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不用品を手放して、持たない暮らしをめざしている読者のお便りを紹介します。4月にいただいたものです。
内容:
・実家の売却が決まった
・1日10個捨てるのを30日やってみた
・80キロ分のグラスを捨てた
・告知:新刊出ました by 筆子
では、まず歌音(かのん)さんのお便りです。
ようやく実家を手放しました
件名:1番大きな物の断捨離
昨年7月に空き家となった実家を片付けたとメールした歌音です。
あれから約10ヶ月、この度、実家の売却が決まったのでご報告したく、またメールしました。
実家は田舎の大きな一軒家で、築年数も古い、駅からも遠い、自治体から調整区域に指定されており建物の建て替えも禁止、という不便な物件だっので、売れるかどうか心配していました。
でも地元の不動産屋さんがあちこち買い手を探してくれて、実家の近くで事業をしている会社が買い取って事務所として使ってくれることになりました。
私の父は早くに亡くなっており、母は今、私と私の夫と3人で暮らしています。
母も実家が売れてとても喜んでいます。
私も、家という、物理的にも金額的にも1番大きな物を断捨離することができて、本当にうれしいです。
こうして晴れやかな気持ちで家を手放せるのも、筆子さんのブログのおかげで、物への執着が減り、物を持たないことでかえって得られる様々なことの大切さに気づくことができたからだと思っています。
本当にありがとうございます。
では、これからもブログを楽しみにしています。
追伸:余談ですが、10年日記を始めたら、贈答品の覚書などちょっとしたことを1冊にまとめて記録できるのでとても便利です。
あの時はどうだったっけ?と確認したくて今までなら捨てられなかった雑多な書類も断捨離できて一石二鳥でした。
歌音さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
実家の売却が決まってよかったです。
歌音さんの実家は、田舎にあり、お父さんが自営業をしていたせいもあって、ものすごく物があったんですよね。
詳しくは歌音さんの、前回のお便りをごらんください⇒空き家になっていた実家の断捨離が終わって本当にホッとした。
めちゃくちゃたくさん物があっても、「片付ける!」としっかり心に決め、大きな作業を細分化してひたすら進めれば、いつかは片付くいい例だと思います。
本当にお疲れさまでした。
10年日記も始めたのですね。
確かに私の日記帳にも『おつきあいリスト』というページがあります。私は贈答しないので、大きな出費があったとき、ここにメモをしています。
歌音さんはまだ30代ですから、10年日記を書いていくことも、これからシンプルに暮らしていくことも、楽しみですね。
それでは、ご家族でお元気でお暮らしください。
10年日記について⇒日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
次はnaoさんのお便りです。
初めて30日チャレンジを達成しました
件名:30日チャレンジを終えて
ブログを読み始めて3年くらい?ですが、今回初めて30日チャレンジを達成できたのでその感想です。
かなり前に、筆子さんと同じ無印の四コマノートを買って毎日捨てることを試みてみましたが、記録することが続かずにやめてしまいました。
毎日10個捨てを30日やってみました。
今回は記録はせず、本来はカテゴリー毎だと思うのですが、うちは前に断捨離してるので、プリント1枚でもビニール袋1枚でも1個とみなして捨てました。
朝に行うルールにしたのですが、あっという間に朝が来て、毎日捨てることが少し面倒だなと感じることがありました。
捨てるものを毎日探していると、何がどれくらいあるか自然と把握できてきました。
気をつけているつもりですが、無駄がまだまだありますね。
300個捨てられた、30日間続けられたという事実がうれしいです。
1000個捨て目指して、また明日から30日コツコツ頑張ります。
naoさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
30日チャレンジの達成、おめでとうござます!!!
あっと言う間に朝が来るんですね。きっと、毎日、楽しいことがいっぱいあって、時間がたつのが早いのでしょう。
私は、やることがいっぱいあって、毎日、あっという間に夕方になっています。
確かに、10点も記録するのはちょっと面倒かもしれません。
1日3個とかにしてはどうでしょうか?
