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ミニマルな日常

捨てることを先延ばしするくせを分析しよう~ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その5)

ガラクタが少ないスッキリした環境で暮らすシリーズ。

先週、捨てることを先延ばしせず、いらなくなったタイミングでさっさと捨てるくせをつけることをおすすめしました。

そうするために7つの工夫を紹介しましたが、やってみてくれましたか?

もし、この7つのどれもやれず、相変わらず先延ばししているとしたら、1つ前の段階の作業が必要になります。

すなわち、「自分の片付け先延ばし状況」の分析です。

分析の仕方を紹介するので、先延ばししている現実に正直に向き合ってください。



復習:先週書いた先延ばししないコツ

先週の記事では、以下の7つを紹介しました。

1.タスクの細分化

2.うまくやろうとしない

3.関係が終わったかどうか考える

4.行動しやすくする

5.決断しやすくする

6.先延ばししにくくする: 締め切りを作るなど。

7.先延ばし要因をつぶす

先週の記事⇒⇒片付けを先延ばしせず、不用品はさっさと捨てる~ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その4)

特に、4番から7番の作業を効果的にするためには、自分の片付け状況の確認と分析が必要になります。

以下のように進めてはどうでしょうか?





1.先延ばししているタスクの確認

不用品を捨てて部屋をきれいにする作業、いわゆる片付け作業にはいくつかの段階があります。

自分がどこで先延ばししているのか、見極めてください。

たとえば、

作業を開始すること

そもそも、片付け作業をスタートすることを先延ばししている場合。

「片付けたいな」「不用品を捨てたほうがいいよね」と思いながら、そして、年始に、「今年は断捨離だ!」と誓ったにもかかわらず、実際は何も手をつけてない段階。具体的なアクションプランも何も考えていません。

このブログを長年読みながら、ずっとこの段階にいる人は、想像以上にたくさんいます。

どこから片付けようか決めること

片付けるつもりで、部屋のまんなかにすくっと立ち、周囲にあるものを眺めてみるところまではやれた。でも、あまりにものが多すぎて、気分がなえて、「また、時間のあるときにすればいいか」と早々にあきらめている段階。

捨てる・捨てないを決めること

筆子のブログで、ほかの読者のお便りを読み、触発され、細かいものがいっぱい入っているドレッサーの引き出しの中を、床の上に開けるところまではやった。

でも、捨てるものをピックアップできない。なぜなら、みな大事に思えるから。

処分方法を決めること

捨てるものを心づもりして、袋に入れた。でも、それをどうやって処分していいのかわからない。寄付? メルカリ? 廃棄? 処分方法を決めることをずっと先延ばししている。

処分そのもの

処分するものも、方法も決めた。あとは実際に寄付するだけ/捨てるだけ/メルカリに出すだけ。だけど、ここでずっと止まっている。

どこで先延ばしをしているか考えてみると、先週おすすめしたタスクの細分化もうまくできると思います。

2.片付けを後回しにしてやっていることの見極め

次に、片付けを後回しにして、片付けの代わりにやっていることを見つけましょう。

よくあるのは、

・べつの家事や仕事

・SNSのチェックなどスマホをかまっている

・テレビや読書などの娯楽

・趣味

・外に遊びに行く

・片付け関係のメディアや本を見る、たとえば、「筆子ジャーナル」とか。YouTubeやインスタグラムで人が片付けている様子を鑑賞する

・休息

・とくに何もやっていない。なんとなくぼーっとしている

私も先週、先延ばししていたことがありました。

先週の今頃、嫌いな確定申告作業をしなければならなかったのですが、後回しにしていました。

さっさとやってしまえば、金曜日、土曜日あたりにできたと思います。しかし、やりたくないので、日曜日に集中的にやることにし、金曜や土曜は、いつも日曜日にしている仕事を先にやったり、いつもはそんなに見ないドラマも長々と見たりしていました。

でもドラマを見ていても、ずっと心の中で、「ああ、確定申告やらなきゃ」と考えていたから、あまり楽しめませんでした。

3.いつ、どこで先延ばしをしているか

次に、いつ、どこで、先延ばししているか考えてください。

まあ、たいてい自宅だと思いますが。

先延ばししている時間帯も特定しましょう。

朝、昼、晩、昼休み、就寝前など。あるいは、平日、休日、長期休暇。

時間帯を特定すると、もっと気力が充実している時間に片付けをもってこれば、作業できるかもしれません。

気が重い作業は朝一番にやることをおすすめしています。

もし、会社から戻ったあと片付けするつもりで、もう何年も実行できていないなら、朝一番にやるようにするといいでしょう。

朝は頭がクリアなので、捨てる・捨てないの判断もしやすいし、朝一番にやってしまえば、「きょうの片付けは終わった!」とポジティブな気持ちで1日を過ごすことができます。

多くの人は、朝一番かそれに近い時間帯で、ニュースやSNSをチェックしていると思いますが、人や世の中の動向をチェックするより、自分の部屋をきれいにする作業をするほうが、優先順位が高いと思います。

4.先延ばししている理由の分析

最後は理由の分析です。

先延ばしするよくある理由を紹介するので、自分の場合はどうか考えてください。

完璧主義

先週も書きましたが、「一度に完璧に片付けを達成しなければいけない」「正しい片付けをしたい」という気持ちが強いと、なかなか作業に取りかかれません。

捨てる・捨てないを決められないのも、「後悔しなくてすむ完璧な片付け」や「間違いのない判断」「もっとも効率のいい方法」を求めているからです。

不安や恐怖

ものを捨てることが、コンフォートゾーンから大きく出る行動である場合、不安や恐怖が自分を後ろに強く引っ張ります。

たとえば、「捨てたら2度と手にはいらない」とか、「捨てたらあとですごく困りそう」という気持ちです。採算書いていますが、不用品は不用ですから、あとで困ることはありません。

