服の整理中

ミニマルな日常

最終更新日: 2017.09.26

制服化の記事を読んで、洋服・靴・バッグ、全部断捨離しました。

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読者からいただいた「筆子ジャーナル」の感想を紹介する、お便り紹介コーナーです。

今回は4月の半ばから終わりにかけていただいたメールから4通紹介します。

●服・靴・バッグを全部捨てた話。
●買い物依存から立ち直りつつある話
●断捨離したら起きたよかったこと
●映画「ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償」の感想

以上4通です。

まず洋服を全部断捨離した、tanaさんからです。



作務衣を着ることにして洋服は全部捨てました

件名:筆子ジャーナルのファンです

はじめましていつも楽しく拝見しています。

以前、OLの方の制服化の記事を読んでなるほどそれは素晴らしいアイデアと思い早速実行に移しました。

60代後半の主婦ですが日常着の制服化を考えました。

着物が好きでいっぱいあるので断捨離を兼ねて着物を潰して作務衣に作り直して日常着にする作戦です。

記事を読んでからどのくらいたったのか記憶にないのですけれどワンシーズン3枚×スリーシーズン=9枚完成して制服化いったん完了しました。それから楽しい断捨離に取り掛かり洋服系全部処分しました。

靴・バック全部処分しました。

洋服生活はなしになるので必要・不必要を考えなくてもいいのでとても簡単に全摘できました。

この作戦大成功をお伝えしたかったのと、考えなくてもいい全摘がとても楽しかったので、筆子さんにお知らせしたくてメールさせて頂きました。ありがとうございました。

tanaさん、メールありがとうございます。

いろいろなメールをいただいていますが、洋服を全部捨てた、というお便りははじめてです。

衣類は作務衣と着物1本に統一して、洋装をやめたわけですね。

確かにそうすれば、洋装に必要な靴もバッグも手放せるから、ぐっと生活がシンプルになりますね。

着るものが決まっていると、悩むストレスもなく快適だと思います。

制服化の記事がお役に立ってうれしいです。これからも、シンプルライフを楽しんでください。

tanaさんがメールに書いている、「OLの人の制服化」の話はこちらの記事の最後に書いています⇒仕事の失敗でいちいち落ち込まない方法。親切で、優しい成功哲学(TED) 「制服を作って自己表現するすすめ」のところです。ニューヨークの広告代理店に勤めていた人が、ユニフォームを作ったエピソードです。

上の記事では書きませんでしたが、彼女は自分らしいポイントとして、いつも絹のシャツの襟元に細い黒いリボンを巻いています。

自分らしさを大事にすれば、服の数も自然に絞られていくと思います。

わたしのワードローブは、別におしゃれではありませんが、自分らしさを追求した結果できたものです。着ていて楽で動きやすく、お手入れしやすいものを選んだら、こうなりました⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)

これから制服化にトライする人はこの記事を参考にしてください⇒自分のユニフォームを決める12のヒント。おしゃれミニマリストになる道もある

次はTTさんからのお便りです。

買い物依存から立ち直りつつあります

筆子さん
こんにちは。はじめまして。

私は40代前半でパートで生計を立てながら一人暮らしをしている者です。

この数年の間に気づけば買い物依存のような状態になっていて、このままでは本当にまずいと思い、自分で克服しなければと依存症関係のブログや記事を探しているうちに筆子さんのブログに辿り着きました。以来毎日心の拠り所に拝見させていただいております。

私の買い物依存はネットオークションやネットの古着サイト、フリマサイトと出会ってから拍車がかかっていきました。

若かった頃手が届かないと思っていたものが破格で手に入る快感と、誰よりも早く自分が落札できた時のギャンブル的な快感もあったと思います。

時間があればお目当ての物が安く出品されないかパソコンにずっと張り付いて過ごすようになっていて、一つ一つに払う金額は高くはありませんが、クレジットの請求が毎月数万円になっていました。

買ったものは服やバッグ、靴、着せ替えのドールや食器などです。

若いころから(今も)地味でお洒落もしなかったですし、子供のころからドールにも全く興味がなかったのですが、本当は欲しい心に怒りで蓋をしていたのかもしれません。3年前くらいから朝5分の瞑想を始めましたが、瞑想で怒りを取り除くと、怒りで抑えられていた欲が爆発するというようなことを聞いたことがあります。

結果、狭い部屋全体がウオークインクローゼット状態となり、何とか生活を改善したいと思い、筆子さんのブログを参考に少しずつ断捨離を始めています。断捨離にあたり、物と自分の関係を見つめることもできました。

