ページに広告が含まれる場合があります。
自分が望む生活をする邪魔をしているものを4種類、紹介します。
人々がものを所有する理由はさまざまです。
生活に必要、あれば安心、心の支え(思い出の品)、自己表現のツール、資産としてなどなど。
でも家にあるものはすべて、自分が望む生活をするためにあるべきですよね?
ところが、ものがあふれる今、知らないうちにものたちが、望む生活の実現を邪魔していることがあります。
ものを少し整理したいけど、何を捨てたらいいのかわからない、不用だけどもったいなくて捨てられない、こんなふうに思うときは、それが自分の望む生活の実現を助けてくれているかどうか考えてみましょう。
もちろん、助けてくれていないなら、すぐに捨てたほうがいいですよ。
1.押入れに入っている使わない家電
古くなって写りが悪くなったテレビ、もはやだれも使わないビデオテープデッキ、中身がよくわからない古いパソコン。
こうした家電は、無駄にスペースを占有しているだけなので、持ち続けても自分が望む生活に近づくとは思えません。
それとも近づいていますか?
私は、古くて使わない家電が、自分にとってプラスになっている状況が想像できません。
かつて私の夫は、私が捨てようとしていたこわれたパソコンを、「中身を変えれば売れる」と言って、引き取ってガレージにしまっていました。
確かに中身を適切に入れ替えれば売れるでしょうが、入れ替えるのに、手間暇かかりますよね?
もし売りたいならできるだけ早く売るべきだと思います。
売るのを待っていて価値があがるものは、ヴィンテージワインやシングルモルトウイスキーぐらいではないでしょうか?
では、なぜ、多くの人が、不用になった家電をずっと持っているのかというと、処分が面倒なのと、何かに使えるかもしれないという気持ちがあるからです。
確かに大きな家電は、運搬が大変だし、廃棄に関する法律や規制があるし、場合によっては処分費用がかかるし、データを消去しなければならないものもあるし、捨てるのに時間と手続き、お金がかかります。
でも、あとになればなるほど、こうした制限は増えます。
人間が何か画期的な発明をしない限り、家電の廃棄は日を追うごとにどんどん厳しく、難しくなるでしょう。
「ああ、もう捨てよう」と思ったその日こそが、捨てる手間が最小の日であり、この日から時間がたてばたつほど手間が増えていきます。
押入れの中にある古い家電は、時間がたてばたつほど、望む人生の実現を邪魔する度合いが増えるので、できるだけ早く処分するべきです。
2.お土産や贈り物
家にものがたくさんたまってしまうのは、ものを買いすぎるせいですが、もらいすぎも侮れません。
日本には根強い贈答文化があるので、特別な日でもなんでもないのに、贈り物を交換することが多いし、久しぶりに会うだけなのに、お土産や贈り物をくれる人がたくさんいます。
バレンタインデーは、もともと、女性が好きな男性にチョコレートをあげる日でしたが、いつのまにか、ただの同僚や友達、仕事で会う人、店に来る人にもチョコレートを配るようになりました。
最近は、不況のせいで、昔ほどチョコレートの交換は盛んではないと聞いていますが。
本命チョコ、義理チョコと、あげるチョコレートにいろいろな種類をつけてまで、誰かに何かを贈らないではいられない国、それが日本です。
家の中には、「理由なき贈答品」がたくさん眠っているはずです。
この手の贈り物も、決して自分が望む生活の実現を手伝ってくれる存在ではないですよね?
「捨てるのはくれた人に申し訳ない」という気持ちのせいで、贈り物は自分で買ったものよりずっと捨てにくいかもしれません。
捨てにくいから持ち続けてしまいますが、古い家電と同じで、ずっと持ち続けていても、自分の人生には全くポジティブな影響をもたらしてくれないのです。
使わない贈り物は、場所を取り、心理的な負担になる困った存在のはず。
贈り物を捨てると、最低でも以下の3つのメリットを享受できます。
・スペースがあく
・心理的負担から解放される
・贈り物との向き合い方が変わる
どれもうれしいメリットですが、贈り物との向き合い方が変わるのは見逃せない利点です。
贈り物を処分せず、何も考えず持ち続けると、贈り物について考える機会もないので、もらい続けて事態が悪化します。
ですが、贈り物を処分するという体験をすれば、そこから学び、贈り物への向き合い方が変わります。
プレゼントの交換をやめることを申し出る、邪魔にならないものをリクエストする、自分からは特に意味がないのに贈り物するのはやめるといった行動が取れるようになるでしょう。
このような行動は、自分が望んでいる生活に近づくことに役立つのではないでしょうか?
贈り物を手放す勇気を持て:本質を理解すれば罪悪感もないし、断捨離も簡単になる。
3.着ない服や靴の山
きのうも記事にしましたが、服や靴、バッグが多すぎると、自分が望まない生活になっていきます。
多すぎる衣料品は以下の問題を引き起こします。
・着ていく服を決めるのに時間がかかる。選択肢が多すぎて決められず、時間を無駄にする
・朝の忙しい時間帯にあれこれ探し、決めようとしてストレスが増大する
・クローゼットの中が混み合いすぎているせいで、必要なアイテムがなかなか見つからずイライラする
・服の山は視覚的ノイズそのもの。毎朝クローゼットの中を見るたびにストレスホルモンが放出される
このようなことが起きているとき、たくさんの服はあなたを望む人生にいざなってくれるありがたい存在でしょうか?
違うと思います。
いつもストレスいっぱいで暮らしたいと思っている人なんていませんから。
4.今楽しんでいない趣味の道具
手作りに使うツールや素材、スポーツ用品、楽器、キャンプ用品など、ふだんそこまで時間を投資していない趣味の道具を山のように持っている人がいます。
こうした趣味グッズも、スペースを奪い、日常生活の快適さをそこなっています。
よく、「しまうスペースがあるから持っていても大丈夫」と言う人がいますが、スペースがあるなら、不用品をしまっておいていいんでしょうか?
「どこかにきれいにしまってあるから、捨てなくてもいい」と言う人は、不用なものをきれいに整理整頓するために多大な時間、体力、精神的エネルギー、お金を使っています。
ガラクタを美しく収納する罠にはまっている人の7つの特徴~ある意味、汚部屋の主より始末が悪い。
部屋のスペースはもちろん、時間も意識も有限のリソースですが、どうでもいいもののために、こうした貴重なリソースを使っているのです。
不用品がなければ、掃除や整理整頓の手間が減り、ほかのもっと重要な活動に時間とエネルギーを投下できます。
自分が重要だと思う活動にリソースを使わないと、望んでいる生活には近づきません。
「スペースがあるから大丈夫」と不用品を持ち続けるのは、新しい経験や可能性のためのスペースを無用のもので埋め尽くしている行為です。
それは決して自分のためにはなりません。
しまい場所があるからべつに捨てなくてもいいよね:服を捨てない理由とその対策(その6)。
*****
自分が望む生活の邪魔をしているものを捨てることをおすすめしました。
何かが、望む生活の実現を邪魔しているか、それとも、後押ししてくれているか判断するためには、望む生活を自覚しておかなければなりません。
とりあえず、ものがたくさんあるせいで、探しものに時間を使ってストレスをため、視覚的ノイズのせいでイライラする毎日や、ものが多すぎて足の踏み場もない部屋で暮らす日々が、自分の理想の生活かどうか考えてください。
答えは簡単に出るはずです。