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髪の健康を守るシリーズ。今回は、いつまでも美しい髪の持ち主でいたいあなたのために、基本的なお手入れの仕方と、自然にあるものを使ったヘアケアの方法を紹介します。
髪の手入れと聞くと、ブラッシングして、シャンプーして、コンディショナーつけて、その他たくさんのヘアケア製品をつけて、美容院に行って、という人が多いかと思います。
ですが、ヘアケア製品においても「レズ・イズ・モア」をめざしたほうが効果的です。そのほうが節約になるのは言うまでもありません。まず基本的な手入れのコツを6つお伝えします。
1.まめにカットする
ロングヘアの毛先はこの世に出現してからかなり時間がたっているので、乾燥が進み、枝毛になりやすいです。ここをまめにカットしてください。
枝毛を放置すると、枝分かれした毛がまだ枝毛になります。どんどん枝分かれして、髪の痛みが進みます。
枝毛の原因は、キューティクルがはがれて、髪が乾燥してしまうから。キューティクルとは髪の表面というか、髪をおおう1番外側の部分にあるうろこのような形をしたものです。成分はタンパク質です。
なぜキューティクルがはがれるかというと、パーマ、カラリング、シャンプーなんかの薬剤をつけすぎたり、髪の毛に熱を加えすぎるからです。
私は中学生のとき、髪をのばしておさげにしていましたが、教室で窓際の席に座っていると、太陽光線が髪にあたって、枝毛がたくさん見えました。
でも、今は探してもあまりありません(老眼で見えないという可能性もあり)。湯シャンをしているし、ドライヤーは全然かけないし、美容院にも行かないし、ヘアケア製品は何もつけてないからだと思います。
湯シャンに挑戦したい人はこちらから⇒湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ
シャンプーに入っているよくない成分⇒ノー・プー女子になりきれないあなたへ~シャンプーに入っている頭皮によくない成分を知っておこう
2.髪や頭皮は洗ってきれいにしておく、しかし洗い過ぎない
今の人は、どちらかというと髪を洗いすぎです。洗髪は2~3日に1回ぐらいで大丈夫です。洗いすぎると髪が痛みます。
髪の痛みに悩んでいる人はまずシャンプーの頻度を落とし、シャンプー剤の量も減らしてみてください。髪質が変わってくるはずです。
湯シャンにする必要はありませんが、なるべくシャンプー剤を使わないほうが美しい髪が保てると思います。
薬剤は、頭皮が自然に出す皮脂の分泌を妨げますから。
3.髪をきつくしばらない
薄毛予防の記事で書きましたが、髪をひっぱると、根本に力がかかるので、ダメージヘアの原因になります。同じ理由で、あまりきついヘアバンドやピンはしないほうがいいでしょう。
薄毛の記事⇒お金をかけない薄毛の改善法。育毛剤には頼りません
私が若いころ、カチューシャというプラスチックのヘアバンドのようなのがはやりました。あれもあまりよくないです。そもそも頭をしめつけるのはよくないですね。
4.適切なブラッシングをする
髪の毛をブラッシングしているときにしばしば静電気が起きていたら、ブラシを変えてください。
静電気は瞬間的に熱を出していますから、髪によくありません(からだ全体にもよくありませんが)。プラスチックのヘアブラシは静電気が起きやすいと思います。
静電気のしくみ⇒静電気が発生する理由とその対策
静電気が健康に及ぼす害⇒私が天然繊維を選ぶ5つの理由~静電気が健康に及ぼす害はあなどれない
また、正しいブラッシングの方法ですが、まずは毛先だけをといて、毛先のもつれをとります。それが終わったら、髪の毛の根本から毛先までといてください。すると、毛穴から出ている皮脂が髪全体に行き渡り、乾燥しにくくなります。
また、よく知られていることですが、ぬれた髪をブラッシングしないほうがよいです。髪はぬれていると、乾いた状態より、3倍弱くなるそうです。よって切れ毛になりやすいです。
シャンプーしたらタオルで水気をとって(タオルドライ)、指でもつれをとるか、歯と歯の間があいているジャンボコームみたいなのでといてください。私は指を使っております。
5.できるだけ熱をあてない
これも薄毛の記事で書きましたが、髪の毛は熱に弱いので、シャワーやお風呂のお湯はぬるめに設定して洗髪します。
またドライヤーの熱風をあてすぎるのもよくありません。ドライヤーやホットカーラーなど、電気を使って人為的に髪を乾かすと、そうしない場合より絶対髪が痛みます。
洗ったら、タオルドライして、あとは自然乾燥が理想です。時間がなければ、ドライヤーを使って、温風(熱風ではなく)を少しだけあてて乾かしてください。
6.健康的な食事をする
美容は健康のベースがあって初めて実現します。ふだんから健康にいいものを食べておいてください。水をたっぷりのみ、新鮮な果物や野菜を食べます。
☆ナチュラルな髪のお手入れ、トリートメントの仕方
薬剤を使わず、家の中にあるものや、自然の素材を使って髪をお手入れする方法を5つ紹介します。
1.卵を使ってトリートメント
卵のヘアパックはわりとよく知られています。
卵はタンパク質がいっぱいで、やはりタンパク質の髪の毛と相性がいいようです。ただ私は必要性を感じないのでやったことはありません。
なんかもったいないですし。それにきっと卵くさいだろうし。
しかしエッグトリートメントはとても有名で、本当に髪がつやつやになるそうなので興味のある方はお試しください。
やり方はいろいろあります。まずは白身だけ使ってみては?白身だけなら、そこまで卵臭くないと思いますし、黄身は目玉焼きなどにして食べることができます。
乾燥している髪には白身がいいと言います。
好みで白身、全卵を半カップぐらいといて、すでにきれいになっている少しぬれた髪につけて、20分ぐらいそのままにします。ぽたぽた落ちてきたら、シャワーキャップをかぶるなどしてください。
その後できるだけ水で洗い流します。(お湯の温度が高いと卵くさいと思います)
はちみつをちょっと混ぜるとよりつやつやになるらしいです。
はちみつは、ふだん使っているコンディショナーに混ぜて使ってもいいです。はちみつをつけると、キューティクルが閉じるとのこと。これも私はやったことがありません。
はちみつは、卵よりもっと高価ですからね。
はちみつを使うときは、パッチテストをしてからのほうがいいでしょう。アレルギーの人もいますので。まあ、自然なものを使うときは、いきなり大量でやらず、最初は少しの量で試してください。
また、卵とヨーグルトをまぜてコンディショナーを作ってもよいです。適当な量を表皮にこすりつけ、5~10分置いてから、洗い流します。
2.ダメージヘアにアーモンド油
シャンプーする前に、アーモンドオイルを少しあたためて、髪全体につけて30分ぐらいそのままにします。その後、いつものようにシャンプーしてください。
3.ベーキングソーダで髪からよけいな薬剤ととる
シャンプーのあと、ベーキングソーダ(重曹)を水にまぜて頭にぬりやすいぐらいの硬さにしたものをコンディショナー替りにつけます。その後5分以上してからぬるま湯で洗い流します。
こうすると、髪の毛に残っている余分なシャンプーやヘアケア製品の薬剤を取り除くことができます。
アメリカのノー・プーの人はベーキングソーダで洗っています。
ベーキングソーダでシャンプーする方法はこちらに書いています⇒プールのあと湯シャンでも大丈夫?塩素で髪を痛めない方法はこれ
4.リンゴ酢(アップルサイダービネガー)でトリートメント
お酢をつけるのはわりと一般的ですね。ぬるま湯に同量のアップルサイダービネガーを混ぜて髪につけ、5分たってからきれいに洗い流します。
その他のアップルサイダービネガーの使い方⇒アップルサイダービネガーの9つの効用。美容と健康のために常備しておくと何かと重宝
やはり酸性のものでレモン汁を使ってもいいです。ぬるま湯ににレモン汁を大さじ1杯ぐらいまぜたものを髪につけて、リンスとして使います。
レモンも高いのでもったいないですが、たぶんお高いヘアケア製品よりは安上がりです。無農薬のレモンを使ってください。
5.はちみつとオリーブオイルのトリートメント
特に紫外線でダメージを受けた髪には、はちみつ半カップに、オリーブオイルを大さじ1,2杯、卵の白身も大さじ1,2杯入れてまぜたものをあたまにつけて20分ぐらいおいてからぬるま湯で洗い流します。
このトリートメントは毛髪の主成分であるケラチンというタンパク質の結合を助ける働きがあるそうです。
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髪をすこやかにするのも、結局シンプルな暮しをして健康に気をつけるのが一番です。
毎日、習慣的にお菓子やジャンクフードを食べ、薬剤の入ったきついシャンプーやコンディショナーをつけてひんぱんに洗髪し、ドライヤーやヘアアイロンをあててセットする、という生活は髪の毛が痛むばかりか、よけいなお金が出て行き、ふところも痛みます。
できるだけよけいな物を使わないシンプルライフを心がけ、ヘルシーな食事をし、髪の毛が痛むようなことをしなければ、手間もお金もかからず美しい髪の持ち主になれます。