若い女性

ミニマルな日常

一人暮らしをする前の片づけのポイント~必要な物だけを残す。

一人暮らしをするつもりだが、その前に何をどんなふうに片づけたらいいか教えてほしい。

この質問に回答します。

まずメールをシェアしますね。Mさんからいただきました。



そろそろ一人暮らしをしたい

件名:故人との思い出の品についてと一人暮らしをするための片付けのポイントについて

筆子さん初めまして。

私は30代前半の実家暮らしの女です。

一軒家で母と二人です。母は片付けが苦手です。(床は見えるけど物が捨てられないタイプ。箱に入れて隠してしまうような)

私自身、昔は片付けが苦手というか割りとごちゃごちゃとした部屋で物が多く、細かな雑貨を集めているタイプでした。(オタク趣味もあります)

ですが、部屋に大きなGが出たり、雨に濡れたものを放置してカビが生えたり、風邪のときに保険証がなくて二度手間になったりと……自分のショックと後悔が激しくなったタイミングで片付けに取り組んでおり、今はさまざまな方法を取り入れて割と片付け好きになったかな? という感じです。





自室の片づけに燃える

今年は片付け熱が高いのですが、きっかけは「リビングの居心地が悪い」でした。

テレビを見ているのに横の棚から物があふれている、出窓に読まない本が立ててある、母親がもらってきた観葉植物が枯れている……もう嫌だ耐えられない、大っきらいなリビング!

と食後は自室にこもるようになり、ひたすら片付けメソッドを勉強して実践し、今日に至ります。

母ももう70代で高齢になると物の移動もきつくなるだろうし、そのことを母親に突きつけて半ば強引にリビングや和室の断捨離をやりましたが、まだ家は完全にスッキリしておりません。(母親に対して脅迫かのようにスパルタになってしまう自分も自覚しております…)

遺品を捨てることができない

母の部屋は母に任せるとして、自室の片付けを日々やっているのですが、「亡くなった父から貰ったものが捨てられない」です。

子供のときに買ってもらったもの、父との思い出のものなど、あふれない範囲で深型の衣装ケースに入れてクローゼットで保管しております。

「物は物であって、捨てても思い出はなくならない」と学びましたが、ぬいぐるみやキーホルダーを見ては父との会話や表情を思い出し、なかなか手放せず「また今度でいいか…」とケースに収めています。

保管したままでいいのか、手放したほうがいいのか…ぼんやりと悩んでおります。

というのも、そろそろ一人暮らしをしようと思っており、そのときに持っていくもの等を考えたときに「どうせ持っていかないなら置いていても仕方ないし、手放した方がいいのか」と思ってしまうのです。

推しグッズもある

アニメ系の趣味とは別にとても好きなバンドが出来て、以来部屋にきちんと並べているのはバンドのCDだったりグッズだったりします。

途中アイドルにはまったりもしたのですが、「このアイドルのDVDを見るために私の残りの人生の時間を費やすのか…?」と思い、それならバンドの方を大事にしようとアイドル関連は全て手放しました。

「一人暮らしには好きなバンドのものは持っていく、それ以外はいらない…?」と思っています。

まだ一人暮らしの目処は立っていないのですが、実家から一人暮らしのに移行するための片付けのポイントと、故人との思い出に踏ん切りをつけたほうがいいのか、、2点のご回答いただければ幸いです。

Mさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

そろそろ実家を出て、一人で暮らす予定なのですね。

そのほうがいいかもしれません。一人なら、他人の物を見て、ストレスを感じることはないし、ほかの人に、スパルタ方式で無理やり物を捨てさせるというお互いのためにならない行動を回避できますから。

一人暮らしに移行するまえの片づけについておたずねですが、一人暮らしだろうと寮に引っ越そうと、そのまま実家に居続けようと、片づけのポイントはさして変わりません。

端的に言ってしまえば、不用な物を持たなければすっきり暮らせます。

以下のステップに従って進めてはどうでしょうか?

1.ビジョンを思い描く

まず、どんな暮らしをしたいのか、ビジョンを思い描いてください。

部屋を探すまえに、最低でも、予算、立地、住宅の種類(一軒家、アパート、下宿etc.)や広さ、間取りなどを検討するはずですが、ついでに、これからどんな暮らしをしたいのか明確にしておきましょう。

もし、スッキリとした部屋にしたいなら、持ち込む物は少ないほうがいいですから、たくさん捨てることになります。

まず、どんな間取りに住むか検討をつけて、実際に家を見に行き、収納スペースがどのぐらいあるか確認するといいですよ。

先に箱を決めてしまえば、中にどれだけ入れられるか検討がつきます。

収納スペースの容量の検討がついたら、自分が必ず持っていく物/いきたい物でかさばる物をリストアップして、必要な物からスペースを埋め、それでもスペースが余ったら、どうしても必要じゃないけど、持っていきたい物を、入れるといいでしょう。

思い出の品を持っていくかどうかは、持ち込む物の優先順位をつける段階で考えてください。

2.必要な物を新居に入れる

引っ越しに際しては、本当に必要な物だけを持っていってください。

私は大人になってから6回転居をしましたが、引っ越しするときの荷物は少なければ少ないほうがラクです。というか、多いと本当に苦痛です。

転居したあと、どうせまた物は増えていくので、始めに持ち込む分量は、少なめのほうがいいです。

何かが必要になってから買ったほうがお金も時間も無駄になりません。

3.どこまで捨てるか?

