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現在の住まいに引っ越してきてから半年ほどたった日のこと。家の中の収納スペースにはどんなものがあり、どこに何がどのぐらい入っているのか調べたことがあります。
家中の収納場所について考えてみたのです。
収納スペースをチェックするのは物減らしに効果がありました。ごく簡単なチェックでOKです。
私がやったことを詳しくお伝えしますね。
トランク1つに私の物はおさまるか?
収納スペースをリストアップしようと思ったきっかけは、「トランク1つに私の物はおさまるのか?」という疑問を持ったことです。
トランクとは長方形の大型の旅行かばんのこと。
ふだんの生活では、スーツケースやボストンバッグということはあっても、トランクという言葉はあまり使わないと思います(少なくとも私は)。
ところが、ミニマリストの世界では、トランク1つにおさまる物だけを持ちたい、と語る人がたくさんいて、実際、そういう生活をしている人もいるようです。
「こんなに物を減らしたし、そろそろトランク1つにおさまるかしら? いまどのぐらいの物をもっているのだろう?」とふと思ったのでした。
2015年の夏のことです。
自分の持ち物を1つずつノートに書いて、総数を出そうとしましたが、机周りから始めてすぐに挫折しました。
デスク周りにはこまごまとしたものが多いからです。
次に、家の中のどこに、どんなものが、どのぐらいあるのかごく簡単にリストアップしてみることにしました。
収納スペースを数え上げたのです。
収納スペースを調べれば所持品もチェックできる
その当時、私の物は、このアパートの5箇所に点在していました(2015年夏の記録です)。
●台所
●リビングルーム(パソコンのある部屋)
●廊下のつきあたりのクローゼット(私専用にしてます)
●そのクローゼットの横のコートなどかけるエリア(夫と娘の服にまざって、自分の服を3着かけていました)
●バスルーム
物のありかは大きくわけてこの5箇所。
この5つのスペースをさらに細かくみていきました。
台所にあるもの
台所の収納場所は流しにある引き出しとその下にある物入れ、カボード(cupboard 食器戸棚)、ストーブ(コンロとオーブンが合体したもの)下部の物入れです
形状で言うと、引き出し3つと、棚4段です。ここには、調理器具や食器が入っています。
我が家の食器⇒ミニマリストの食器の数は?~50代節約系かつ粗食系の主婦の場合
我が家は物持ちの夫専用スペースが多く、自分の物が入っているところは意外に少ないことがわかりました。
プラスチックのかごに冷蔵庫に入れなくてもいい食品を入れています。要するにパントリーです⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
冷蔵庫にも食品が入っていますが、自分の分は野菜を中心にした生鮮食料品のみなので、たいした量ではありません。
冷蔵庫の中に入っているものを100とするとそのうち70~80%は夫の食品です。ヨーグルト、牛乳、マヨネーズ、みんな摂取するのをやめたので、私には関係ありません。
冷蔵庫の扉に並んでいる調味料やジャムの瓶も夫のもの。砂糖をやめたら、こういう食品はいっさい不用になりました。
砂糖断ちを真剣にやろうとすると、加工食品を食べられなくなるので、瓶やチューブに入っている食品の数は劇的に減ります。
流しの下の棚に、ココナツ油やしょうゆ、塩コショウ、スパイスなどが少し入っています。
ダイニングテーブルや、電子レンジ、トースターオーブンも夫のものなので、台所にあるものだけでいえば、自分の物はトランク1つに充分おさまるでしょう。
リビングルームにあるもの
リビングルームにあるものを調べてみると、この段階で、「あかん、トランク1つには入らん」ということがわかりました。
ここには
デスクトップパソコン
プリンター
デスクライト
本 123冊(2015年夏の数字)。
書類 3つ穴ホルダー 10個分。
こぶりのぬいぐるみ4つ
置物2つ(サザエさんのソフビの人形とアロマポット)
小さな置時計
こんまり先生言うところの小物が小さなプラスチック製の引き出し(大・小)2つぶん
文具類
これだけありました。
居間にある収納場所は、机の引き出しが5つ、小物入れの引き出しが5つ、本箱の棚が2段です。
パソコンは机にのっていますが、机や本箱は夫のものなので、自分のものとカウントしないことにしました。
もしまた引っ越すことになったら、本は大量に処分するつもりです。
よって本箱は不用。ですが、パソコンをのせて使うスペースはいります。机は必要ですから、家具付きのアパートに引っ越さない限り、所持品をトランク1つにするのは無理です。
そもそも、台所用品が入っているトランクには、パソコンやプリンターを入れようとしても、たぶん入らないでしょう。
トランクの大きさにもよりますが。
クローゼットにあるもの
私のクローゼットは、廊下のはしっこにある物を入れるスペースです。
この中には、当時、以下のものがありました。
スーツケース(バッグを収納)
中くらいの箱1(衣類を収納)
中くらいの箱2(写真など収納)
小さめの箱(とっておかなければならない書類を収納)
