散らかった部屋

ミニマルな日常

なぜ物を出しっぱなしにするのか?その5つの理由と対策法。

どんな家でも、最初は「何もない部屋」ばかり。時間が経過するにつれて、いろいろな物が置かれ、汚部屋になっていきます。

つまり、汚部屋の原因は物を置きっぱなし、出しっぱなしにすることです。

今回は、この、物を置きっぱなしにする心理に焦点をあて、その原因と対策法を5つ紹介します。



1.入れ場所がない

お片づけの本には、「物に置き場所を決めましょう」「定位置を決めましょう」「住所をあげましょう」とよく書いてあります。

しまい場所がないと、物はそのまま、床なり、テーブルの上に放置されてしまうのです。

ということは、それぞれの物に所定の位置を与えればいいのです。

テーブルの上や床の上を住所にすることはおすすめできません。ここは別の活動のために空けておきたいです。

机、テーブル、床、家具の上以外のどこかを住所にしてください。あとは、物を使ったら、元の位置に戻すだけ。難しくもなんともありません。

住所不定のものがたくさん出現するのは、物が多すぎるからです。

22世帯しか入らないアパートに、25世帯入居することはできません。もし「置き場所がないじゃん」と思ったら、「物が多すぎるのかもしれない」と疑ってください。

テーブルや床に出ている物を見るたびに、置き場所や住所を意識すると、今より片付いていくと思います。

ポイントはあまり厳密に置き場所や住所を指定しないこと。本、雑誌、ノートのように似ているものはざっくりと本棚に入れてください。

細々としたものも、ざっくりと「小物いれ」として引き出し1つを指定して入れてください。

分類を細かくしすぎると、元の場所に返すのが困難になります。

ゴミやガラクタには住所を決める必要はありません。速攻でゴミ箱に入れてください。

2.置き場所がわからない

入れ場所はちゃんとあるのに、それがどこかわからないと、床の上に放置されます。特に家族がいるとこの問題が頻出します。

自分の持ち物をどこに入れるかは、各自が管理するからいいのですが、共同で使っているものだと、混乱が生じることがあります。

たいてい、入居したときに、主婦がざっくり何をどこに入れるか決めると思います。このときあまり特殊な収納の仕方をしないこと、複雑怪奇なルールをもうけないこと、何をどこに入れるのか、家族にしっかり情報を開示することが大事です。

家族がいる人は、全員で家を使っているという意識を持つといいと思います。

我が家は、私がダメ主婦のせいか、もともと家族がそういう性格なのか、さまざまなことがセルフサービスで進行している世帯となっております。

もちろん細かい台所用品のありかは私が入れ場所を決めて、どこにあるのかよく知っているので、夫や娘に聞かれることもあります。が、基本はみんな黙って出したらしまっています。

娘はあまりうまく片付けられなかった(あるいは、片付ける意志を見せなかった)のですが、最近、なぜかしまうようになってきました。

もう大学生だし、バイト先で掃除などをするようになったからだと思います。

家族が出しっぱなしにする傾向がある場合、しまう場所をしっかり教えてあげてください。

すべてを自分でしまうことはありません。そのほうが早いかもしれませんが、やはり全員で家を使っている意識を徹底させたほうがいいと思います。

主婦が病気になるときもあるのですから、家族の自立を促す意味でも、物の住所をきっちり教えておくことは必要なことだと思います。



3.しまいにくい場所にしまわなければならない

ちゃんとしまい場所があるけれど、そこへたどりつくまでに、数々の手順をとらなければならないしまいにくい場所を住所にしてはいけません。面倒なので、みんなそのへんに物を放置します。

しまいにくい場所とは、
●遠い
別の部屋、フロアが違う、外であるなど。

●手が届きにくい
すぐそばでも、手が届きにくい場所は敬遠されます。私は小柄なので、高いところに物を出し入れしたくありません。

●障害物がありすぎる
食器をしまうときに、食器棚のドアをあけて、手前に重なっているおわんを5つ取り除けて、その奥に入れなければならないなら、障害物が多すぎます。

●手順が多すぎる
洗濯した衣類を、こんまりメソッドでたたんで、たんすの引き出しをあけて、たたんだものの色がグラデーションになるようにしまおう、と思ったら、ものすごく、考えること、やることが増えます。

