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去年薬は全て断捨離し、現在、薬に近いものとして、精油(エッセンシャルオイル)を使っています。ミニマリストの持ち物、今回は薬の話です。
自分の薬は断捨離してしまった
子供のときは別にして、大人になってからはあまり薬を飲んでいませんでした。
それでも、6年ぐらい前までは、一冬に2,3回は人並みに風邪をひき、高熱で寝込んだこともあります。
しかしめったに医者には行きません。歯医者はよく行きますが。
カナダに来て20年目ですが、医者に行ったのはほんの数回。
妊娠したときにGP(general practitioner 一般のお医者さん)に行き、出産前後に産婦人科医にかかり、今から10年ぐらい前に、ストレップ・スロート(strep throat 連鎖球菌性咽頭炎)にかかったとき、医者に行って抗生物質を処方してもらったぐらいです。
健康診断は2回してもらっています。
ストレップ・スロートというのはものすごく喉が痛くなる病気です。つばを飲んでも痛い。細菌がいるのだから、当然高熱が出ます。2度とかかりたくない病気です。
こちらの医者は風邪やインフルエンザなどウィルスが原因の病気は特に治療をしません。というのも、治療法がないですから。症状がひどくても、市販の薬を飲めば楽になります。
あまり飲んだことはありませんが、日本の市販薬より効力が強いと思います。
ですから、私は風邪をひいたぐらいでは医者には行きません。
10年ぐらい前(40代半ば)は、母に実家にある富山の置き薬の中から、「みみず一風散」という薬と「葛根湯」を送ってもらって常備していました
熱が出たらこれを飲んでいました。2、3回使ったでしょうか。
しかし、スロージョギングを始めたらめったに風邪をひかなくなりました。
私が最後に風邪で高熱(39度以上)を出したのは、今から8年ぐらい前。そのとき「みみず一風散」を使いましたが、それ以後出番がないので、去年捨ててしまいました。
娘の薬も断捨離しました
今から10年ほど前、娘が6~7歳の頃は、幼稚園から小学校低学年で、よく熱を出しました。幼稚園のときは肺炎にかかったし、インフルエンザで40度近い高熱が1週間以上続いたことも。
ほかにも、鼻血ばかり出していた時期や、耳垢が耳の奥のほうで固まってしまったとか、咳がなかなか止まらなかったとか、それなりにいろいろ病気にかかっていました。
しかし、この時期、病気にかかりきって、抵抗力がついたのか、その後はたまに風邪をひくぐらいで、やはり医者に行きません。
昔娘のために常備していたタイラノール(Tylenol)やアドヴィル(Advil)といった市販の解熱剤は、古くなったので、私の薬と一緒に捨てました。
夫は自分の薬を独自に管理
家で1番、よく風邪をひくのは夫です。彼も医者には行かず、適当に市販薬を飲んで対処しています。
夫がよく風邪をひくのは、職場でウイルスをもらうからでしょうが、ジャンクフードばかり食べているせいもあると思います。
甘いものとか、ポテトチップスとか。家族3人の中で、砂糖や食品添加物の摂取量は彼が1番多いです。ストレスのせいもあるかもしれませんね。
私以上にデブで完全にメタボ体型です。
サプリメントは持っています
薬は全部捨てましたが、サプリはあります。
老眼の記事で書きましたが、母にもらった「スーパールテイン」、さらに西式甲田療法推奨のエビオス錠、やはり西式でおすすめのスイマグを持っています。
老眼の記事⇒なぜ老眼になるのか?老眼を遅らせる方法はある?
