ページに広告が含まれる場合があります。
不用品を捨て、スッキリした暮らしをめざしている読者のお便り紹介コーナーです。今月いただいたメールから4通紹介します。
内容は、
●とうとう実家の片付けが終わった
●周囲の人の暮らし方を見て感じたこと
●シングルタスクで掃除が楽になった
●余白のある家をめざしています
まずリリコさんのメールです。
ようやく実家の片付けが終わった
件名: 実家の片付け、完了しました!
何度かメールしているリリコです。
先日「実家の片付けで、書類の整理の時に悲しい気持ちになってしまう。」と相談してブログで返信をいただきました。
その後、筆子さんのアドバイスのおかげで無事に書類の処分を終え、今日、不用品回収業社に実家に残っている物を全て回収してもらいました!
自分でもコツコツ捨てていて、すでにだいぶ減らしたつもりでしたが、それでも2tトラック2台がパンパンになる量でした。箪笥だけで8竿あったし、冷蔵庫は3台ですよ! 食器棚も大きいのも合わせて2つ。
そもそも押入れや収納が沢山あるのに、なぜ箪笥が8竿も必要だったのでしょう。庭に物置まで設置していました。
押入れに詰まっていた物は、使っていない布団や食器、着ていない服や着物、もう聴いていないレコードやカセットテープ、飾りもしない置物… 本当に不要品ばかりでした。
それらの『もう使っていない物』に占領されていなければ、新たに箪笥や食器棚を買わなくても元々ある収納に充分収納出来てたはずなのになーと、本当にスペースの無駄だと思いました。
家族全員が、その物を使わなくなった時点できちんと処分して、必要な物だけで暮らしてくれていたら、遺品整理でこんなに苦労する事はなかったと思います。
『とりあえず』でしまい込むと、一生そのままになるんですよね。本当に文字通り『一生』で、自分が死んだ後、時間とお金と労力をかけて子供や孫が片付けるのです…。
実家を片付けて、改めて断捨離の大切さを実感しました。
話が長くなってしまいましたが、やっと家の中が空になったので、次の目標は家の売却です。
年内に家を売却して、早く身も心も身軽になりたいです。引き続き頑張ります!
勝手なご報告を読んでいただき、ありがとうございました。家を売却できたら、またご報告させてください。
2019年が筆子さんにとって幸多き年になりますように。
リリコさん、お便りありがとうございます。
実家の片付け、お疲れさまでした。終わってよかったですね。
実家を片付けるのに苦労をしている読者は多いので、リリコさんの体験はとても励みになると思います。
リリコさんの実家って、すごく大きいみたいですね。冷蔵庫が3つもあるなんて。
それをお1人で片付けたなんてすごいですね~。
そうですね。使わなくなったものをその時点で捨てれば、あとで片付ける人は楽ですね。ですが、一番恩恵を受けるのは暮らしている本人です。
収納家具を買うことにお金を出す必要もないし、不用品の整理や管理に悩むこともなかいし、何より、大きな家でもっとひろびろと暮らせます。
リリコさんのご両親は、大事なことをリリコさんに教えてくださいましたね。
それでは、家の売却もうまくいくことをお祈りしています。
リリコさんの前回のお便りはこちら⇒親の遺品整理中、悲しみや後悔でいっぱいになったらこうする
次は、Kさんのお便りです。
物は単なる物にあらず
件名: お便り
いつも楽しく読ませていただいています。
私は筆子さんとほぼ同い年、ミニマリスト志向なので共感することも多いです。
2人の子供はすでに独立、捨てられない人の夫との2人暮らし、近くに90歳の母が物にあふれた一人暮らしをしています。笑
物を捨てられない夫との生活は時にストレス、「たまには何か捨てて~!!」と言いたくもなりますが、他にいいところも沢山あるのでしかたがありません・・
でも最近思うのですが、物が捨てられない人ってケチが原因でもありますが、物に沢山の思い出を貼り付けている様な気がするのです。
学生時代のあんなものやこんなものをこっそりしまっている夫や、チープな旅のお土産を所狭しと並べている母を見ていると、ため息と共に愛おしさも感じてしまいます。
私の友達にもミニマリストな人とタメコミストがいます。
ミニマリストの彼女の家はオシャレで素敵なインテリア、料理好きにも関わらずいつもスッキリ片付いたキッチン、自分の家に帰るとなんだかがっかりしてしまいます。
もう1人の友人はおじいさんですが部屋の中は物であふれかえっています。
旅先で買ったもの、今まで読んだ沢山の本、やりかけの仕事、自分のいる場所さえ確保するのが難しい。
でもそこにいるとなんだかとても落ち着くし、そこにあるものを見ているとその人となりがよくわかり見飽きることがない。
遊びに行くのが楽しみになります。でもここには住みたくないけど・・・
ものは単なるものにあらず 年と共に色々なことを考えます。
今年も更新を楽しみにしています。
Kさん、お便りありがとうございます。
私と同い年ということは今年還暦ですね。おめでとうございます。
お母さんがたくさんの物と一緒に一人暮らししているのも同じです。
確かに、その家にある物は、そこに住む人の価値観や考え方を表していますね。自己表現と言えるかもしれません。
人間は物にいろいろな思いを込めることができるし、その物を見せられたり、受け取ったりする側も、その物が体現しているものを、あれこれ想像するものです。
だから遺品や贈り物は捨てにくいのでしょう。
物からいろいろなメッセージを受け取るのは楽しいことだし、とても人間らしいことだと思います。