私が4コマノートに書いていたときは、1日、数個しか捨てていなかったと思います。
4コマノートに記録していた話⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
今は5捨て3処理をしていて、毎日5つ捨てていますが⇒毎日3つ処理してみよう:ガラクタのない家で暮らすコツ(その3)
1枚の付箋(5センチ四方)に、その日捨てたものと処理したことを全部書いています(つまり、1日付せん1枚を使用)。
書いた付せんは、3つ穴のルーズリーフ(表だけ印刷してあるものなど、いらない紙を利用)に貼っています。
付せんだと、捨てなかった日は、貼らないだけでいいから、ノートより、「できなかった感覚」が薄くて、続けやすいかもしれません。
それでは、naoさん、これからも、いろいろなチャレンジを楽しんでください。
30日チャレンジとは?⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
補足:今、アマゾンを見たら無印良品が4コマノートを売っていたので、商品として復活したのかもしれません。
アイデア出しなどに使いやすいおすすめのノートです。
最後はHさんのお便りです。
倉庫の片付け、進めています
件名:倉庫の片付け
昨日、店の倉庫にたまっていたグラス類などを業者さんに運んできました。
何年も前に、夫が倉庫に屋根裏部屋のような物を作り、そこに積み重ねた物たちです。当時は一生懸命上まで運びました。
そのグラス類は出番もなく、ホコリをかぶっていました。
重たいので小分けにして、何度もはしごを乗り降りして、下に下ろして、雑巾でホコリをとり、を繰り返して車に積み込みました。
「80キロですね」と量りの数字を言われてびっくりしました。
こんなにもいらない物をため込んでいたんです。
しかもこれは氷山の一角。
今日も業者さんに持ち込む準備をしました。まだまだ沢山の物があります。
いつも心のどこかに引っかかっていたこれらの物。アクションを起こすことができて、心が以前より軽くなりました。
コツコツと続けていきます。
筆子さんに感謝しています。
動き出すきっかけをくださって、本当にありがとうございます。
また進展具合を報告したいと思います。
Hさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
80キロ分のガラス類の搬出、おつかれさまでした。
うちにある一番小さいグラスの重さが220グラムほどなので、単純計算すると、グラスを363個捨てたことになりますね。
確かに、「倉庫に物がいっぱいあるんだよね。何とかしないと」と思っているだけだと、ストレスがたまる一方ですが、片付けると決めて、全体像の把握に努めたり、少しずつ捨てることを始めると、気分が軽くなります。
問題の解決に向かって前進しているわけですから。
まだまだ、たくさん物があるそうですが、少しずつ片付けてください。
グラスなど重たいものの処分は、体力があるうちにやっておいたほうがいいですね。
まあ、最悪の場合は、人に片付けを頼む方法もありますので、あまり焦らないでください。
倉庫1つだけなので、今回紹介した、歌音さんの実家の片付けほどは、大変ではないと思います。
歌音さんの実家は、家の中も外も、物だらけで、一時は絶望的な気持ちになったそうですよ。
では、Hさん、これからもお元気でお暮らしください。
Hさんは、自営業をされているので、倉庫の中には、仕事に使う物と、私物の両方入っています。詳しくは、前回のお便りをお読みください⇒自分で管理できる分まで持ち物を減らしたら、生活全体が整ってきた。
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■告知:今週、新刊が発売されました。
詳しくはこちら⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。
早速、「読みました!」というお便りをいただきました。ありがとうございます。
時間をとって、読んでいただき、本当にうれしいです。
この本、構成も内容もほぼ、私が書いた原稿どおりなので(編集者に直された箇所が少ない)、ブログに近い仕上がりになっていると思います。
さて、いつもいろいろなお便りをありがとうございます。
読者の皆さん、こつこつと片付けをがんばっていますね。
家の中に物を入れるのはすごく簡単ですが(買うのは一瞬)、外に出すのは心身ともに大変ですし、時間もかかります。
意識することなく、ふつうに暮らしていると、大量の不用品をかかえるはめになるので、くれぐれも注意してください。
私、カナダに来て25年目で、その間、5回ぐらいしか日本に帰っていないので、最近の日本のことはわかりません。
ですが、私が、若い頃(1970年代後半から80年代、90年代半ばまで)読んでいた雑誌(『オリーブ』とか、『クロワッサン』とか)には、物の広告がいっぱいついていて(どれもきれいな写真)、記事の中身も、素敵な物の紹介が多かったと思います。
それはあたかも、消費社会の道先案内人みたいな感じでした。
現在は、環境問題への関心が高いし、実際に異常気象が起きているから、今の人は、そこまで、「消費! 消費! 消費!」という暮らし方はしていないでしょうが、それでも、まだ買いすぎていると思います。
つい先日、インスタグラムのインフルエンサーが、乳母車やら、バッグやらを使ってみせると、それがぶわーっと売れるという記事を読みました。
今、新型コロナウィルスの予防接種が進んでおり、社会がもとのようになったら、制限されていた分、人々は前にも増して、どんどん買い物をするだろうと言われています。
たぶんそうなるでしょうし、べつにお金を使ってもいいのですが、あとで始末に困るようなものや、いらないものを買いすぎないほうがいいですよ。
それでは、あなたも、感想や近況、質問、その他言いたいことがありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。