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私の2冊めの著書、『それって、必要?』がこのたび文庫化され、10月28日に発売されます。
今回はこの文庫本を紹介しますね。
文庫本『それって、必要?』基本情報
タイトル:それって、必要?
出版社:三笠書房、『王様文庫』シリーズ
価格:847円(税込み)
発売:2024年10月28日
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内容:既刊、『それって、必要?』の文庫化。修正、追記あり。
表紙はこちら。
内容:単行本との違い
1冊めの『1週間で8割捨てる技術』はものを捨てる話、その次に出した『それって、必要?』はもの以外のものを捨てる内容です。
さまざまなものを抱え込んだ生活を見直すヒントを30個書きました。
第1章は、ものを捨てることと買い物について、それ以降は、家事、生活習慣、時間の使い方、お金、人間関係、人生というくくりで、「こういう考え方ややり方は見直したほうがもっとシンプルに暮らせる」と提案しています。
Amazonに目次のキャプチャがあるので、参考にしてください。
今回文庫化にあたって、加筆修正しています。
特に、17個目の提案、「そのメッセージの返信、『いま』必要ですか?」 は、全部書き直しました。
単行本発売時は、メールの返信について書きましたが、現在はメールよりメッセージを使うことのほうが多いので、メッセージのやりとりで忙しくならないコツを紹介しています。
この箇所以外にも、今の時代に合わない、今の私の考えとは違う、単行本発売時と状況が変わったところはちょこちょこ直しています。
たとえば、私の1日のルーティンは、原稿を修正したその日のものに変えました。
この本がおすすめの人
興味のある方はどなたでも読んでいただきたいのですが、特に有益な情報を得られる、役立ててもらえそうだと思うのは以下の方々です。
日々忙しくて疲れている人
表紙に「自分で自分を忙しくしていませんか?」とあるように、日々、忙しくて余裕のない人、なんとなく流されて生きている人に一番読んでいただきたいです。
忙しいのは、よけいなもの(物理的なもの、思考、タスク、人間関係)を抱えているせいなので、そうしたものを少しずつ手放していけば忙しい毎日から脱出できます。
さらに、お金がない、職場の人間関係に悩んでいる、やりたいことが見つからない、やりたいことがあるけど、始められないという悩みを解決するヒントも提供しています。
この本で直接扱っていないのは、健康と恋愛に関する悩みぐらいです。
習慣を変えたい人
よくない癖があるからやめたい、もっと自分のためになる習慣を身につけたいと考えている人にもおすすめです。
前書きに、キーストーン・ハビット(Keystone Habits)のことを書いています。キーストーンハビットは、その習慣を身につけると、べつの習慣や生活全体に大きな影響を与える基盤となる習慣です。
たとえば、流しを毎日磨くようにしたら、だらけた生活に筋が1本通って、出しっぱなしのものをしまう癖がつき、流しの周囲もきれいにするようになって、いつのまにか、汚部屋じゃなくなった、といった波及効果のある習慣。
重要な習慣を取り入れることを意識したほうが、自分が思う方向に生活を変えることができます。
この本で提案しているのは、そうした重要な習慣です。
新品できれいなアイテムでも、使っていないなら手放す、1日15分だけでいいからものを捨てる、その日やることで迷わないようにやるべき家事をリストアップする、一度にあれこれ手を出すのではなく、重要なことだけを絞って取り組む。
こうした習慣はすべて、人生を大きく変えます。
ブログの過去記事を読みたいけど多すぎて読めない人
最近、『筆子ジャーナル』を読みはじめて、過去記事も読みたいと思っているけど、多すぎて読めない、どこから読んでいいのかわからない。そんな人にもおすすめです。
この本のトピックは2015年~2017年前半にブログに書いたことの中から特に多くの人に役立ちそうなことを、単行本の編集者が選びました。
初期のブログ記事のまとめとして読んでいただくこともできます。
通勤中読書する生活に戻りたい人
文庫本なので携帯に便利。通勤バッグに入れて持ち歩き、電車の中で読むのに向いています。
