写真家

ミニマリストへの道

最終更新日: 2015.10.7

子供の写真はこんなふうに断捨離し整理しました~ミニマリストへの道(17)

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今から10年前、シンプルライフ系のブログや、「『収納』するより『捨て』なさい」という本を読み、物を減らそうとしていた筆子。

まずタックルしたのは、ためにためていた子供の写真です。きょうは筆子がどんなふうに写真を断捨離し、整理したか、お伝えしますね。



写真が増えてしまった経緯

筆子ははもともと写真嫌いで、自分が写っている写真の数はたいしたことありません。カナダに来るときに、実家の棚にあったアルバムから、お気に入りを7~8枚はぎとってきただけ。当時は、自分のカメラも持っていませんでした。

母に、「カナダの景色の写真を送ってよ」と言われた時は、使い捨てカメラで対応していました。

子供が生まれたときも、カメラを持っていなくて、しかし、生まれたばかりの顔を撮影しておきたいと思い、夫のカメラを借りてパシャリ。

残念ながら、夫も私同様貧乏で、使い捨てのカメラでした。フラッシュのないタイプだったので、できあがった写真はまっくろ。苦い思い出です。

その後、母に「赤ちゃんの写真を送れ」とせっつかれ、意を決して普通のカメラを購入しました。フィルムカメラです。

カメラを手に入れてからは、やたら赤ん坊の写真を撮影。ほとんど毎日撮っていたかもしれません。いつも2枚ずつ現像して、1枚を母に送って、もう1枚は、ネガと一緒に、写真屋の袋に入れて、そのまま本棚に並べていました。

2001年にデジタルカメラを買うまでの3年間で、相当の数の封筒がたまっていました。

全部で何枚写真があったでしょうか?とにかく数えきれないほどあったのは確かです。

写真の断捨離と整理の仕方~筆子流

石黒智子さんの真似をしようとした

写真の整理の参考にしたのは、石黒智子さんが本に書いていたやり方です。筆子は、2004年の11月24日に『暮らしを、もっとダイエットする本』という本をアマゾンのマーケットプレイスで買いました。

この本には、実際にシンプルな生活を実践している人の家や、持ち物がモノクロ写真でたくさんのっています。

私は、この本にかなり影響を受けています。何回眺めたかわからないぐらいです。考えてみると、断捨離本や、シンプルライフ系の本はそんなにたくさん読んでいないのです。同じ本を何度も何度もしつこく読んでいますから。

この本に、石黒智子さんの台所や所持品の写真と、彼女の暮し方が書いてあり、写真の整理についてもふれられていました。

そのやり方とは、

1.アルバムは1冊だけ
2.写真をまるごと貼るのではなく、残したいところを切って貼る。そうすると、アルバム1冊に充分収まる。

こんな方法です。スクラップブックを作るほど力は入ってないけれど、スクラップブックに似ている整理法ですね。





毎日15分~20分とって写真を捨て始める

あまりにたくさん写真があったので、毎日15分~20分ずつとって、以下の3つに分類しました。

1.写真のまま保存するもの
2.スクラップブックにしたり、コラージュ用にとっておくもの
3.捨てるもの

1と2の分類は微妙ですが、こう言い替えることもできます。

1.ベストショット
2.部分的に使えるのが入っているショット
3.捨てるもの

実は筆子はスクラップブックもアルバムも作ったことがありません。ただ、この時は、「将来そういうものを作ると楽しいだろうな」と思っていたのです。

被写体のほとんどが娘でした。似たような写真は1枚だけ残して、あとは容赦なく捨てました。写真を捨てていることが夫に知れると、めんどうなことになるので、小さくちぎって、スーパーの袋に入れ、ゴミ収集日の朝に、ほかのゴミと一緒に大きな黒いゴミ袋に入れて、出しました。

