散らかった部屋

ミニマルな日常

最終更新日: 2017.09.8

部屋が汚い人の7つの悪しき習慣。これをやめればすっきり空間になる

ページに広告が含まれる場合があります。

 

部屋がぐしゃぐしゃになりがちな人の生活習慣7つとその改善法を紹介します。

汚部屋とまでは行かなくても、いつもなんとなく部屋が散らかっている人がいます。こういう人は、きれいな部屋の持ち主とはちょっと違う暮し方のクセを持っています。そんな習慣を7つリストアップしました。



1:1度でアクションを完結しない

たとえば、外出から戻ってきたとしましょう。部屋が汚い人というのは、コートを脱いで、すぐにハンガーにかけません。

なぜか椅子の背とか、ソファの上、ベッドの上、床の上(娘の場合)にコートを放置します。バッグもそうですね。置き場所にしっかり戻さず、そのへんに置きます。

コートなんて、外出から戻ったら、そのまま、とことことクローゼットの前まで歩いて行き、そこで脱いでハンガーにかければ、それ以上散らかりません。

ところが、散らかし屋さんは、なぜか服の置き場所に直行せず、間に、ワンクッション置いてしまいます。

帰ってすぐ収納すればストレスフリーなのに、そのへんに置いてしまうので、あとで、置いた場所からコートを手にとり、本来の場所に戻す必要があります。

これは仕事が2倍になることを意味しています。

忙しいのに自分で自分の手間を増やしているのです。

中には、ずっとソファの上に置きっぱなしの人もいるでしょう。この場合、他にも、しまわずになんとなくソファーの上に乗っているものがいっぱいあると思います。

ソファに何か1つ置いてしまうと、ぜったい他の物も寄ってきます(ガラクタの引き寄せの法則)。

部屋がぐしゃぐしゃの人は、それらが山になって、座る場所がなくなってから、ようやく掃除にとりかかります。

この場合、仕事が100倍ぐらいになっているでしょう。

最初に、物を1回で収納できるチャンスがあったのに、部屋を散らかす人は、そのチャンスをいつも逃すのです。

これはとってももったいないことです。物を出して使ったら、できるだけそれにさわる回数を減らすことを心がけましょう。

つまり一度ですべてのアクションを完了させるのです。めんどくさいと思うかもしれませんが、結局こちらのほうが何倍も時間と手間を省くことができます。

外出から帰ったら、どっこいしょと座り込む前にすべての物を定位置に戻すことを心がけてください。





2:物をためこんでいる

汚部屋の住人は所持品が多いです。

物が多すぎると、片付くものも片付きません。極端な例ですが、何もない部屋と、テーブルや椅子、本、雑誌、洋服ダンス、サイドボードのある部屋とどちらが片付けやすいでしょうか?

何もない部屋のほうが掃除がしやすいに決まっています。

部屋が片付かない人は、物を持ちすぎている可能性が高いです。それも特に今の生活に必要でもない物ばかりです。

15年ぐらい前に学校で使っていた文房具、8年前に友達の旅行のおみやげにもらったキーホルダー、4年前に買った雑誌、2年前に通販で買ったステッパー、半年前に買ったお香、1週間前に衝動買いしたマニキュア。

こうしたどうでもいいものがあちこちに雑然と置かれています。普段使わないので、どんどん上にほこりがたまります。

部屋が片付いている人は、ふだん使うものだけを持っている人です。

掃除が嫌いだ、掃除が苦手だ、と思う人ほど、物は減らすべきです。

3:物を隠す、それも秩序なく

部屋が散らかっている人の所持品は目に見えるところだけに散らばっているだけではありません。

ベッドの下や引き出しなどにもいろいろ入っています。お客さんが来る前に、急いでそういうところに物を隠したからです。

こうすると、その時は部屋がきれいになるかもしれませんが、後が大変です。何がどこに行ったかわからなくなるので、探さなければなりません。

見つからないので、同じ物をまた買ってくることになることも。

部屋が汚い人は物を隠してはいけません。お客さんが来る前にすべきことは「物を隠すこと」ではなく、「物を捨てること」です。

4:光るべきところを光らせない

光るべきところとは、台所なら流しやステンレスの調理台、バスルームなら鏡、寝室ならドレッサーの鏡などです。色で言うなら銀色の箇所です。

こういうところをきれいにしておくと、それだけでとても部屋がきれいに見えます。たとえ他が汚くても、本来ピカピカしているべきところは、ちょっとふいておいてください。

別に特殊な洗剤は必要ありません。水をスプレーして、ウエスで拭くだけで充分です。

ウエスの作り方⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具

「ウエスは糸くずが出ていやだ」という人はマイクロファイバーのクロスを1枚用意しておきましょう。

24時間に1回磨いていれば、1つを磨く所要時間は、1分~2分です。

☆家事についてはこちらも参考にしてください⇒部屋がどんどんきれいになる7つの片付け習慣とは?~ミニマリストへの道(27)

5:買い物が多すぎる

ぐちゃぐちゃの部屋に住んでいる人は、物が多い人。物が多い理由は、買い物というアクションが多いからです。

自分はまぎれもない汚部屋に住んでいるが、もうこんな生活はいやだ、と思うなら、買い物を控えてください。

3ヶ月ぐらい何も買わないと、ちょっと変化が見えると思います。掃除や断捨離が苦手なら、「買わない」という行為を徹底するべきでしょう。

6:ゴミを増やすことに無頓着すぎる

散らかった部屋にいる人は、自分が日々どれほどゴミを出しているかあまり考えていません。

掃除も片付けもしたくないなら、せめてできるだけゴミを出さないようにしましょう。

5番で「買い物をするな」と書きましたが、もちろん必要な物は買わないと生きていけません。

そういう時、できるだけ包装の少ない物を選んでください。値段や機能より、「いかに包装が少ないか」「1度の買い物でいかに家に入る物の数が少ないか」という視点でモノ選びをするのです。

