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「持たない暮し」をめざしてるのに家族の物がいっぱいで、全然「持たない暮し」にならない、むしろこんなの汚部屋だ。
あなたは、そんな悩みをお持ちではないですか?
これは私が長年悩んでいることです。
この問題の決定的な解決策はまだ見つかっていません。ただ、「問題に正面からぶつかっても砕け散るだけ」ということは学びました。
今回は現時点で、この問題を解決するために私が取り組んでいることをお伝えします。
モノに囲まれているミニマリストだっている
いろいろなミニマリストさんのブログを拝見していると、とてもすっきりとした部屋にお住まいの方が多いです。
すっきりした部屋だから、写真を公開しているのかもしれませんね。
それに、なんだか素敵なものを飾っていたりします。インテリア雑誌にのっていてもよさそうな雰囲気です。
こうした写真を見ると私の気持ちは複雑です。
「こんなふうになれたらいいけど、家では絶対無理じゃん」。
そう思ってしまうのです。
モノをためこむだけでなく、家事にあれこれ口出しして、変な台所用品を買ってくる夫がいるし、ほっとくと汚部屋になる娘がいます。
関連⇒汚部屋を片付けられないのはADHD(注意欠陥他動性障害)のせいだと言う娘
今だって、ちょっと左斜め90度ぐらいに首をまわせば、テレビの裏側にくしゃくしゃに置いてある、夫のわけの分からないコードや工具が見えます。
あたりのどんよりネガティブエネルギーが見えるかのよう。
先日、風水定位盤で調べたら、家の中のどこをとってもガラクタがあることが判明しました。
関連⇒何から断捨離していいかわからないときは風水定位盤を作って調べるのも1つの方法
物のない人の部屋の写真を見るたびにため息が出ます。
「4人家族でどうしてこんなきれいな部屋に住めるのか?」
本当に謎です。
問題解決の基本ステップ
私はこの問題の解決に真剣に取り組んでいます。問題を解決するやり方で、一番基本的なステップはこれです。
1.問題を特定する
何が問題になっているのか、その問題を正しく捉えます。
2.問題の原因を突き止める
その問題の原因となっているものを探し出し、真の原因を特定します。
3.解決策を考える
その原因を解消できそうな案をいくつか出して、有効な案を決めます。
4.解決案を実行する
解決策を実行し、どんな具合になるのか見てみます。うまく行かないようなら、また3に戻って、さらに効果的な解決策を探し、実行します。
することはとてもシンプルなのです。
50代主婦ミニマリストの問題解決のステップ
1.問題の特定
狭いアパートにいろいろなものが置いてあり、すっきりした部屋にならない。
2.問題の原因
夫がモノを捨てず、ガラクタをたくさん持っていて、アパートのあちらこちらにそうしたガラクタを入れた箱を置いているから。
3.解決策は?
ここでいつも止まるのです。私がまず考えたのは
「本人に片付けを促す」
機会を見つけて、「箱を片付けてよ」、「引っ越して10ヶ月以上たってます。箱に入っているものはもういらないものではないですか?」「もういらないモノは捨てたら?」と声かけをしています。
しかし、いっこうに改善されません。
なぜか?
夫はミニマリストではないからです。
他人は変えられないのです。
何か自分でコントロールできる範囲で解決策を見つける必要があります。
7つの聖域
解決策として、家の中のどこか一箇所だけは、ガラクタフリーゾーンを作ることにしました。聖域とも呼べます。
夫の手の及ばない場所を見つけ、そこだけはいつもきれいにするようにしました。
たとえば、台所の流し。
⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
ほかに自分のコントロールできるところは、
– バスルームの自分専用のひきだし。
– 自分のデスクの引き出し。
– デスクの上
– 自分の本箱
– 自分のクローゼット(廊下の突き当りの物入れ)
– 廊下のクローゼットの上の部分
この7箇所、完全にガラクタフリーゾーンかというとそうでもないのです。特に本箱にはまだまだ断捨離できそうなものが詰まっています。
夫の荷物の箱が目にはいって「ううううっ」と嗚咽をあげそうになったら、いつもこの7つの聖域のどれかに行って、片付けることにしています。
すると心が落ち着いてくるのです。
あなたの聖域はどこですか?
私のように物持ちの家族のせいで、スッキリした部屋に住めないなら、ガラクタフリーゾーンを設定してみましょう。
あなたが主婦で台所が自分の自由になるのなら、
– キッチンのテーブルの上
– キッチンのカウンターの上
– キッチンの引き出しの中
などが聖域になるでしょう。
関連⇒今さら人に聞けない机の上の正しい片付け方:「きれい」のキープは難しくない
あるいは寝室なら
– サイドテーブルの上
– サイドテーブルの引き出しの中
– 自分のドレッサーの引き出しの中
– クローゼットの中
– チェストの引き出しの中
ほかにも
– 愛車の中
– 庭の一角
こんな場所があるかもしれません。
ガラクタフリーゾーンを決めて、そこだけは何が何でもきれいにするように心がけるのです。毎日その聖域を見て、「持たない暮し」の指針とします。
こうして少しずつガラクタフリーゾーンが増えてきたら、家族の態度も変わると思うのです。
残念ながら私の聖域はまだ人を変えるほど空っぽではないようです。たとえば今、本箱の上に目をやると、CDプレイヤーや、アロマポット、エビオス錠、柿の葉茶を入れた背の高いガラスのポットが置いてあります。
こういうところが完全にからっぽになるまでは、夫のガラクタを見てはいけないのです。
私の聖域候補が少ないのは、仕事場兼寝室がリビングルームの一角で、自分専用の家具や収納場所は、机と本箱と廊下のつきあたりのクローゼットのみだから。
こんなに限られた場所だけなのに、まだまだきれいになっていないのですよね。
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価値観の合わない家族がいるミニマリストは、そうでないミニマリストに比べてスッキリ空間を手に入れるのに苦労します。ですが、苦労は人を育てます。
「すんなり手に入るものより、苦労しないと手に入らないもののほうが価値がある」、こんな考え方もあります。
ガラクタフリーゾーンを少しずつ増やしながら、家族とうまく折り合いをつけて、ミニマルライフを追求しています。