物の少ない家だけど、ぬくもりの感じられない家もあるし、散らかってるけど、落ち着く家もありますね。
自分らしく、楽しく暮らせれば、それが一番だと思います。
Kさん、これからもお元気で、お過ごしください。
次はまめさんのお便りです。
シングルタスクで掃除が楽になった
件名: おたより
ラジオではがきが読まれたような感じでうれしくなりました。
前回、掃除と片付けの切り分けについておたよりしました。
それについて記事を書いてほしいとメールに書いたのですが、ご著書ですでにふれられていることに気づいたのでご報告します。
この年末年始、時間があったので筆子さんの一冊目の著書「1週間で8割捨てる技術」を読み返してみました。
第2章の捨てる行為には盲点があります
盲点2/掃除と断捨離は似て非なるもの
というところに、私の知りたかったことが書いてありました。
掃除は、汚れを拭いたり磨いたり、きれいにすることですね。
片付けや断捨離は物を減らして置きなおすなど、整理整頓することですね。
私は掃除しなきゃと思っても、片づけがいっぱいあって、片付けをしながらついつい拭き掃除を始めてしまって深入りし、片付けが途中になってしまって結局終わらない、ということで困っていたのでした。
今は、片付けはざーっと部屋中を終わらせる、掃除は1枚のぞうきんを使い切るところまでポイントを絞って終わらせる、とシングルタスクを意識するようになったら、掃除と片づけがごっちゃになって中途半端で疲れて終わらない、ということがなくなりました。
今年も淡々と更新を続けられていることで、毎日の家事のペースメーカーになっています。
いつも気づきのある記事をありがとうございます。
まめさん、こんにちは。
本を読んでいただき、ありがとうございます。
片付けや掃除で疲れることがなくなってよかったです。
物を捨てるときも、掃除をするときも、一度にあれこれ手出ししないほうがうまくいきますので、これからもシングルタスクを意識してください。
タイマーを使うといいかもしれません⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
とはいえ、マルチタスクが普通になっていると、ついついあれこれ手出ししてしまうのです。
よかったらこの記事を参考にしてください⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ
それと、物が少ないほうが絶対家事が楽になるので、家事に困難を感じたら、引き続き、不用品を減らすといいですよ。
最後はSさんのお便りです。
余白のある家をめざしています
件名: ファンレター2
以前に一度ファンレターを書かせて頂いたSです。
変わらずブログを楽しく拝読させていただいております。
ブログを参考にさせて頂きながら、3月の引越しに向け色々物を捨てています。
結婚した時に亡き母親からチェストや箪笥を買ってもらいましたが、ちゅうちょしながらも大方処分することにしました。
加えて、両親の家で使っていた家具も幾つか持ってきて使っていましたが、数点残して同じく処分します。
筆子さんは劇的ビフォーアフターという番組をご存知ですか? 匠により素敵な家に変わるのですが、建築技術は元よりアフターって物が少なくて空間があるんですよね。むしろ、そのために素敵に写っている気がします。
高級ブランド品の店内も同じですよね。
思い出は心に忍ばせて、余白のある家にしていきたいと思います。
筆子さんのブログは他のミニマリストの方と一線を引いていらっしゃるのは、経験以外のお勉強だったり、メンタルまで踏み込んでいらっしゃることですよね。
だから、ついつい人生相談をしてこられる方がいらして、それに対して少し辛く的を得ていらっしゃる。とにかく尊敬します。
これからもご活躍をお祈りしております。
Sさん、お便りありがとうございます。
3月に引っ越しですか。楽しみですね。
「劇的ビフォーアフター」、知らなかったので、いまちょっと検索してみました。家をリフォームするリアリティ番組みたいですね。
アフターが前と同じように、物でごちゃごちゃしてたら意味ないですから、すっきり片付いているんじゃないですか?
どんな物件の宣伝写真も、スッキリしています。きれいな空間に人間は価値を感じますね。
別に大工や建築家を呼ばなくても、家にある不用品を捨てて、拭き掃除をすれば、自分で劇的なアフターを作ることができます。
お勉強って、TEDの記事のことですか? 私、基本的に言葉の勉強が好きなので、TEDの記事も自分の趣味で書いています。
マインドセットの記事が多いのは、断捨離に限らず、何をやるにもマインドセットが一番大事だと思うからです。
考え方が変われば暮らし方も変わりますから。
ただそれだけのことなので、尊敬するほどのことでもないです。
それでは、Sさん、引っ越しの準備、大変だと思いますが、がんばってください。
*******
いつもたくさんのお便り、ありがとうございます。楽しく拝見しています。
物が少ないと家をきれいに整えておくことが、とても簡単になります。しかし、これは減らしてみないと実感できないようです。
私は、実家に帰るたびに母にそう話していますが、何度言っても、母は家事が困難になる道を選んでいます。
ですが、去年私が里帰りしたときから、1日15分の片付けを自発的にやり始めました。
家事に苦しんでいる人は、だまされたと思って、物を減らして欲しいですね。1日15分だけでいいですから。