この捨て方のポイントは「容赦なく捨てる」というところです。

実は、それまで「写真はとっておくものだ」、と思い込んでいて、写真を捨てたことがありませんでした。しかし、「『収納』するより『捨て』なさい」にも、

どうしてもたまってしまう写真類は、「ひとつの思い出につきアルバム1ページ」といったルールを作って整理しましょう。選ばれなかった写真は自動的に「捨て」。また余計な背景を切って、絶対量を少なくするという方法も有効です。

とあったので、「これは捨てるしかない」と思ったのです。

最初は抵抗があったのですが、捨ててるうちにだんだん平気になってきました。ほんとうに、同じような写真が何枚も何枚もあって、こんなにたくさん撮影して、しかも2枚ずつ焼き増しした自分の愚かさをのろいながら、バンバン捨てて行きました。

第1段階では、ネガを残しましたがその後ネガも全部捨てました。今になってみると、ネガは全くいらないですね。家庭で写真をスキャンできる時代になったのですから。

写真の収納の仕方

そうやって残した写真は、現在この2つの箱に入っています。整理したとき、一応、時系列に並べはしましたが、そんなにきっちりとはやっていません。期間は6年間で、場所はほとんど自宅、近所の公園ですから。

写真を入れてる箱

写真を入れてる箱

こうしてみるとまだけっこうありますね。

左の箱の仕切りの半分がベストショットです。アルバムにはまだ貼っていません。アルバムも持っていません。もし本当に作るなら、もうそろそろ作り始めないと、まずいかもしれませんね。しかし、筆子はずぼらなので、あまり細かいことをやろうとすると、絶対挫折します。このまま箱に入れておいてもいいかなと思っています。

この箱は別の少し大きな箱に入れてクローゼットにしまっています。私は、物を収納する箱を3つ持っていて、1つは捨ててはいけない書類(税務関係のものなど)を、もう1つは衣類を、最後の1つに、こういう写真や、雑多なものを入れてます。

箱はクローゼットに収納。

クローゼット

引っ越し前に、夫と娘が写真を全部見て「わはははは」と喜んでいました。もう写真の現像やプリントアウトはやめたので、これ以上紙焼きの写真は増えることはありません。

今のところは、この「箱に入れておく」方式でおさまっています。これ以降の写真はデジタルカメラで撮影。現在パソコンと、Googleドライブに入っています。デジタル写真も最初はたくさんとっていました。

ですが、そのうち、「思い出は心の中にあればいい」と思うようになり、写真自体をあまりとらなくなりました。今は、ブログにのせる写真をとるぐらいです。

そういう意味ではブログが私のアルバムですね。

☆この続きはこちら⇒中国語の教材と本を断捨離するのに12年かかった私がとうとうたどりついた真実とは?~ミニマリストへの道(18)

ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらからどうぞ⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?【1】~物がたくさんあっても幸せではなかった

写真の断捨離のやり方を知りたいかたはこちらへ⇒写真を断捨離するシンプルな方法:質問にお答えしました

☆補足:写真のデータの管理方法:写真を現像しなくなってから、撮影した子供の写真のデータはすべてCD-ROMに入れていました。しかも、最初はそのCD-ROMのデータがこわれたら大変だとばかり、オリジナルとコピーを作っていたのです。

CDの中身がわかるように、それぞれの写真のサムネイルを印刷して目録まで作っていました。しかし、この目録作りは途中で挫折。しばらくたってから、断捨離しました。

2,3年前に、まず、コピーの方のCDメディアを断捨離し、次に、オリジナルのほうも断捨離したくて、去年すべて中身のデータをパソコンに移し、CDロムは捨てました。数年前に、時間をかけてパソコンからCDロムに写真を移したのに、それをまた、パソコンに戻したのです。

CDロムに入れておくと、ふだん見ないので、パソコンに入れておいたほうがいいと思います。今は、そのデータをGoogleドライブに入れて管理しようとしているところ。

今は娘の写真はほとんど撮影しません。本人は自撮りしてフェイスブックやインスタグラムにあげているようです。





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