理想は何も包装のない商品です。スーパーでは包装のない物のほうが安くつきます。

お菓子も個別包装してあるものは避けてください。プラスチックのパッケージはゴミが増えるだけ。

パッケージに入っているものはたいてい加工品なので身体にもよくありません。

もちろんマイバッグの利用は必須です。できれば、マイ箸、マイボトルを使いましょう。

私は自分の水筒を自宅でも使っています。筆子のマイボトル⇒節約したいなら水筒を持て~象印を愛用中

さらに先日、「マイストロー」を買いました。

ガラスのストロー

マグは森修焼です。


毎朝、ホットレモンウォーターをストローで飲んでいますが、これまで大昔に買った、スラッシュ(slush 日本のかき氷を水っぽくしたもの)用のふつうのストローを使いまわしていました。

ゴミが増えるのと、環境ホルモンが気になったのでガラスのストローをオーガニックフードの店で買いました。

10ドルもしましたが、心が安らかになったし、使い心地もよいです。買ってよかったです。

このように、使い捨てグッズを排除して、ゴミを減らす努力をしてください。

7:何でも後回しにする

汚部屋は1つ1つの片付けを先延ばしにした結果です。汚い部屋に住んでいる人は、しばしば先延ばし傾向があります。

1番で書きましたが、しまうべき時に1回でさくっと収納し、物を捨てるべきときにさっさと捨てておけば、汚部屋にはなりにくいのです。

きょう片付けることができるものは、きょうのうちに片付けておいてください。

明日は明日のゴミが出ます。

先延ばしすると作業が大変になるばかり。「あとでやろう」と思うその気持ちが、自分の仕事を増やしてしまうのです。

先日、パーキンソンの法則を紹介しました:

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

今なら30秒でできる片付けを明日にのばすと、24時間もかかることになります。明日、ちゃんと片付ければ、の話ですが。

洗濯ものを畳むのを明日まで放置したら、自分はそのタスクをやるのに24時間かけている、と考えるようにしてください。

あなたはそんなにひまなんですか?そうじゃないはずです。

パーキンソンの法則について⇒さっさと断捨離を終わらせるコツ:パーキンソンの法則から学ぶ

夜寝る前に、床の上や机の上のものを拾ってリセットするといいでしょう。もちろん、現在、汚部屋なら一晩かかってもリセットできないので、きょう散らかした分だけ、しまってください。

そして明日から、毎日5分~15分、片付けをしてください。夜寝る前は必ずその日散らかしたものをリセット。同時に、過去に散らかした物の始末を1日15分ぐらい続けるのです。

先延ばししない方法⇒これならさくさく片付けが進む。断捨離を先延ばししない10の方法

* * * * *
以上の習慣を改めれば、そこそこ美しい環境をキープできるし、お客さんが来る前にしゃかりきになって掃除をしなくても大丈夫になります。

掃除、洗濯、料理のうち、人が1番時間をかけている家事はたぶん掃除。物が多すぎるし、すぐに物を片付けないので、掃除に時間がかかってしまうのです。

人は一生掃除からは逃れられません。明日は明日の掃除をしなければならないのです。その日の片付けはその日のうちに始末をつけるクセをつければ、部屋がだんだんきれいになっていきます。

それがいやなら家政婦を雇う、という手もありますが。





美肌何もつけないスキンケアとヘナを試してみる?:美容関連記事のまとめ前のページ

牛乳はからだに良いのか悪いのか?私が乳製品を食べない理由次のページ乳製品

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  2. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  3. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  4. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  5. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。

関連記事

  1. ノートを持つ人

    ミニマルな日常

    書くことが、どんなふうにして生活や人生を変えるか?

    書くことを始めたら生活が変わったと教えてくれた読者のメールを2通紹介し…

  2. たくさんのノート

    ミニマルな日常

    落ち着かないのは部屋が狭いからではなく、物が多すぎるから。

    無駄な物は持たず、持っている物はちゃんと使っている読者のお便りを紹介し…

  3. 不用品を捨ててスッキリ

    ミニマルな日常

    テレビを捨てて、断捨離が終わりました(読者の捨て体験紹介)。

    筆子ジャーナルに届いたお便りを紹介するコーナーです。今回は、2017年…

  4. 海辺に1人。

    ミニマルな日常

    ミニマリストの生き方を知り、結婚生活を断捨離したらこうなった。

    『筆子ジャーナル』にいただいたお便り紹介コーナーです。今回は、2016…

  5. iPhone

    ミニマルな日常

    iPhoneで違う人にテキストメッセージを送って恥ずかしかった

    去年の春、娘にiPhoneを支給するついでに自分の分も買いました。…

  6. アクセサリー

    ミニマルな日常

    放置していたガラクタを捨てて自由になった私。

    7月にいただいたお便りから3通紹介します。今回は「長めのお便り特集」、…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,822人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. のんびりしている女性
  2. 考え事をしている女性
  3. 思い出品を捨てられない女性
  4. 顔にクリームを塗る女性
  5. 収納しすぎてかえって片付かなくて困っている女性
  6. 自分を許す女性
  7. Tシャツにジーンズ姿の女性。
  8. 買い物日記をつけている人
  9. 贈り物をいっぱいもらって困っている女性
  10. 服を買っている女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 車を運転する若い女性
  2. クローゼット
  3. 家計に悩む人
  4. 仕事中の女性
  5. オンラインショッピングする女性
  6. 雑誌の山
  7. セーターを持つ女性
  8. 静電気でバチバチ
  9. 深呼吸する人
  10. なんとなく買う女。

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP