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「ミニマリストにはあこがれるけど、おしゃれも楽しみたい」、という方のために、プロジェクト333 (Project333 プロジェクトスリーサーティスリー) という、洋服を減らす方法を紹介します。別名カプセル・ワードローブです。
このプロジェクトは、アメリカのコートニー・カーバーというミニマリストブロガーが2010年の秋に始めたもの。衣料品を大幅にダウンサイジングしながらも、コーディネートは楽しむ感じの企画です。
プロジェクト333とは?
3ヶ月間、33のアイテムのみを身につけるチャレンジです。
基本ルール:
期間:ワンクール、3ヶ月です。初回は、2010年の10月1日から12月31日まで。今なら、2015年の4月1日から6月30日でいいかと思います。
内容:この期間、33点の洋服、アクセサリー、靴のみを着用する。
ただしパジャマ、部屋着、運動着、下着は含まない。
開始までに自分で33点選んで、残りの服などはすべて箱に詰め込んでどこかにしまっておく。
このプロジェクトに参加する人は、それぞれのブログに自分が選んだ33点のアイテムをリストアップしていました。
このプロジェクトが始まったときは、秋でした。この時期、クリスマスやお正月があり、ふだんなら、物が増える季節ですが、最初に、身につける物を33点きっちり決めておけば、衝動買いなども防げるというわけです。
洋服、アクセサリー、靴を入れて33点です。しかも、部屋着を含まないので、筆子的にはとてもゆるいルールです。
しかし、一般人にはハードルが高いかもしれませんね。特に、服がたくさんある人は、「自分の33アイテム」を選ぶところで、時間がかかりそうです。
シーズンごとに、広がっていったプロジェクト333
自分のマストアイテムを選ぶことと、残りを全部箱に詰めるところが受けたのか、このプロジェクトは年々参加者が増えていきました。洋服を持ちすぎていることに悩んでいた人が多かったのでしょう。
コートニーは、最初、自分のブログの記事の1つに、Project333という企画のことを書き、自分が選んだ33アイテムをリストアップしていました。
こちら⇒Minimalist Fashion Project – Be More with Less
ところが、このプロジェクトが評判を呼び、想像以上に参加者が増えたので、そのうち彼女は専用のサイトを作りました⇒「ミニマリストにはあこがれるけど、おしゃれも楽しみたい」、という方のために、プロジェクト333 (Project333 プロジェクトスリーサーティスリー) という、洋服を減らす方法を紹介します。別名カプセル・ワードローブです。
このプロジェクトは、アメリカのコートニー・カーバーというミニマリストブロガーが2010年の秋に始めたもの。衣料品を大幅にダウンサイジングしながらも、コーディネートは楽しむ感じの企画です。
このページでは、ルールや洋服を減らすコツ、ほかの人の33アイテムの写真などを見ることができます。
5年前に始まったこのプロジェクト、2014年の春には、なんと『オプラ』という雑誌に取り上げられるまでになりました。『オプラ』はオプラ・ウィンフリーの雑誌で、正式な名前は、『オー、ジ・オプラ・マガジン』といいます。
オプラ・ウィンフリーは、『オプラ・ウィンフリー・ショー』というトーク番組を持っているアメリカの超有名な司会者兼プロデューサーで、大金持ち。服を減らさなくても、いくらでも収納スペースを作る財力のある方ですが、一般庶民の片付けブームを見逃さなかったのです。
declutter とは ガラクタ(clutter) を捨てる、という意味です。
お片づけ特集号というわけです。
このファッションプロジェクトでは、服を箱に詰めるだけで、必ずしも捨てろ、とは言っていませんが、何回やっても出番のない服は、自然に捨てることになるようです。
ユーチューバーも続々とプロジェクト333に参加
ガラクタを捨てて、暮しをシンプルにしていくのは、世界的な流行なのか、オプラの雑誌にのったせいなのか、プロジェクト333は、いろいろな国のブログやSNSでも話題になり、ちょっとしたムーブメントとして定着しつつあります。
自分の33アイテムをシーズンごとに見せるユーチューバー(Youtuber)も増えています。
日本でも「きょうのコーディネート」と称して、着画を見せるブログがたくさんありますが、それの動画版といったところですね。
今回は春と冬の、それぞれ違う人のプロジェクト333の動画をご紹介します。ともに、ファッションブロガーだと思いますが、詳しくは知りません。
短めを選びましたので、興味のある方はどうぞごらん下さい。
春夏のカプセルワードローブ 1分35秒
秋冬、4分51秒
3ヶ月33アイテムだとけっこう多いですね。
私のプロジェクト333体験はこちら⇒服の数も、洗濯の回数もぐーんと減らした理由:ミニマリストへの道(49)
このプロジェクトをやると、3ヶ月ぶりに服を箱から取り出す時、すごく新鮮らしいです。人間は自分の目にふれないもののことは、すっかり忘れてしまいますから。
1年ぐらいやってみると、毎回33アイテムに選ばれない服や靴、小物が出てくるでしょうから、そういうのを適宜、断捨離していけば、ワードローブもすっきりすることでしょう。
ちょうど、4月になったばかりですし、さっそくこの春からお試しください。