2番に書いたように、基本は今の生活に必要な物を残し、それを新居に持ち込みます。

しかし、なくてもいいけど、残したい物もあると思います。

思い出の品や、趣味グッズ、Mさんが好きなバンドのグッズなど。

こうした物をどうするかは、Mさんの気持ちと判断にかかっています。

見ると元気になれるし、今の私には必要だと思うなら持っていけばいいでしょう。

ただし、他の記事に書いているように、物がたくさんあると管理する手間が発生するし、ひとつひとつの「重要度」が下がります。

私は、めったに使わない物をたくさん持って、管理や世話に時間とエネルギーを使うより、ほかのことをしたいと思っているから、思い出や趣味に関するグッズもそんなにたくさんはもっていません。

でもこのあたりは、ライフスタイルと価値観によって違うので、万人にあてはまる法則はありません。

具体的な物の捨て方は、過去記事や本にたくさん書いているので参考にしてください。

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4.思い出の品はどうするか?

引越し先の収納スペースを検討した結果、思い出品や推しグッズをすべて持ち込むことはできないとなったら、どうするか?

以下の方法があります。

優先順位を変える

ほかの人なら、それなりに必要で、持ちたいもの(書籍や衣類、食器など)を極端に減らして、思い出品や趣味グッズを優先的に収納する

持ち込む量を厳選する

個人的には、思い出品や趣味グッズはそんなに数がなくても、その役割は十分果たせると考えています。

思い出品の役割は、自分の心を元気にしてくれる、ほっこりした気分にさせてくれる、明日もがんばろうと思わせてくれる、ノスタルジーを感じさせてくれる、故人や応援している人とのつながりを感じさせてくれる、故人に愛されていた証(あかし)となる、生きていてよかったと思わせてくれる、あたりです。

そこで、本当に大事なアイテムを数個だけ残して、ほかは手放します。

デジタル化

手元に何の手がかりも残さないのは、寂しすぎると思ったら、デジタル化してください。

写真や動画にとれば、好きなときに参照できます。

写真に撮って、「お父さんの遺品」というアルバム(デジタルでもアナログでもOK)を作って、すぐ手に取れるところに置いておけば、グッズをケースの奥に入れておくより、アクセスしやすくなるでしょう。

日記などを書いて、文章に自分の気持ちを残すのも、場所を取らないのでおすすめです。

私は子供が幼稚園のときから、10年ぐらい日記ブログを書いていて、買ったものや捨てたもの、子供が作ったものなどを写真とテキストで残していました。

今、めったにそのブログを見ませんが、たまに見ると当時のことを思い出します。

たとえば、以下は、13年前、私が51歳のときの2010年12月31日の投稿です。

////

タイトル:2010年のまとめ

☆個人的な想い出☆

春:キンドルを買って読書の幅が広がった。
夏:5年ぶりに名古屋に帰省。暑かったけど、楽しかった。
秋:ドラマ「げげげの女房」を一気に見た。楽しかった。(今もときどき見ている)
冬:歯の根の治療。心身ともに痛かった。(まだ完治していない)

うれしいこともいやなこともあったけど、どうにか無事に終わりつつある。さようなら、2010年。

////

こんな数行の記録でも、読めばいろいろ思い出すし、それぞれのできごとについて記事を1つ書け、と言われたら、3000文字ぐらいは簡単に書くことができます。

実際、歯の寝の治療については、このブログにシリーズで書きました⇒51歳の冬、突然やってきた歯の痛みの正体は? 根管治療(1)

つまり、心の中(脳内)に、体験したことは記憶されており、引き出そうと思えば引き出せるし、仮に引き出せなかったとしても、今の自分を形作るものの1つの要素になっています。

だから私は、思い出品はそんなにいらないと考えています。

むしろたくさんあると、それらを管理することにエネルギーを奪われるので、忙しくなり、疲労やストレスが増えて、感性が衰え、せっかくの思い出を楽しめなくなるのではないでしょうか?

思い出品の捨て方を書いた記事はたくさんあり、まとめも作用意しているのでご一読ください⇒思い出の品で家を倉庫にするな。たまりすぎた古い物を捨てるコツを書いた記事のまとめ。

遺品を処理するタイミングに関してはこちらをどうぞ⇒家族の遺品を処理するタイミングを知りたい←質問の回答。

引っ越しに関してはこちら⇒引っ越しをする前にするといいこと~よりシンプルに暮らすために。

引っ越しは、所持品の見直しをする絶好のチャンスなので、がんばってください。それでは、Mさんが新しい家で楽しく過ごすせますように。どうぞ、お元気で。

*****

読者の質問に回答しました。

私は、親との思い出の品は持っていませんが、昔あったできごとは決して忘れないですよね?

もちろん、覚えているのは、何百何千とあるエピソードや感情のうちの数個ですが、それだけで十分な気がします。

では、あなたも質問、感想などありましたら、メールください。





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