部屋のコーナーに取り込んだ洗濯物が常に山をなしている場合、取り込んだあとの手順が多すぎるのかもしれません。

アイロンをかけるために、建て付けの物入れの悪い戸をあけて、体を横にして入り込み、奥のほうからアイロン台とアイロンを出す、なんて手順があったら、誰だってアイロンなどかけたくないのです。

この問題の解決方法は、よく使うものほどアクセスのいいところを住所に指定することです。できるだけ簡単にしまえるようにするのです。

現在、しまいにくい場所に物がいっぱい入っているなら、物を減らしてください。物が多いから、複雑な収納法になってしまうのです。

4.忙しすぎる

床やテーブルに物を放置する人は、「忙しくてしまっている時間がない」と言います。

しかし物をしまうのにいったいどれだけの時間がかかるというのでしょうか?

もちろん、3番に書いたようなしまいにくい場所に納めなければならないなら、15秒で片付けられる、とは言えないでしょう。

ですが、それにしたって、2~3分で片付くのではないでしょうか?

お城や皇居ではなく、一般的な家屋に住んでいて、1つの物を片付けるのに5分もかかるようなら、何かが間違っていると思います。

「片付ける時間がない」と言い訳する人は、実のところ「片付けに時間を費やす気はない」のです。だって、1つの処理時間は、1分~3分ぐらいですよ?

多忙を理由に出しっぱなしにする人は、まず、自分が言い訳をすることに気づき、少しゆっくり動くようにしてみてはどうでしょうか?

「今、忙しいから」と言い訳をして、その都度しまわないと、物はどんどん床に堆積され、あとで、とんでもない時間をかけて片付けるはめになります。

今2分費やせば、あとの数ヶ月、ときには何年にも渡る苦しみを回避できるのです。

1つやったら、しまい終わるところまで完了させるクセをつけてください。小さな片付けができないほど、忙しい人は、忙しすぎるのですから、その状態を改善するようにしてください。

忙しくなくなる方法⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法

5.どうでもいい

床に落ちている服に足がからまろうと、テーブルの上にこぼれたジャムがベタベタしていようと、別に気にしない。

ほこりで人は死なないし、私には片付けなんかより、もっと重要なミッションがあるの、と考えている人の部屋には、どんどん物がたまっていくでしょう。

一人暮らしなら、このつけは自分に返ってきます。それも1つのライフスタイルなので、したいようにすればいいでしょう。

もし家族がこういう考えの持ち主だったらどうするか?

相手が子供なら、教育する、という手があります。では、相手が大人だったらどうするか?

大人が相手だとあんまりできることはありませんが、最低でも以下のことをやってください。

●物を徹底的に減らす
物が多ければ多いほど散らかります。

●必要以上に片付けない
家族が散らかしたエリアは、可能ならそのままにしておきます。次に家族がその場所を使おうとしたとき、自分がやったことがもたらした結果に直面できるように。

●問題を明らかにし、解決する
リビングルームなど公共スペースに、ご主人がジャケットを脱ぎっぱなしにするなら、なぜそんなことをするのか、聞いてみてください。

もしかしたら、すぐに片付けられない理由があるのかもしれません。

たとえば、まだ洗濯はしないけど、タンスには入れたくない服だし、どこに置いたらいいのかわからないし、とか、洗濯物入れにしまうのもできないほど疲れている、などいろいろ言うかもしれません。

そうしたらご主人がもっとしまいやすいシステムにすればいいのです。

人間はちょっとでも面倒なことはやりたくないのです。ランドリーバスケットのフタをあけるのが面倒だから、その辺に放置する、という人もいます。

それならば、フタを取ればいいわけです。

「仕事で疲れているのに、なんでそんなこと聞くんだ!」と怒鳴られるかもしれません。うまくタイミングをつかんで聞いてください。

それでも逆ギレするようなら、そういう幼稚な人と結婚したのは自分だ、とあきらめ、別の手を探してください。

関連⇒抜いだ服をどこに置くかという問題の考察~汚部屋改善

=====
以上の5つの要因に意識を向けて、改善をはかると、もうあまり散らからない部屋になると思います。

こんなことをいちいち考えるのは面倒だ、と思うなら、ミニマリストになってください。「片付け」という苦行の大部分から逃れることができます。





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