私は子供のころ両親から何か必要なものを買ってもらう際に、いつも「何でそんな物を買わなきゃいけないんだ」「もう2度と買ってやらないからな」と怒鳴りつけられて育ったのです。

大人になって自分のお金でコンサートや旅行に行っても「そんな無駄なことにお金を使って」と咎められ、自分が好きなことをしても喜んでもらったことがないのです。そのためか、欲しい物を買っても罪悪感があり、せっかく買った服やバッグも勿体なくて使うことができないのです。

若い頃はお金もなく服やバッグ、靴があまり買えなかったので、いつも「ない」という思いも心に強く刷り込まれていたように思います。

そのように心に刷り込まれた罪悪感や不安感で洗脳状態にあったのだと思います。

買い過ぎた物を全てリサイクルに出し断捨離しようとも思いましたが、まず自分が好きで買ったものを、喜んで使えるように心を変えていくことが、今の自分には必要かと思い、大事に使いながら数年をかけて断捨離していきたいと思っています。

筆子さんのブログは本当に心の支えになっています。30日の買わないチャレンジを始めましたが、17日目で買い物をしてしまい、また再挑戦しているところです。少しずつ依存から抜け出しています。本当に感謝しています。ありがとうございます。

筆子さんはお忙しいのに長いメールをお送りして申し訳ありません。

筆子さんにお礼を申し上げたかったのと、筆子さんに聞いていただくことで自分の心を整理し、前へ進んでいけるような気がしましたので失礼かと思いながらも送らせていただきました。ですので返信は結構ですよ。

これからも楽しみにしております。
どうか筆子さんも心身ともに健やかで穏やかな日々を過ごされますように。





TTさん、貴重な体験談をおきかせいただき、ありがとうございます。わたしの身体をお気遣いいただき、重ねてお礼申し上げます。

なるほど、オークションは、落札したときに「やったー!」という快感があるのですね。バーゲン品で物を安く買ったときの勝利の気持ちと似ているかもしれません。

それが必要だから買っているのではなく、快感を感じるために、買い物を続けていると、やはり、部屋の中がいらない物であふれますね。

今は買い物をコントロールできているようで、本当によかったです。

子供のとき、買い物に関して、ご両親に叱られたのは、お気の毒だったと思います。しかし、もう子供ではないので、いちいち親に自分の買い物の是非を判断してもらう必要はないですよね?

ご自身の気持ちや身体、生活を大事にして、お元気でお暮らしください。

もしまだ読んでいなかったら、この記事を読んでみてください⇒強すぎる承認欲求(人にほめられたい気持ち)を手放す方法。

買い物依存から抜け出す方法について書いた最新の記事です⇒どうしてもやめられない。買い物依存症ぎみの人が、自分で克服するためにできること。

その他買わない方法についてはたくさん記事を書いています。時々、読み返して、生活の立て直しに役立ててください。

まとめその1⇒買わない習慣を身につける方法を書いた記事のまとめ

まとめその2⇒買わない生活入門。買い物のし過ぎ症候群から抜け出す方法のまとめ#2

次はAndyさんのメールです。断捨離をしていたら思わぬよかったことがあったそうです。

断捨離をしていたらいいことが2つありました

件名:嬉しいことがありました。

筆子さん、こんにちは。
今日は2つ嬉しいことがあったので、メールします。

古い手紙の整理をしておりました。捨てる前に読み直しておりましたら、幼馴染の住所と電話番号が判明しました。

お互い住所が変わったりして音信不通になっていた友人です。古い手紙に新しい住所も電話番号も書いてありました。私が見落としたまま、長年、その手紙をしまいこんで忘れていたのです。早速電話して、今日、会って来ました。

実に42年ぶりの再会です。4時間半も思い出話に花を咲かせ、楽しい時間を過ごしました。

これも、断捨離の効果で、手紙の整理を思い立ったおかげです。

明日で4月も終わりですが、4月の食費が、なんと以前の半分近くにまで減りました。以前と食べる量が減った訳ではなく、余分な貯蔵品を買わない、必要な物だけを買う、そして試しに食費を月初めに、いつもよりちょっとだけ少なく計上して、毎日ノートに支出をつけただけです。