この本をきっかけに、通勤中、本を読む生活に戻ることができます。
今、多くの人が、電車の中でスマホを見ると思います。しかし、せわしなくスマホで細切れの情報を追い、知る必要のない他人の近況をチェックするより、本を読んだほうが人生が充実します。
少なくとも、心が穏やかになります。
ただ、実物がまだ手元に届いてないので、老眼でも読める文字サイズなのかどうかはわかりません。
文庫本は小さいので、もしかしたら老眼鏡が必要かもしれません。
読書する習慣を身につけたい人
普段、本を読む習慣がまったくないけれど、少しずつ読書を取り入れたいと思っている人にも、この本は最適です。
全部で30個の提案が書かれているため、1日1個のペースで読めば、1ヶ月で読み終えることができます。1つの提案が短くまとまっているので、忙しい日でも数分で読み切れるボリュームです。
頭から読む必要もないので、気になったところから読んでください。
気負わず、「今日はこのページだけ」という感覚で読み進められるため、読書が苦手な人でも途中で挫折しにくいでしょう。
読んで終わりにするのではなく、その日の提案をすぐに実践してみることをおすすめします。
1つの提案を読んだ後に、「今日から1日15分だけ片付けをする」「スマホを触る時間を減らす」など、簡単な行動に落とし込んでみましょう。こうすることで、読書そのものが生活の変化と結びつくので、有機的な読書をする習慣が身につくでしょう。
1ヶ月間続けて読むことで、「毎日少しずつ何かを積み重ねる」感覚が身につきます。これが、他の本を読むときにも役立ち、読書する脳力が養われます。
マインドセットの話を読みたい人
私の著書の中では、マインドセットの変化が生活に与える影響について深く掘り下げた一冊です。
物理的な片付けだけでなく、心の中にある不要な心配や無駄な思い込みを整理する重要性を説きました。
以下のようなテーマがマインドセットに関心がある人に役立つでしょう。
・ たっぷりあるマインド(持っていること、できることに目を向ける)を採用する
・ 人と自分を比べない
・「これがないと生活できない」という思い込みを手放す
・「~しなければならない」という価値観を疑う
家事を見直したい人
今回読み直して改めて感じたのは、この本が家事に対するシンプルなアプローチを多く提案しているということです。
忙しい毎日でも無理なくこなせるよう、効率的で心の負担を減らす工夫をいくつも紹介しています。特に、家事ノートの作り方や家事のルーティンにページを割きました。
「省ける家事」「減らせるルーティン」を見つけることもおすすめしています。
「減らすこと」に罪悪感を持ってしまう人
ものや人間関係を整理する際に、「もったいない」「冷たい」と感じてしまい、捨てられない人にとっても、この本は救いになります。
この本では、手放すことは無責任な行為ではなく、自分の時間とエネルギーを大切にするための賢い選択だと伝えています。
「自分を軽くすることで、他人に優しくできる」という新しい視点を得られるでしょう。
年齢を重ねて「人生のリセット」を考えている人
年齢に関係なく始められるシンプルライフのヒントが詰まった本ですが、私自身が50代半ばだったときに書いた内容がベースになっているので、50代からの人生をもっとシンプルにしたいと考えている方にもぴったりの一冊です。
ものを減らし必要なものを選び取ること、家事のルーチン化や少ないもので暮らす工夫を取り入れて、日常をもっと楽にすること、人間関係の見直しなどは、人生後半を充実させたいとき、大いに役立ちます。
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10月28日に発売される『それって、必要?』の文庫本を紹介しました。
すでに単行本を読んでいる方も、時間が経っているから、新しい視点で読むことができるでしょう。
文庫化に合わせて、表紙も新しいものになっています。
書店で見かけたらぜひ手に取ってください。
再度、Amazonと楽天ブックスへのリンクを貼っておきますね。
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楽天ブックス⇒それって、必要? よけいなものにしばられずに、シンプルに生きるコツ (王様文庫) [ 筆子 ]
秋の夜長、この一冊を読むひとときが特別な時間になりますように。