「失敗したくない」という気持ちも、片付けを先延ばしさせます。

片付けにまつわる恐怖は過去記事で書いているので、分析の参考にしてください。全部で10記事あります。

物を手放すことに対する不安や恐怖に向き合う(その1)~どこから始めたらいいの? という不安。

やる気がない

実は片付けをしたくない、何も捨てたくない、やってもやらなくても、自分の人生には関係ないという気持ち。

「シンプルライフやミニマリストが流行っているし、他の人もやっているっぽいので、私もやらなきゃ」みたいな気持ちでいるけど、実はやる気がない人はここです。

「お母さんや筆子が捨てろというから片付けたほうがいいのかも」と思っているだけの人もここ。

片付けの優先順位がとても低い

家をきれいにしたいし、片付けをするつもりはある。でも、ほかにもっと重要なことや楽しいことをするのに時間やエネルギーを使いたいので、片付けがずっと後回しになっている状態。

このような人も1日15分の片付けをコンスタントに行えば、ガラクタがたまらない暮らしになります。

ゴールがない

通常、より豊かな人生を生きるために片付けをしますが、そういう意識が希薄だと、なかなか行動しません。

片付けをしてどうなりたいのか、目標がゴールがあいまいだと、モチベーションがわきませんし、ちょっとした障害があるだけで、簡単に挫折します。

疲労、睡眠不足

ほかのことで疲れていて、片付けをするエネルギーがわかない状態。なかなか集中できない人も、脳やからだが疲れすぎている恐れがあります。

やってもいいことなさそうな予感

人は、自分にとって、なんらかのメリットや報酬を予測できないと、行動しません。

すっかり習慣になってしる行動なら、報酬なんて必要ありませんが。

報酬を受取るまでにものすごく時間がかかりそうな予測が立っていると、やはり行動しません。

このような人は、小さなスペースを片付けて、手っ取り早くすっきり気分を味わってください。

たとえば、財布、ポーチ、バッグ、テーブルの上、冷蔵庫の扉などは容量や面積が少ないので、すぐに片付けが終わります。

私は、モニターの周囲にあった付箋を取り去っただけで、とてもすっきりしました。

シンプルライフ、何から始める?~まずは冷蔵庫の表面をきれいにするとうまく行く

ものの多さに圧倒されている

あまりにものが多いと、少し片付けたくらいでは何も変わらないので、何も始めないうちから気持ちが負けます。

この場合も、場所やカテゴリーを小さく区切って進めてください。

未来の自分が見えない

いま、せっせと片付けをする自分と、その結果を享受している未来の自分に乖離(かいり)がある場合。

もっと簡単に書くと、片付けをした結果がこの先、自分に返ってくると想像できないし、いま、先延ばししている結果が自分に返って来るとも思えないとき。

このような人は、長期的視野に立ってください。

理想の生活に近づく~不用品を捨てる意外なメリット(その3)

すごく長期的な計画をたてる3つの方法(TED)

短絡的でお手軽な満足(インスタント・グラティフィケーション)のワナから抜け出すすすめ。

いま、30代や40代なら、先のことは考えず、とりあえず、いま、快を感じることを優先してもいいでしょうが、私のような年齢(昭和34年生まれ)なら、もうあまり残り時間はないので、やりたいことはさっさとやったほうがいいと思います。

そして、やりたいことをするために、部屋の中にある不用品を捨てることは、とても有効なのです。

邪魔や障害が多い

不用品を捨てることや、片付け作業を困難にさせる邪魔が多いとやる気になりません。

たとえば、せっせと不用品を捨てて、開けたスペースに、家族が新しくものを置く、シンプルライフを目指していると言っているのに、やたらとものをくれる親戚や友達がいるとか。

この場合は先に邪魔になるものを除去するか、影響を最小限にする工夫をしてください。

スケジュール管理のスキルがない

計画性がない、優先順位の付け方がわからない、時間の見積もりが苦手かそもそも見積もる気がない、行き当たりばったりに生きている、気分や感情優先で、論理的思考はあまりしない。

そのような人は、不用品の片付けをするつもりがあっても、ほかのことで忙しくて、時間切れになってしまうため、いつまでも汚部屋です。

スキルを身につければ、この問題は解決できます。

まずは、1日のスケジュール(自分がどんなふうに時間を過ごしているか)を調べるところから始めましょう。

すべてにおいてネガティブ思考

何をやるときにも、「うまくいくわけない」という気持ちが先に立ち、「あんな失敗をする」「こんなひどい目にある」と考えてしまうネガティブな人にとって、新しい行動をすることは非常にハードルが高いです。

片付けのみならず、ほかのことも、先延ばししてしまうでしょう。

できるだけポジティブに考えれば、この問題を解決できます。

ポジティブ思考は学習できる。前向きになる4つのポイント教えます。

この記事で紹介してきたように、自分の先延ばしぐせを細かく見て、先延ばししなくてすむアクションプランを考え、実践してください。

そうすれば、先延ばしを最小限に抑えることができるでしょう。

■この続きはこちら⇒ペーパーレスを意識する~ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その6)

■このシリーズを最初から読むなら⇒ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その1)~暮らし方を見直せば、リバウンドしない。

*****

片付けを先延ばししないために、先延ばしぐせと向き合うことをおすすめしました。

この方法は、片付けのみならず、先延ばししていることなら何にでも使えます。

あまり深刻に考えず、気軽に分析してみてください。





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