ふとん⇒敷布団もマットレスも断捨離~ミニマリストのふとんはこれだけあればよい
ミニトランポリン⇒ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果
手提げ袋1(クッキー型など入れてました)
手提げ袋2(パソコンのリカバリーディスクなどデジタルなものの付属品を収納)
バッグの写真はこちら⇒バッグだけ見てると30代ミニマリスト?レディースではなく男女兼用タイプが好みです
クローゼットや服を入れた箱の写真はこちらにあります⇒引っ越してすぐはミニマルじゃなかったクローゼット:ミニマリストへの道(97)
トランクが2つあっても、きびしい感じです。
ミニトランポリンはけっこうかさばるため、どのみちトランクには入りません。ふとんはなんとか入りそうです。
バスルームにあるもの
バスルームの収納はわりとスカスカです。私は引き出し1つと、物入れの棚を1段使っています。
ほとんどがデンタルケアグッズです。ほかにエッセンシャルオイル、ハサミ、掃除用石鹸、ハンドタオルなどを置いています。
ドライヤーもありますが、年に1回ぐらいしか使いません。
以前はヘナ染めをしたあと、洗髪してドライヤーで乾かしていました。しかし、いまヘナで染めなくなったのでドライヤーの出番がありません。
洗面所や浴室に物が多い人は、以下の行為をやめるか、頻度を減らすと、劇的に減ります。
◯シャンプーによる洗髪や、各種ヘアケアグッズを使った髪の手入れ
◯化粧
◯バスタオルの使用
できるだけ化学薬品を使わないことを意識すると、パーソナルケアグッズを集めなくてすみます。
ベア・ジョンソンのように、ゴミを出さないことを意識しても、バスルームの中の物が減ります⇒ベア・ジョンソンに学ぶゼロ・ウェイスト・ホームを作る5つのルール(TED)
私は薬も常備していません。どうしても必要なとき(歯の治療で抗生物質を処方されたときなど)しか飲まないので不用です。
薬を使わない話⇒薬なし生活~薬はすべて断捨離しアロマテラピーで健康管理
そんなわけで、バスルームにあるものは、全部集めても、ジップロックバッグ1つにおさまりそうです。
どこに何を収納しているのか書き出してみるメリット
家の中全体の収納スペースを見直すと、おのずから、何を持ちすぎているのかわかり、断捨離の方針を立てやすくなります。
私も、自分の物がどこに収納されているのか考えてみたら、やたらと持ちすぎている物がよくわかりました。
ズバリ、本と書類です。
それ以外の物に関しては、かなり必要最低限に近づいていたと思います。
調理器具や台所用品は夫と共有しているので、とことん削ぎ落とすところまではいっていません。
その後意識して、本と書類を断捨離したので、もう少し数を減らすことができました。
よく、「物を片付けられない人は、物の置き場所を決めましょう」と言われます。
確かにこれは効果がありますが、小さな物1つひとつにきっちり置き場所、しまい場所を決めようとすると作業が煩雑になります。
とくに物が多い人は。
それより先に、自分がどこの収納スペースに何をどのぐらい入れているのか、ざっと書き出してみるといいのではないでしょうか?
マインドマップみたいにしてもいいと思います。
これを書いてみると、そもそも収納スペースの数が多い、ということがわかるものです。
意外なところが物置場になっています⇒ここに物が出ていたら汚部屋予備軍。大ごとにならない前に片付けたい5つの場所。
収納スペースの数が多いと、物は増えるし、管理も煩雑になります。
以前の家は、メインフロア(階上)とダウンステアーズ(階下)の2箇所、フロアがあり、もうそれだけで、収納スペースがあちこちに散っていました。
外には小屋のようなガレージもあり、夫はここにいろいろ置いていました。
収納スペースを書き出し、棚がいくつ、引き出しがいくつ、とちゃんと数字で出してみると、ただ頭の中で考えているより、現状の把握をしっかりできます。
「うち、収納がないのよね。だから片付かないの」と言っている人も、収納スペースはちゃんとあるが、物が多いからあふれている、という当たり前の事実に気づくのです。
収納家具が多すぎるのもよし悪しです。タンスなど収納家具1つを家に入れれば、それに応じて引き出しの数も5~10個ぐらい一気に増えます。
私はいまでも、時々、収納スペースを、棚がいくつ、引き出しがいくつ、と数えてみます。収納スペースが増えると、物が増えるのは本当のことです⇒物が減らない理由は、収納術にこりすぎているから。
ミニマリストへの道シリーズを最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった
この続きはこちら⇒油断禁物。うっかり物を家にいれるといつまでも居座る:ミニマリストへの道(111・終)
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この所持品調べをしてから、2年半たちました。
その後も、断捨離は続けています。本、書類、衣類はさらに減りました。
物が減ったあとも、ワンインワンアウト(1つはいったら1つ捨てる)を心がけているし、買い物もあまりしないので、リバウンドもありません。