フルーツも野菜も肉も魚も、時々はお菓子も食べて、です。

外食は、元々あまりしなかったので。浮いた分は、貯金します。

自信がつきました。ありがとうございました。

Andyさん、こんにちは。よかったことをシェアしていただき、ありがとうございます。

42年ぶりに幼馴染と再会ですか。さぞかしそれは楽しかったことでしょう。

古い友だちの連絡先がわかっていても、なかなか会おうとしない人も多いですから、Andyさんは行動力のある方ですね。

食費の節約もできてよかったです。Andyさんは、クレジットカードを捨てたそうですから、その効果もあったかもしれませんね。

自分の身の上に起こったよいことを独り占めせず、他人にシェアすると、運気があがるといいますから、Andyさんには、ますますいいことが起こると思います。

Andyさんは一軒家を断捨離してマンションに引っ越した方です。こちらでお便りを紹介しています⇒空き家問題に直面したが、家を売ってさっぱり。今は快適なシンプルライフです。

最後のお便りは、やはり以前、家を捨てた話を紹介したまるこさんから。今回は映画の話題です。

ザ・トゥルー・コストを見て衝撃を受けました

件名:ザ・トゥルーコスト見ました!

筆子さん、ごきげんいかがですか?
2カ月程前、読者のお便りでメッセージを引用していただいた、まるこです。

大変驚きましたが、私の体験がどなたかのお役に立てれば嬉しいです。

さて、先日ようやくAmazonビデオレンタルにて、ザ・トゥルーコスト見ました。

大変衝撃を受けました。

これが「真実の世界」なんですね・・・

大国のエゴイズム、消費者の果てない欲望、大量生産&消費社会の歪みと限界、地球規模の環境破壊。

しかし何より私が心を痛めたのは、服作りをしている人たちが、仕事に対する誇りや理想、幸福感をもたず、どうしようもない絶望感苛まれていることでした。

このままではいけない。黙っていられない。

自分の着ている服が誰かの涙と青息吐息で作られているとしたら、自分自身も辛いです。

私に出来ることは、ファストファッションの商品は買わない=このシステムにNO!の意思表示をすること。

服を買うときにはリサイクル品、もしくは環境に配慮し、作り手の真心のこもった上質な商品を選び抜くことだと思いました。

そしてこれは服だけでなく、食品や生活用品、車や家まで、生きる上での消費生活全てに当てはまると思います。

これからは、この映画で学んだことを心の中心軸に置いて、シンプルライフを続けていこうと改めて決意しました、私!

筆子さん、この映画を紹介して下さって本当にありがとうございました。

追伸:結局、筆子さんが度々アドバイスされているように、「自分軸で生きる」ということが幸福でミニマムな暮らしの源であると最近強く感じます。

私が自宅売却出来たのも、ご近所や知人からどう思われるかとか、過去の自分の価値観に基づく暮らし方という、「他人軸」を断捨離出来たからに尽きると思うのです。

もちろん決断するまで時間はかかりましたし、何より勇気が必要でした。

でも、幸せになりたいなら、これから先を目指して自己変革をしていく以外に道はありませんでした。

今は、他人からどう思われるかなんて気にすることなく、毎日がありがたく、満ち足りた気持ちで、更なる希望や理想の未来を描けるようになりました。

特に日本人は、「他人からどう思われるか」というストレスが強いように思います。

そんな価値観、そんなに大したことではない、少なくとも、中心に据えるものではないと思うのですけど、ね。

まるこさん、映画の感想をありがとうございます。お元気そうで何よりです。

「ザ・トゥルー・コスト」は今、amazonでレンタルできるんですね。

映画なので、センセーショナルな部分もありますが、消費しすぎるとろくなことがないとよくわかる映画だと思います。

特に、本質的には不用なものをたくさん生産し、ごみにして、環境破壊するのは、問題ですね。

ファッションにかかわらず、私たちはいろいろな物を消費してすぎていますが、その原因の1つは宣伝・広告だと思います。「もっと洋服買わなきゃだめだよ」と思わされているのです。

ファッションの流行なんて、完全に売り手側が仕掛けているわけですから、もっと主体的に買う物を選ぶことができるといいですね。

まるこさんの前回のお便りはこちらで紹介しています⇒突然の不幸にもめげず、私が人生を再出発できた理由とは?

ザ・トゥルー・コストという映画については2回記事を書いています。

アメリカで公開されたとき書いた記事⇒「真の代償」The True Costはファストファッションの真実を暴く映画 ~これでもあなたは安い服を買い続けますか?

日本で公開されたとき書いた記事⇒『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』11月日本で公開。服を買い過ぎる人は必見で

*****

いつもたくさんのお便りありがとうございます。

皆さんの断捨離体験、とても興味深く拝見しています。

不用品を捨てていたら、お金や思わぬ物が出てきてうれしい、というメールはたまにもらいます。

物がびっしり詰まって、何があるのか思い出せない場所があったら、ぜひ断捨離をしてみてください。お宝が眠っているかもしれません。





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