スイマグ(水酸化マグネシウム)は下剤の一種ですが、保水性があり腸内で水分を蓄えて便を出すので、お腹が痛くなったり、腸に負担がかかりません。マイルドな作用の便秘薬です。
習慣性も副作用もありません。これを飲んで腸をきれいにし、宿便を出すのです。とはいえ私はたまにしか飲みません。本当は毎日飲んだほうがいいのですが。
薬の代わりに精油を利用
薬は使っていませんが、風邪のシーズンはよくユーカリを部屋焚きしています。アロマテラピーです。
アロマテラピーは、植物からとった精油(エッセンシャルオイル)を心身の健康に使う療法です。
日本では精油は雑貨扱いなので、アロマも、単にいい匂いをさせて、リラックスする趣味、エッセンシャルオイルは嗜好品みたいに思われがちですが、こちらでは、医療として使われます。
そういえば、数年前にアロマテラピーが認知症をふせぐと言われたようですが、神経にも作用します。
私はもともとお香が好きで、同じ香りものということでアロマを始めたのですが、最近は、健康のために使うことが多いです。
西洋医学ではなくホリスティックなアプローチをしているのです。
私がよく使う精油
いろいろな精油を試しましたが、結局ユーカリ、ラベンダー、ティートリー、そして香りが好きなプチグレンに落ち着きました。
いつもこの4種類のどれかを常備しています。
去年、たまたま無印良品でセールになっていたジンジャーを買ってみました。
⇒ジンジャー(ショウガ)のエッセンシャルオイルで冷え症と花粉症を解消
ジンジャーも悪くないです。
ユーカリ
1番よく使うのがユーカリです。
ユーカリは殺菌性があり、さらに咳や鼻水を和らげてくれます。
最近、風邪をひかない私は自分では体験していないのですが、以前、娘がすごく咳きこんでいた時、お風呂に入れたら、「楽になった」と言っていたので、本当に効果があるのです。
花粉症の症状もやわらげてくれます(といっても、私は花粉症ではないのでわかりませんが)。
ユーカリを使って咳を止める方法はこちら⇒しつこい咳を止める5つの民間療法。薬に頼らず塩やハーブで改善する
ラベンダー
ラベンダーは万能の精油です。抗菌、殺菌作用があるし、防虫効果もあります。フランスの人は、よくラベンダーの花を乾燥させたものでサシェを作ってタンスに入れます。
さらに、この精油は不眠を解消する助けをします。緊張を解きほぐし、神経を穏やかにしてくれるのです。
やけどの治療にも使えます。ラベンダーはじかに触ってもよい精油の1つです。ただし、どばっと手で受けたりしてはいけません。綿棒でちょんちょんとつけるのがいいです。
香りはとてもよいです。
ラベンダーといえば、「タイムトラベル」ですね。その昔NHKの少年ドラマシリーズ第1作のドラマとして放映されました。原作は筒井康隆の短編です。
未来から来たケン・ソゴルが、自分の時代に帰る薬をラベンダーをベースに作ります。なるほど、タイムトラベルもできてしまうかも、と思うほどよい匂いです。
私は、このドラマを見た時は、ラベンダーの匂いを知らなかったのですが、数年後、自分でアロマをやるようになって、ラベンダーの精油を買い、「これかー」と感激したものです。
ティーツリー
ティーツリーはオーストラリアの先住民族が万能薬として使っていました。抗菌、抗ウィルス作用があるので、こちらも冬場によく部屋焚きしています。
免疫をパワーアップしてくれます。香りは病院の匂いというか、薬の匂いというか、スッキリした香りですが好き嫌いがあるかもしれません。
この精油も肌にじかにつけても大丈夫です。
プチグレン
プチグレンはオレンジ・ビターの歯と茎からとれる精油です。
花からは「ネロリ」という精油がとれますが、ネロリは高いので買ったことがありません。
プチグレンはフローラルな香りとウッディな香りの中間の匂いで、個人的に好きです。
胃腸や、自律神経を整えるのによいそうですが、単に香りが好きなので、特に健康のために使っているわけではありません。
皮膚のトラブルにもいいそうです。
今、手持ちの精油のほとんど使い切ってしまい、ユーカリだけが残っています。お風呂に入れて使っています。
私があまり風邪をひかないのは、毎晩お風呂に必ず精油を入れて入浴しているせいもあるかもしれません。
エキナセアも使います
もう一つ私が薬として使うものがあります。
エキナセアという薬草からとったエキスです。
エキナセアは北米先住民(ネイティブインディアン)が使っていた北米原産の伝統的なハーブ。ウィルスや細菌と戦う免疫力をアップしてくれるという素晴らしい効能があります。
夫が飲んでいたので、私も使うようになりました。
風邪気味かな、喉がいたいな、と思うとき、エキナセアをポトポトと水に落とし飲んでいます。娘も風邪をひいたとき、オレンジジュースに入れて飲んでいます。
効果ありますよ。
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以上が私が薬代わりに使っているもののすべてです。
幸い、これまでのことろ、歯以外は丈夫で、薬を飲む必要を感じません。薬は副作用があるので、あまり飲みたくないですね。
とはいえ、65歳をすぎるといろんなところにガタが出てくるというので今後どうなるかわかりません。できるだけ薬なし生活を続けたいと願っています。