙ゴミを攻略することにしています。現在、自分の紙ゴミが増えるゾーンは机の引き出しの中だけです。
机の左の1番上の引き出しと、右の1番下だけに、紙類を入れるようにしているので、ゴミの日の前は、2つの引き出しの中身を断捨離しています。
うちは新聞はとってないし、雑誌も買わないし、ジャンクメールは先にも書いたように、水際で止めているので、紙ゴミは出ないほうだと思います。
しかしパソコンから自分でプリントアウトしてためてしまうのです。フランス語のプリントとか、何かの資料とか。
両面印刷するなど、できるだけゴミが増えない努力にしています。それでも日々の積み重ねというのは大きく、一週間たつと、机の中がくしゃくしゃです。
紙ゴミを増やさないコツはコンスタントに捨てることだと思っています。
4.台所のカウンターの上をきれいにしておく
ふだん出しておく調理家電は最小限にしています。今のところ、ブレンダーが2つ(夫と私の)、オーブントースターが出ています。
以前、キッチンカウンターの上を片付ける記事でも書きましたが、本当は週に4日以上使わないものは出しておきたくないのです。
しかし、オーブントースターをしまうところがないので、出しっぱなし。
キッチンカウンターを片付ける話はこちら⇒台所を片付けるために私がやった3つのこと~ミニマリストへの道(38)
5.食器はすぐに洗い、シンクはぴかぴかに
昔は洗い物をシンクの中に2食分ぐらいためることがありました。うちは3人家族だし、ちまちま洗うよりまとめて洗ったほうが効率的で、資源(水など)の無駄も少ないかもしれない、と思っていた時期がありました。
確かに、何事も同じ作業はまとめてやるほうが、手間が省けます。
しかし、同時に、何事も、ためると作業が大変になるという側面もあります。フライレディのメールを取り始めて、シンクをきれいにするようになってからは、食器は使ったら、できるだけ早く洗っています。
洗ったあとは、ふきんの上でちょっと水切りして、すぐにふいてしまいます。
そうしないと、シンクの中をふきあげることができないし、カウンターの上もきれいにならないからです。
あまりに速攻で片付けるので、夫に、「これはあとで使うからしまわないでね」と言われることもしばしば。
シンクを磨く話⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
水切りカゴは使わない話⇒水切りカゴは使わない、三角コーナーと洗い桶もなくても大丈夫
まめに洗うほうが台所のスッキリ度は130%ぐらいあがります。
6.壁にはできるだけ何も貼らない
部屋をきれいに見せるコツは、壁や棚にできるだけ物を飾らないことです。
特に壁の余白にはこだわって、極力何も飾らないようにしています。パソコン机の前の壁だけに、娘の写真と、10cmX15cmの大きさのカレンダーを貼っています。
そんな私ですが、ミニマリストになる前は手持ちのカレンダーをすべて飾らないと満足できない病気にかかっていました。
画鋲がさせない壁なので、ブルタックやマスキングテープを使っていました。
関連⇒マスキングテープのミニマリスト的活用方法、これ1つあればアレンジは自由自在
なぜ複数のカレンダーがあったのかというと、毎年友だちや母がくれるからです。自分でムーミンのカレンダーを買ったこともありました。
カレンダーをもらったら、「すべてをどこかにかけないともったいない」という気持ちがありました。そこで、無理やり家の中のあちこちにかけていました。
カレンダーを無理やり飾るなんて、今思えば、愚かな行動です。家の中が狭苦しくなるだけです。
かける場所がなくて、クローゼットの中にかけていたこともあります。
しかも、使い終わったカレンダーももったいなくて捨てられなかったというおまけつき。
大きなカレンダーの裏は「娘のお絵描き用や、自分がマインドマップを描くのによさそうだ」と思い、表のきれいな写真やイラストは、イラストを描く時のお手本にしたいな、などと考えていたのです。
結局、マインドマップもイラストも1枚も描きませんでした。
大昔は、いらなくなった紙袋、カレンダー、包装紙などの廃品を使って何か作りたいと思うほうでした。廃品でカードを作るアイデアがのっていた本まで持っていたのです。
ですが、シンプルライフをめざすうちに、物を再利用するのは大きな障害になることに気づきました。
詳しくはこちらに書いています⇒リサイクルの落とし穴、再利用願望がシンプルライフを遠ざける理由とは?
壁に、必要最低限のものしか飾らないことに決めてから、部屋で落ち着けるようになりました。
7.1日の終わりに机の上をきれいにする
以前、家族が物持ちで、全く片付かないときは、自分の聖域を持つといいと記事に書きました。
こちら⇒ガラクタのない場所を1つだけ作ってみる~家族持ちのミニマリストの悩みを解決
私の1番の聖域は、自分の机の上です。台所の流しも一応そうなのですが、夫が使うので、必ずしもいつもきれいではありません。
その点、自分の机は自分しか使いませんので好きなだけ片付けることができます。
その日の作業が終わったら、ほとんどみんな引き出しにしまって、机の上はいつもきれいにしています。作業中はいろいろなものが出ていてくしゃくしゃですが。
1日が終わって、きれいな机の上を見ると達成感を感じます。お金は全くかからず、幸せになれるので、よかったらあなたもやってみてください。
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主婦でミニマリストであろうとするのは、時に難しいことがあります。夜、自分の机がきれいになっても、ふとふりむけば、夫のガラクタが視界に入ります。
娘は相変わらず、汚部屋傾向です。
前は、これでけっこうストレスを感じていました。最近は「まあ、いいか」と思うように。持たないことにこだわりすぎるのもかえってしんどいですからね。