ページに広告が含まれる場合があります。
シンプルライフを心がけている読者のお便りを2通紹介します。
内容:
・引っ越し前の「捨て作業」について
・最近した断捨離について
まず、笛吹お遍路さんのお便りです。
実家に置いていくものは結局いらない
件名:12/12の記事を読んで
一人暮らしを考えている方のご相談をみて思い出したことがありお便りします。お返事は不要です。
突然届いた懐かしい宝物
30年ほど前に母からどーんと大きな荷物が届きました。
母はたいそうドライな人で、電話なんかしようものなら「何事?!」と身構えるくらい、話に聞くおふくろ便など薬にしたくもないので、それこそ「何事?」とびびりました。
後で聞いたら妹や弟の所にも同様の大箱が届いたそうです。
箱に名前が書いてあり、恐らく箱ごと押入にしまってあったと思われます。
恐る恐る開けてみた中身は、いわゆる「思い出の品」、すっかり存在を忘れていた「大好きなモノ」でした。
それはわかりましたが突然一体何なのかと母に電話したところ、あっさりと「あんたのんやろ。うちは物置ちゃうんよ」と言い放たれ、ぐうの音も出ませんでした。
妹弟も同じことを言われたそうです。
結局、その「懐かしい宝物」たちは分別され、全てゴミになりました。
その後しばらくは帰省する度に母が持ち主を特定できなかったモノが待ち構えていて、持って帰るなり捨てるなりの始末を迫られたものです。
私は大学進学と同時に一人暮らしを始めたので、人生の3分の2以上ずっと1人です。
18の小娘にはわからなかったことが、今ならわかります。
転居に際して置いていってもいいと思うものは要らない。
実家を物置にしてもいいんですが、結局その家の片付けはいよいよ最終的に誰がやるのか。
引越のタイミングで処分しておいたら親が送料かけて荷物=ゴミを送ったりしなくてすんだのにと思います。
老後について
独り暮らしは快適すぎて、他人と暮らす気になれません。
50も過ぎれば老後についても考えます。
24時間他人の目がある病院や施設にはできれば入らずにすませたいところです。
独居ですと孤独死ということも十分あり得ます。
何がなんでも避けるべき忌まわしいことという扱いですが、あれは事切れる瞬間までトイレも食事もお風呂も自立して生活できていたということなので、むしろ私の理想です。
問題は自分の死骸の始末が自分ではできないことなんですよね。
腐乱する前に発見してもらう手配りをしておく必要があります。見つけた人が気の毒すぎます。
今後はできる限りこの生活を維持できるよう健康に留意して暮らそうと思っています。
笛吹お遍路さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
お母さん、子どもたちが置いていったものを当人に送り付けたんですね。
人の物を勝手に捨てるわけにいかないし、当人に始末してもらうべきだから、宅急便で送ってきたんでしょう。
私は、カナダに来てから、実家に5回ぐらい帰っていますが、最初の3回の里帰りで、自分のものは捨てきりました。
確かに、実家に置いていったものって、いらないですよね。
今の自分に必要ないから、置いていったわけですから。
思い出の品の処分について、よく相談を受けますが、こういう「もうしっかり終わっている品物」は捨てても、何ら問題ないです。
全捨てが忍びないなら、厳選すればよいですし。
笛吹お遍路さんは、一生、一人暮らししたいのですね。末永く、元気で暮らせることをお祈りしています。
次は、ひろさんのお便りです。
今年最後の断捨離を敢行
件名:今年最後の断捨離をしました
最近は時間に余裕もあり、必要だなと思っていたものも、更に思い切って手放してみました。
9月に久々に断捨離を始めてから、3か月でイケアの袋40袋分ぐらい出したと思います。
自分自身がミニマリストだと思っていたのに、あまりの量の多さに驚きました。
コレクションしていた時計やグッズもほとんど手放しましたし、靴も履きたいもの以外はほぼ全部売りました。
合計11万ぐらいになり、とりあえず金銭的にも余裕が出ました。
本当に必要なものを必要なときに買ったおかげで、安物買いもしなくなりました。
納得いった良いアイテムと共に生活できるようになりました。
持ち物は安くて耐久性があるか、売ったらそれなりのお金になるもののどちらかです。
持ち物の合計数290個なので、ミニマリストとしてはまだまだだと思いますが、これでいいです。
自分のように片付けを習慣化できてる人ですらこれだけの不用品が出て3か月片付けに時間を要するので、普通の人は相当大変だと思います。
最近はゴミ拾いも習慣になりました。
相変わらず東京はゴミありますが、機嫌良く継続していきたいです。
ゴミ拾いを習慣にして、自分が出す家庭ゴミにも自覚的になり、ゴミを減らす取り組みをしています。
最近はガーゼハンカチを買い、ティッシュの代わりにしています。
来年の5月で断捨離を始めて10年になります。ここまで試行錯誤をしましたが、ようやく自分の送りたい生活の形になりました。
これからもブログ楽しみにしています。
ひろさん、こんにちは。いつもお便りありがとうございます。
理想の生活になってよかったです。
290個しか物がないのはかなり少ないと思います。
私は、自分の物の数を数えたことはありませんが、本が多いし、食器もあるし、所持品は300個以上あると思います。
今数えたら、フランス語のラジオ講座のテキストだけで28冊もありました。あと、塗り絵を始めてから色鉛筆やマーカーも増えました。
ですが、これらの物は、私の中では終わっておらず、今でもほそぼそと使っているから捨てておりません。
ミニマリストは、物はあまり持っていないでしょうが、人によって適正量が違うので、数にこだわるのはナンセンスです。
ミニマリストは、部屋に何もない人のことではないし、メディアに出てくる「何もない部屋」みたいにすることを目標にしないほうがいいです。
レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない
不用な物を捨てていたら、何もない部屋になった、というのはいいですが、何もない部屋にするために、物を捨てていると、今の自分とつながっているものまで切り捨ててしまい、あとで反動がくるんじゃないですかね。
まあ、私も、「何もない部屋」の作り方、みたいな記事を書いていますが、これは言葉のあやです。
ひろさん、ゴミ捨ても続けていてすばらしいです。
これからもお元気でお暮らしください。
ゴミを出さない生活⇒ゼロ・ウェイストな暮らしの始め方。ふつうの人向けの現実的なプラン。
*****
なんと、今年もあと2週間ですね。
年初に立てた計画や目標は達成できたでしょうか?
私は、本や書類がたくさんあるのが嫌で、デジタル化することにしましたが、今年はブログを書く以外のことで、けっこう忙しく、あまり進みませんでした。
手持ちの本で、好きな本は、みんなキンドル本にしようと思いましたが、想像していたより電子書籍になってない本が多くて驚きました。
古い昭和の本ならわかりますが、平成24年に出た今もリアルに有名な作家の本がキンドル本になっていないなんて。
この記事によると、電子化が進まない理由として、購入者が少ないというのがあります。
電子書籍が増えないジャンル、その理由 経産省の調査レポート | メディアビジネス・ニュース
本当ですかね。
だって、今、多くの人がスマホを持っているから、スマホのアプリで読めますよね。
まあ、スマホで読むと目が疲れるので、しっかり読みたい人は、E-リーダーの利用がおすすめですけど。
電子書籍だと知人、友人と回し読みできませんが、そういうことをしたい人は、紙本を買って読めばいいだけなので、もっと電子化してほしいものです。
それでは、あなたも質問や感想がありましたら、お気軽にメールでお寄せください。
お問い合わせフォーム⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル
お待ちしています。