女の子っぽいベッドサイド

ミニマルな日常

ときめく暮らしを追いすぎると、部屋が散らかる

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きのうに引き続き、読者ツムギさんのメールに返信します。

今回は、ものにまつわる悩みについてアドバイスしますね。

彼女の問題を一言でまとめると、こんまりメソッドを実践し、ときめくものだけを残すことに成功したものの、その後、「ときめく暮らし」をしたいあまり、新しくときめくものを買い足して、またものが増えてしまったことです。

こういう経験をした人は、少なくないかもしれません。

これは、「ときめき」の解釈を途中で取り違えてしまったことが原因です。この記事で詳しく説明しますね。

まず、ツムギさんのメールから該当部分をシェアします。

ときめく生活を目指すたらものが増えた

「人生がときめく片付けの魔法」をやってから、

確かにだいぶ詰んでいた人生が割とマシになってきたのは確かです。 「絶対リバウンドしない」これは、確かに建前的には本当ですが、実態的には嘘です。

何故かというと、私の場合はときめくものが見つかってから、ときめく生活をするために布や刺繍糸、はたまた大型ミシンの借金までしました。これはリバウンドではないという建前こそはあるものの、ときめく「部屋」かどうかといえば違う。

このままじゃだめだと思い、また断捨離しています。

お気に入りのリバティの布も結構フリマアプリで売ってしまい、悲しい〜という気分ですが、多分使わないだろうから潔く売る。





ツムギさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

また、ものが増えてしまったのですね。でも、大丈夫。また片付ければいいのです。

『絶対リバウンドしない』という言葉は、近藤麻理恵さんの本にあったものでしょうか?

私は、こんまりメソッドで片付けをしたわけではありませんが、ミニマリストになってから、一度も以前のような「ものの多い生活」に戻ったことはありません。

ですから、『絶対リバウンドしない』というのは、たしかに実現できます。

ツムギさんの場合、「ときめく」という言葉の意味が途中から少しずれてしまった、もしくは自分に都合よく解釈してしまったのかもしれません。

近藤麻理恵さんの言う「ときめき」は、持ち物を選ぶための基準であって、ものを増やす理由ではありません。

彼女の本に書かれているのは、家にあるものを一つひとつ手に取って、ときめくかどうかを確かめ、ときめくものだけを残すという方法です。

ときめくものだけが残っていれば、それは確かに「ときめく暮らし」です。でも、それは、ときめくものを買い集めることとは違います。

ときめきはすぐに消える

ツムギさんにお伝えしたいのは、ときめきをそこまで重要視しないこと、あるいは過大評価しないことです。

そもそも、ときめきは長くは続きません。

すぐに消えるときめきを追いかけるより、心の安定や日々の充実感を育てるほうが、長く満たされます。

ときめきは、心がふっと動く、その瞬間だけの高揚感です。新しい服を買ったとき、きれいなものやかわいいものを見たとき、誰にでも起こる自然な感情でしょう。

けれど、同じものに対して、ずっとときめきを感じ続けることはできません。人の脳は刺激に慣れるようにできているからです。

そのため、またときめきを感じたくて、新しいものを買ってしまう。こうして、ものが少しずつ増えていきます。

ツムギさんの状況も、この流れに近いと思います。

暮らしを支えるのは、一瞬の高揚感ではなく、小さな満足や安心の積み重ねです。

気に入った道具を手入れしながら大事に使う、ものを使い切る、整った部屋でほっと一息つく。

そんなときに感じられる穏やかな幸福や安心感は、買い物を続けることでは得られません。

気分は変わっても、現実は変わらない:買い物に頼らない生き方

理想の暮らしをもので作ろうとしない

もので理想の暮らしを作ろうとするのをやめましょう。

たくさんのお気に入りのものに囲まれている暮らしが一番の幸せだと思っているうちは、ものの少ない暮らしは実現できません。

理想の暮らしは、「どんなものを持っているか」ではなく、「どんなふうに生きているか」もしくは、「どんなふうに時間を使っているか」で決まります。

ツムギさんのようなアーティストなら、創作に打ち込める時間や、自分が表現したいものが自然と湧いてくるような日々こそ、理想の暮らしではないでしょうか。

ものは、そうした時間や活動を支える道具にすぎません。

いま、SNSや雑誌で、理想の暮らしが「おしゃれな部屋」や「素敵なものを使う生活」として映し出されています。

そうした投稿を見ていると、「この家具があれば理想の生活ができる」「この小物があれば毎日が楽しい」と思ってしまいますが、これは錯覚です。

幸せは、何を持っているかではなく、どう感じて生きるかで決まります。

何を持つかより、それをどう使い、どう暮らすかを考えてください。

長く続く幸せは、買うことではなく使うことから

幸せに暮らすために、新しいものを買うより、今あるものを使うことに意識を向けましょう。

新しいものを手に入れると、そのときはハッピーですが、その喜びは長く続きません。

すでに手元にあるものを使い続けても、特別な変化は起きません。ただ、いつものように使えて、日々が滞りなく回っていくだけです。でも、こうしたことが暮らしを安定させます。

今あるものをより生かすために、次のようなことを試してみてください。

使い切ることを楽しむ

化粧品、ノート、ボールペン、調味料など、最後まで使い切ると小さな達成感があります。

ツムギさんの場合は、すでに手元にある手芸の素材をしっかり使ってみてください。

手芸の材料や道具、作品が部屋を占拠。この趣味とどう向き合うべきか?

再発見する

ときどき引き出しや戸棚の中を見て、存在を忘れていたものや、まだ使えるものを見つけます。

それを使って何かを作ったり飾ったりすれば、よりクリエイティブに暮らせます。

ものにある物語を想像する

そのアイテムがどんなふうに自分の手元に来たのか、これまでどんな場面で役立ってきたのか。ものの背景にある物語を考えてみましょう。

新しい使い方を探す

古いマグカップに花を活ける、洋服の組み合わせを変える、小物をアレンジするなど、使い方を変えると、新鮮さがよみがえります。

こんなふうに、すでに家にあるものを意識して使うと、ときには新しいときめきを見つけられるし、「手持ちのものをしっかり使っている」という満足感が生まれます。

欲しくなったら、立ち止まって考える

次に、「ときめくもの」が欲しくなったら、すぐに買うのではなく、少し立ち止まって考えてください。

欲しいと思う気持ちは自然なことで、悪いことではありません。

人は誰でも、新しい刺激や変化を求めます。

ただ、その気持ちのままにものを買ってしまうと、シンプルライフから遠ざかります。

この記事も参考にしてください
衝動買いを防ぐ「待つ習慣」5選

時間を置けば、欲しい気持ちが落ち着き、買わない選択が増えていきます。

「欲しい」という感情の奥には、別の願いが隠れていることがあります。

誰かにほめられたい、気分を変えたい、頑張っている自分へのごほうびがほしい。

そんな心理的なニーズを、もので埋めようとしていないか、考えてみましょう。

このとき、本当に求めているのは、新しいものではなく、休息や達成感、人とのつながりかもしれません。

こうした欲求は、「ときめくもの」を買うことでは満たされません。

******

幸せに必要なのは、「ときめく暮らし」ではなく、自分の価値観に沿って暮らすことです。

それはものを次々と買うことでは実現しません。

ものを買うことではなく、ものを使うことに意識を向けてください。

そうすれば、今よりものといい関係を築くことができるし、部屋も散らかりません。

ツムギさん、今一度、自分とものとの関係について考えてみてくださいね。





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